わちさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

わち

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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.7

あまりにも美しい物語で、嗚咽して泣いてしまった。わたしは声にならない言葉や、マイノリティとされるような感性に、どうしようもなく惹かれる。シャワーのような愛をたくさん浴びました。ありがとう。元気がでた。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.6

ずっと見たかった映画。いい意味で思っていたのと違った。主人公ジョジョは母親の愛に守られ、陰惨な世界を元気いっぱいに駆け回る。それが明るくポップであればあるほど、浮かび上がる影は大きく映る。このポスター>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

4.2

一作目を鑑賞。何度か声をあげて笑ってしまった。美学がある作品は好きだ。随所に伏線が点在していて、スマートに回収されていくのが心地よかった。今日見た二作品は、どちらも映画愛を感じて嬉しかったな。今度から>>続きを読む

真実(2019年製作の映画)

3.6

パリの空のように広くカラリと爽やかなカトリーヌ・ドヌーヴのこころ。

役者としてお芝居に人生を捧げた母親と、脚本家として人生を捧げた娘。それぞれの思惑と執念が、残像のようにチラチラ。けれど、愛は確かに
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.9

ミュージカルだったのか!
と、始まって即タモリスイッチが入りかけた。

が、フランス語の耳触りの良さはこの上なく。ストーリーもサラリとしていて見やすい。色彩感覚が美しい。

エンディングの高潔なる引
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愛と追憶の日々(1983年製作の映画)

3.1

ジャック・ニコルソンが楽しそうでなによりです。

俳優が作品の意図を実によく理解していて、清々しくも後味の良い作品に仕上がっていた。コミカルな熟年カップルを描きながら、夫婦関係の難しさとすれ違いを描く
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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

4.2

えるしってるか
死神は
ピーナッツ・バターが好き

アンソニーの存在と言葉だけで全てを成立させる説得力に悶絶(狂おしいほどの愛)

主人公がマズローの欲求五段階説を駆け上りながら、自己超越に至る物語
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

2.6

2人の俳優の説得力が作品の底上げになっている。どうしても比べてしまうけれど、この心理描写がマスカレード・ナイトにもほしい。
絵としての華やかさも素敵だけれど、日本の美は物理的な側面ではなくて精神的な側
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.1

ドーパミンどっばどば。
例のハミング、アドリブかよ!

レオナルド・ディカプリオのこんな姿が見られるなんて、嬉しや悲しや…

主人公は酔っぱらうようにお金を稼ぐ。快楽に身を委ね、気がつくと手遅れになっ
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屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

4.1

主人公がシリアルキラーだよ!
YATTA! YATTA!!!

当人にとっての悲劇は、他人にとっての喜劇である。ところどころ笑えた。主人公フリッツ・ホンカは、どうしようもない。とにかく、ついてない。
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愛と誠(2012年製作の映画)

3.0

「愛と誠」

わたしは不器用な相思相愛というものを
こよなく愛していてですね……。

「お前のためなら死ねる」の美学。
これは個人的な意見なのですが、いい作品かどうかって、ひとつの哲学を貫けるかにある
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