エーコさんの映画レビュー・感想・評価

エーコ

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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.3

二人の人間が出会ったらほぼ必ず口論になり、叩きつけるように悪態をつき、そして唾を吐きかけたり物を投げたり勢いよくドアを閉めたりする。特に、顔面に粘性のある液体をぶっ掛けようとする傾向は前半かなりしつこ>>続きを読む

デトロイト(2017年製作の映画)

3.4

歴史再現映画の範疇は出ないが、黒人音楽の扱いに緊張感があり、ザ・ドラマチックスの一員として商業デビューしようとしていた歌手が、白人警官に陵辱されながら賛美歌を歌えと強制され、事件後に白人のためには歌え>>続きを読む

気狂いピエロの決闘(2010年製作の映画)

2.0

OPはかっこよかった覚えがあるのだけど。本編は高カット率と見にくいライティングに、殆ど画面に集中することが出来なかった。カロリーナ・バンクは確かにエロくて良いけど。

ウォー・ドッグス(2016年製作の映画)

3.5

米国防総省に武器を売る20代のアメリカ人が、流れるように詐欺を働き流れるように逮捕される。アコギな商売ものとして目新しいものはないが、最初から最後まで一定の水準を保っていて楽しめた。人生訓としては、こ>>続きを読む

ダメ男に復讐する方法(2014年製作の映画)

2.0

レスリー・マンがかなりキているので、キャメロンがツッコミ役になっている。笑えるというより茫然とする。テンポもややゆったりしているので、わたしにはつかみどころがなかった。

SEXテープ(2014年製作の映画)

3.5

ダイアローグ面白い。キャメロン・ディアスって身体能力高いんだね。

殺しの烙印(1967年製作の映画)

4.5

前半の荒れたところと、人工的にきっちり決めたところの混在している感じが楽しい。同じようなカットを使わないためにアイデアを尽くしているところもいい。スピンしながら停車する車から飛び出したカットを、音楽に>>続きを読む

ウィッチ(2015年製作の映画)

3.0

かなり本格的な植民地時代のアメリカを舞台にした魔女譚で、『ヘルボーイ:捻じくれた男』などが好きな人間には嬉しい。怪奇と恐怖の二分法に従うとこれは怪奇だろう。しかし、冒頭近くの村から出る場面のように、構>>続きを読む

フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)

3.8

終盤にアイデアが乏しくなってくる、というかスローが増える。

ガールズ&パンツァー 最終章 第1話(2017年製作の映画)

4.0

めっちゃ面白かった。テンポいい。酒場での喧嘩にまったく西部劇っぽいことをしないあたりセンスがいいなーと思った(酒の飲み比べは若干西部劇っぽいかもしれないが)。歌が入るタイミングも最高!

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.2

死体を開いていくだけで只事ではなくなっていくあたりのネタは面白い。またラジオの使い方など上手い。ただ、肝心な場面で細かくカメラの視点を変えすぎているし、そんなに切返さなくていいと思う。一人でに死体置場>>続きを読む

夏時間の庭(2008年製作の映画)

3.5

偉大なるヨーロッパの歴史としての、あるいは肉親との思い出としての、またあるいは無用の長物としての芸術品の行方についての映画である。同じ物に対して、異なる光が当たっていくのが醍醐味だ。ヨーロッパの歴史と>>続きを読む

ハードコア(2015年製作の映画)

3.4

低予算らしさを強調するpovで、予算使わないとできないアクション!という倒錯感から快楽を得られた。アイデアも出し惜しみしていない。でも確かに途中から飽きる。

遠い国(1954年製作の映画)

4.2

面白かった。ルース・ローマンにガイドとして雇われる場面で、初めて夜の画面になり、また珍しくクローズアップが使われる。後々の伏線になる場面でもあるが、視覚的にもサプライズとなっている。あるいは伏線だから>>続きを読む

ザ・ベビーシッター(2016年製作の映画)

3.5

速度変化や役者に引っ付いたカメラなど、ウザいところはウザいけど、きれいにできてる。ファイナルディスティネーション級に偶然の死の連続だった。

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.5

作中で起きていることを説明する立場がいくつかあって、最後までどれとも取れるようになっている(途中色々な説に想像が働くが、作り手が構成の際に意識するのは二つだろう)。そのようなナラティブに特徴があって、>>続きを読む

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

4.0

久方ぶりに映画を見たという感慨を覚えた。ルーシーを追いかけて焚火の集まりを発見するところ、暗闇に輪郭の溶けたミシェル・ウィリアムズの顔と緑の葉が浮かび上がるビジュアルが新鮮だった。また、犬の後ろ姿がと>>続きを読む

ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

2.5

全編が動く油絵という驚くほど贅沢なアニメーションだけど、その殆どが役者の肉体・演技のトレースになっていて、内容もゴッホの死を巡る「藪の中」という趣向で、ほぼ聞き取り調査に終始するのでアニメーションに慣>>続きを読む

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