ミさんの映画レビュー・感想・評価

ミ

PicNic(1996年製作の映画)

3.3

心象風景で構成されたかのような画面に酔わされる。
美しさと汚さ、幼さと背伸び、二項対立的な要素の同居がなんとも言えない居心地の悪さを演出している。

GAMBA ガンバと仲間たち(2015年製作の映画)

2.0

さてと、何から書こうか分からない。

小学校低学年の時に劇でこれをやった。
雑魚っぽい、台詞が一つの役をやった。
だから懐かしさはあった、でも私のやった唯一の台詞はこの映画には無かった、それがちょっと
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旅と日々(2025年製作の映画)

4.7

生のあるがままの姿。

トンネル映画。
映画館という施設の構造もまるでトンネルのようであり、トンネルの中でさらにトンネルみたいな映画を観るのだからおもしろい。

日々の抑圧、他者とのコミュニケーション
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ホーリー・カウ(2024年製作の映画)

3.6

広大な大地、故の閉塞感。
それに対する否定や肯定はなく、ただ現実としてそこにある。

真実の瞬間(とき)(1991年製作の映画)

3.5

赤狩りとハリウッドといえば『ローマの休日』なんかがそうだったよなと、今この世界で起きていること、誰もが誰のことでも知れること、見れること、固定すること、簡単にできるようになってしまったような気がする。>>続きを読む

ストップモーション(2023年製作の映画)

3.9

芸術は最強の自己肯定/否定の武器。
血と肉、才能と名声。嫉妬心と尊敬、母と子、栄光への共依存。
縋り付くためのアート。

キング(2019年製作の映画)

2.9

最近全く記録をしていなかった
だいぶ前に見た
中世ヨーロッパの歴史は訳がわからないので映画などから摂取することにしているのだが、ややこしい。
サブスク限定なので暴力描写が良い

上海から来た女(1947年製作の映画)

4.1

モノクロの濃淡、白と黒の圧倒的な差、撮影技術と映像がサスペンスのあり方を導き出す傑作。

FAKE ディレクターズ・カット版(2016年製作の映画)

3.7

何を映し、何が映るのか、何を映せないのか、その瞬間の空気と時間と人間を映画に閉じ込めるということ。
ドキュメンタリーもカメラを通し世界を切り取るという面では虚構性を孕んだものだと言える。
真実と嘘その
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コマンドー(1985年製作の映画)

3.0

ほとんど全部のシーンを知っていたので退屈だった。これもネットミームに侵された脳のせいだと凹んでいたのだが、引きこもってた頃に午後ローで見かけたことを思い出したので、何となく救われた。
シュワのプロモー
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レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語(2004年製作の映画)

2.3

ジム・キャリーが動機もなく色々やってる映画だった。
メタ的な語りは映画という構造を強く意識させてくるので、そこは好みだった。

この映画を観るにあたって思い出したことがある。十数年前のことだ。当時の私
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少年の君(2019年製作の映画)

1.9

本作の監督デレク・ツァンの前監督作である『ソウルメイト 七月と安生』がとても好みだったのでかなり期待値を上げて観た。
物語は単純、カメラも淡々と被写体を映すことが多く、物語的な面白さや視覚的な面白さは
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.7

久しぶりに観た。
たるい。ここまでの無機質さを持った喜劇はなかなかない。
今回は音のインとアウトの使い分けに注目して観てみた。ジャームッシュ映画の特徴として、キャラクターがフレームアウトしながら喋るこ
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ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

4.2

あなたは私を現す鏡。
あなたは私で私はあなた。
運命を共にしたソウルメイトがそれぞれの旅へと向かう時、彼女らは希望を見る。

人物に限らない物や景色などの被写体を巧みに変化させるカメラが良かった。

ラブ・イン・ザ・ビッグシティ(2024年製作の映画)

4.0

愛を得ること、それにはいずれ訪れる喪失が伴う。
何より、私が苦しかった。映画が終わってしまうことが苦しかった。私はこいつらが大好きなのに、映画の事情だか知らないが、何で終わろうとするのか、到底理解でき
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.5

