みじんコさんの映画レビュー・感想・評価

みじんコ

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映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

4.0

【まさかこの俺がドラ泣き…!】

春休みに、8歳の娘と映画館に行きました。『ゴーストバスターズ』と『ドラえもん』の2択から、娘が『ドラえもん』を選んだので、『のび太の地球交響楽』を観賞することに。
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.0

原作の単行本を全巻持っている程度のファンとして、今回のアニメ映画化に関しては「原作漫画にはない、アニメならではの面白さがあったか」が最大の関心事でした。

本職のアニメ声優を使わずに、ミュージシャン2
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

4.0

【40代オタクを刺しに来てる作品】

岡田麿里監督作品は正直今まで共感できない所(そもそも、それって良い話か?感)があって、観賞後もモヤモヤしてスッキリしない作家という印象があったのだけど「まぼろし工
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アンテベラム(2020年製作の映画)

4.0

感想は『怒っとる、激しく怒っとるのう…』

所謂「それでも夜は明ける」「マンディンゴ」らの系譜に繋がる、黒人奴隷200年の時を経て尚も止まない差別を告発する映画なのだけれど、

元々黒人を差別する様な
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

【SLAM DUNKの漫画もアニメも見た事無い人間の感想】

バスケの試合描写、漫画をアニメに落とし込む試みは見応えがあった、こういう興奮を感じたのはスパイダーバース、バッドガイズ以来。

バスケ映画
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サイレント・ナイト(2021年製作の映画)

2.5

クリスマスパーティーを舞台にしたホラー?

同時期に公開されているザ・メニューと同じ雰囲気を感じて、どちらを観るか迷ったけれども、時間が合ったこちらを観賞。

開幕、オフビートなホームコメディが始まっ
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.5

【ビッチは罰せられるべき、は違うんじゃない?】

男女間のどうしようにも無い、やるせなさを描いた力作。善意、愛情が転じて憎悪に変わってゆく様を丁寧に描いた力作ではあると思うんだけど

前作「空白」に続
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.0

【デッカーが楽しみ!だそうです…】


ネットで「子供も楽しめる映画」という評判を聞き、我が家の7歳の娘ちゃん(ウルトラマンギンガ、X、トリガー好き)を連れ、私(昭和ウルトラ好きおじさん)と2人でシン
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

2.5

【ストレンジ視点とワンダ視点で雲泥の差】

観て来た!
思っていた以上にサム・ライミ映画していて楽しかった!
キャプテン・スーパーマーケット?ダークマン?とのクロスオーバーも見れたし(^^

しかし、
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天気の子(2019年製作の映画)

5.0

控え目に言って新海誠の最高傑作だったと思います。








まず、従来の新海作品に付き物だった、しみったれたナルシシズムを克服した、痛快なラストには素直に感動しました!

個人的には新海作品って
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

4.0

【あたりまえ…それがいいんじゃない!】

女性単独主演のアメコミヒーロー映画として先んじた『ワンダーウーマン』は『強く、正しく、美しい、男を導く女神のような存在』として『女性ヒーローの誕生』を描きまし
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映画プリキュア ミラクルユニバース(2019年製作の映画)

5.0

【疑似激熱リーチシステム搭載のインタラクティブ映画】

キラキラプリキュアアラモードのホイップちゃん大好きな3歳の娘とその母親と3人で観賞。

今回の映画ではミラクルライトを使った『激熱リーチシステム
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

5.0

【不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまったらサヨウナラ】

ニール・アームストロングの視点でアポロ計画を描いた作品だったけど、プロジェクトX的なエンジニアの努力!科学の勝利!的な展開は皆無で、非人
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映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ(2018年製作の映画)

5.0

クライマックスは4次元の壁を破ってくる『リメンバー・ミー』だった

泣いた。

一緒に観に行った3歳の娘ちゃんに『どのプリキュアを応援した?』と聞いたら『ハッピーちゃん!…とドリームちゃん!』と元気良
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デッドプール2(2018年製作の映画)

5.0

【最も大切な事を訴えかけるヒーロー映画】

子供の虐待死のニュースを聞くと、この国にはデッドプールが必要だと思う。
『子供を虐待する大人はブチ殺せ!』
『犯罪に手を染めようとしている子供がいたら体を張
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仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判(2018年製作の映画)

4.0

【正義を貫く悲壮な闘いの果てに】

TVシリーズは未見でしたが仮面ライダーリテラシーはあるので完結編にいきなりチャレンジ観賞してみました。

とりあえず感想以前に気になったポイント。

●流血、切断描
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GODZILLA 決戦機動増殖都市(2018年製作の映画)

2.0

【描きたい物語に描写が追いついていない】

主人公のキャラ、物語のプロット、アクションシーンの演出等が
まるっきり『進撃の巨人』だった前作よりは
作品としての独自性が見いだせて個人的には面白かったです
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.0

ほぼ人形アニメ版『流れ星銀牙』

50~60年代東宝特撮を観ているようなレトロフューチャーな日本描写は観ているだけで幸せだ。

リズと青い鳥(2018年製作の映画)

3.5

【少女版『Kids Return』として感動】

『百合映画として最高!』との評判を聞きつけて遅ればせながら観てきました。
(すでに上映回数が1日1回しか無かった;)

展開としては承認欲求モンスター
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

5.0

出会えなかった二人の物語
















あの二人が再会した時が本当の
アベンジャーズ、アッセンブルだ!!

