pepoさんの映画レビュー・感想・評価

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茲山魚譜 チャサンオボ(2019年製作の映画)

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天主教迫害時代、元官僚でカトリックの学者ヤクチョンが流刑地の島で若い漁夫に出会う。学問に傾倒する漁夫のチャンデと彼は互いの知識を交換する形で師弟関係を結んで、ヤクチョンは「茲山魚譜」を編み、チャンデは>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

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人類の現在地点のリアルをそのまま写し取るにあたってブラックなSFコメディというジャンルを選んだ監督の慧眼。

長らく気候変動問題を訴えてきたディカプリオ、トランプを批判したメルリストリープの配し方も切
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MONOS 猿と呼ばれし者たち(2019年製作の映画)

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「MONOS 猿と呼ばれし者たち」


凄まじかった。

標高4300mの山岳地帯、外界から遮断された世界で戦闘訓練を受ける少年少女達。
牧歌的ですらあった序盤からの崩壊は、なる可くしてそうなっ
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ストーリーは西欧時代劇⚔️、みたいな印象だった。皇帝がいて諸侯がいて異民族がいて、みたいな🏜
いつもはもっと時代がかったコスチュームで展開するタイプのローカル感(たぶん私に宗教の事とかの知識があれば
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グンダーマン 優しき裏切り者の歌(2018年製作の映画)

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東ドイツのあの時代の事が観れてよかった。

・7、80年代東ドイツの、褐炭採掘場のパワーショベルのある風景の圧倒的なカッコ良さ
・そこで働く老女ヘルガの良さ
・つけた人の主観入りすぎな副題やめてほし
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幸せの答え合わせ(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

白亜の断崖、澄んだ波。シーフォード、撮影の時まっ昼間なのに無人にしてるのすごいな、東尋坊だってめっちゃ人多いのにな。
ビルナイ父さんは新たな出会いがあったから踏ん切りつけて出ていけたんだろうなーいやぁ
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スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

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生きながらにして自分が自分でないものに変わっていく恐怖と、愛した相手がそこにいるにも拘らず自分を置き去りにして境界線の向こうへと遠ざかっていくのをただ見ているしかない怖さとを、互いに相手への思いやりの>>続きを読む

SEOBOK/ソボク(2021年製作の映画)

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面白かった✨逃避行だしサイキックだし(まぁiPS細胞入れて潮力とか地盤とか操れるようになるんだったらうっかりワク〇ンで5Gに繋がりかねないね?とは思ったけど)、海鳥の描く円弧とか積み上がる石とかの画の>>続きを読む

ライトハウス(2019年製作の映画)

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“ この世界に放り込まれたら嫌だ映画 ” 選手権でかなりの上位をマークしそう。
正方形フレームに押し込められた光と闇の密度、人魚の示すオブセッション、全編につきまとう禍々しいフォグフォーンの響き。TH
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Summer of 85(2020年製作の映画)

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もしかして泣かせる系ラブストーリーで乗り切れなかったらどうしよう... って実は若干不安だったんだけど、観終わって思うに自分的にはこれはそんな深刻な顔で迎え撃つ作品じゃなくて、ほろ苦含みの面白い(「>>続きを読む

ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

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1840年代、西部開拓時代に実在した「ミークの近道」の話。“カットオフ”には「分かれ道」「遮断」の意味も。
移民の3家族が、イマイチ信用ならなさそうな大言壮語吐きまくりのミークを案内人としてオレゴンの
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

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デンマーク、こんなに酒にユルかったとは(16歳から飲酒ok、高校生が「週に55杯飲む」って言っても特に怒られず)...強い体質なのかもしれないけど不安になるよ?!
冴えない(はずの)歴史教師にウットリ
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

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ダニクレが!かっこよかった✧︎ 怒りも優しさも愛情も全部ボンドの彼の表情だった
ダニクレボンドと同じ時間を過ごせたのってめちゃくちゃ幸運だったんだな...
スペクターの後で「これが
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レミニセンス(2021年製作の映画)

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面白くなかったって訳じゃないんだけど、個人的にはお皿と料理がちょっと合ってなかった気がしてやや乗り切れなかったかなぁっていう印象
荒廃した世界の片隅の、世間に顧みられることのない階層の男女の、終わって
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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

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キンザザ、最高の最高に最高だった
ダニクレ似のおじさんとATWDのレヴァン君み(←主観です)のあるバイオリン弾きのハートウォーミングなバディアクションロードムービー(←主観)だった!
なんかどこかクィ
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コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

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ライブハウスの火災からの、搬送された病院で人が亡くなり続けた事件。病院の腐敗を報じたスポーツ誌、そして政治との癒着を切り離し医療改革を期した新保健相の、闘いと挫折を描いたドキュメンタリー。
システムは
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

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パンフレットによるとスクルットとは、「途方に暮れている小さな生きもの」の総称らしい。(※キャラクターとしても描かれています)
「どこにいても居心地が悪く、外部または周辺にとどまっていて、小さくて、ぱっ
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オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

序盤、カートを見ていると居心地が悪く不安になった。外側からの観客目線だと「この人大丈夫か?」という不安、感情移入して見るとベースにある生活不安と(マークに愛想をつかされてしまうのではないか?)みたいな>>続きを読む

