ようさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

4.5

ピノキオの物語をミュージカルストップモーションアニメにした作品。
原作は、小学生の頃に児童向けのものを読んだ記憶。大まかなあらすじだけは覚えてる。
他の映像化作品は観たことない。


主人公が木の少年
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

とうとう観てしまった。今さらながらの初見。
トム・クルーズは好きだけど、一作目について好印象ではない。
さらに「軍人がかっこいいって映画を2022年に観たくないんだよなあ」という思いがあって、いくら世
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ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.5

ノア・バームバック監督で、アダム・ドライバーとグレタ・ガーウィグが夫婦役ということで、食指が動く。

化学物質流出事故を絡めたシニカルなコメディ。


全体的にはコメディと言えるのだけど、3章仕立てで
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聖なる証(2022年製作の映画)

4.0

4か月食事をせずに生きている少女の観察をすることになった看護師の話。

原作は、映画『ルーム』の原作者と同じ人とのこと。


まずは「本当に何も食べずに生きているのか」「何かに祀り上げられているのか」
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東京2020オリンピック SIDE:B(2022年製作の映画)

3.0

IOC製作の東京五輪2020の公式記録映画。
SIDE:Bは運営側、ボランティアなどのアスリート以外を中心にしたもの。


……なんだけど、少しアスリートも出てくる。
主にコロナ禍で開催がズレたことに
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東京2020オリンピック SIDE:A(2022年製作の映画)

3.0

IOC製作の東京五輪2020の公式記録映画。
SIDE:Aはアスリート中心。

自分は東京五輪2020については、サッカー、スケボー、卓球など、それなりにいろんな競技を見たほうかも。


導入では、五
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The Workers Cup ーW杯の裏側ー(2017年製作の映画)

3.5

サッカーの #カタールW杯
その準備のために働く外国からの出稼ぎ労働者を綴ったドキュメンタリー。
劣悪な労働環境のなかで、その労働者のための〈Workers Cup〉に出場した人たちをメインにした作
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

アガサ・クリスティ的な設定を土台にした現代探偵もの、ブノワ・ブランのシリーズ2作目。
孤島でのクローズドサークルミステリー。


前半はあまり乗れなかった。
マーダーミステリーパーティらしいのだけど、
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.0

難民申請が不認定となったクルド人家族を描いた作品。

ずっと観たかったけど、近場では一度だけの上映でそこにもタイミングが合わず。今年のうちに観たかったので、レンタルで鑑賞。


難民問題といえば、スリ
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画家と泥棒(2020年製作の映画)

4.0

絵を盗まれた画家と盗んだ男との奇妙な交流を追ったドキュメンタリー。

アフター6ジャンクションで村山章さんが2022年のベストに挙げていたのもあって、鑑賞。

そもそもは有名ではない画家の絵を盗んだ男
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

原作者の井上雄彦さんが監督脚本も務めての映画化。

ジャンプでスラムダンクが連載開始した時のリアルタイム世代に入る。
割と序盤のほうでジャンプそのものを買わなくなったので、ファンではないし、アニメも見
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おやすみ オポチュニティ(2022年製作の映画)

4.0

2004年に打ち上げられた火星探査ロボットのドキュメンタリー。
アマプラでふと気になったので鑑賞。
火星での様子は、ロボットが撮影した画像以外は、再現イメージ映像として改めて作っている。おかけでわかり
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刑事ジョン・ブック/目撃者(1985年製作の映画)

3.0

少年が目撃する殺人事件がメインかと思いきや、主人公の刑事とアーミッシュたちとの交流がメインの、サスペンス含むヒューマンドラマ。


アーミッシュってのがよく知らなくて、アメリカやカナダの一部にいるドイ
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トロール(2022年製作の映画)

2.5

ノルウェー産怪獣映画。
日本ではゴジラ、アメリカではキングコング、そしてノルウェーにはトロール。


冒頭から前半は割と前のめりに。
特に主人公とトロールが目が合うシーンはよかった。

このトロールさ
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キネマの神様(2021年製作の映画)

3.5

映画を絡めた人情もの。

原田マハさんの原作(2008年刊行)は既読。
原作だとゴウの娘が主人公で、時代設定やゴウの過去の設定などが変更されている。
原作ではゴウが書いた映画の評論がネットに掲載された
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.5

イーストウッド監督主演作品として最新作。
『グラン・トリノ』以降のイーストウッド作品は全作公開時に観ているけど、今作はたまたまもあるけどパスした。題材的に新鮮味がない気がしたので。


イーストウッド
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.5

もともと公開時に観ようかと思って過去作3つを復習したら、2と3に「?」となり、結局見送ったという経緯。
1は好きだけど、そもそもそんなに思い入れもない。


今作の設定、序盤で「え?」ってなる。まさか
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

3.5

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのクリスマス用のスペシャル。


ホリデースペシャルだけに動機も着地もほっこりさせるものになってる。

そして、まさかのケヴィン・ベーコン。
ジェームズ・ガンの作風で
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

