モチアンさんの映画レビュー・感想・評価

モチアン

モチアン

映画(129)
ドラマ(1)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

2.5

原作(漫画)と俳優人が良かったので観た。原作は作画の稚拙さが却って場面を想像させ楽しめた。所謂、小説の行間を読むって感じだったが、この実写版はいただけない。監督の趣味の押し付けが酷くて、も一度モノクロ>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

モノクロで観た。かえって楽しめた。平凡に時が過ぎている時は良いのだけど、一旦災難が起こると途端に窮地に立たされる。コロナの今まさにそんな人生を余儀無くされている。理不尽に振り回される人生。夢の中でしか>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.5

未経験の事態に遭遇した時どうなんねん、と改めて思って観てみた。福島でもそうやったけど、今のコロナ禍でも右往左往するのはしょうがないわな。総評論家や解説者、マスコミ、コメンテーターは飯の種だとばかりに為>>続きを読む

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.5

掴みは良かったんだけど、、、落ちがなんだか食い足りなかった。でも面白かった。

五線譜のラブレター DE-LOVELY(2004年製作の映画)

3.8

ジャズ史に残る名曲を数々残した偉大なコンポーザーの物語。己の性癖故に妻リンダを苦しめるが、、挿入歌とシンガーが秀逸。訳詞が字幕で出るので歌の意味が解ってなお良い。

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.5

金融トレーダーのマイケルの趣味がドラムというのが一景だ。しかもHM! 兎に角、専門用語が多くて ファンド用語辞典 が必要だと思った次第(Wiki Pedia で代用)物語はリーマンショックで儲けた者達>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

ロバート・デニーロが射殺されるシーンが衝撃だった。グローバル化した資本主義社会は中産階層を解体し、勝ち組と負け組に分別した。そして両者の対立は先鋭化する。そんな中,社会から疎外された主人公は、理不尽な>>続きを読む

記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.5

社員に憎まれ、石を投げられ、記憶が無くなった社長の物語と読み替えて観た。今いる場所は変わらず、自分の過去だけをゲームのリセットみたいにできたら、、、そして聖人君子になれたら愛する資格を得るのだろうか?>>続きを読む

人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.5

恋愛感情無しでは身が持たない人気作家が、自分の都合で女を落としていくが、女のほうが強かで、二進も三進もいかなくなり、女に翻弄される物語と解釈した。女に惚れやすい恋愛依存症?私も気をつけよーっと!私には>>続きを読む

子宮に沈める(2013年製作の映画)

-

スコアを付ける気にならなかった。2010年に大阪で起きた事件が題材になっているそうな。山田詠美が「つみびと」と題して同じ事件を題材にした小説を上梓している。何にしても気が重くなった。子供のショットが大>>続きを読む

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.0

戦闘場面は迫力があって見応え充分、少し疲れるぐらい。ただ沖縄戦なので少々複雑な心情。信念?拘りはあるけど、信念と言える程の物は無いなぁ。ポリシーも無い奴と言われるしなぁ。主人公には感心感動しました。良>>続きを読む

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.7

ベトナム戦争が題材。当時のアメリカの若者達の心情は如何許りだった?戦う目的は?反共の為、為政者と戦争で潤う者達の為、韓国軍は陵辱と殺戮の限りを尽くし、目的も終りも見えない。狂気の世界で生きるには、己も>>続きを読む

血と骨(2004年製作の映画)

3.7

何とも重い映画。今の時代にない、ある意味生きる事への貪欲さ、厳しさ、理不尽だとか不条理だとか言ってられない、いいカッコでなく、ある種の本能みたいな生き方。時代を感じる。さて、今はどんな時代なんだ?適当>>続きを読む

酒とバラの日々(1962年製作の映画)

3.9

ジャック・レモンってコメディ俳優というイメージだけれど、本作のアル中の演技は鬼気迫るものがあって、凄いの一言。アルコール依存症、薬物依存症、ギャンブル依存症、S*X依存症、さて、私も何かに依存して生き>>続きを読む

ジャニス リトル・ガール・ブルー(2015年製作の映画)

3.7

1970年ジャニスが逝って、ジミ・ヘンも逝って、翌年ジム・モリソンも逝った。三人とも奇しくも27歳。当時ベトナム反戦やら、ウーマン・リブやら、中ピ連やら、反体制やら、世の中やたらと騒がしかったけれど、>>続きを読む

天使のはらわた 赤い教室(1979年製作の映画)

3.6

男の妄想物語。男がまだ薄幸の女を助けられると思えた時代の物語。男が未だ一途の思いで生きられた時代の物語。石井隆もこの時代、この手の官能劇画の世界で一斉を風靡したな。懐かしの日活ロマンポルノ。ってポルノ>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

3.9

基本テーマは家族愛。そして時代の移り変わりに残されてしまった者の悲哀もあったりして。だけど飄々として逞しく、しかも軽く生きているぜって感じがいい。軍隊上がりだから肝も据わっているし。こんな爺さんになり>>続きを読む

さまよう刃(2009年製作の映画)

3.6

法律は誰の為にあるんだろうと考えてしまう。かって未成年の鬼畜どもが起こした、女子高生コンクリ事件という惨虐な出来事があった事を思い出した。犯行を起こした者達は今は皆娑婆にいる。この理不尽さはいったい何>>続きを読む

蘇える優作〜「探偵物語」特別篇(1998年製作の映画)

4.0

正直これは持ってませんが、テレビ版のビデオは大方ストックしてある。クドーちゃん と声かける成田三樹夫のデカが良かった。ベスパにタバコにコーヒー、おかまに、可愛い女の子。いい時代だったな。

エクソシスト(1973年製作の映画)

4.0

Mike Oldfield / Tubular Bells のメロディが印象に残った。

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)(2007年製作の映画)

3.6

私が学生運動に愛想を尽かした事件。セクト同士の内ゲバ、今の野党と一緒。1人の狂人(パラサイト)に引き摺られた集団の悲劇。人は群れたがり、群れれば序列の確認のためのヒエラルキーをつくる。厄介なのは、上位>>続きを読む

ありえなさ過ぎる女 ~被告人よしえ~(2017年製作の映画)

3.6

吉本だからって軽く見ない方がいいかもね。脚本がしっかりしてるって思う、俳優もやっぱ劇場人だからそれなりにしっかりしてる。

>|