mhさんの映画レビュー・感想・評価

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デビルズ・フォース ナチス悪魔兵器を壊滅せよ!(2013年製作の映画)

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脚本、キャスト、設定、ファッション、アクションとすべてがチープ。
熱意なきブラックスプロイテーション映画といった感じ。
カタナ使いの黒人が、ナチ狩りするアイデアだけはよかった。でも「勇者」のハチマキを
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潜水艦クルスクの生存者たち(2018年製作の映画)

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2000年に起きた「クルスク潜水艦事故」が題材。潜水艦ものというより、事件全体の再現ドキュメンタリーといったほうが正しいかもしれない。
・(痕跡から導き出された)クルーたちの生き残りをかけた戦い。
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零のかなたへ~THE WINDS OF GOD~(2005年製作の映画)

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元は舞台劇の「WINDS OF GOD」の三度目の映像化で、これはテレビドラマ版。
物語上の少々の不都合を役者さん自体の魅力と軽妙なセリフで彩った一回目の映画化は原作に忠実だったとのこと。
いってんこ
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運命は踊る(2017年製作の映画)

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軍服のひとが訪ねてきただけで失神する女性という絶妙なプロットでスタート。戦争で息子を失った家族の話かと思ってたらだんだん話が変わってくるというミリタリーコメディ?
突然はじまる検問所パートが不条理+お
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大いなる男たち(1969年製作の映画)

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これ全然思い出せないんだけど、ぽすれんで「みたやで?」のポップアップが出る。ほんとか?

俺は地獄の部隊長(1963年製作の映画)

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みなさんの感想にのきなみ日活版「独立愚連隊」とある。
中支で八路軍相手、ミステリー要素、砦内の人間模様(内地時代含む)などよく似てるし実際トレースしてるんだろうね。
「独立愚連隊(1959年)」にはじ
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鉄の男(1981年製作の映画)

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「(忘れ去られた労働英雄=)大理石の男」を追っかけた前作のテーマを引き継いで、今作では、その息子=現在の英雄(ならびに「連帯」)を追っかけるという内容。
前作では反政府的行動だけど興味があるから押し切
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壊された5つのカメラ パレスチナ・ビリンの叫び(2011年製作の映画)

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市民活動家目線の「ヨルダン川西岸地区の分離壁」問題ドキュメンタリー。
パレスチナ人の土地を法律で奪っていくイスラエルがほんとひどい。暴動を鎮圧しに来た兵士も同じこと思っていそうなんだけど、それはそれと
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静かなる情熱 エミリ・ディキンスン(2016年製作の映画)

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アメリカの女流詩人エミリー・ディキンソンの半生記が題材のイギリス映画。
古い価値観にとらわれたままの社会でなんとか活躍して名を残した偉業と、ちょっと誇張気味にその激しい性格を描写している。
これは映画
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スペシャル・フォース(2011年製作の映画)

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タリバンに拘束された女性ジャーナリストと、それを助けに行くフランス特殊作戦軍(COS)のお話。COSはフランス外人部隊とは違うのか。
・危ないって言われてるのに取材を続けたので捕まってしまう。
・反戦
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米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー(2017年製作の映画)

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戦後、沖縄の方向性を決定づけた政治家、瀬長亀次郎についてのドキュメンタリー。
どうして沖縄では、左翼側の政治活動が盛んなのか、このドキュメンタリーをみてようやく腑に落ちた。
米軍占領下における沖縄市民
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ボンバー・ライダーズ(1991年製作の映画)

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バイク乗り×戦争映画。
銀輪部隊から派生してのバイク部隊ではなく、騎兵隊を近代化してバイク部隊という設定。(もちろんフィクション。そもそもアメリカ軍に銀輪部隊なんてなさそう)
馬には乗れるけど、バイク
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MABUI(1999年製作の映画)

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戦後の焼け野原からはじまって、生活の目処がつくまでの話の沖縄バージョン。
物語運びに無理はないし、要所要所で伏線も決まっている。ご都合主義に走らない展開で、沖縄ならではのプロットがてんこ盛り。
この映
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この子を残して(1983年製作の映画)

5.0

長崎原爆の犠牲になった医学博士、永井隆の半生記を木下惠介が手掛けている。
丁寧な物語運びと、適切な省略で、映画の中にどっぷりのめりこめる。
この手の映画は、被災者を正当化する勢い余って、善人&かわいそ
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海ゆかば(1974年製作の映画)

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OSS(戦略情報局)に所属していたジョン・フォードが関わった映像素材に日本側がナレーション、BGM、SEを加えてできあがった太平洋戦争ドキュメンタリーという珍品。
視点・カメラは完全にアメリカ側のそれ
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男の叫び(1953年製作の映画)

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実話をもとにした航空機不時着からのサバイバルムービー。
不時着までの流れも丁寧にやってくれててリアリティすごい。
救出パートに入ると、いきなりはじまったコメディ部分が謎。おこしに来てくれたひとを二階の
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ヨシワラ(1936年製作の映画)

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芸者、人力車夫、ロシア海軍の士官の三角関係が東京・吉原で繰り広げられる。
こんだけバラエティーにとんだ顔ぶれで、しゃべってるのはみんなフランス語というカオス。ただバカンスものみたいな雰囲気作りには役立
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春婦傳/春婦伝(1965年製作の映画)

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中国・華北の最前線にある部隊と娼館。売春婦と兵の恋愛を描いている。
人権意識やジェンダー観の進んだいまの日本だったら虐殺やレイプはそうそう起きないと思うんだけど、WW2の頃だったら話が別。
女に手を上
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ムーンライティング(1982年製作の映画)

