natsumiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー(2019年製作の映画)

2.3

いかにこのフェスが準備不足だったかってことより、
日本のフジロックとかのフェスがいかにすごいかってことや、フェス開催にどれだけ準備が必要かってことがよくわかった。

だって、まさかたくさんの「トイレ」
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Tinder詐欺師:恋愛は大金を生む(2022年製作の映画)

2.6

Tinder怖っ!
国際詐欺となるとスケールも大きくて、「は〜」って感じでした。プラハなどのロケーションにちょっとワクワクしてしまった。
しかし、このラストから何を感じればいいんだか…。
んでサイモン
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クォ・ヴァディス(1951年製作の映画)

3.1

『ベン・ハー』が大好きなのと、同じミクローシュ・ロージャの音楽を聴きたくて観ました。

映画としては『ベン・ハー』と比べるとスケール感や人間の描き方など見劣りするし、古く退屈に感じてしまったのですが、
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アラビアのロレンス(1962年製作の映画)

4.8

やっと観た! 長かった〜。
前半、いなくなってしまった仲間を探しに行ったロレンスと、見張りの少年の再会シーンが印象的。
徐々にベドウィンに受け入れられていく物語もとてもヒューマンで面白い。

砂漠の絶
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神の日曜日(2018年製作の映画)

2.9

アメリカ人かキリスト教徒じゃないとピンとこない内容だったけど、キウェテルなので観ました。沈思する哲学的な雰囲気が好きです。

そもそも万物が神である神道の国に住んでると、キリスト教の問題って重箱の隅を
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ズーランダー(2001年製作の映画)

2.9

話はギャグ漫画ノリで馬鹿馬鹿しいんだが、
細かい笑いとパロディが満載で、観てて飽きなかった。

そんでとってもキャストが豪華!
デヴィット・ボウイからパリス・ヒルトン、ドナルド・トランプまで。
キャス
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

2.6

素敵な作品だと思うんだけど、あまりハマらなかった。
どうもジャームッシュが苦手なのかも?

でも、どのエピソードもインテリアや音楽がとてもかっこいい。
特にコーヒーの乗ったテーブルコーディネートは、毎
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

4.3

とにかく気分が明るくなるハッピーな作品!
だけど人種差別の部分もさらっと描かれている。
黒対白の構図は、もはやアメリカが持つ個性であって、差別をなくそうとする姿勢自体がもう尊いカルチャーなのかなって思
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.5

面白かったー!
話はほとんど無くてハチャメチャなんだけど、とにかくキャストが豪華。
ジェームス・ブラウンにレイ・チャールズ、なぜかキャリー・フィッシャーまで。
一度は聴いたことある名曲も、たくさん聴け
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.2

ずっと観たくてやっと観て、
まったく意味わからん!笑
けど面白い、という不思議な映画だった。

〈感じる〉タイプの映画なんかな。
シガーのキャラクターが異様すぎて面白かったし、
全体的に乾いててクール
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コーチ・カーター(2005年製作の映画)

3.6

差別をなくすには、まず自分が自分自身に誇りを持つことなんだなぁ。

コーチ・カーターはマルコムXほど有名じゃないかもしれない。
けどギャングになる未来しかない生徒たちに、自尊心を教えて導いた。
自尊心
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

2.5

あんまり政治に不満を感じないタイプなので、皮肉がピンとこなかった。
現実のほうが、みんなまともに行動すると思うなぁ。

国民全員が、そこまでして問題(Up)を見ないようにする理由をもっと掘り下げて欲し
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しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

3.0

シンプルにほっこりできるストーリー。
レイシズムが題材だけどしんどいシーンはなく、ゆるく見れる。

サンドラ・ブロックがとてもカラッとしててヒューマニティにあふれていて、役に合っていた。

黒人の敵は
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浅草キッド(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ面白いので、監督誰だろ? って思ってたら、劇団ひとりだったのか!
芸人世界のリアリティに唸りましたが、納得です。

一人の若手漫才師とその師匠の悲喜こもごもを、シンプルに描く。
特筆すべ
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めがね(2007年製作の映画)

3.1

なーんも考えないでぼーっとしたいときにぴったりな、ゆるい映画でした。

『かもめ食堂』よりも監督の意図を感じ、おかしみのある空気感が増していました。

ごはんがおいしそうだったり、
海がきれいだったり
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.0

のんびりした気分になりたくて観てみました。

いい意味で起伏がなく、
フィンランドの空気感もよかったです。
「何も起きない」映画ってありそうであんまないので、
のんびりゆったりした気分になれました。
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ターミネーター4(2009年製作の映画)

