Habby中野さんの映画レビュー・感想・評価

Habby中野

Habby中野

「高度成長期の大衆娯楽喜劇映画の持つ社会性とその表現力」について研究しています。

映画(528)
ドラマ(1)

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「◇◇(静かにしてろ)」=見ても解釈するな、は広告看板「今ははっきり見える」=見ようとすれば見える、に呼応する。
「無限の再解釈」、それがこの超主観的で、"幻想的"でオマージュと暗号に溢れた「探偵物語
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レザボア・ドッグス(1991年製作の映画)

3.5

なるほどタランティーノ、それでも人間を愛すのさね。

日本一の色男(1963年製作の映画)

3.7

いやぁ〜10日ぶりの風呂は実に爽快だったぁ
ずいぶん遅かったわね わたし寂しかったわ。
ねえあなた、ビール冷やして待ってたのよ。
おぉ、そうか…… っあぁ〜 こたえらんないねえ!
……できりゃこう願い
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菊とギロチン(2016年製作の映画)

3.4

菊とギロチンの登場人物は、革命家たちも、鶴竜そっくりの花菊も、十勝川も、何をも成し遂げない。少しの変化を見せはするが、精錬された映画として物語としては完全に成り立っていない。観客に寄り添う気持ちがない>>続きを読む

天国の日々(1978年製作の映画)

3.7

うだつの上がらない暮らし、広大な麦畑、労働。自然の中で生きることの厳しさ、を思う頃に顔を出す自然。映画そのものと一致した妹の語り。広大な地球上の影、夕時の靄、陽炎のような生活。寂しさ、無為、人生。消え>>続きを読む

チ・ン・ピ・ラ(1984年製作の映画)

4.6

またも勝手に爆音上映にて、ギンギンギラギラの東京渋谷、pinkの曲。ジョニーは粋でかわいいし、柴田恭平はカッコ良すぎてボウイに見える。あの笑顔。そして高樹沙耶、良いじゃんかよ……。最高最高最高最高!こ>>続きを読む

エヴォリューション(2015年製作の映画)

3.7

エヴォリューション、進化。論理でなく感情で見よう、論理はほとんど全て、カットされている。海の中から始まり、島に上がり、外部からむりやり注入され、変化を起こし、命を崩し、耐え、海を渡って大陸が見える。時>>続きを読む

千年女優(2001年製作の映画)

4.0

「運命」という絶望的なテーマに嫉妬という人為性を振りかけて一つの物語を複数の世界で描きそれを永遠のテーマとしている。みたいな。運命なんてある意味呪いのようなものなのに、なぜだか美しく生きることが肯定さ>>続きを読む

ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

4.1

映像表現の氾濫、中盤の濃いたるみ、ラストの虚しき美しさまで、「まとめようとしたけどまとまらんかった」感に愛をおぼえる。時間的にも画面的にもカオスだけれど、これが現実の世界の再現でもあるし嫉妬を隠さない>>続きを読む

毎日が夏休み(1994年製作の映画)

4.2

人生は意外とやり直しがきくんだ
泣きたい時は思い切り泣けばいい
涙は心の汗だ

やけに明るく照らされた20年前の新興住宅、超かわいい佐伯日菜子(新人)。60年代コメディの設定を吸収し、2000年代の軽
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

1.5

気分が悪い。こんなに悪い意味で不快な映画は初めて観た。もはやまともに意見する気にもなれない。だから、この映画で何か感動する人がいることが気持ち悪い、そのレベルの低さが怖ろしいなどとは口にしない。不快の>>続きを読む

ダーティハリー(1971年製作の映画)

4.0

ウルトラカット続出。十字架での主観→俯瞰、会話のつなぎ方、ヘリでズームバック、長〜いディゾルブ、階段のシーン……その一つ一つを思い返してよだれがでる。全部ノートに書き出します。
冒頭で印象的なのは高さ
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ライフ・アクアティック(2005年製作の映画)

3.4

映画を撮ることの映画。世界は広い海で、人生は狭いドラマだけれど、潜水艦の丸い窓から外を覗くと憎しみだって魅力に変わる。でも浮き上がると人生が。
ちょっとうるさかったかな。命かけて、ケンカして、みんなで
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ツン、と上がった鼻に、主張は少ないがどうにも"メガネ然"としている丸メガネ。
ザックリとした黒髪、すっぴん、堂々とした歩き方。まずエマ・ストーンの演技に惚れる。ビリー・ジーンに惚れる。立ち居振る舞いに
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男はつらいよ 寅次郎子守唄(1974年製作の映画)

3.5

散漫、寅さん、雨降って痔固まる。どんなに曇ってても青空が一番似合う。忘れかけてたラスト・シーン。この微妙さにくすぐられる。

ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

3.5

ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール 認めたくないし、好きではないが、こうであってほしい。

2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

4.0

恐ろしい映画。オゾンはいつもぼくのトラウマのようなものを刺激する精神科医である。
腹痛、猫、精神科医、二重螺旋。捻くれた精神かと見紛う二重螺旋のディー・エヌ・エーの階段は昇降どちらともつかないめまいの
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秘花(1971年製作の映画)

