350さんの映画レビュー・感想・評価

350

350

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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.4

めちゃくちゃ面白かった。私は働かないでいいなら働きたくないし、金夜と土曜の朝が1週間で1番好きだけど、真摯に一生懸命に自分の課されたものに取り組む人間たちがすっごく好き。社会人になって、仕事に対する熱>>続きを読む

オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

-

実際に彼らがいたことを考えると、映画として点数が付け難い。前情報なにも知らずに観たこともあり森林消火とかホットショットとかあまり親しみの無い世界で最初は「んん?」ってなってたけど終始引き込まれた。仕事>>続きを読む

くれなずめ(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

賛否両論ありそうやけど、好きだった。
最初、なんかやたら煩いし仲良いのか気まずいのかよくわかんない関係の展開から始まって、最終的にこんな熱くてグッとくる友情で終わると思わなかった。序盤、この映画に泣く
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キネマの神様(2021年製作の映画)

2.9

原田マハさんの原作がめちゃくちゃ好きで、「小生〜貴君には敵わないであります。合掌」のゴウを楽しみにきた身としては、ものすごい衝撃を受けた。原作と全く違う焦点・ストーリー・登場人物のキャラクター性で最初>>続きを読む

バケモノの子(2015年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

細田監督作品の中でもめちゃくちゃ好きな映画。
熊徹と九太2人の、お互いがお互いを不器用に1番大事に想ってる関係性に泣く。師弟愛とか親子愛とか名前は何でも良い、2人の間にある絶対的な繋がりが最後「胸の中
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

事前情報を全く見ずに初日に観に行って「なんかディズニーぽいな」「エッッめちゃ美女と野獣ッッ」「ネット版美女と野獣ッッ」って思って後で調べたらそういうオマージュのコンセプト入っててなるほどと思った。名前>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.3

役者さんみんなすごいなと思ったけど、誰にも共感できないし気持ちも汲めなくて「愛ってなんだ、、?」ってなった。テルコの好きとか愛を通り越した執着が理解できないと同時に、ちょっと知りたいなとも思う。テルコ>>続きを読む

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.7

映画館→原作→アマプラの順で見た。映画館で観れて良かった。映画は圧倒的に尺が足りてないのかストーリーとか登場人物の気持ちがいまいちわからんし、原作読むと「ここカットされるのか〜〜」と思うシーンも多いけ>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

「サブカル」という単語があんまり好きじゃないけどあえて使う。めちゃくちゃにわかりやすくサブカルだった。出てくる単語や物が世代だったし、最後のファミレスのシーンで長谷川白紙、崎山蒼志が出てきて、時間の経>>続きを読む

空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

3.7

あの花とかここさけとかと同じ人たちだなとぼんやり思ってたけど「超平和バスターズ」って制作チーム組んでたのを調べて知った。この人たちのアニメーション、キャラクターの作画とか動きとかが可愛いだけじゃない魅>>続きを読む

スカイ・クロラ The Sky Crawlers(2008年製作の映画)

3.4

バイトで一緒に働いてた人が片手でマッチ付けてて「スカイクロラ見て練習したんです」って言ってたの思い出して見た。序盤早々、あ、片手マッチだ、ってなったけど、そこからのストーリーの読めなさがすごい。静かな>>続きを読む

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.6

全体的に流れるダラっとしたゆるい空気に、大学生の感じだ、、とめちゃくちゃ大学時代を思い出した。ただゆる楽しいという訳でもない登場人物たちの時々のヒリつく感じも含めてリアル。映像も最後のエンドロールの音>>続きを読む

博士の愛した数式(2005年製作の映画)

3.7

小説を読んだのは中学生くらいだったと思うけど、映画は初めて見た。良い邦画だなあと思った。語らずわかりやすく察させて、アッてなる。記憶が80分しか持たない状況なんて絶望で塞ぎ込みそうだけど、博士の元から>>続きを読む

ぼくたちの家族(2013年製作の映画)

4.3

映画館で見たときに理由わからずひたすら泣いた記憶があって見直したけど、やっぱり理由わからないままひたすら泣いてた。どん底なほど状況が悪くて重くて心が折れそうになるし、最後もハッピーエンドなわけではない>>続きを読む

横道世之介(2013年製作の映画)

3.7

160分がぬるぬるっと心地よく過ぎた。途中の展開から複雑で切ない気持ちになるのだけど、世之介というキャラクターのせいか最後までほっこりした気持ちで見てしまう。悲しい展開も世之介には勝てない。こんな人に>>続きを読む

くちびるに歌を(2015年製作の映画)

3.8

予告の時点でわかってたけどめちゃくちゃ泣いた。ストーリーの大筋はとてもベタだけど、気持ち良く最後まで見れて良い。この歌と中学生が合わさったときの威力がはんぱない、、強い、、頑張って生きてこう、、

永い言い訳(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ひねくれててマイナス思考で酒癖は悪いけど、悪意はなくて純粋な主人公幸夫。子供みたいな大人の不安定さに、共感なのかなんなのか自分でもわかんないけど色んなシーンで泣いた。電車で一人幸夫がノートに書いた結論>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.3

