エーコさんの映画レビュー・感想・評価

エーコ

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映画(1172)
ドラマ(1)

ジュリエット・ビノシュ in ラヴァーズ・ダイアリー(2011年製作の映画)

2.0

陰部に顔を近づけたかと思ったら泣き始めた男の顔のカットの次に、ガラス一枚越しで所在なげな二人を撮ったカットが良い。この場面は導入部のガラスに反射したあの子を映すところも光の感じが良かった。食事会を出て>>続きを読む

暴走超特急 ヨーロッパ・エクスプレス(1999年製作の映画)

-

単純なアップとカットバックに頼りまくっているつまらないテレビ映画。

ダークシティ(1998年製作の映画)

1.0

『闇の国々』に通じる感じ。セットの贅沢さに色々と不安になる(収支はどうなったのか、とか)。メイキングで色々と製作者の恨み節を聞けて、そちらはそちらで面白い。映画はつまらない。

緋牡丹博徒 花札勝負(1969年製作の映画)

2.0

辛気臭くて全く好きになれない。意地でもピント送りしないな。

エディ・コイルの友人たち(1973年製作の映画)

3.4

最初は記憶に残らなかった顔が、徐々にその役割を主張し始めるという構成。何かを疑っている人間がその素振りを全く見せないまま事態だけが進むという抑制の仕方にも似たような演出方針を感じる。お話を語るというよ>>続きを読む

ブロンコ・ビリー(1980年製作の映画)

4.0

『ジャージー・ボーイズ』にも繋がる重要作だろう。好みということで言えば、随一のイーストウッド監督作かもしれない。フィクションに耽溺することは現実逃避ではなく、本当の人生を生きることだと教えてくれる。し>>続きを読む

沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇(1995年製作の映画)

3.3

余暇の過ごし方とか、障害からすぐに逃避する癖とかにすごく育ちが出ていて悲しい気分になる。決めどころは、最後の、ムカつく金持ち家族に腹いせしたれ!という悪戯行為が、特にこれといったハードルを越えることな>>続きを読む

チャイルドコール 呼声(2011年製作の映画)

3.0

完全にイカれてしまっている人の視点から見ているので、何気ない日常がほとんど悪夢的な妄想によって構成されている。相似形のモチーフが繰り返し反復される。滑らかなパンによって、主観的な悪夢が画面に招き入れら>>続きを読む

素粒子(2006年製作の映画)

-

つまらなくて途中で見るのをやめた。ピントの扱いとかに耐えられなかった。

ミッドナイト・ミート・トレイン(2008年製作の映画)

3.4

主人公が助けた女性が電車に駆け込むと、ドアを掴む手のアップが飛び込むように入ってくる。閉じるスライド式ドアではないが、編集によって、閉じるスライド式ドアのような有無を言わせぬ死のメタファーになっている>>続きを読む

ウィジャ ビギニング ~呪い襲い殺す~(2016年製作の映画)

3.7

室内ばかりで、それほど大きくレイアウトを変えるわけではないのに飽きずに見れた。フィルム映画でもないのに右上にパンチマークが出る。

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ほぼすべてのシーンで二重にプロットが走っているすごい脚本だった......。明らかに『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』が参照されてるけど、そもそもゾンビものが当初はブードゥーゾンビだったのを思い出す>>続きを読む

高校(1968年製作の映画)

4.5

クローズアップがかなり多くて、教師と生徒の肉体的な差を観察・対比させるような映画だった。教師の禿げ頭のあとに、音楽に合わせて体操する女生徒の下半身をなめるように撮ったり、醜い眼鏡の女教師と対比して、娼>>続きを読む

寄生獣(2014年製作の映画)

3.5

よく出来てるし楽しんだ。母親との感情の繋がりは手のクローズアップに収める。寄生生物には協調性がないから会話中も互いを見ないで別々の方向を向いている。どちらも映画的な美点だ。水族館にて「一クラス3秒で皆>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.1

ワンシーンワンカットのHALO降下。マイケル・マンのようなクラブシーンの後にあるトイレでの格闘シーン。車両を動く壁のように使ったパリでのカーチェイス。以上がとりわけ良かった。

悲情城市(1989年製作の映画)

3.7

トニー・レオンが台湾語を話せないために聾唖の主人公が生まれたらしい。聾唖と恋人の会話は中間字幕で示される。散文的で現実的な国民国家の歴史に詩を埋め込む方法として、トーキー映画のなかに擬似的なサイレント>>続きを読む

DOOR III(1996年製作の映画)

-

スローモーションで幽霊(この映画の場合そうではないが)に接近される場面は「花子さん」で完成された。これは顔がはっきりと見えるからあまり怖くない。

鬼談百景(2015年製作の映画)

3.5

編集、カット構成に無駄のない安里麻里「影男」や、奇妙な印象を残す内藤瑛亮「続きをしよう」もよかったが、個人的な収穫は大畑創「赤い女」。

白眉のショットがあった。黒沢清「花子さん」に似た赤い女が出てく
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クロッシング(2009年製作の映画)

4.0

主役三人のうち、死んだ警官の後ろから円形の光が差す演出が続いていた。宗教的なモチーフなんだろうが、知識がないのでそれ以上のことがわからなかった。

ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

1.9

屋敷版ロストワールドという趣きだけどつまらない。つなぎ回だなあ。

ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷(2018年製作の映画)

3.2

ウィンチェスター社でスピエリッグ兄弟なので絶対に銃は使うと思ったが、まさか巴マミスタイルが観れるとは思わなかった。基本はジェームズ・ワンのラインだがそこそこ止まり。常に工事をしているので、24時間ずっ>>続きを読む

犯罪河岸(1947年製作の映画)

2.9

野心家で好色そうに見えるが実は夫一筋のシュジ・ドレール、前頭ハゲで冴えないからか嫉妬に狂うベルナール・ブリエ。実はその前頭ハゲに思いを寄せている幼馴染シモーヌ・ルナン。この三角関係に、とある殺人に絡ん>>続きを読む

ドリーム(2016年製作の映画)

3.5

真横から撮る技術が高く、人工的なレイアウトを中心に据えた造形はこの技術あってこそだろう。横顔もかなりいい。黒人を意味するcoloredという言葉は、視覚的な主題としてはカラフルとして解釈される。ただ話>>続きを読む

母なる証明(2009年製作の映画)

3.3

アホだが超記憶力を持つ息子が、事件のときの記憶をビデオを逆再生でもするように巻き戻し、男の顔を発見する。回想を現在形で扱っていて奇妙だった。また、ボコられてアジョンとの会話を回想する男も、まるでアジョ>>続きを読む

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