真実と嘘は必ずしも目に見えるものではない。人は他人だけでなく、自分すらも騙し、過信し、思い込み、忘れようとする。だが、それはできないこと、できるはずのないこと。痛みの先の綻び。嘘や隠し事も必ず綻びが生>>続きを読む

アンストッパブル(2010年製作の映画)

2.4

モンスターパニックリアリティ少なめ臨場感マシマシ

Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN(2019年製作の映画)

4.0

GEZANの音楽は荒々しくもあり繊細であるとも言える。だから美しい。
音楽で世界を知り、音楽で世界と繋がる。音楽の力は私たちが思っているよりも強い。言語や文化の壁を超えて響き渡る魂の振動。

どうして
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

1.0

はたして、ただ全てを赦すことが愛なのだろうか。罪は償えたのだろうか。彼女も彼らも。自らを裁くことができる人間だけが他者を赦すことができる。
ただの綺麗事。病気で倒れた人がなんで旅行だからと車を呑気に運
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愛なのに(2021年製作の映画)

1.7

そうか、愛なのか。
愛は難しい。それぞれ違った形を持つ愛が、収まる場所。
身近な人間を当てはめやすい記号的なキャラクター。

愛なのに←ほう。

イージー★ライダー(1969年製作の映画)

4.6

物語的な起伏が少なく、旅と出会いが反復される平坦な構成で物語が進行する。
古きアメリカを思わせる雄大な自然から都市部へと移るにつれ、自由の象徴である彼らの影に死が忍び寄る。旅の終着点で待つのは祝祭では
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ラストレター(2020年製作の映画)

3.0

岩井俊二劇場。
もはやキャスティングの岩井。配役に関して、この人の映画は間違えなさすぎる。
映画の力で違和感をねじ伏せる。リアリティから近すぎもせず離れすぎもしない、絶妙なラインのフィクション、岩井俊
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ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

4.3

人は誰もが行くべき場所へと辿り着く。それが家である者もいれば、外界である者、それは私たちが何よりも信じる愛ですら変えようのない道筋。
運命と偶然の巡り合わせが出会いと別れを引き起こす。
私たちはただ願
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リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

3.9

理想と現実の落差、言語や文化的な乖離、友情間の決裂や、大人になりきれない子供たち。
本作で見ることのできるこの世界の様々な断絶は、映像と音楽、何より物語を通して描かれるテーマのひとつだ。しかし、その断
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早春(1970年製作の映画)

4.8

始まりと終わり、生と死、美しさと汚さ、子供から大人へ、恋と性愛。その狭間で揺蕩うように生きる私たち。滑稽で悲痛な息苦しさを抱えながら、それが早すぎたのか、あるいは何を間違えたのかさえ分からない青春の幼>>続きを読む

ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)

3.3

夢は自由でもあり不条理。映画もそう。
これはあまり関係のないことだが、アクション映画を観る度に考えてしまう。どこかで描かれた自由は、誰かにとっての不条理なのだろうか。

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

3.0

ドキュメンタリーの中にも物語がある。稀にフィクションを超えてしまうような物語が。

暴力による連鎖は、手段を知らない新しい世代にしか止めることができないのだろう。
暴力の行使は如何なる場合であっても許
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Four Daughters フォー・ドーターズ(2023年製作の映画)

4.1

痛みと希望が交錯する、記憶と未来を辿る家族の旅路を描いたドキュメンタリー。
彼女らにとって消えた2人とは、娘であり姉でもある。家族は「記憶の再演」という革新的な手法に挑む。それは従来の証言型ドキュメン
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ノー・アザー・ランド 故郷は他にない(2024年製作の映画)

3.3

確かに記録的価値はあるかもしれないが、まるでイスラエル人とパレスチナ人の「友情」をメインにあるように広告する配給にガッカリしてしまう。作品に関係のないところでガッカリする私が悪いのだろうか。ラストの衝>>続きを読む