minさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.5

W杯の3位決定戦キックオフを待つのに再生。展開が面白くてどっぷり観てしまった。東日本大震災後の混乱と疲弊と言葉にならない感情が、誰一人悪人がいない状況で酷い殺人事件の発生となってしまう悲劇。

出演者
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マリー・アントワネットの生涯(1938年製作の映画)

3.9

Amazon primeでなんとなく再生。

モノクロ映像だけれどとても美しいし、逃亡時の変装衣装、その後の幽閉、断頭台に至るまで、丁寧に描かれていた印象。

断頭台に送られるシーンはザンバラ髪に疲れ
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

4.0

なんと、昨日の封切り日にタラタラ出かけたらまさかの満席で、本日再トライ。

個人的にはこの手の作品に緻密なストーリーは求めないタイプゆえ、たいへん面白く観ました。というか、大切に育てられる子羊アダの首
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.1

出来過ぎのストーリーかもしれないけれど、とってもいい物語だった。

転生を繰り返すある犬の魂の長い物語。転生毎の人生…もとい犬生が犬の目線で描かれる。

あぁ、こんな奇跡ないだろうけど、こんな奇跡があ
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レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―(2009年製作の映画)

4.7

NHK BSにて、二日連続で見て最高の夏季休暇。日本全土も暑いが三国志も熱い。

いよいよ赤壁の戦いの火蓋が切って落とされるはPart IIなわけだけれども、中国特有の散々もったいつけまくってからの天
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レッドクリフ Part I(2008年製作の映画)

4.6

NHK BSで放送していて見届けてしまうパターン。

あぁ、若かりし頃に見た時より面白いし、10年以上前のフィルムなのに古臭さがない。

全てにおいて豪華で、中国語のような抑揚とリズムをもって展開され
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彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

3.7

盲目の主人公が外の世界を知ってゆく話なんだけど、どう表現してもネタバレになる。でも、これだけは言わせてほしい。

ジョヴァンナとお隣のニューフェイスに幸あれ!

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.3

前評判通り映像が美しかったけど、個人的にはストーリーが今ひとつ物足りない。
「美女と野獣」がモチーフだったのね。
ベル(美女)とベル(鈴)がかかってたということなのね。

サマーウォーズは毎年放映して
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ムーンフォール(2021年製作の映画)

3.5

ほどがあるだろうを超えたトンデモなんだけど、なんだか面白くて最後まで見てしまった。どうしよう、何百年後あたりに、このトンデモが事実だと判明したりしたら。

その時は博士に敬意を捧げたい(もはや私も博士
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カムバック!(2014年製作の映画)

3.1

サルサを踊ることをやめてしまったダンサー、25年後にひょんなことからサルサ熱が再燃。ハートと脂肪を揺らしながら再びサルサを踊る話。登場人物全てのクセが凄い。

久しぶりにダンスものを見たんだけど、ダン
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

今朝、アマプラを覗いたら配信してまして、「おおっ!」とそのまま観ました。

オリジナルは酪農だったけど、ハリウッド版は漁業なのね。父ちゃん、ポセイドンみたいな風貌だしね。で、弟ではなく兄なのね。ゆえに
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大魔神逆襲(1966年製作の映画)

3.7

時代劇版「スタンド・バイ・ミー」。BS放送を見かけて最後まで見届けてしまうパターン。苦役を強いられる父ちゃんや兄ちゃんを救いたい一心で山を越える子供たちの信心に立ち上がる大魔神(来るのが遅いけど)。杉>>続きを読む

グランド・ジャーニー(2019年製作の映画)

3.9

雁の研究者が無謀な賭けで雁に安全な新ルートの渡りの道を学習させるつもりが、研究者の息子が雁を率いて飛ぶことになる実話を元にした映画。

研究者はだいたい変わり者なところがあるけれど、このような状況、親
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キーパー ある兵士の奇跡(2018年製作の映画)

4.0

ドイツ人捕虜からサッカープレミアリーグのマンチェスターシティのゴールキーパーになったバート・トラウトマンを描いた映画。
ハリウッド的な派手さがなくて、夜中にしんみりと観た。

サッカー万歳な私は、心が
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チア・アップ!(2019年製作の映画)

4.0

ベタで単純で先もわかってるんだけど、見てしまう。キュートなオールドガールズの渾身の演技が見たい一心で。

時間があっという間だった。
こういう難しいことを何も考えず心が元気になる映画っていいね。コロナ
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.9

観るのが辛過ぎるので避けてたんだけど、地上波で放送したのを見かけたが最後、最後までどっぷりと観てしまった。

母校の恩師の言葉「何日も食べていない子供が盗んだパンは盗みになるのか」の問いを久しぶりに思
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.0

「オズの魔法使」を観てレビューをし、皆さんのレビューにこの映画が出てくるのでそれは観るしかないな、と。

この時代のハリウッドは覚醒剤でウエイトコントロールしてたのね。惨すぎる。でも、あれから半世紀以
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オズの魔法使(1939年製作の映画)

4.2

ハイライトだけはテレビ等で観たことがあるものの、全編を観たことがないので観てみたら面白かった。

かかしにブリキにライオンが農場の使用人を彷彿とさせ、オズの世界そのものが夢だったかのような演出だったり
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ニライカナイからの手紙(2005年製作の映画)

