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25歳になりました。

ステロイド合衆国 〜スポーツ大国の副作用〜(2008年製作の映画)

3.9

自分の中で言語化できていなかったアメリカのイメージにピッタリとはまってきた感じ。そう、アメリカってこんな感じする。この問題もまた、言い切れないグレーゾーンが面白い。勝敗と誠実性の二者択一なんて。

アクメッド王子の冒険(1927年製作の映画)

3.8

影絵だと嘗めていたら、人間の動きに無駄が多いところが逆にナチュラルで素で驚いた。円谷プロっぽい背景にカレル・ゼマンっぽい色彩感覚。絶対影響受けているはず。先人は偉大だ。

幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形(1970年製作の映画)

4.0

あやふやな存在ではなく、はっきりと実体をもってそこにいる恐怖。草むらのショットは『回転』っぽかったりする。突飛で適当な脚本かと思いきや、割と小さく綺麗にまとまっていた。全体的にきっちりとした技巧派で良>>続きを読む

カンバセーション…盗聴…(1973年製作の映画)

4.4

炙るような反復。リールの回転。シネソニック。物理的・機械的な描写と曖昧な時間描写が堪らない。

少女(2016年製作の映画)

3.6

箸で魚の目を刺す本田翼の死んだ目。ビタミン足りてなさそうで最高。配役はとても良い。それだけで映画化としてこれ以上ないと思う。

ダゲレオタイプの女(2016年製作の映画)

3.7

らしいけど、普通の映画っぽく逆に違和感なくまとまっていた印象。期待値上がりすぎた。

冷たい雨に撃て、約束の銃弾を(2009年製作の映画)

4.5

相変わらず臭く、シチュエーションにワクワクし、ライティングはバキバキで、銃撃戦が観やすく、ワンポイント起用の女性枠が秀逸。契約したからでも情に流されたからでもなくて、約束したから貫き通す。素敵。
2年
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キューティー&ボクサー(2013年製作の映画)

3.8

薄っぺらさがあると観るに耐えられないが、真に迫った中身があって良かった。何よりも妻・乃り子さんの佇まいが一番美しかった。

めし(1951年製作の映画)

4.3

ベスト・オブ・原節子

現実なら死ぬほどどうでもよく「勝手にしてくれ」と思う話を、お金を払う価値のある物語に仕上げることに感動。確実に捉えられた機微と過程に魅せられるが、ありふれた諦観めいた結論に至る
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牝猫たち(2016年製作の映画)

3.9

人の映画である以上に街の映画だった。すれ違ったような見覚えのある人たちばかり。撮影と照明に愛嬌があって好き。既視感のある気だるさが最高に良い。

ホワイトリリー(2016年製作の映画)

3.0

花のイメージや古典的な設定や展開が恐怖漫画っぽくて、このチープ感は好きになれない。他のリブートが面白すぎたので、相対的に楽しめれなかった。

風に濡れた女(2016年製作の映画)

4.2

コミュニケーションの幅を掴み合い、殴り合い、エチュードにまで拡げる。薄ら寒さと表裏一体のシュールな世界が個人的には珍しくツボだった。映画らしく映画であろうとする姿勢が最高。

ジムノペディに乱れる(2016年製作の映画)

4.3

行定監督作品で圧倒的に一番好き。ロマンだしポルノだ。男本位。醜態晒しまくりで快感。何かあるように見せて、何もないようで、やっぱり何かある。

ANTIPORNO アンチポルノ(2016年製作の映画)

3.8

ジャンル映画のリブート企画の中の一本という立ち位置を知り、ようやく意義が理解できた。目の前で鉈を振り回されたような、激しい運動イメージの強度。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.2

全体的に軽さは否めないし、新鮮味も特に感じない。これが作品賞とってたら本気でハリウッドを心配する。もはや数年に一度はこの手の映画は作られないといけないのかもしれない。
だけど確かに最高。技術力たるや。
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シテール島への船出(1983年製作の映画)

3.7

あまりに優れている他作品と比べると、人の描き方も物語の密度も希薄な印象。絵巻物的ショットと群衆は相変わらず凄まじい。

ストーンウォール(2015年製作の映画)

3.7

思いの外、革命映画だった。かなり脚色しているみたいだが、史実を大事にするなら忠実に映画化した方が良いのではないか? 微細な変化で大きく変わってしまう。

葛城事件(2016年製作の映画)

3.8

『その夜の侍』もだったけど、ご飯じゃなくて「飯食ってる」感じの撮り方は大好き。良くも悪くも演劇っぽさが残っている。登場人物もあくまで映画の中のキャラクターという印象。

