エーコさんの映画レビュー・感想・評価

エーコ

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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.2

死体を開いていくだけで只事ではなくなっていくあたりのネタは面白い。またラジオの使い方など上手い。ただ、肝心な場面で細かくカメラの視点を変えすぎているし、そんなに切返さなくていいと思う。一人でに死体置場>>続きを読む

夏時間の庭(2008年製作の映画)

3.5

偉大なるヨーロッパの歴史としての、あるいは肉親との思い出としての、またあるいは無用の長物としての芸術品の行方についての映画である。同じ物に対して、異なる光が当たっていくのが醍醐味だ。ヨーロッパの歴史と>>続きを読む

ハードコア(2015年製作の映画)

3.4

低予算らしさを強調するpovで、予算使わないとできないアクション!という倒錯感から快楽を得られた。アイデアも出し惜しみしていない。でも確かに途中から飽きる。

遠い国(1954年製作の映画)

4.2

面白かった。ルース・ローマンにガイドとして雇われる場面で、初めて夜の画面になり、また珍しくクローズアップが使われる。後々の伏線になる場面でもあるが、視覚的にもサプライズとなっている。あるいは伏線だから>>続きを読む

ザ・ベビーシッター(2016年製作の映画)

3.5

速度変化や役者に引っ付いたカメラなど、ウザいところはウザいけど、きれいにできてる。ファイナルディスティネーション級に偶然の死の連続だった。

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.5

作中で起きていることを説明する立場がいくつかあって、最後までどれとも取れるようになっている(途中色々な説に想像が働くが、作り手が構成の際に意識するのは二つだろう)。そのようなナラティブに特徴があって、>>続きを読む

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

4.0

久方ぶりに映画を見たという感慨を覚えた。ルーシーを追いかけて焚火の集まりを発見するところ、暗闇に輪郭の溶けたミシェル・ウィリアムズの顔と緑の葉が浮かび上がるビジュアルが新鮮だった。また、犬の後ろ姿がと>>続きを読む

ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

2.5

全編が動く油絵という驚くほど贅沢なアニメーションだけど、その殆どが役者の肉体・演技のトレースになっていて、内容もゴッホの死を巡る「藪の中」という趣向で、ほぼ聞き取り調査に終始するのでアニメーションに慣>>続きを読む

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.0

やはり群衆がいると、いくらでも演出の手があるし、画面をリッチにすることもできるなと前半パートを見ながら思った(『ロスト・バケーション』のような少数のシチュエーションで90分持たせるのはかなり難しい)。>>続きを読む

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

-

つまらなかった。原作がコミックなのはよく伝わってきたけど...

ロード・オブ・セイラム(2012年製作の映画)

2.9

いよいよ、呪われた女性がドアの向こうに入っていくとき、カメラが部屋の外に出て観客に冷や水を浴びせる。その後、怪物もなめて映す。このとき、観客を没入させ怖がらせるホラー映画ではなく、イメージの羅列を見せ>>続きを読む

キングダム/見えざる敵(2007年製作の映画)

3.7

プロデューサーに入ってるせいか、この監督の中では最もマイケル・マンっぽい。これでもうちょっとカメラと編集が大人しかったらな(マンも大人しい方ではないが)。

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

3.2

人体損壊の美学が炸裂していて楽しんだ。水面に浮かぶ美女の頭部を何度も映したり、エイリアンの母体となったあと抜け殻になった女性の保存状態のいい死体が出たりとか。他にも、最初にエイリアンの宿主となった男性>>続きを読む

放浪記(1962年製作の映画)

3.7

すげえ辛気臭い高峰秀子だ。照明かっこいい。

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