宮本さんの映画レビュー・感想・評価

宮本

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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.6

A24製作の初(?)恋愛映画。アメリカに移住した主人公が20年以上も経って子どこの頃気持ちを寄せていた男とまた出会い、昔の恋を選ぶのか、今の生活を選ぶのかという選択を迫られる。と予告編や宣伝がそう思わ>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

2.8

山下敦弘監督の作品はかなりご無沙汰で、配信始まってるのにまだ映画館で上映しているので、大ヒットか?と思い、公開された当時全く興味湧かなかったんですが。なんとなくですが、山下監督は青春コメディーのイメー>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.9

ほぼ一年遅れ、やっとノーラン監督の新作「オッペンハイマー」映画館にて鑑賞。気になりすぎて、ブルーレイの輸入盤買って一度家のテレビで見てはいますが、言うまでもなくちゃんと映画館で見ないとかなり損する作品>>続きを読む

映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.9

今更のレビューですが、
山田尚子監督の今年の新作を見る前に改めて今作鑑賞して、初見並みに感激。
日常の風景でもアニメーションならではの可能性を全て表現ができて、京アニの圧倒的な才能を見せてくれます。公
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.5

意外にも浅野いにお原作初のアニメ化?言うまでもない超絶名作を産んだ漫画家、ソラニン、おやすみぷんぷんに続いて、確か2013年連載開始だったと思うけど、デデデデは当時読み始めてかなり印象に残った作品…浅>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8

公開日を待ちきれず、運良く先行上映に席が取れて早くも東宝新宿のIMAXスクリーンで鑑賞。それほど個人的に待望の作品だったし、一作目も総じて絶賛してたし、ヴィルヌーブ監督もめっちゃ好きです。彼のブレイド>>続きを読む

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.9

ガンダムシードの映画を見てから、無性にガンダム映画見直したくなってとりあえず宇宙世紀の最新作、閃光のハサウェイを鑑賞。あの伝説かつ個人的に傑作アニメ映画だった逆襲のシャーの数年後を描く今作は当時映画館>>続きを読む

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.6

やはりフランチャイズ映画をやらない時はワイティティ監督が一番輝いてますね。マーベル、スターウォーズに加勢して、個人的にどっちも酷い結果に終わり、もはや大作にはもう関わらないであろうところまで行ってしま>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

1.5

「ミッドサマー」のアリアスターの新作が出ると聞いた時めっちゃ興奮しました。ホラーそんなに見てない自分でも大好きな作品だったし、次どんないかれた映画撮ってくれるかに興味津々でした。
結果から言うと、1本
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

2.8

まず言っておきますが、
原作読んだこともなければ、アニメもいっさい見てないし、バレーボールのルールすらわかりません。ので、去年のスラムダンクに比べてしまったらすみません。

映画ということだったので、
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.8

パニック障害とPSMに悩む青年と女性、社会に居場所のないこの2人が出会うことにより、自分の体なのに制御できない症状どう向き合うべきか、そして社会はこの2人にどう接していくべきなのかを探っていく作品。>>続きを読む

熱のあとに(2023年製作の映画)

2.5

申し訳ない気持ちではあるけど、睡魔との戦いという2時間でした。
橋本愛と大賀君は相変わらずなかなかの演技を見せてくれるけど、オシャレでイキったセリフで全てを説明するのはホンマにやめて欲しい。

実際に
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「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ(2024年製作の映画)

2.5

映画でも、完結するような作品でもないので評価のつけようがないが、一応見にいった感想だけ述べます。

宣伝とビジネス的な面からするとわかるけど、作品的に映画館に出す意味あったのかと疑問に思う。
去年の刀
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

4.0

ついにといった感じです。待ちに待った、ガンダムシード劇場版、20年間という長い年月を得て、やっと見れた。懐かしさ、期待、色んな感情が混ざってしまって鑑賞したもんですから、今作はとにかくカオス、そして衝>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

どこも割と賛否両論、激しい議論を起こしてるランティモス監督の新作を新宿の東宝で見てきた。アカデミー賞にノミネートされたり、話題になったりしてるのに一番小さいスクリーンだったのが驚いた。
とにかく2時間
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

1.9

今年のB級糞映画、早くも決まってしまったかもです!期待ゼロだったのに、見事にそれを下回るような出来でしたね!素晴らしい!
漫画は未読、アニメ5話辺りまでしか進んでないけど、この一本でとにかくアニメを見
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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

4.5

世間にそんな広まっていないエドガーライトの名作。ポップカルチャー、ロック、青春、オタク文化を全力で表現したティーンラブコメディー。
年に一度は必ず見るし、主人公と共にラモーナに恋もしたし、もうたまらん
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.5

少し異色なフィンチャー監督作品。今作はかなりコメディー感が強くて、シンプルな復讐劇、且つ成長物語。

中二病の主人公が飽きるほどプロならではの常識を繰り返していうけど、毎回何かしくじって、失敗する姿が
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.2