今に行き着く過去も踏まえ、双葉さんの強くて真っ直ぐで大きな愛情に泣きに泣いた。人間として、母として、色んな葛藤と共に全てに向かっていく姿がかっこいい。遺伝子っていうのは血とか関係なく、一緒に生きること>>続きを読む

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

4.4

リンコさんが女性としてとてもとても強くて美しい。見た目は男性的な部分が大いにあるのだけど、ハッとするくらい美しかった。生田斗真すごい。マキオの包容力、トモの真っ直ぐなところも素敵。多種多様な「お母さん>>続きを読む

ピンポン(2002年製作の映画)

4.3

大好きピンポン。何回見ても好き。ペコみたいなヒーローにずっと憧れてるし憧れ続ける。窪塚はペコだし、スマイルはアラタ、これ絶対。

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.6

最後まで駆け抜けるように物語が展開されていく。伏線を張っては回収されの連続。主人公たちがホームレスなだけに、現実味の強いシーンもあるけど基本的に愉快でハッピー。キヨコはかんぺきに神の使い手。

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.7

最後のシーンを見てそっか実話だった、と思い出すくらい私にとってフィクションみたいな話だった。インドの現実もそうだけど、主人公の人生も、養子をもらったご夫妻の考え方も、嘘みたいな本当。人への愛情って助け>>続きを読む

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.5

言葉以上に目の動きとか頬の引きつり方で伝わってくる。役者さんすごい。家族の1日を追ってるだけなのに、終始ハラハラした。家族だからこそ長い年月で積み重なってるそれぞれの関係性とか想いがあって、上手くいか>>続きを読む

WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

4.3

観終わったあとに「あー面白かったー!」って楽しくてさっぱりした気持ちになれる。都会の現代っ子が山の男になるまでの表現の仕方が好き。邦画の良さ全開。師弟愛って良い。アツい。子どもたちに一番笑わさせられた>>続きを読む

シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~(2012年製作の映画)

3.1

コメディのフランス映画を初めて見た。クスッてなりながらサクサク見れる。「コニチハ」「アリガトウ」は笑ってしまう、ずるい。反発しあうけどなんか似てる二人がお互いに信頼していく様が良い。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.2

画面の中がずっと可愛い。どの瞬間でも絵になる配色と構図。絵本とかおとぎ話みたいな映像の世界観に置いてかれそうになったら、絶妙に現実感を混ぜてきて話に引き込まれる。おとぎ話で終わることのない、けど現実に>>続きを読む

探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点(2013年製作の映画)

3.3

アドリブみたいな大泉洋と松田龍平のやり取りが好き。何回か声出して笑った。定番のゆるさプラス、若干のプライドの高さとめちゃくちゃな強さを持った松田龍平の高田が格好良すぎる。

幸せのレシピ(2007年製作の映画)

3.4

後半にかけての盛り上がり方が好き。幸せそうなシーンは、「ふふふ」って声でるほどニヤニヤする。出てくるご飯自体は美味しさを際立ててる感じではないけど、料理を介しての人のやり取りが素敵。

苦役列車(2012年製作の映画)

3.0

見てる間終始「貫多、落ち着け、上手く生きてくれ、、」って気持ちになる。器用で現代人っぽい高良健吾の日下部と、ドクズで卑屈な森山未來の貫多の対比。不快になるくらい貫多はドクズだと思うけど、その反面ものす>>続きを読む

人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)

3.1

撮り方とか登場人物同士のアドリブみたいなそれぞれのやり取り含む、映画全体に流れる良いダラダラ感と空気が本当に大学生ぽかった。めちゃくちゃ大学生だった。

海月姫(2014年製作の映画)

3.2

のんちゃんと菅田くんかわいい。キラキラしててみんな楽しそうで観ててニヤニヤ。細かいツッコミどころはたくさんあるのだろうけど「ま、いっかー!」で済ませられるくらいハッピー感強め。

舟を編む(2013年製作の映画)

4.7

大好きな邦画の1つ。登場人物が皆とても良い。徐々に距離感が縮まる馬締・西岡コンビがとても好き。ただの文字面の「恋」の語釈シーンに心臓がぐっとなる。それぞれの夫婦の姿がすごく素敵。全体的に地味で静かな映>>続きを読む

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.8

色んな感情がギュッと凝縮されて、観終わったあとしばらく「すっっごい面白かったーー!!あー!!最高ー!!!」状態が続いた。主人公たちが総じて好き。中2っぽい感じの痛さ・ダサさを突き抜けていった先の堂々と>>続きを読む

百円の恋(2014年製作の映画)

3.7

最初の重たくてだらしない状態から徐々に色んなものが軽く軽くなっていくのが見ていて良かった。無駄なものがそぎ落とされていく人間は綺麗だなと思った。
映画全体を通して安藤サクラさんの人としての存在感がすご
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