nohohonさんの映画レビュー・感想・評価

nohohon

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映画と音楽とパンと珈琲が好きなウクレレ弾き。たまになんちゃってファディスタ。本に埋もれて暮らしたい。

映画(112)
ドラマ(1)

7月22日(2018年製作の映画)

4.0

この映画の元となるテロ事件が起こったときのニュースで、犯人が日本についても言及していたとあったのを思い出した。(移民を受け入れない点を評価していたとのことだったと。。。)
反移民の極右主義の青年が起こ
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午後8時の訪問者(2016年製作の映画)

3.5

1人の身元不明の若い女性の死を巡り、彼女の死に責任を感じた女性医師。彼女をきちんと弔えるよう身元を調べる彼女の行動が、彼女の患者達の秘密を明かしていくことになるのだけど、医師としての彼女の真摯な姿勢は>>続きを読む

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(2011年製作の映画)

3.0

「鉄の女」サッチャーの人生の物語が、認知症になった晩年の彼女からスタートしたのには戸惑ったし、切なさを感じた。
が、首相として活躍した過去の彼女と老いた現在の彼女とを見事に演じたメリル・ストリープはさ
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ガザの美容室(2015年製作の映画)

4.0

小さな美容室に集う個性豊かな女性たち。
閉ざされた空間で繰り広げられる舞台劇を観ているような感覚だった。
会話から浮かび上がる彼女たちの事情。
そして、外では戦闘が始まり、完全に閉じ込められてしまう。
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.0

映画の冒頭から、シュールな映像にガツンとやられ、主人公のスーザンと供に、劇中劇となる小説に惹きこまれていった。現実と過去と劇中劇の構成が見事で、細部にまでこだわりを感じる映像だった。面白かった!

ルイ14世の死(2016年製作の映画)

3.0

まるで絵画を鑑賞しているかのように、スクリーンに映し出されるのは死に迎うルイ14世の姿。
ただ淡々と「死」を描く。
物語ではなく、単なる事実としての「死」。
王の侍医が最後に発するセリフに、ある意味ガ
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カスパー・ハウザーの謎(1974年製作の映画)

3.0

生まれてから長期に渡り外界と遮断された生活を送ると、人間はどうなってしまうんだろう。誰とも触れ合うことなく言葉も知らず、閉じ込められた部屋以外、何も見ず、聞かず。。。
興味深さとともに恐ろしさも感じた
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トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

3.5

じわじわと現実感を感じさせられるSF映画。
人類が生殖機能を失った未来が描かれているけれど、今の環境汚染や気候変動を見ていると、あながち有り得ないことでもないのかもと。。。
そして、移民問題やテロ。。
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ファミリーズ・シークレット 秘密を抱えた家族(2009年製作の映画)

3.0

口を開けば喧嘩になってしまう、騒々しい家族。お互い脊髄反射で会話してるのが、最初は馴染めなかったけど、そのうち慣れてしまった。その家族の父親が、受刑中の隠し子を家に招き入れることから、さらに話が進展す>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.0

カトリック教会の神父による児童虐待をスクープするために、新聞社のチームが奮闘する様を丁寧に描いた作品。記者それぞれの個性や取材方法の違い、駆け引きなども興味深く、一筋縄ではいかない巨大な相手に対して、>>続きを読む

ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007年製作の映画)

4.0

いや、これは、サスペンス映画かと思ってたら、深かった。。。
どんでん返しも素晴らしかったけど、法や正義を取るか、それとも愛や慈悲を取るか、いや、どちらの正義、どちらの愛を取るかの究極の選択を突きつけて
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危険なメソッド(2011年製作の映画)

3.0

心理学の大家、ユングとフロイトの関わりと彼らに影響を与えた女性ザビーナを巡る物語。
知的な刺激を与えてくれる映画で、ユングとフロイトの人間臭い部分も鋭く描き出されていて、新鮮な衝撃も感じさせてくれた。
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メメント(2000年製作の映画)

3.5

怪我の後遺症で記憶が短時間しか保てない主人公。
妻を殺した犯人への復讐が物語の中心なんだけど、結末から遡っていくストーリー展開で、見ている方も「あれ?」と記憶を確認してしまうという、捻りのある展開に引
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はじめてのおもてなし(2016年製作の映画)

4.0

シュールで時にブラックだけど、現代の社会と家族の問題を絶妙なバランスで取り入れたとっても良質なコメディ。
退職後、夫婦の関係も冷め気味で、家庭での生活にどこか満足できてない感じの妻、老いていく自分に焦
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.5

見終わった後に、爽やかな涙とともに愛犬を抱きしめた。
犬って、「今ここ」をしっかり生きてる。
あくまで前向きでポジティブなベイリーに元気がもらえたよ。

白い沈黙(2014年製作の映画)

3.0

娘を誘拐された両親の苦悩が描かれているサスペンス。隠しカメラやインターネットなどテクノロジーを駆使した犯人を追い詰めたのは、娘を愛する父親の執念と直観だったのは印象的だった。が、時系列がバラバラで困惑>>続きを読む

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.0

認知症の老人が復讐のために、老人ホームを飛び出し仇を探す旅に出る、という意外な設定に引き込まれたし、途中の悲劇的な展開、そしてラストの衝撃、と見事なストーリーに感嘆。
認知症の主人公役が、サウンドオブ
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ミケランジェロの暗号(2010年製作の映画)

3.5

ハラハラドキドキ感が味わえる痛快なドラマ。ナチスの将校たちもどこか抜けてて笑える。主人公の仇敵も、小物っぷり満載で憎めない。ラストの主人公の表情が何よりよかった!見終わってスッキリする映画。

