MINAMIさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

MINAMI

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不安な体(2021年製作の映画)

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もちもちしていて、ぷにぷにしていて、ぽよぽよしていて、ふにゃっとなったら、ちくっとして、ぽよんとなったら、むにゅってなって、もにもにしてたら、ずきっとなる。

ダゲール街の人々(1976年製作の映画)

4.0

アニエス•ヴァルダ監督

人々の生活の記録が綴られた愛おしいムービー
人々は生きていてた、もしくは生きているというただそれだけの事実を目の当たりにして、暮しの中にある表情や物、時間が流れていく様が優し
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13回の新月のある年に(1978年製作の映画)

4.0

ライナー•ヴェルナー•ファスビンダー監督

訳もない破綻は存在しなくて、破綻にはいつも理由があるはず。この映画における、性別や搾取の不安定さはいつどこにおいてもつきまとう。
そしてそれらは不安定である
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映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)

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ドキュメンタリー、ちょいと長い

fishmansを聴く時に自分の中に湧いてくる
嬉しいとか悲しいとか好きとか嫌いとか、今とか昔とか、生きてるとか死んでるとか、いつもそこにあって見えないけど、見えない
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鉄道員(ぽっぽや)(1999年製作の映画)

4.3

降旗康男監督

素晴らしいや、高倉健の淑やかなる男に魅せられました。涙です。若き広末涼子も超CUTE
どことなく相米慎二っぽさがある

雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモ負ケヌ
丈夫ナカラ
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2046(2004年製作の映画)

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ウォンカーウァイ監督

なんかウォンカーウァイは個人的にやっぱり妙にハマらないんだよなぁ

アルタード・ステーツ/未知への挑戦(1979年製作の映画)

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ケン•ラッセル監督

爆裂激ヤバ映画🥹笑える
ギャスパーノエみたいな都会的トリップ映画でもなく、ホドロフスキーのようなカントリーチックで宗教的過ぎるわけでもない。(どっちも好きだけどね)

一言で言う
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2/デュオ(1997年製作の映画)

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なんっじゃこの映画
好きじゃないです。

少なくとも、ド年末に夜な夜な観るもんじゃなかった、
皆さん来年もよろしくです。おやすみ。

Love Letter(1995年製作の映画)

4.0

岩井俊二監督

まずは中山美穂があっぱれ
伝説級の一人二役

忘れられない人、ふと思い出してしまうこと、よく知っているはずなのに気づかなかったこと、あの時の寒さ、あの場所に吹いていた風、白すぎる雪、大
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甘い夜の果て(1961年製作の映画)

3.5

吉田喜重監督

うーーん、これは普通
求めているのは欲情に従ったあれやこれ

人間の高みは、望みを持つ方がいいんだ、
ってそれはなんか違う気がする

ちょっと内容忘れちゃった

ろくでなし(1960年製作の映画)

4.3

吉田喜重監督

超オモロい
ゴダールの”勝手にしやがれ”的な奔放さがある
撮り方とか気取り方も含めフランスへの憧れありそう、知らんけど、まじで知らんけど

「暇と退屈の倫理学」って本を読んだ時のことを
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血は渇いてる(1960年製作の映画)

3.9

吉田喜重監督

他者によって作られた自分の感情、自信、視野

自分から生みでた自分なのか、他者によって生みだされた自分なのかが分からなくなる
何もないんだから、せめて誰かのために生きたいと思っていたの
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

三宅唱監督

この空気感を作り出すのって本当に難しいだろう、音の映画って不思議性が見えやすい
大それたシーンや言葉はなくても、真摯な情熱は存在するしきっと伝わる、
あと、踏み切りの使い方いいな

でき
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望郷(1937年製作の映画)

3.6

ジュリアン•デュヴィヴィエ

“理由もなく笑う奴はひっぱたくぞ”と言うような傲慢な野郎ぺぺが、部屋を後にする時に”ただのひまつぶしさ”みたいなことを言うシーンがあって、眠気が襲いかかってきた僕にはその
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マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

3.8

キャッチャーインザライを読んだ日のことを、いまだに思い出すことができる
これは俺の小説だ!って思った人は世界中に何万人いるだろうね

そこには純粋無垢で美しい、大好きな文章がいくつもあった。学校を退学
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ビー・ジーズ 栄光の軌跡(2020年製作の映画)

