minohachiさんの映画レビュー・感想・評価

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オートクチュール(2021年製作の映画)

3.6

Diorのアトリエを舞台に新旧のお針子の物語。
オートクチュール部門のアトリエ責任者で引退間近のエステルはスリをした移民のジャドをお針子見習いとしてアトリエに迎える。

とはいえ主眼は、フランスの格差
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.8

原作漫画を読み終わったのでやっと鑑賞できた。

原作の良さを損なわず、役者が演じる説得力がいきていて
人付き合いに不器用な佐山うらら役を芦田愛菜、闊達で可愛らしい市野井雪役を宮本信子
このキャスティン
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デリシュ!(2021年製作の映画)

4.0

1789年、革命直前のフランス。公爵の城で料理長をしていたマンスロンはジャガイモのパイ(デリシュ)で公爵の不興を買い、息子とともに街道の中継所だった実家に戻る。もう料理はしないつもりだった彼のもとへ弟>>続きを読む

マッチング(2024年製作の映画)

2.8

不気味な運命に翻弄される主人公の輪花。彼女を取り巻く男性たちはみんな秘密を持っている。

前情報なしに友人に付き合って観たのに、微妙に物語の向こうに製作者の顔がチラつくなと思っていてエンドロールで監督
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アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド(2021年製作の映画)

3.7

ベルリンの博物館で楔形文字を研究をしているアルマは、アンドロイドを理想の伴侶とする実証実験に参加する。

1700万のデータをもとにアルマ好みに作られたアンドロイドのトムに対して
愛はいらない、3週間
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.3

「誰も知らない」「歩いても歩いても」「そして父になる」「万引き家族」「ベイビー・ブローカー」と作品をみる毎に
家族とは何なのかと是枝監督に問いかけられているのを感じる。
ひとりの作家が生涯で描けるのは
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.7

最初は淡々と地味な展開。
事務的に仕事をこなす弁護士 重盛(福山雅治)、詳述を二転三転させる犯人 三隅(役所広司)。
後半、咲江(広瀬すず)の告白あたりから重盛は感情的に三隅と対峙するようになる。
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建築学概論(2012年製作の映画)

3.5

建築学科1年のスンミンは建築学概論の授業で音楽科1年のソヨンと出会う。通学路が同じだった2人は協力して課題をこなすうちに距離が縮まっていく。
大人になってから再会する2人と学生時代を交互に描きながら淡
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世宗大王 星を追う者たち(2019年製作の映画)

3.7

1440年代、朝鮮王朝第4代国王の世宗に才能を見出された奴婢チャン・ヨンシルは、国王の望む「時刻」や「暦」を測定するための機器を作りだす。
西洋からもたらされた知識から「水時計」を自作し、太陽がなくて
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.8

賛否ある作品らしいが全然楽しめた。

ゴジラやウルトラマンと比べると、個人が人知れずショッカーと戦うだけの小さな世界を描いているけれど、物語のテンポも良くアクションもお約束とかっこよさを存分に楽しめた
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私が、生きる理由(2011年製作の映画)

3.8

イ・ジョンヒャン監督作品。

婚約者をひき逃げ事故で亡くしたダヘは、キリスト教の教えから加害者の少年を『ゆるす』ことで愛する人の死を乗り越えようとする。
しかし死刑に反対する教会が依頼したドキュメンタ
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おばあちゃんの家(2002年製作の映画)

4.4

少年サンウは母の都合で一度も会ったことのない田舎の祖母の家に一時的に預けられる。
耳が聞こえず口もきけない祖母やボロ家で何もない環境にソウル育ちのサンウは反発してなかなか馴染めない。

少年の心情の機
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RRR(2022年製作の映画)

4.8

1920年イギリス植民地時代のインドを舞台に、さらわれた少女の奪還をめざすビーム(NTR Jr.)と、胸に大志を秘め鬼のように強く厳しい警察官ラーマ(ラーム・チャラン)
2人の友情と対立、それぞれの苦
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マガディーラ 勇者転生(2009年製作の映画)

3.8

「RRR」より先に観ておかなければいけないような気がして鑑賞。

1600年代の遺恨を400年経った現代で晴らす英雄と姫の恋物語。
冒頭の現代部分は少しありきたりで間延び感があるが、前世部分になると俄
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はちどり(2018年製作の映画)

3.8

1994年、ソウルの集合集宅に暮らす中学二年生のウニ。家父長的な家庭で両親は店の切り盛りで忙しく、学校にも馴染めない少女のゆれうごく感情を淡々と描く。
誰かを傷つけたり傷つけられたり愛したり愛されたり
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サーホー(2019年製作の映画)

2.8

大都市を牛耳る犯罪組織ロイ・グループの首領が暗殺され内部抗争が勃発。
残された富とロイ・グループの首領の座を誰が得るのかというところに謎の男と警察官の女性の恋物語が添えられる。

