可愛い犬が登場するバイオレンスアクション映画。犬は死なないと聞いて鑑賞。
血しぶきドバドバなんだけど、漫画チックな映像が痛さを軽減してくれて、ビビりな自分でも最後まで余裕で鑑賞できた。
不死身過ぎて、>>続きを読む
翻訳家の岸本佐知子さんが観たがっておられると知って鑑賞。
サスペンスかと思ったら、本当のホラー映画だった。
不気味さを煽るBGMがなんともたまらない。
視覚障害のある夫、謎の家政婦など、怖さを唆る設定>>続きを読む
サーカスの見せ物小屋の退廃的でダークな雰囲気にそそられる。
偶然そこに辿り着いた男の栄枯盛衰の物語。
「絶対」という言葉ほど頼りないものはないのに、「絶対」を繰り返し、欲と傲慢さで結局、身を滅ぼしてい>>続きを読む
影のある役を演じるペ・ドゥナも素晴らしかったけど、子役のキム・セロンが恐ろしいほど凄かった。
テーマも、差別や虐待という社会の暗部を容赦なく炙り出すもので圧倒された。
しんどい映画だったけど、この先に>>続きを読む
リュ・スンリョンとイ・ソンミンに惹かれて視聴。
ハーメルンの笛吹き男をモチーフにしているそうだが、前半ののどかな雰囲気から一転、後半の怒涛の展開のギャップに仰天した。
色んな映画からヒントを得ているよ>>続きを読む
全編に渡りカッコいい音楽満載の、耳が幸せになる作品。
クライマックスのギターバトルは鳥肌が立ったよ。
癖の強い登場人物たちが織りなす家族の物語。
折下、家族が集う年末年始の時期ということもあって、家族について色々な思いを感じながらの鑑賞となった。
家族って、色々な事情を抱えてることも多いけど、バラバラ>>続きを読む
ノルウェーのクリスマスの過ごし方が描かれているのが興味深い映画。
外国人向けにポイントを絞って紹介されてる。
ストーリーは、ノルウェーの地方出身の主人公がクリスマスにインド人のフィアンセを連れて帰省し>>続きを読む
都会から戻って来た息子が認知症の母親と共に、彼女の思い出を辿るロードムービー。
美しい草原の景色と、母親が迷子にならないよう2人の腰に結ばれた紐が印象的だった。
東京国際映画祭では、原題を直訳した「へ>>続きを読む
主人公の大学生サロールから終始目が離せなかった。彼女の成長譚をアダルトグッズショップを舞台にしたアイディアに脱帽。
店主のミステリアスな美魔女?カティアとの交流を通じてサロールが美しく変化していく様は>>続きを読む
サイコな被疑者と淡々とかつ執拗に事件を追う刑事のやりとりがなかなか興味深かった。
すっきりした印象の映像で、思ったより安心して(笑)観ることができた。
チュ・ジフンはこんな役もできるのか、と彼の演技に>>続きを読む
下戸の自分にとっては、お酒に強い人が羨ましい限り。
スクリーンに登場する色んなお酒を眺めながら、色々嗜めたら楽しいだろうなあと。
酒は百薬の長という言葉もあるけど、酒に飲まれたらやはりよろしくない。>>続きを読む
家族という閉じられた世界の怖い側面が、印象的な映像で描かれていた。
登場人物のセリフ、挟み込まれる映像、様々な方法でその家族の過去が明らかにされる。
どれが現実でどれが妄想か、物語全体に流れる曖昧な雰>>続きを読む
妹の家庭の事情で甥っ子を預かることになった独身の伯父。
この甥っ子が可愛いんだけど、賢くてなかなか一筋縄ではいかない強者。
モノクロームの美しい映像で語られる伯父と甥っ子の関係に静かに引き込まれていっ>>続きを読む
ゲームが原作とは知らずに鑑賞。
時代が台湾の戒厳令下というのも知らなかった。
戒厳令下の弾圧の恐ろしさをまざまざと描いていて、ゲームっぽい怪物などはさておいて、ゲームならではの斬新な構成が怖さに深みを>>続きを読む
自由奔放な富豪の寡婦を演じたミシェル・ファイファーが印象深かった。
何となく小説的な雰囲気だなあ、と思ったら原作があったんだね。
なかなかシュールな場面もあるんだけど、母と息子の関係がじわりと響く時も>>続きを読む
耳の聞こえない弟を治そうとあれこれ試みる兄とその仲間たち。
終始微笑ましい彼らの姿が印象的。
実話に着想を得て作られた作品とのこと、確かニュースを読んだ驚いた記憶がある。
子どもたちの純粋な願いが>>続きを読む
モノクロームの映像が美しく、静かな音楽が心に染み入る。
元恋人同士だった2人が故郷で偶然に出会い、共に過ごした一夜の出来事。
物語の中で、当時の2人、そしてその後の2人のことが少しずつ明らかになってい>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
一つの過ちと一つの偶然が重なり悲劇に見舞われた男。その男の被害者でありながら、逆恨みされ追い詰められて行く主人公。
なかなか嫌な怖さを感じさせられた。
主人公の家族が死んでいくんだけどあまりにも淡々と>>続きを読む
この映画を観て、友人がLOVOTが欲しいと言ってたのを思い出した。LOVOTは見た目が可愛い愛玩ロボット。この映画に出てくるのは独身の主人公の理想の男性として作られたアンドロイド。
演じる役者のアンド>>続きを読む
年を重ねていく時の、いいお手本を見せてくれる映画。太極拳の極意が散りばめられているかも?
