星屑暴威さんの映画レビュー・感想・評価

星屑暴威

星屑暴威

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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

3.8

カーペンター色満載のSFの名作。手作りのクリチャーやマットペイントの合成、カメラワークの工夫などCGとは違った味があってとても良い。ちょっとグロいけど。首だけ星人とかいいな。時代的な関係か音楽はほとん>>続きを読む

緑の街(1998年製作の映画)

3.2

大好きな小田和正の二作目の監督作。一作目のアンティテーゼみたいな作品。一作目はホントひどかったもんな。何のために作ったのか。対してこれはちゃんと観れる作品になってたし、それなりに面白かった。さすがに音>>続きを読む

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

2.8

観ようと思ったら三部作のラストらしく、前二作も連作とは知らずに観たことがあり 良くもなかったけど本作のために観返した。本作を理解するためには観返して良かったんだけど、三部作にそんな時間をかけるほどの値>>続きを読む

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.1

大好きなゴーストバスターズのはずなんだけど…。テンポは悪いし、ゴーストは出てこないし、ラスボスも出るのが遅く 焦らしたわりにショボいし盛り上がりに欠ける。とにかく序盤がダラダラ長い。何よりコメディ要素>>続きを読む

アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.0

特殊能力、不死身、リアルヒーロー、との煽り文句ではあるがその割に地味で静かな暗い映画。サミュエルがいかにも胡散臭く妄想癖があるのでそういうアングラ映画かと思いきや意外とマジだったけど…。ブルースもその>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

クリストファー・ノーランの独りよがりで不親切な演出が苦手でいつも置いてきぼりで消化不良になるので観ようか迷ったが、さすがに史実なのでちゃんと理解できたし、思ってたよりずっと面白かったので観てよかった。>>続きを読む

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

4.0

エージェント物だけどアメリカとソ連のスパイが手を組むという現実には天地がひっくり返ってもあり得ない設定。クラシックな感じで終始スタイリッシュでクールだけど時にコミカルなタッチもありお洒落な映画。画面分>>続きを読む

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.5

ジャンル不詳で鑑にはコメディとの記載だったけど前半はアブナイ奴全開でなかなかキツイ。女性ファンも輪をかけて強烈でタレント稼業も辛いなと思いつつ徐々に社会クライムになっていく。話が進むうちにどんどん印象>>続きを読む

ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(2022年製作の映画)

4.3

フレディ・マーキュリー、エルトン・ジョン、エルヴィス・プレスリーときてホイットニー・ヒューストン、皆マネージャーに恵まれず、多くが同性愛者で、お金に群がる連中に搾取され、麻薬に手を染め多くが非業の死を>>続きを読む

マッドマックス2(1981年製作の映画)

3.4

前作とは崩壊後の世界ということ以外は全然関係なく、すっかり「バイオレンスジャック」の世界になってしまった。この後の続編は見ていないけど「怒りのデスロード」が同じパターンということは、この後もずっと同じ>>続きを読む

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.4

不死身の映画は多々あれど ここまで死なないのは初めて。不死身といってもギリギリかわしたりするのが普通だけど、これは実際にモロに食らってるもんな。それも地雷とか半端ないモノを。ここまで死なないと笑えてく>>続きを読む

ラン・オールナイト(2015年製作の映画)

2.6

今度は息子を守るため、というかリーアム・ニーソンはこのパターンが多いな。冒頭の落ちぶれぶりというかダメダメぶりがしんどく、このまま続いたら嫌だなと思ったが早めにシャキッとして安心した。とはいえ物語の展>>続きを読む

断崖(1941年製作の映画)

3.0

観たことがあるはずだけど ちっとも覚えていなかったが、その程度の作品。色々とこだわった演出はさすがヒッチコックだけど。貧にせよ富にせよ身分違いで結婚して妻が疑心暗鬼になるのはこの時代の映画によくあるパ>>続きを読む

ロード・トゥ・パーディション(2002年製作の映画)

4.0

フィルム・ノワール風の落ち着いた映像と静かな音楽が控えめに流れ、銃声以外は波や雨やの音を背景に静かに格調高い雰囲気で進む。本当に美しい。マフィアなのだが基本は父子の話で、愛されていないんじゃないか、自>>続きを読む

交渉人(1998年製作の映画)

4.0

タイトルもヴィジョンも地味だし、サミュエル・L・ジャクソンに合わなそうな機微なジャンルのタイトルで、下手すれば駄作の心配もあったけど杞憂だった。めっちゃ面白い。ケヴィン・スペイシーも「交渉人に有罪無罪>>続きを読む

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.1

一部屋で終止する会話だけの密室劇なんだけど面白い。さすが名作と言われるだけある。やっぱりこの時代の映画好きだな。配信でも観れるんだ。1対11からの逆転なんだけど、正に今のSNS時代を映しているなと思っ>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

2.8

子供向けで大人が真面目に観る映画じゃない。設定や世界観やアイテムなど、ゲームそのままで、ゲームに夢中だった人はまだその再現にハマるんだろうけど、適当にしかやってなかった者からしたら何のコッチャである。>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.6

評判が半端なく良く、メディア化も恐ろしく長期間引っ張ったのでものすごく期待値が上がったがそこまでではなかった。もちろん面白かったけど無理して劇場に行かなくて良かった。 しかしこれ、完全に漫画を知ってる>>続きを読む

ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

3.9

いやぁ、救いのない話だ。いわゆる胸糞映画。面白かったけど。それぞれの立場に立てばそれぞれの気持ちはわかるけど…。最初からそうなりそうで、そうなるなよ、そうなるなよと思いつつやっぱりそうなるんだ。デイブ>>続きを読む

コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.0

天使と悪魔とエクソシスト、キアヌ・リーブスはカッコいいけどそれだけで、個人的にはハマらなかった。マトリックスといい、キアヌってこういう異世界物のイメージが強い。2005年作か、なんかハーフ・ブーリード>>続きを読む

ダーティハリー5(1988年製作の映画)

3.6

また少し長めのインターバルを置いてのシリーズ最終作。これで終わろうと思ったんだろう、いつものような悲惨さは無く、バディも死なない。相変わらず悪者は容赦なく撃ち殺すけど。真相は底は浅いけど最後らしく大団>>続きを読む

アルマゲドン(1998年製作の映画)

4.0

主題歌とともに世間に広く認知されたベタな映画ではあるけど、やっぱりそれだけのことはあって面白い。漢の生きざま。ディザスター映画ではダントツ。死ぬ時も展開がベタすぎて涙を誘わなかったけど走馬灯はちょっと>>続きを読む

ダーティハリー4(1983年製作の映画)

3.2

しばらくのインターバルを置いての第四作。そのせいか髪の毛が後退してオールバックの印象が違う。再開にあたって新機軸を打ち出したかったのか、相変わらず撃ち殺しはするものの比較的普通の刑事物になってしまった>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.7

パッケージから、もっと内省的でチープなのを勝手に想像してたけど、これがまたエクソシスト物では一番派手なんじゃないだろうか。爆発もあり音響も部屋中をグルグル回る。少年がまた上手い。本家ほど重厚感も宗教感>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.5

劇場の予告で気になってた作品。過去を消すための戸籍交換。ちょっと「砂の器」と「手紙」を想起した。子どもは親を選べない。良くも悪くも親を背負って生きていかなければいけない。特に戸籍制度のある日本では。原>>続きを読む

ダーティハリー3(1976年製作の映画)

3.3

3作目にもなると質もパワーも落ちるのは仕方ないか。見境なく44マグナムを撃ちまくる以外は作風は随分変わって、初期のヒリヒリする緊張感とか無くなってきた。割とありがちな跳ねっ返りデカ物になった感がある。>>続きを読む

母性(2022年製作の映画)

3.0

原作を読んで とてもつまらなかったけど映画ではどうかと思い観たけど、原作よりはマシで少なくともつまらなくはなかったけど…。とにかく出てくる人の全員が気持ち悪い、異常で不思議な世界。全員が理想の幻想にす>>続きを読む

ダーティハリー2(1973年製作の映画)

3.6

続編はどうしても構えてしまう。冒頭にさして緊張感もない小ネタ事件がが続き、やっぱりかとがっかりしかけた。ハイジャック事件であんな対応は無いだろう笑。すぐに盛り返して、前回とは毛色も違いサスペンス色もあ>>続きを読む

LIFE!(2013年製作の映画)

4.3

以前に観てすごく良かったので再見。主人公は妄想癖があり どこまでが現実でどこからが妄想なのかわからない。最初のうちはアカンタレではっきりせずイライラするが、世界を旅していくうちに逞しくなっていく。最後>>続きを読む

ダーティハリー(1971年製作の映画)

4.1

荒野の用心棒に並ぶ 言わずと知れたクリント・イーストウッドの当たり役。最近は偏屈老人役の彼しか見てなかったので、久しぶりの若い彼はやっぱりダントツにカッコいい。オールバックに細身のスーツで44マグナム>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.3

原作の漫画が好きで、奇跡の音ってどんなだろう、どんな音楽が流れているんだろうって興味があって。「BECK」は無音という奇策で逃げ、アニメ「ピアノの森」は奇跡かはともかく正面から取り組み大いに盛り上げ成>>続きを読む

Pearl パール(2022年製作の映画)

2.0

1940年代の映画風のタイトルバックで始まる。「X」の前日譚に当たる映画だが、前作ではミア・ゴスが老人メイクをしてたことから 本作ありきのキャストだったようで、調べてみると最初から三部作の予定だったら>>続きを読む

REDリターンズ(2013年製作の映画)

4.2

前作からレベルを落とすことない圧倒的な面白さ。キャストもまた豪華。初登場のアンソニー・ホプキンスは相変わらずのハマり役だし、イ・ビョンホンは今回は三枚目。続投のメアリー=ルイーズ・パーカーの顔演技が何>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.7

深海監督3作目。普通はどんどん劣化していくが、新海は自分的にはどんどん良くなってきた。本作はいい感じでロードムービーになってる。最後の「行ってきます」が前向きなメッセージで凄くいい。ちなみに個人評価は>>続きを読む

ゼイリブ(1988年製作の映画)

3.9

サブリミナル効果を扱った鬼才ジョン・カーペンターによるカルトな映画。今では陳腐なアイデアだけどサブリミナルによる人類の洗脳による異星人による支配を描いており、不思議な魅力があり何度も観てしまう。簡単に>>続きを読む

RED/レッド(2010年製作の映画)

4.4

元CIAのひと癖も二癖もあるエキスパート達が、ジョーの言葉を借りれば「バンドの再結成」するという私の大好物な設定で、ほんのりコメディ要素やシュールだったり悪趣味もある大好きな映画。特に畑違いとも言うべ>>続きを読む

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