324さんの映画レビュー・感想・評価

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25歳になりました。

すれ違いのダイアリーズ(2014年製作の映画)

4.0

仕事の取り組み方=生き方に直結していて、自分の中で賛否が渦巻く。軽いタッチと締め方が最高。

とうもろこしの島(2014年製作の映画)

4.4

寡黙で雄弁。確かにアンゲロプロスや『裸の島』を想起する。物理的演出が堪らない。

みかんの丘(2013年製作の映画)

3.9

個々の交流と死が近くにあったこと、普遍的なメッセージ。ジョージア映画の質の高さに驚く。

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.2

まさに死屍累々。血を吸い取って屍を生み出す資本主義、それに対する恨の感情を意識しちゃう。しかし、只々面白い。

どうでもよいけど、意識晴明な状態からゾンビ化への間に1回死んでないだろっていう速度。ただ
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アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)

4.2

嫌な閉塞感と主題歌のチャットモンチーが邦画臭くて最高。ちゃんと飛び出していくから寧ろ爽快。人が動く映画はやっぱり面白い。

タンジェリン(2015年製作の映画)

3.9

iPhoneも凄いけど、それ以上にやっぱりレンズって凄い。「ワレメが歩くな」という破壊力最大クラスのdis。顛末の哀愁も良い。

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

4.0

感情むきだしで捲し立てるよくある家族再会映画の中のひとつという印象。
しかし、ギャスパー・ウリエルとマリオン・コティヤールの無言で察するカットバックが秀逸。好き。

血の繋がっていない義姉のマリオン・
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.3

ケン・ローチらしい。庶民あるいは弱者の側に立とうとするスタンス。ぶれない。元々高い水準からは最高傑作とは思わないし、パルムドールか?ってなるけど、かなり面白い。クライマックスの薄ら寒さも安心する。ウデ>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.8

法廷サスペンスの枠内ど真ん中ストレートで逆に予想外。「ご飯が美味しそう」、「眠くなるくらい落ち着いたテンポ」という個人的な面白映画の法則に当てはまってはいるが、是枝監督にしては物足りない印象。

強引
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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

3.8

誰かに何かに憧れることは一長一短と感じられる。自分はこんなにも憧れる人はいないな。
期待が高かっただけに物足りなさも感じる。唯一原作以上の面白さだと感じたのは、悲しみを湛えた狂わせガールのキャラクター
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.3

映画を観る以上の体験をした。こんだけ大作でスターが出てなくてもいい映画もすごい。顔は汚れて判別できなくて、各々の眼差しが印象強い。

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

3.9

明瞭な輪郭の悪夢。気だるくて、いかがわしい。エル・ファニングの説得力と音楽に支えられている。

ヤング@ハート(2007年製作の映画)

3.9

比べるものじゃないが『はじまりはヒップホップ』のやらされてる感とパフォーマンスのクオリティよりも全然良い。のびのびしているし能動的だし。何を歌うか分かっているのにステージのパフォーマンスはグッとくるも>>続きを読む

ボヤージュ・オブ・タイム(2016年製作の映画)

3.0

『ツリー・オブ・ライフ』のあの部分だけを抽出したような眠気。ケイト・ブランシェットの創造主へ思いを馳せた語りを笑うことでしか楽しめなかった。

お嬢さん(2016年製作の映画)

4.3

作ってくれてありがとうございます。後払いなら3,000円払っても良かった。
若干拙い外国語での朗読が淫語の卑猥さを増す。宝石よりも高価な毒薬飲ませたり、果実がよく熟しておったり的確にツボを抑えている。
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國民の創生(1915年製作の映画)

-

確かに最悪の映画。ギラギラな魔力が込められているようで、引き付けられるものがあるのも分かる気がする。それ以上にやっぱり普通に観られることが凄いし、だから歪んでいるのが良く分かる。

神田川淫乱戦争(1983年製作の映画)

3.7

楽しいロマンスとユーモア。今まで観た映画の中で最も印象的な断末魔。哀愁が迸るラストカットが堪らない。神田川での乱闘長回しは相米慎二っぽいくて燃えた。

ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985年製作の映画)

3.3

ロマンス語るモノローグの饒舌っぷり。振り切れない中途半端な照れ隠し。嘘とロマンスの大学映画としてはとても良い。顔の陰、屋内に射す外光が好き。伊丹十三の心理学は受けてみたいな。