Arc アーク(2021年製作の映画)

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読んでから観るつもりだったのに間に合わなくて💦 原作未読、映画についてのみ、の思った事など。
まず産みたての嬰児に「愛情が溢れてこない」のが、その子を置いて失踪する理由になる(他に説明されていないの
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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

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Amazonプライム駆け込みで。
すごく良かった。
コリンとマイルズの間に漂うコミカルなトーンももともと二人の間にあった空気感だというのが自然に伝わってきて、重いテーマの中でそれが乖離していない、絶妙
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21ブリッジ(2019年製作の映画)

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うぅ... (;_;)
本当に本当に、チャドウィックさん以外でチャドウィックさんみたいな人は思い浮かばないな...
アクションに品と清潔感があって、凄みと気迫を纏いながら静けさのある佇まい、強い眼差
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オキシジェン(2021年製作の映画)

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ワンシチュエーションの良さが詰まったアレクサンドルアジャ監督のSFスリラー🐁
狭い&息苦しい🐁🐁🐁🐁🐁
マチューアマルリック(声)のAIミロ怖可愛い
翼果のデザインの、記憶のイメージとストーリーの設定
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ブックセラーズ(2019年製作の映画)

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世界最大のニューヨークブックフェアの様子から始まって、ディーラーやコレクター、書店や仕事の現場等々が次々に紹介されていく。

古書店を題材にした映画なんかもめくるめく勢いで紹介されて、待って今のメモり
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ウィズアウト・リモース(2021年製作の映画)

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悪を暴けばそれなりに悪者が処分されて何となく組織が正される、みたいな世界観がもう素朴な感じに見えてしまったりする2021なんだけど、そんな事よりこんな事よりマイケルBジョーダン!💪🏾✨という感じの気迫>>続きを読む

アンモナイトの目覚め(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

劇中でメアリーが怒りをあらわにしたのは、学会や世間から正当に評価されない事に対してではなく(勿論描かれなかったからそれが心の裡に無かったという事ではないけれど)自身の自由が損なわれそうになった時だった>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ひよこの選別の仕事は「男は役に立たなければ」のメタファーとして効いているんだけど、観るの辛かった(生産の現場、何か他に方法はないのだろうか...!ってアサッテの方向に気が逸れてしまった)。そんな生活を>>続きを読む

ターコイズの空の下で(2019年製作の映画)

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モンゴルの風景に惹かれて観て、広さと空の色の濃さに目が喜んだ(ストーリーはあんまり気にしなくてもいいのかも??😅)
やぎらさん、作画がモンゴルに似合うなぁ!✨
モンゴルNo.1actorアムラさんの掠
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春江水暖~しゅんこうすいだん(2019年製作の映画)

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映画の時間を贅沢に使って広げられる山水絵巻。
揺蕩う富春江の大らかさとそれを望む富陽の四季をまるごと掬い取ろうとすればこうなるのだろうというロングショットと長回しの多用で、観る側の視点の幅も知らず知ら
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わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

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なんて潔い切り落とし方のラストとエンドロール。その分、彼らの暮らしの実体感が鑑賞後にも残って続く。
「今のまま」で居たい二人にも変化はいずれはやってくる、使い慣れたテレビだって壊れもするし。ただ、クリ
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英雄は死なない(2019年製作の映画)

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思った以上に良かった、好きな作品✨ やはり顰めた表情が似合うアデルエネル、ずっと顰めっ面だったけど優しかった。弱さや嘘から状況が転じていきながら、終盤で現実にファンタジーが寄り添うような。

聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

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ダニエル役のバルトシュ・ビィエレニアさん、とくに序盤ではどういう人物なのか「読めない顔」をしてるんだけど、この人の雰囲気って善悪どっちつかずのニュートラルな “読めなさ” ではなく、ふとしたきっかけで>>続きを読む

幕あい(2019年製作の映画)

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友達でも将来への事情はそれぞれ違う。そんなタイミングで出会えた映画は、時に悄気げてしまいそうな道を支える小さな力になってくれるはず。企画の彼女にとっても幸運な巡り合せだったのが伝わってくる、一生懸命な>>続きを読む

ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

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思弁的。観てるとだんだんこの世が遠ざかっていくような。とくに人類に肩入れしている訳でもない天使が、焚き火が燃えてるのや雪が降ってる風景をボーっと眺めてるみたいな感じで人の世を見てる目線、みたいな。
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

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描かせる、と決断することで自らがその肖像画の真の持ち主になる。振り向かないことで別れさえも選び取って想いを永遠のものにする。
主体的であるということが持つ力を見せつけられる、挑発的な作品だった。

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ウルフウォーカー(2020年製作の映画)

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抑圧に抗う側が、結果的に誰も犠牲にならなかったのが良かった(←🐺の絶滅とかとはまた別の、物語の枠内の話)。
ロビンのパパがとうとう自分の弱さを認める台詞「怖いんだ」を口にできたのも良かった。
抑圧に抵
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ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

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ナチス題材だけど主眼は芸術。
クルトが亡命した西ドイツの芸大で、(ヨーゼフボイスをモデルにした)教授は主義を異にする政党のポスターが描かれた2枚のキャンバスの両方に火をつけて、それらを「選ぶな」という
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