5.0

朝陽が薄いカーテンの隙間から食卓に差し、半熟の目玉焼きを柔らかく照らし、卵の黄身のオレンジと朝陽の光が交じった。その瞬間に、バリーはペンをとり歌詞を書き始めた。そうして生まれたのがHow deep i>>続きを読む

友だちの恋人(1987年製作の映画)

4.0

エリック•ロメール監督

面白い。何がどう面白いかと言われると分からないけど面白い。
わけもなく何かに苛立ったり、些細なことで一喜一憂してみたり、
僕たちは何かにつけて、イメージに憧れ、イメージを求め
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ハーダー・ゼイ・カム(1973年製作の映画)

3.8

ペリー•ヘンゼル監督

激アツレゲエのジャマイカ映画
ジミークリフが主演
映画の完成度はさておき、当時の暑苦しいまでの生き様と欲望が映画に染み込んでいる
田舎から都会に繰り出した男の、苦悩と挑戦
最高
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

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ジャック•ドゥミ監督

カラフル映画ランキング世界1位
純度100%ミュージカル&純度100%ラブストーリー
映像がカラフルの極み、ジュヌヴィエーブの母さんの歯が黄ばんでいるのも、もはや黄色として認識
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Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

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こんな深夜に本当に突然思い出したんだけど、本当にどうでもいいんだけど、中学の頃のクラスメイトが、この映画中に出てくる、「僕の名前はインクレディボーイ、世界一のファンだもん!」っていう台詞のモノマネをず>>続きを読む

クラム(1994年製作の映画)

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“ヒーローも愚か者もいない”という、当時のアメリカらしからぬ作風のコミック
欲や軋轢、不満を解放し、ねじ曲がったうんざりな社会に向けられたアンチテーゼ

ドキュメンタリーで淡々と進むからちょいと観飽き
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ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

4.0

ケリーライカート監督

なんじゃぁこの映画、超面白いわけじゃないのに永遠に観ていられそうでもう少し観たい、あれ、もしかして超面白い?

この監督の作品は本当にテンションがいい
テンポというか間というか
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ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

4.5

ケリーライカート監督

素晴らしすぎる、美しい…大好き
オープニング、横移動で森を抜けるカットに鼻歌が交じって、はい、もう最高

映像の質感が素晴らしくて、色味もわざとらしくない撮り方もタイプです
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囚われの女(1968年製作の映画)

3.8

クルーゾー監督

オープニングの人形をおにゅおにゅしてるシーンで、もちろん期待が高まります。
死ねないエゴイストと囚われ女のSM戦争。
食い違うのが愛なのよと言わんばかりの意識朦朧でまさかのFin
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夏の終り(2012年製作の映画)

3.6

エローーい
エロが過ぎる、文学的エロ、日本純文学的エロ

なんていうか、真夏のお昼前11時に君の首に滲んだ汗、みたいなエロさよ、わかるっしょ?
桃に勢いよく齧りつき手と口が果汁で滴っているみたいなエロ
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バビ・ヤール(2021年製作の映画)

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知らなかった歴史を知り、愁い、腹立たしく
何のためかわからない争い、決まり事
不必要な恨み、嘆き、勝利、敗北、そして殺人

しなくてはならないこと(義務)なんて本当は何も無いと思うけど、してはいけない
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好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

3.8

ダーグル•カウリ監督

変わらない日常がある
毎朝街で同じ時間にすれ違う人
道路に飛び出した野良猫
じっとしたまま動かない電柱
美味しくもなく不味くもない食事、みたいに

時々いつもとは違う日がやって
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.8

スタンリー•キューブリック監督

これを映画館で観れる日が遂に来た。
数年ぶりに観たけど、最高すぎて、もはやため息…自分が持ち合わせている語彙ではもう表現できない。
てかこんなに音響が素晴らしい作品だ
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生きものの記録(1955年製作の映画)

4.1

「死ぬのはやむを得ん。だが殺されるのは嫌だ。」

一つの理念に脅かされ狂うもの
自分本位と相手のことの間にある利害
僕の正しさと君の正しさは違うこと

三船敏郎の老人役ハンパない。
地球は燃えてしまっ
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ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

4.6

アニエス•ヴェルダ監督

素晴らし過ぎる、完璧か。

若さの消失と、2人の2人による関係性について
または、知識に基づく実質的愛について

といった感じです。

まじで素晴らしいです。
まじで美しいで
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