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

4.5

何の不満もなく面白い。

『未知への飛行』や『日本のいちばん長い日』のような屋内での緊張感。 ゲームや覗き見観察的な面白さではなく、お仕事映画と人の生死が地続きなのが凄く面白い。

禁じられた歌声(2014年製作の映画)

3.7

不条理を突き付けられる。映画を観てるはずなのに映画的演出が鼻についてくる。リアルと創作の垣根を感じないことが怖い。

イレブン・ミニッツ(2015年製作の映画)

3.9

デジタライズした人の世を、虫を観察するように、冷笑混じりに愛でるように映し出す。面白いけど楽しくはない。大学生の頃に観てたら楽しめてたかも。

DOPE/ドープ!!(2015年製作の映画)

3.9

フック満載なのに残念なことにどれにも引っ掛からない。根が深すぎて当たり前になっている差別意識を飛び越える陽気さが良い。サントラ欲しいな。

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

4.0

70's設定やコングの再定義など秀逸。知られすぎた原作のリメイクとしてかなり優秀と思う。何よりブリー・ラーソンが良い。

テナント/恐怖を借りた男(1976年製作の映画)

4.5

少しずつ逸れた縫い目が連なって面となった最終形が、とんでもなく歪なラインになってしまっている恐怖。繊細に積み重ねたシークエンスに圧倒される。住居映画でトップクラスの完成度と面白さ。

ワイルド わたしの中の獣(2016年製作の映画)

3.9

主人公が女性だからか?そういう感じのもんもあるのねと観ていられるのは。主人公が男性だった場合なんて想像もしたくない。

手に入れるよりも手離す方が快感。手離すほど自然。きっかけにしたかった狼。

パワーレンジャー(2017年製作の映画)

4.2

やっぱり描かなきゃいけない人物が多くなりがちなスーパー戦隊を2時間の映画に収めるのは至難の技。しかし熱い展開は期待通りに熱かった。ガチャガチャ闘ってるだけなのに謎の感動。「It's mophin ti>>続きを読む

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.3

楽し切ない。映るもの聞こえるもの全て素敵。監督は自己投影してるのかな。素直に面白く感じられるが、若干ロマンチックすぎるというか、陶酔してる人間の気持ち悪さがうまく現れていて引いてしまう。

ブロードウェイと銃弾(1994年製作の映画)

4.0

観たことあったと観てから気付く。あるある。最高の気だるさ。逆に鼻につくぐらいに完璧。

ヤング・アダルト・ニューヨーク(2015年製作の映画)

4.0

二項対立で割りきれないグラデーション。発達課題と顔を突き合わせる辛み。完全に老成してるチャールズ・グローディンの次元が違って見える。

赤い影(1973年製作の映画)

3.9

ニコラス・ローグはビジュアルイメージの構成がホントに上手い。映画館で観たかった。

サイレント・パートナー(1978年製作の映画)

4.0

面白い。古典的で物理的。女を介して男二人が戦ったり、別の女を周囲を欺く道具に使ったり、パートナーシップ以上の情感を感じる。

ローリング・サンダー(1977年製作の映画)

4.2

能動義手の教科書。映画の枠内だと悲劇がこんなにも楽しめるのかと改めて感嘆。

暗戦 デッドエンド(1999年製作の映画)

3.9

ジョニー・トーに期待する全てがあったが、他と比べてしまうと流石にチープ過ぎるのは否めない。塩梅は好みによる。徹底して青いのも、清涼剤的に見知らぬ女を絡ませるのもやっぱり好き。

五毒拳(1978年製作の映画)

3.9

一概に男女で分けたい訳ではないが、この映画を手に取り、楽しめる女性に果たして一生のうちに出合うだろうか?少年漫画やアニメの系譜なのか、男の子の考えることは皆同じなのか。中身があるようでまるで無い。面白>>続きを読む

動物、動物たち(1994年製作の映画)

3.6

生き物の記録でもなく、人間が写し出される訳でもなく。工程も然程重要でない。どこに軸足を置けばいいのか分からずフワフワする。
剥製とは、原型をそのまま留める保存と同時に、それが観賞物になるという点で写真
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パーソナル・ショッパー(2016年製作の映画)

4.4

背景や室内構造の使い方や題材は確かに黒沢清っぽい。ドアの開閉と室内移動良いな~。全く飽きないテンポ。ロンドン行く辺りからの編集とても良い。映画館で観れてよかった。

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