モンティ・パイソン/人生狂騒曲(1983年製作の映画)

3.5

おそらく品性はあるけど限りなく下品。精子ミュージカルから人面魚へのアップダウンは好きだった。

女地獄 森は濡れた(1973年製作の映画)

3.7

人物配置や舞台設定のバタ臭さ。灯り火で歩く廊下のラビリンス感。見えているけど人物の顔の印象が薄い。衣服と身体全体のイメージがこびりつく。人物像が一面的な印象。

最高殊勲夫人(1959年製作の映画)

4.6

強烈パワーワードが満載で終止笑える。お金と恋愛についてあまりにも身も蓋もない。幸福の形が共有されており、分かりやすく素敵な世界。普通に恥じらうシーンで逆に感動を覚える。

XYZマーダーズ(1985年製作の映画)

3.5

意味不明な邦題が最高。スパイダーマンばりにスペクタクル。過剰な漫画的演出。安全なドアの破壊と修道女には笑った。ただもう2度と観ないと思う。

地獄の逃避行(1973年製作の映画)

4.4

刹那的で美しい。結末を予期していなが走るドライブ。拾った風船に言葉を添えるピュアボーイ。虫のさざめく夜風漂うカーテンに2人。暖色の強烈なイメージ、家を燃やす炎、平野の黄土。

女の中にいる他人(1966年製作の映画)

4.0

サスペンスなのに転々とせずとも緩めのテンションが張りっぱなしで成立している。すごい。これもまた俳優陣が皆良い。特に数カットで充分過ぎる説得力を放つ若林映子の悪魔的魅力。

娘・妻・母(1960年製作の映画)

4.0

日本の悲劇。一概に悪人と呼べる登場人物がいないのが怖い。原節子×仲代達矢の不埒なカップリングと、公園で子守をする笠智衆の哀愁が堪らない。

女工哀歌(エレジー)(2005年製作の映画)

3.7

観ることで抽象的だったmade in Chinaが具体化する。2005年の作品でもまだ破壊力強い。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.8

とても今っぽい。確かに走るジュークボックス。だけど一番興奮したのは徒歩ダッシュ。映画自体が完成度高く音楽と共に構成されているから、逆に観てて意外とテンション上がらなかった。楽しいけど爆音で観たい映画で>>続きを読む

buy a suit スーツを買う(2008年製作の映画)

3.8

市川準監督の映画は優れていると言いづらいが好き。もはや面白いのかも分からんが染みる。死ぬまでに何周でも観られる。

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.3

良い。原作を読んだ時とほぼ同じ感銘を受ける。丁寧だしキャストが皆とても良い。窪塚洋介もアンドリュー・ガーフィールドもアダム・ドライバーも皆良いけどベストは塚本晋也。

フル・ティルト・ブギ/メイキング・オブ・フロム・ダスク・ティル・ドーン(1997年製作の映画)

4.2

最高。ホントみんな楽しそうに仕事してる。組合や医療保障についてなど真面目なところもアメリカの映画は最高。

11人いる!(1986年製作の映画)

4.0

まだ見ぬ新しい世界を観た感じ。萩尾望都なのか。遠い未来も今より古い倫理感であったり、全てが唐突だったり、ちぐはぐする違和感が面白い。メインタイトルの雑さが最高。

ステロイド合衆国 〜スポーツ大国の副作用〜(2008年製作の映画)

3.9

自分の中で言語化できていなかったアメリカのイメージにピッタリとはまってきた感じ。そう、アメリカってこんな感じする。この問題もまた、言い切れないグレーゾーンが面白い。勝敗と誠実性の二者択一なんて。

アクメッド王子の冒険(1927年製作の映画)

3.8

影絵だと嘗めていたら、人間の動きに無駄が多いところが逆にナチュラルで素で驚いた。円谷プロっぽい背景にカレル・ゼマンっぽい色彩感覚。絶対影響受けているはず。先人は偉大だ。

幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形(1970年製作の映画)

4.0

あやふやな存在ではなく、はっきりと実体をもってそこにいる恐怖。草むらのショットは『回転』っぽかったりする。突飛で適当な脚本かと思いきや、割と小さく綺麗にまとまっていた。全体的にきっちりとした技巧派で良>>続きを読む

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