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共産国家だった頃の貧しいポーランド人の出稼ぎムービー。
肉体労働者四人がイギリス・ロンドンにきて出稼ぎ仕事(空き家の内装工事)をしている間に、母国では反体制運動(「連帯」のあれ)が起こって戒厳令が敷か
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血戦奇襲部隊(1944年製作の映画)

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第二次世界大戦で産声を挙げたアメリカ海軍建設大隊「シービーズ」がモチーフのプロパガンダ映画。
戦闘地域で働いている民間の建設会社の従業員は武器を持って戦うことが禁じられてることから、戦える建設作業員の
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大理石の男(1977年製作の映画)

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周囲の反対を押し切って、忘れ去られた労働英雄の映画を作ろうとして、ポーランドの新人女性監督が奮闘・取材していく話。
・1950年代の共産主義国家の様子。
・六か年計画の総括。
・労働英雄の誕生秘話。
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駆潜艇PC-1168(1951年製作の映画)

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新米の船乗りばかりが集められ、ろくな説明もなしに、新しいエンジン(蒸気発電)の運用テストに駆り出されるミリタリーコメディ。
終始ハイテンポであわやぶつかるのあと、本当にぶつけるのが新鮮だし映画っぽくて
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アメリカン・ゲリラ・イン・フィリピン/アイ・シャル・リターン(1950年製作の映画)

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フリッツラングが手掛ける太平洋戦線ものという変わり種。
ゲリラを指導することになるアメリカ軍士官が主人公。
・バターン陥落後、なんとかしてオーストラリアに渡ろうとするも、賢いひとたちに止められる。
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潜水艦シー・タイガー(1943年製作の映画)

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ナチスドイツの新型戦艦を撃沈する任務につくイギリスの潜水艦シータイガーとその乗組員のお話。
休暇がなくなるあたりはコメディタッチで微笑ましい。結婚お預けなど、これがのちのエンディングに結びつく。
操艦
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カーツーム(1966年製作の映画)

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ハルツーム包囲戦(1884‐1885)が題材の歴史大作。
イギリスは同盟国のエジプトなどをつかって最小限のコストで、植民地スーダンを支配している。
スーダン視点ではイギリスならまだしもエジプトぉ?おい
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戦火の愚かなる英雄(2013年製作の映画)

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ドイツ軍の兵士がひとりレジスタンスの手によって殺されたので、見せしめに町の有力者10名が処刑されるという、他の映画(「シャトーブリアンからの手紙」とか)でもみた状況に陥る。というわけで、すべての責任を>>続きを読む

アクト・オブ・ウォー(2016年製作の映画)

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敵に化けて(SSのコスプレ)戦ったハンガリー独特のレジスタンス活動を題材にした映画で、「ウォーキング・ウィズ・エネミー ナチスになりすました男(2014)」の姉妹編みたいな内容。(制作年的にも、影響を>>続きを読む

戦場の女たち(1989年製作の映画)

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戦後45年の時点で激戦地パプアニューギニアを訪れて取材をした、日本軍がやったことの告発ドキュメンタリー。
当時協力させられたヤシ油の製造からスタート。
「コシマキ」がなかった部族と、飢えている日本軍と
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救命艇(1944年製作の映画)

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敵味方の男女が、救命ボートに乗り合わせるワンシチュエーションムービー。舞台劇の映画化と思いきや、まさかのこの映画オリジナル。そして原案はスタインベックと豪華布陣。
救命艇にひとりセレブレティが乗ってい
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オリーヴの下に平和はない(1950年製作の映画)

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盗まれた羊を取り戻すべく地元の権力者に戦いを挑んだお話。
・時代はWW2のあと。
・イタリアの寒村が舞台。
・ネオリアリズモ文脈とのこと。
・監督はコミュニスト。(だが、共産主義のプロパガンダになって
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イングリッシュ・ペイシェント(1996年製作の映画)

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その年のアカデミー賞を総なめにした文芸大作戦争ドラマ。
・大火傷を負った英国軍パイロット(ハンガリー出身の実在する人物ラスロー・アルマシーがモデル。連合国側からも、枢軸国側からもスパイを疑われた)
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花の特攻隊 あゝ戦友よ(1970年製作の映画)

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学徒出陣した大学生の青春を、予科練、特攻兵器桜花というトピックで彩った戦争もの。
訓練期間がメインとなるこの手の映画はけっこうあるんだけど、そんななかでもなかなかの出来。
・大学名からはじまる自己紹介
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奇蹟は一度しか起こらない(1950年製作の映画)

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愛し合うふたりが戦争によって引き裂かれる。そして11年後に再開するラブロマンス。
強引なモテ男が主人公で、ウブな美女がヒロイン。大学生設定にしては歳のいったふたりに違和感あるけど、その後の展開考えたら
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嘘をつく男(1968年製作の映画)

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フランスの小説家が手掛けるヌーヴェル・ヴァーグな一本。
伝説的パルチザンの知り合いだという男が、女三人の住む家に転がり込んでくる。なんのためにウソ言ってるのかぜんぜんわからないんだけど、だれが聞いても
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ジャッキー・チェン/ドラゴン特攻隊(1982年製作の映画)

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WW2が題材のコメディ映画。
日本軍(字幕は「極東軍」)によって、連合国の将軍が拉致られてナチスドイツ占領下ルクセンブルグにいるので、誰に救出を頼もうかとなっているときにジェームス・ボンド、スネーク、
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あなたの目になりたい(1943年製作の映画)

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金持ち年寄りと玉の輿美女の純愛もの。
映画業界の権力者に成り上がろうとする女性がすり寄るいわゆる「キャスティング・カウチ」を正当化するようなこのフォーマットはハリウッドの古い映画(とかウディ・アレンの
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