3.1

途中からうっすらわかっちゃうんですけどね。ラスト、差し出しの一歩があって良かった。

蒼井優さんの出てる映像はなんとなく最後まで見ちゃうのよね。どなたかも触れてますが、特に食事の所作がとても美しくて見
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ロビン・フッド(1991年製作の映画)

3.8

BSで見かけて最後まで見届けるいつものパターン。4回目ぐらいゆえ、筋は知ってるものの見てしまった。

実は、昨日、ビールを飲みながらこの映画の話をしたばかりで、昨日の今日でBS放送。あまりのタイミング
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ゴッド・オブ・ウォー 導かれし勇者たち(2011年製作の映画)

1.8

タイトル、「黒死病」でいいじゃないですか。

雰囲気だけの胸糞映画だった。
雰囲気系ならせめてジョニデ作品ぐらいは保たないと。

エディ・レッドメインで、勝手に薔薇の名前ぐらいの作品センスを期待してい
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定められし運命(2012年製作の映画)

4.2

ナチスの労働奉仕施設に強制連行されるフランスはアルザスの乙女2人の物語。

彼女たちの出会いに、足を負傷した少佐との巡り合わせに、リスクを恐れない少佐の叔母の勇気に神がいた。
それ以上に畜生がうようよ
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フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

3.5

いやー、体調がいまひとつな時って何故に古い映画に走っちゃうんだろう。
シンプルでアナログなのがいいのかもしれない。

でも、これは……
この時代じゃなきゃ無理なやつと思いつつレビュー投稿前にみなさんの
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エセルとアーネスト ふたりの物語(2016年製作の映画)

4.0

エセルとアーネストの出会いから死までを描く物語。2人の息子はのちにスノーマンを描くあの人だ。

平時ならば一番幸せ!な時代のはずが戦争と背中合わせの2人の人生。何が凄いって、超保守党の妻とズブの労働党
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みかんの丘(2013年製作の映画)

4.4

アブハジアがジョージアから独立を求めた武力闘争が背景の話。
「アブハジア紛争」なんて、この映画を見るまで全く知りませんでした、私。

刻々と紛争激化の危険が迫る土地に残り、生活を営むイヴォとマルコスが
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ブロードウェイのバークレー夫妻(1949年製作の映画)

4.0

眠れなくてなんとなく観たら、最後まで観てしまった。むしろ眠気が一向に近くならず困っている。

物語の筋は王道で、ブロードウェイで踊るバークレー夫妻が喧嘩別れの末に寄りを戻すという単純明快なもの。
なの
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エール!(2014年製作の映画)

4.0

いい映画。
コーラスの先生の曲チョイスがギャレス・マローン級に好み。さすが自宅にYAMAHAのピアノ。

主人公のポーラの母がワインラッパ飲みの挙句に、生まれたポーラが聴こえる子だったことに涙したこと
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盗まれたカラヴァッジョ(2018年製作の映画)

3.4

すごくイタリアっぽかった。日本のテレビから火サス(死語!)が消えて寂しい私は火サス感覚で観た。エロとサスペンスが混ざるいい感じ。日本が失った昭和の火サスがここにあった。

カラヴァッジョは好きだけど、
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A.I.(2001年製作の映画)

4.0

NHK BSで放映していてつい最後まで。
この作品、当時劇場で観ましたのですが、20年前ですって!ひぇーっっ。

当時もデイビッド役の子役が超天才との評判でしたが、20年を経て観ても間違いなく天才。そ
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たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)

3.8

BSで放映していて見かけたら最後まで見てしまった。

不器用で清廉な武士の話。
キャストがいずれも見事にハマっていて、どっぷりと世界に浸れる…はずだったのに、斬られてもなかなか死なない田中泯に頭をよぎ
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ジェシー・ジェームズの暗殺(2007年製作の映画)

3.5

BSで見かけて「あら、ブラピ、若いわね」と、最後まで観てしまった。

ブラピによるブラピ色全開の映画だけど、タイトルのシーンがラストではなく、対比の一方をラストに置くことでうまくボカしたなー!と。もう
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

4.1

テレビで放映していたのを観た。
こういう祭り感満載の娯楽作、新年に合っていてとても良き。

でも、ジェシーもスタアももういないと思うと、どうしようもない悲しみと寂しさを感じてしまう。

…などと感傷に
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.5

NHKで放映していたので見た。
CMがないって素晴らしい。
 
物凄く面白かったです!
というわけではないですが、先が気になって最後まで見届けるパターン。
 
死亡届には偽装の痕跡があったわけね、ふむ
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フラッシュ・ゴードン(1980年製作の映画)

3.0

昨夜NHKBSでQueenのウェンブリーライブの後に放映していて、チープな特撮シーンを見たが最後、特撮好きの性で最後まで見届けてしまった。

知らなかった、あのQueenの曲が映画のテーマだったなんて
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火口のふたり(2019年製作の映画)

3.0

最後の富士山のくだりがなかったら3.8〜4ぐらい。てっきり、結婚を反故するための方便かと思いきや、まさかの現実だった。
その瞬間、主人公の2人よりも、いきなり結婚が無効になり任務へ赴く人のほうに意識が
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二ノ国(2019年製作の映画)

2.8

ゲームは好きだったんですけどね。二ノ国とレイトン教授だけは飽きずにゲームをしてました。声の仕事が上手な俳優さんもいるんですけど、この作品は残念。やはり主演が残念なのは気がそがれます。