映画 中二病でも恋がしたい Take On Me(2017年製作の映画)

3.0

【誠実な恋愛映画】

京アニ制作のアニメはオタクに対する
『甘やかし』の度合いが強くて
乗れない作品が多かったのですが、

この作品は『オタク同士の恋愛』を描いた作品として誠実な内容で良かったです。
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

4.0

【マーヴルスタジオ…恐ろしい子!】

マーヴルシネマティックシリーズが画期的だったのはヒーロー物という絵空事に『リアリティ』を持ち込みながらも『ダークナイト』シリーズのようにシリアス一辺倒とはならず、
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

5.0

【我々人間に未来を生きる資格はあるのだろうか?】


『ブレードランナー2049』を見て前作『ブレードランナー』がルドガー・ハウアー演じるレプリカント、ロイ・バッティの物語であったことを思い出しました
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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

3.3

【2人とも死んでしもてん】


ネットでは過剰に酷評されているようですが劇場に向かってみると夏休みの午前回という事もあり親子連れや小中学生のグループ客で劇場は賑わっていました。

このあたりは「君の名
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劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング(2017年製作の映画)

5.0

【仮面ライダー/そして父になる】








サラッと描写されてるけど、
今回のお話って難病の娘を安楽死させるべきか?という重い父親の決断のお話ですよね…

一方通行だったと思い込んでいた父親の愛
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

5.0

【生命を愛せよ】

劇場上映時に観て以来、久しぶりにTVで再鑑賞。劇場で観た時は映像の迫力に圧倒されて気が付かなかったけれど、この映画、高畑勲監督のアニメ映画「かぐや姫の物語」と同じテーマだったんです
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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

5.0

【誰かの善意が 誰かに不幸を呼び寄せる】

12歳の少女アリシアは、幼くして白血病を患っている。余命いくばくもない彼女の願いは、大好きな日本のアニメ「魔法少女ユキコ」のコスチュームを着て踊ること。
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デッドプール(2016年製作の映画)

4.0

【最高のデートムービー】

『アイアンマン』から始まったアメコミヒーロー映画の快進撃は世界的には大ヒットコンテンツとして受け入れられているものの日本国内に限っては連続する物語性、増え続けるキャラクター
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.0

【犯罪に歯止めをかける事ができない社会の恐怖】

個人的になかなかの力作だったと思います!

コーエン兄弟のような、オフビートコメディ要素と突発的に日常を破壊するバイオレンスが混在した、邦画では珍しい
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.0

【愛した人の望みを叶える事が果たして自分を幸せにするのか?】

この映画は今から80年前の1930年に世界で最初に女性性転換手術を行ったアイナー・ヴェイナー(リリー)の生涯をモチーフにした物語です。
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フローズン・タイム(2006年製作の映画)

3.5

【世界は2人のために。王道の恋愛映画】

○主人公が時を止める能力を持った青年

○キャッチコピー
『時間が止まった世界僕の恋は加速する。』

○ポスターイメージ
スーパーマーケットで上半身を裸に剥か
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.5

【アウトローを傍観するしか無い、力無き正義の物語】

巨大化するメキシコ麻薬カルテルを殲滅すべく、超法規的特別部隊にリクルートされた、エリートFBI捜査官ケイト。

彼女は部隊への参加を悩むが、今の立
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告発の行方(1988年製作の映画)

3.5

【人は人によって傷つけられ、人によって癒される】

ファーストシーン

一軒の酒場をとらえたロングショット

低音のベースが響くBGMに開幕から不穏なムードが高まる。

やがて日が暮れ、酒場から1人の
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

5.0

【ヒーロー対決ジャンルの革命作】

先月観た『バットマンvsスーパーマン』は悪い映画ではなかったけれど、色々と腑に落ちない所も多い映画でした、個人的に『ヒーロー同士が戦う動機が飲み込み辛い』『2人の和
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ターボキッド(2015年製作の映画)

5.0

【頭カラッポの方が夢詰め込める】

核戦争により文明が崩壊した1997年。荒廃した世界で繰り広げられるバイオレンスアクション映画…

と聞くと凡百のマッドマックスフォロワー映画かよ…と鼻白んでしまいそ
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ミリオンダラー・アーム(2014年製作の映画)

3.0

【王道のスポ根映画にして実在のインド人大リーガーの物語】

夢の実現=大金を掴む事だとしたら、それだけで人は夢の実現の為にがんばれることができるのか?

いや、そうじゃ無いだろ、人は家族や友人、自分を
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