2.5

ソーのシリーズ、前作の『バトルロイヤル』がわりとよかったので、同じくタイカ・ワイティティ作品ということで鑑賞。


元カノとの話がメインで、ソー・シリーズの2作目まで未見の自分にもわかるようにおさらい
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バーバリアン(2022年製作の映画)

4.0

民泊でダブルブッキングになってしまったことから始まるホラー。


三幕構成。

一幕目は静かな不穏さだけが漂う感じ。
特にはまだ何も起きていない、または何も出てきていない状態からホラー感があって、好感
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

2.5

シン印のウルトラマン。

ウルトラマンは、小さい頃にテレビ再放送で『ウルトラQ』を見た記憶がおぼろげにあるようなないような。
つまり、なんとなくウルトラマンを知ってる程度。
思い入れはほぼないけども、
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・バイ・ナイト(2022年製作の映画)

3.5

MARVELによる、クラシカルなモンスターホラー。
触れてる人があまりいないのだけど、監督がマイケル・ジアッキーノということでの鑑賞。


ほぼモノクロ。
どうやら原作のアメコミも、ほぼ狼男っぽいよう
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.5

チャドウィック・ボーズマン亡きブラックパンサー2作目。


冒頭からきっちり弔い。
いつものMARVELロゴイントロも、ティ・チャラ、つまりはチャドウィック・ボーズマン追悼仕様に。


国王を失っての
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プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

4.0

プレデターの新作。
このシリーズ、すごい昔に1と2、あとエイリアンと戦うやつも観てる。
主人公をネイティブ・アメリカンの女性にした作品。
詳しく調べてないけど、実際にネイティブ系の人を起用してるのかな
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

5.0

3回目の映像化とのこと。
原作未読。過去作未見。
第一次世界大戦のドイツ兵を描いた戦争もの。


全体的にショットの数々がきれい。
きれいというと語弊があるかも。構図としてきっちり整えられている感じ。
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エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

4.0

シャーロック・ホームズに妹がいたという設定の作品の2作目。

ライトなホームズ好きとして前作は厳しめに鑑賞しちゃったのだけど、ジュブナイル冒険ものとしては楽しい作品ではあった。
自分が前作で気になって
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.0

レジェンダリーのコングとゴジラのユニバース完結編。
いよいよ直接対決する両者。


コングとゴジラのバトルが当然メインの作品。
しかも、人間側のパートは潔いほど簡素にしてある。
いろんな登場人物が出て
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アテナ(2022年製作の映画)

4.0

少年が殺された動画から端を発した暴動を描いた作品。
警察に対抗する殺された少年の兄たちを中心とした群像劇スタイル。


何はともあれ、冒頭からタイトルまでのアバンがすごい。
なかなかの長回し。
記者会
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.0

(再鑑賞)
2015年のパリ行き列車内で起きたテロを防いだ幼馴染3人を、まさかの本人たちで映画化した作品。
主役3人以外も何人かは本人起用。

本人起用で映画化するって、イーストウッドだからこそ実現し
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KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

4.0

1979年韓国大統領暗殺事件を描いた作品。
史実をもとにしつつのフィクション。
韓国の歴史について疎く、この暗殺事件もこれで初めて知った。


かつて革命によって政権を手に入れた大統領とその側近たち。
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21ブリッジ(2019年製作の映画)

3.5

チャドウィック・ボーズマン主演のクライム アクション。
制作にはルッソ兄弟も。


本編のほとんどがマンハッタンの一夜を描いていて、後半はずっとチェイスとガンアクション。
手堅い見せ方で、スリルが味わ
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ジャスト 6.5 闘いの証(2019年製作の映画)

4.0

イランの麻薬もの。


冒頭のくだりからつかまされる。
警察のガサ入れ。そこからチェイスシーン。
この一連の流れをスリリングなカメラワークで見せてくれる。

シーンごとのカメラワークがいい。
一人の人
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.5

自分にとって評価が好ましいと聞いた上でじゃないと観ないロマコメ。
ただ、この作品、タイムループものでもあるとのことで、割とスムースに食指が動いた。


割とビッチ寄りな行動をとる人物が多いのだけど、全
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AVA/エヴァ(2020年製作の映画)

2.5

ジェシカ・チャステイン主演のアクションもの。
鑑賞後に知ったけど、音楽が『ロードオブザリング 力の指輪』などのベアー・マクレアリー。
暗殺者組織の一人が主人公。

しっかり仕事はこなす主人公がなぜか身
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スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.5

『スポットライト』すら未見なので、自分にとっては初トム・マッカーシー作品になるのかな。


異国で刑務所に入っている娘のために奔走する父親が主人公。
この主人公がいかにもなアメリカの保守派父親像を体現
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アンチャーテッド(2022年製作の映画)

2.5

元はゲームのようで。

トレジャーハントものアクション映画。


オープニングからいきなりクライマックス的なアクションシーンでつかみに来てる。
このいきなりスリリングさを出すあたりは、現代版インディ・
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