3.4

海岸線、陸の端。波打ち際足を浸ける人間、その叫び。尖った廃船は難破船かそれとも未航か。生きる理由が無いから死ぬのか死ぬ理由が無く生きるのか。燃える廃船、貞操帯。

SPUN スパン(2002年製作の映画)

4.2

ガガガガンギマリスーパートリップ トリップ 開始12分での(キマってからの)オープニング、超感覚的な編集に涙出っ放し。知ってる?映像ってこんなことまでできるんやで。でも、全部意味ないんやで〜〜〜〜〜>>続きを読む

ホテル・ハイビスカス(2002年製作の映画)

4.5

みんなのホテルハ〜〜〜イビスカス、昔は上等だったけど〜♪
自由で、元気で、明るく、楽しい、開放的で陽気な家族と歌って踊る幸せの夏。たくましいおてんば娘の小冒険は、上を下へと行ったり来たり。フェンスの向
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セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

3.3

ヒドイ映画だ……。何事も思った通りに進まない。「次はこう来る!」という台詞が来ない。カットが続かない。シーンができない。こんなにもフ・かい・かんを感じる映画があるものかと思うと同時に、観てて快感を得る>>続きを読む

1999年の夏休み(1988年製作の映画)

4.2

1988年に公開された「1999年の夏休み」を2018年に銀幕で観た。
忘れられない、「あの夏休み」。時は経れども、思いはその時を拠点に巡り伸び続ける。近未来を描いた、時を超える「SF」ではなく、11
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ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

3.8

ホドロフスキーは芸術家か。キリスト、戦争、歴史、物語の模倣、さらには国まで、模倣による模倣の破壊。
人生まで模倣してしまって最後に映画自体が人生の模倣である映画の模倣だった。何を言ってる。でも嘘はない
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現代やくざ 人斬り与太(1972年製作の映画)

3.8

哀しき、哀しきかな。何もしない。現代やくざ人斬り与太は、生きるためだけに生きることさえもしない、何とも空虚な生き方だ。それはそれだけで語るものではなく、色のない(カラーのはずなのに、思い出はなぜかモノ>>続きを読む

ブルー・ハワイ(1961年製作の映画)

3.8

「1961年のアメリカでは、核シェルターが郊外住宅の裏庭に作られ、バービー人形に新しくケンが加わり、ロジャー・マリスが61本ものホームランをたたき出した。そしてエルヴィス・プレスリーは"ブルー・ハワイ>>続きを読む

8人の女たち(2002年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます


証言は瞬く間に上塗り消去され、人の情は(驚くほど)すぐさま「憎」に変わる。被害者の不在、探偵の不在、事実は真っ白な雪とスクリーンに埋もれて溶けて、掬い見ることはできない。信頼できない語り手、存在しな
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私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

5.0

「これは黒人問題ではない。投票権の問題でもない」。それらの問題が解決しても、すべての人々の心が変わらない限り、終わりではない。
あまりにも突き刺さった。何かの表象的問題があり、それが解決すれば終わりだ
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県警対組織暴力(1975年製作の映画)

4.0

生による組織と組織による生は似ても似つかぬもの、「暴力」の意味を考えた時タイトルは蔑笑にさえ聞こえる。茶漬けを食う、酒を飲む、カレーを食う。人を殺すことが罪なら生きることは何なのか。生かすことはどうな>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

膝を叩き、身体を捩り、大声を出して笑った。※訂正↓
膝の皿を叩き割り、身体を引きちぎり、心臓を吐き出しながら大声で笑った。人生で最も楽しく映画を観ることができた。ふいに衝撃的な、そして"歴史的な"傑作
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この窓は君のもの(1995年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

良いところばかりじゃないけれど。それでも全部抱きしめたい。この小さな窓はぼくだけのもの。あ、「ねえ!」って呼ばれてる。
つまんない始まりの夏、けれどモラトリアム。逃げて走って追いかけて、「どうしたいの
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暗黒街の対決(1960年製作の映画)

3.7

久々の喜八摂取。声が出るテンポの良さと遊びにニヤケながら気づいたのは役者が豪華すぎること。あんたもあいつも次々出てきてさらに顔がほころんでしまう。三船と鶴田で魅せまくり、確実にいいヤツの佐藤允を見せ場>>続きを読む

カンヌSHORT5(2001年製作の映画)

4.2

衝撃的短編映画5連発。特にいきなり始まる冒頭の『FAST FILM』には飛び上がった。映画で作られた映画、歴史のコラージュ、史上最高の遊びかつオタク的能力の高さ。この素晴らしさ、全然言語化できないけど>>続きを読む

father カンボジアへ幸せを届けた ゴッちゃん神父の物語(2018年製作の映画)

3.5

少々バラバラで映画として気になるとこはいくつもあったけど、人一人を通して少しでも歴史を、現在を見せてくれてありがとうという気持ち。すべて知らなかった。
長岡に始まり、現在に至る。世界の歴史と人の歴史が
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カノン(1998年製作の映画)

3.6

人間にはモラルがある。
人間にはモラルがあり、モラルの破壊がある。モラルの破壊への欲求がある。
バンッ!

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