各人の心の機微が、言葉少なでありながら、きめ細やかに、丁寧に描かれている。また全てのシーンがラストにむけて綿密に積み重ねられていることに感心した。タナダユキさんの作品は、どの作品も、驚きとしみじみ心を>>続きを読む
いつ誰が略奪に訪れ、いつ誰に襲撃されるかわからない。紛争地域に住むということはこういうことなのかと、冒頭から緊張感に包まれた。訳あって紛争地域を離れない老人が、2人の敵同士を助ける。宗教も習慣も違う者>>続きを読む
美しく、残酷な物語。物語はひたすら悲しいが、希望は残る。この世界とはかけ離れているようで、実はこの世界を象徴しているのかもしれない。
とても洒落た大人の映画。何かがおこるようで、凄いことは起こらない。タバコ屋の店主の撮る写真のように。でも一つ一つのエピソードがとても愛おしい。さて果たして作家は店主のエピソードを記事にしたのだろうか、>>続きを読む