物語の展開が散漫、キ
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.2

朝鮮戦争下の巨済捕虜収容所。
収容所のイメージアップのために、アメリカ軍下士官で元タップダンサーのジャクソンのもと捕虜で共産軍の青年ギス、朝鮮民間人のビョンサム、中国人のシャオパン、通訳の女性パンネと
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ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

3.8

警察大学生で行動派のギジュン(パク・ソジュン)と頭脳派のヒヨル(カン・ハヌル)は外出先で拉致事件を目撃する。
2人は学生の身ながら拉致された女の子を救おうとする。

話としては勧善懲悪の青春娯楽作とい
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悪のクロニクル(2015年製作の映画)

4.0

パク・ソジュン+マ・ドンソク目当てで観たが、主演のソン・ヒョンジュがとても良かった。

ソン・ヒョンジュ演じる江南署捜査一課チェ課長が宴会の帰りに襲われる。昇進を控えていることから保身をはかったチェ課
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.0

「スタア誕生」の3度目リメイク版。元の映画をしらないまま鑑賞。
カントリーロック歌手ジャックは立ち寄ったバーでウェイトレスのアリーの歌に惚れこみ、自分のコンサートでアリーを歌わせる。
お互いを想い一緒
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愛を歌う花(2016年製作の映画)

3.8

原題「解語花」
日本統治下の朝鮮、京城の妓生(キーセン)養成所で芸を学んでいたソユルは父に売られたヨニと出会う。2人は親友として共に芸を磨きながら成長し、1944年正式に妓生となる。
しかしソユルと恋
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8番目の男(2018年製作の映画)

4.0

国民が参加する陪審員裁判が韓国で初めておこなわれ、年齢も性別・職業もバラバラな8名が陪審員として選ばれる。
被告の自白から有罪は確定的で量刑を決める裁判だったはずが、8番目に選ばれた青年ナム(パク・ヒ
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.5

出産を機に仕事をやめ育児と家事に専念して周りからは普通の幸せな生活を送っているようにみられている主人公のジヨン。

韓国の女性の物語だけれど、彼女が抱えている問題は日本に住む自分にとっても身近な手触り
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.3

これはティモシー・シャラメを愛でるための映画なんだなという理解。

めぐり逢わせのお弁当(2013年製作の映画)

4.0

インドの都市ムンバイ、弁当配達人達が各家庭から託された弁当を配って歩く。
しかし主婦イラが夫のために作った弁当は間違った相手に配達されてしまう。弁当を受け取った相手、経理部に35年勤める壮年のサージャ
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王になった男(2012年製作の映画)

4.0

1616年、李氏朝鮮第15代国王・光海君とその影武者ハソンの入れ替わりを描く時代物作品。

イ・ビョンホンの演技を初めてちゃんと観たが、陰鬱な王と道化師だった影武者の1人2役を見事に演じ分けていて素晴
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.0

リュ・スンリョン目当てで鑑賞。
刑事物コメディ。
時代物だと渋い寡黙な役だったリュ・スンリョンが今作では手柄を上げられず解体寸前の麻薬捜査班のコ班長に。

麻薬捜査班の5人は、国際犯罪組織の情報を手に
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.0

第二次大戦において1944年6月ノルマンディー上陸作戦に参加したアメリカ軍。上陸作戦を経て、レンジャー大隊の中隊長と部下たちは上層部の命令である兵士を探しだし本土に帰還させる任務を命じられる。

スピ
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チャーチル ノルマンディーの決断(2017年製作の映画)

3.5

第二次大戦末期、イギリスとアメリカの連合軍はドイツに占領されたフランスを奪還するためフランス西海岸から大量の兵士を上陸させる作戦を計画する。

1944年6月1日ノルマンディー上陸作戦における犠牲の大
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女殺油地獄(1992年製作の映画)

4.5

近松門左衛門作の人形浄瑠璃を五社英雄監督が映画化した作品。五社監督の遺作。原作をかなり改変してあるので別物として。
映画館で観て以来、何十年ぶりかに観ました。

大坂天満町の油屋・豊島屋お吉役に樋口可
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ローズの秘密の頁(ページ)(2016年製作の映画)

3.6

精神病院に40年以上入院している老婆ローズ。ローズの主治医になった医師グリーンは彼女が聖書に書き記した日記からローズの半生を辿ることになる。
40年前の舞台、1942年第二次大戦下のアイルランド。ドイ
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アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場(2017年製作の映画)

3.8

舞台は1941年のフィンランドとソ連の国境地帯、フィンランド軍は前年ソ連の侵攻(冬戦争)によって失った領土を取り戻すためにドイツ軍と手を組み戦うことになる(継続戦争)
集められた兵士は冬戦争を経験した
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