一応日本制作映画なのに、全く日本映画の感じがしない変な作品。巨匠・ヴィムヴェンダーが平凡な日常を生きる男、平山の数日を描く。少しパターソンに近い作品、同じルーティーンの中でも小さな変化があり、毎日仕事>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.2

「原点にして最恐」という宣伝文句はぴったし!最恐で最悪の映画(いい意味です)、後味悪い作品だが、ラストには大の大人でもガチ泣き。

ストーリーは特別に新しいわけでもなく、とんでもないどんでん返しがある
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ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

4.0

ガメラシリーズ最終章にして大傑作。
お馴染みの最強スタッフにお馴染みのキャストもカムバック、そして前作をさらに超えるあの渋谷の特撮シーン。もう伝説。こんなのはどれだけVFXに優秀なスタッフがいても、こ
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ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)

3.7

舞台が北海道に変わって、敵怪獣も数倍に増える、全てをレベルアップする平成ガメラシリーズ第二弾。

後半が少しダルくなるところもありますけど、ラストバトルがアツイアツイ。ついに人類もガメラを応援する形で
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ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

3.5

金子修介✖︎樋口真嗣✖️伊藤和典という奇跡のようなタッグを実現して、特撮の代表名詞にもなった名作怪獣映画シリーズ、平成ガメラの第一本。

今まで人間の敵、悪の象徴だった怪獣が明らかに味方になって、地球
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(2023年製作の映画)

3.1

アウトレイジのキャッチコピーが「全員、悪人」だったように、今回は「全員、ダサい」がピッタリ。
戦国武将たちがみんな滑稽で、格好悪くて、無様だけど、軽々しく部下に「俺のために死んでこい」「どうせお前も死
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正欲(2023年製作の映画)

2.6

こんな面白い題材と原作で、平凡な演出とカメラワークだと2時間がきつかった。
キャストは頑張ってるけど、彼らの魅力を感じさせないほどとにかく普通。快感もクライマックスも見せ場一つもないほどただただ何かが
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マーベルズ(2023年製作の映画)

2.8

無難のマーベル映画。
SF冒険活劇として楽しいし、アクションシーンでハラハラするし、3人のマーベルズは永遠見てられるぐらい愛しく、彼女たちの会話劇も面白い。
なんだけど内容がまるでないかのように薄っぺ
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

2.6

テレンスマリックの「地獄の逃避行」の原題「Badlands」と同じタイトルだったので、何か影響受けて撮った映画かと期待して見たけど、やはり原田監督は苦手。

安藤さくらと山田涼介のダブル主演と言いつつ
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

1.8

なんの調べもせず、たまたま見に行って、キャストどんなだろうとネット漁ってたらなんと、若手の個性俳優、ほぼ全員勢揃い。良きインディペンデント映画、いい意味でクセの効いた邦画に期待しつつ鑑賞だったが、正直>>続きを読む

火の鳥 エデンの花(2023年製作の映画)

3.8

あまりにも話題にならず、なぜかあまり宣伝もされないのは謎。
いやいや、あの手塚治虫の伝説の遺作、火の鳥望郷編のアニメ化、しかも近年名をあげてるスタジオ4cが制作、良作の匂いが強すぎる!

手塚治虫の世
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.3

感想を一言でいうと、シンゴジラがいかにも偉大な作品だったのを思い出させた作品です。

そもそも山崎貴という監督が新しいゴジラ映画に抜擢されたのはずっと不安で、今回脚本も書いてるので正直悪い先入観を抱い
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.5

今回もスコセッシ様がアメリカな真っ暗な闇へ案内して、地獄のような映画体験を用意してくれてます。もちろん、褒めてます。
ひとまず言いたいのは、長尺を恐れるな!個人差もあると思いますけど、正直今回の3時間
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白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

3.2

「素敵なダイナマイトスキャンダル」にかなりハマりまして、80〜90年代の日本映画を感じさせるような演出、カメラワークに魅せられて、今回正直話に乗れなかった。

いいところで言えば、
ひとまず、この映画
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.5

芥「あなたはだから日本人であるという限界を超えることはできなくなってしまうということでしょう」
三島「ああできなくていいんだ」
芥「ああいいわけですか」
三島「ああ、僕はね日本人であって日本人として生
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セブン(1995年製作の映画)

5.0

映画を作るためのマニュアル、
ここ映画という芸術作品の全てのパートが洗練され完璧という領域に到達する。
いうことないほど傑作。

幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)

4.7

何年か前予告編見たら気になって映画館で見た作品ですが、色んなところで配信されてるので、何回も見返してる大好きな作品です。

生々しい演出で歪な家庭関係を描くこの映画はとにかくサスペンス。ずっとイライラ
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あ、春(1998年製作の映画)

3.5

相米監督作品の中で、かなりシンプルで家族愛をメインとした作品。ザ・松竹映画、小津映画見てる感じもするほど。

今作あまり冒険しない相米監督の演出だが、やはり最後はホットします。

後、斉藤由貴はとんで
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