無垢の祈り(2015年製作の映画)

4.0

恐らく、問題として認知されるのは氷山の一角でしかない、そんな衝撃的な内容に果敢に挑戦した意欲作。
耐えがたい日常に抗い、少女が自転車で疾走するシーンが印象的。
少女の無垢の祈りが呼び出したのは、地獄よ
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サウルの息子(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

終始、主人公サウルを間近で捉えるカメラワーク。周りで恐ろしいことが起こっているのだが、周囲の状況に焦点が合っていないので、はっきりとは見えない。だが、起こっていることは、はっきりと分かる。
ゾンダーコ
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ラブリーボーン(2009年製作の映画)

3.0

殺人の被害者になってしまった少女とその家族の物語を軸に、サスペンスとスリラーをファンタジックな世界観で仕上げてあった。
犯罪被害者になってしまった苦しみや悲しみをファンタジーで描くなんてユニークなアプ
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パラダイス・ナウ(2005年製作の映画)

4.0

対照的だけど仲の良い2人の若者。
ごく普通の若者。
そんな若者が勇んで自爆攻撃に向かう。。。
彼らをそこまで追い込む現実。
しかし、命をかけることには躊躇しないが、命を奪うという重い選択は簡単ではない
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オマールの壁(2013年製作の映画)

4.0

主人公とその恋人の悲恋が切なかった。
占領下という過酷な環境の中で愛を育んだ恋人同士が、裏切りや誤解に翻弄される姿は辛かった。
主人公オマールの葛藤が苦しいほど心に迫る。

オマールはパン職人なのだが
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ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

4.0

主人公の逞しさ溢れる瞳に釘付けにされた。
マイノリティであるが故に、愛した人の葬儀に参列もさせてもらえない哀しみと怒り。
暴風に抗って前へ歩もうとするシーンが、彼女の何事にも屈しない力強さを表していて
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ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(2014年製作の映画)

3.5

犬達の反乱、逆襲。
街中を駆け巡る犬の大群は圧巻。
愛する少女と引き離され、過酷な経験を辿った犬が起こす悲しい復讐劇。
ラストのシーンに深い余韻を感じた。
それにしても、一切CGなしの撮影と聞いて驚い
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.5

音楽は素晴らしい!ってのを描いている爽やかで清々しい、そして若さ溢れる映画。
主人公の家庭環境は結構シビアなんだけど、兄弟愛が救いとなってる。
バンドのメンバーも個性派揃いで愉快。
バンド活動を通じて
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アラバマ物語(1962年製作の映画)

4.0

アティカス・フィンチ。
グレゴリー・ペックが演じる主人公の名前だが、この名前が付けられた犬の本を読んだことがきっかけで、この映画が観たくなった。
これぞアメリカンヒーロー。
弁護士という仕事で正義を求
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わたしは、幸福(フェリシテ)(2017年製作の映画)

3.0

現在のコンゴの街の、色んな姿が写し出されていて、その喧騒と雑多さに目が回りそうだった。
かと思えば、主人公の心象風景をイメージしたような暗い森と静謐なオーケストラシーン。不思議な対比。
主人公の逞しさ
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クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)

3.0

なかなか雰囲気のあるホラー。
幽霊の姿がどぎつくて、もう少し控えめでもゴシックホラーの雰囲気十分と思ったけど、生身の人間の方がよっぽど怖かったので、あれでよかったのか、と。じゃないと、幽霊が霞んでしま
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永遠のこどもたち(2007年製作の映画)

3.5

ホラーなんだけど、母の愛が泣ける。
ラストで静かな感動を得られるホラーは初めて観た。

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.0

歴史に大きな影響を与えながら、このような数奇な運命を辿った人物がいたとは。。。見続けるのが辛い映画だった。愛する人への想いがあまりにも痛々しくて。。。カンバーバッチの演技は素晴らしかった。

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.0

海沿いの街の風景が印象的で、淡々と静かに、深い哀しみが織り込まれていた。
音楽も美しく、それぞれのシーンを彩っていた。
兄と弟、叔父と甥っ子、親子、そして夫婦。ぎこちないけれど、深い愛が互いの間に流れ
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否定と肯定(2016年製作の映画)

4.5

フェイクニュースが巷に溢れる今、観ておくべき映画。
被告側に立証責任があるというイギリスの裁判制度にはビックリしたが、裁判では勝つことが目的、それに向かって弁護団が繰り出す戦略、主人公に証言させないと
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消えた声が、その名を呼ぶ(2014年製作の映画)

3.5

この映画で初めて知った残酷な史実。
家族を探し求めて彷徨い歩く男性の信念に圧倒される。
荒涼とした砂漠とエキゾチックな音楽が印象的。エンドクレジットでミュージシャンのインディ・ザーラが出演してたと分か
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ヴィジット(2015年製作の映画)

3.0

老夫婦が気味が悪くて怖いんだけど、時々プッと笑いも出てしまうという、なかなかうまい人物設定だなあと感心。子ども達も魅力的で、それぞれに心理的な問題を抱えてるのがまた興味深かった。ある意味、子ども達の成>>続きを読む

ブラインド(2011年製作の映画)

3.0

キム・ハヌルが久々に見たくて鑑賞。
のっけからハードな展開だったけど、スアと彼女をサポートする盲導犬スルギのやりとりが微笑ましかった。。。けど。。。
クライマックスは「暗くなるまで待って」のヘプバーン
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