無駄な力は使わず、相手を受け入れ、しなやかに人間関係を構築していく姿が心地良かった。
こんな風に人生に対処して>>続きを読む
オカルト的なサスペンスかと思ったら、二転三転するストーリー展開に唸らされた。
映画全体に漂う暗く湿った雰囲気も良かったし、検察官役の主演俳優の演技にも魅了された。
色んなジャンルが入り混じった作品だっ>>続きを読む
一冊の古本が繋いだ縁。
本好きにはたまらないシチュエーション。
この映画を観ようと思ったのも、読書会というタイトルに興味を惹かれたから。
おかげでガーンジー島についても初めて知ることができた。
本は人>>続きを読む
今住んでいる町は有名な卓球選手の出身地ということで、周囲は卓球ファンが多い。大きな大会が近い日は、もっぱらその選手の話題で盛り上がる。が、卓球はあまり興味なく地元民でもないので、ふーんと聞いているだけ>>続きを読む
彼女の言葉は、静かに心に染み込んでくる。
そして、勇気と感動を与えてくれる。
感情に流されず、物事の核心を突いてくる言葉。
派手な言葉は必要ない。
謙虚で控えめな人柄である彼女から発せられる言葉は、よ>>続きを読む
文化やアイデンティティそのものである「言葉」を奪われることへの抵抗、という重たいテーマをエンターテイメントに昇華させた素晴らしい映画だった。
笑って泣いて感動した!
スコルト・サーミの女性カイサと彼女を師と仰ぐスイスの文筆家ロバートの交流をベースに、当時の貴重な資料映像や写真、そしてカイサの語るオーロラにまつわる伝説の美しいアニメーションがパッチワークのように散り>>続きを読む
興味深いけど胸くそ悪い。
人の心を見透かすのが上手い人間が、グルと崇められるのは危ないね。
結局は欲の塊。
カルト宗教もこんな感じなんだろうね。
恐ろしや、恐ろしや。
彼女の楽曲はラジオで流れてくるのを聞く程度で、敢えて聞こうとしたことはなかった。
でも、このドキュメンタリーを見て俄然、彼女に興味が湧いた。
才能溢れたアーティストであること、そして、過酷なショービジ>>続きを読む
登場する3人の若者全て、得体の知れないところがある、謎に満ちた映画。
結局、彼らは誰だったんだろうという疑問だけ残った。
登場人物が何を考えているのか分からないというのは、こちら側を不安にさせる。その>>続きを読む
見終わった後、胸がじわっと温かくなる良い映画だった。
似てるとこのない疎遠だった兄弟が、ちょっとした冒険を通じて絆を取り戻すという、ロードムービーにはよくあるテーマかもしれないけど、静かな感動を与えて>>続きを読む
自由が制限されている社会で、自分たちの意見を表したことで、大人たちに追い詰められる若者たち。
狡猾な大人たちの卑劣なやり方に揺さぶられながらも、危機に立ち向かう若者たちの姿が胸に迫る。そして、恋愛や友>>続きを読む
穏やかな印象のタイトルを裏切るような衝撃的な物語だった。
女性の政治参加が認められていなかった時代、人生や命を賭けて権利を求めようとした女性たちがいた。
彼女たちを過激な行動に追い込む政治家や警察、妻>>続きを読む
美しい映像、ストーリーのテンポの良さに引き込まれた。
シュールでコミカルな演出で、悪党もなかな魅力的だった。惑わされる女性がいるのも納得。登場人物それぞれ個性的だった。巻き込まれ感満載のアルベールと孤>>続きを読む
骨太の見応えある作品だった。
これは是非多くの人に見てもらいたい。
真実を求めて奮闘する記者の姿と、世論の流れに影響を受けて軍に志願する若者の物語が並行して進み、物語に深みを与えていた。ロブ・ライナー>>続きを読む
同じ男性オーレンを愛した男トーマスと女アナトの、切なくも心に染み入る物語。
トーマスがどれだけオーレンを愛していたかが、静かに映像で表現されているのが胸に迫る。
オーレンの過去を追ってベルリンからエル>>続きを読む