2.1

ターミネーターってか、『マッドマックス』でした。

崩壊し、資源が枯渇した世界を舞台にしたSFアクション、として見れば佳作なのかも。
背景など、とてもソリッドで綺麗でした。

けどシュワちゃんのターミ
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

地上波で観ました。

シュワちゃんは、ものすごい肉体美が売りだから、こういう映画を撮ったんかなぁと思ってました。
でも最後、T-800が沈んでくシーンがとても悲しいのは、やはりシュワちゃんのヒューマニ
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サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

4.0

スリムなトラボルタ、若い頃からまんまトラボルタでセクシー。
瞳はダイアモンドみたいにギラついてる。スタイリッシュで、古さをあまり感じない。

クラブの煙草と埃の匂いや、マリブコークの味を思い出した。
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

救いが無さすぎて、何を感じたらいいのかわからなかった。
とにかく戦争最悪だねってことしか浮かばない。

この映画では、戦士の使命感や強い仲間意識、そこから湧き出る復讐心などが描かれていた。
共感はでき
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ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

2.8

同僚と『プライベート・ライアン』について語ってたら名前が出てきたので、観てみました。

『プライベート・ライアン』は恐らく戦争映画のお手本のような作品で、戦争はよくないという倫理観もかなり込められてい
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

とても質の高い戦争映画なんだけれど、まず自分自身がこんな非合理な救出作戦には与したくないと思ったので、色々レビューを読んでいたら、このライアン救出作戦はそもそも「英雄譚の宣伝のための作戦だった」という>>続きを読む

シン・レッド・ライン(1998年製作の映画)

3.1

戦争映画というより哲学的な映像詩なので、
瞑想的な気分に浸りたいときに、ゆるく観るのがいい感じの映画でした。
タルコフスキーや、『バラカ』みたいな映画の雰囲気を感じました。

他のレビューでもありまし
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

途中まで退屈だったのだが、ラストで呆然。さすがに笑ってしまった。

社会風刺とかよりも、ストレンジラヴ博士の凄まじいキャラと、ラストシーンでやられてしまった。
「総統! 歩けます!」からあのラストシー
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.9

Speechless でした。
アンソニー・ホプキンスの演技に脱帽した。

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

初見は当時かなりの衝撃で、2回目はモヤモヤしながら観た。

信じていた現実がすべて虚構だった、という筋書きは、マトリックス並みの衝撃だった。
それをジム・キャリーが底抜けに明るいスマイルで演じるのも、
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マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

4のために見返しました。

1で衝撃的だったのは、この世がすべて仮想現実だったということ。
ですが、3の中盤を占めるメカ戦争は、物理対物理の重火器戦であり、マトリックスである必要をあんまり感じず、若干
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BUTTERFLISTA すべては、愛の行為。(2010年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

意外にも楽しめた。

まず、これが創作じゃなく彼女たちの日常だってことがすごい。
めちゃくちゃゴージャスでマニアックなホームビデオという感じ。

叶姉妹は、「恭子さんによる美香さんを使った壮大な人形遊
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.8

ハートマン軍曹のせりふは何一つ無駄がなく、「声に出して読みたい罵詈雑言」と呼びたい美しさです。
和訳にとても工夫があります。
「タマ落としたか!」などはもちろん、「続けてよろしゅうございますか?」も素
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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.7

レザレクションズのために復習です。

一作目の、既存の価値観をひっくり返すような世界観に度肝を抜かれたので、2の印象はやや薄めです。
特に、ストーリーの強引さが若干気になってしまいます。

ただ、今観
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ただのスタイリッシュなアクションじゃ済まなくなってますな。
厩でのアクションシーンはどう撮ったのか? 犬も参加するし武器もパワーアップしてるし。
戦いはますます苛烈になっていきますが、何がすごいかって
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃよかった!
一作目よりは話が込み入ってて若干ダルい部分もあるのですが、アクションのバリエーションがかなり広がってて、どれもリアルで見入ってしまいます。

歩きながら撃って素早くクリアリング
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.6

痛い描写が苦手なので敬遠してましたが、すごく硬派でかっこいいアクションでした。

まず、ストーリーがシンプルで目標が明快なのがいい。アクションに集中できました。
アクションは、キアヌの運動神経すごいな
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永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

2.4

「画家の視点を表現したい」という意図はわかったけど、一人称視点でずっと風景を撮るというのはあまりに陳腐だとおもう。
「ゴッホの視点」はすでにゴッホ自身が絵画で表現しているのだから、それをカメラでやると
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らせん(1998年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

「リング」ラストでモヤついたので観ました。
まぁさらにモヤつくというか、もはやホラーじゃなく完全なるSFになっていました。

リングで見せた「じっとりとしたJホラー」という雰囲気はなくて、とにかくなぜ
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リング(1998年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

暑いのでホラーを観たくなりました。
かなり雰囲気いいJホラー。
だけどラストがちょい唐突? 「らせん」も観ないとなのかな?

割と淡々と呪いのビデオの謎を解き明かしてくんだけど、
ねっとりじっとりした
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