mhさんの映画レビュー・感想・評価

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バンカー・スクワッド ベトナム地下要塞からの脱出(2013年製作の映画)

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ベトコンがゲリラ戦を展開するために活用した地下通路を題材にしたB級戦争映画「T-フォース べトコン地下要塞制圧部隊(2008)」のフォロワーと思わせて、米軍VS米軍を地下通路で行うサスペンスアクション>>続きを読む

アメイジング・グレイス(2006年製作の映画)

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奴隷貿易廃止を訴えてやがて実現したイギリス帝国の政治家ウィリアム・ウィルバーフォースの半生が題材。
イギリス本国に奴隷がいっぱいいるわけじゃなくって、かれらは列強諸国が運営している植民地に送られている
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ノルマンディー上陸阻止作戦(2022年製作の映画)

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ドイツ国防軍のクラウス・ミュラー大尉が主役の三作目。
一作目からだんだんつまらなくなっていって、今作にいたっては二作目「バトル・オブ・ノルマンディー(2011)」のセルフリメイクみたいな内容。長くなっ
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サブマリン アタック(2000年製作の映画)

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2001年の夏から秋にかけて1クールだけ放送されたアメリカのテレビドラマ「シークレット・エージェント・マン」の中から二話を抜粋。潜水艦ものとして発売したのは日本のDVD販売会社がやったことだろうと思わ>>続きを読む

トゥルース 闇の告発(2010年製作の映画)

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ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争(1992ー1995)の負の遺産、国際平和維持軍も加担していたSex trafficking(性的な人身売買)を告発した女性の実話もの。
「サラエボの花(2006)」や「最
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声をかくす人(2011年製作の映画)

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南軍の活動家のおかあさんがリンカーン暗殺事件の共犯者とされて、一般人にもかかわらず軍事法廷で裁かれることになる法廷もの。
誰にも止められない理不尽な裁判と、どう考えても納得のいかない決着で見ているこち
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ヒラリー・スワンク IN レッド・ダスト(2004年製作の映画)

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同年公開の「イン・マイ・カントリー」でもやっていた、南アフリカの真実和解委員会が題材。
アパルトヘイトが終わったあとで、南アフリカの各地で行われた人権侵害に関する公聴会が行われる。被害者の告発に応じて
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大いなる勝利のために メキシコ革命1926/グレート・グローリー 大いなる勝利のために(2012年製作の映画)

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メキシコ革命後に起こったクリステロ戦争(1926年8月3日 – 1929年6月21日)が題材。
1917年に成立したメキシコ憲法は、ソビエト連邦社会主義共和国憲法(1918年)やワイマール憲法(191
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アルデンヌの戦い(1968年製作の映画)

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マカロニコンバットを代表する一作。
アメリカ軍のパイロットが、地元レジスタンスの力を借りて、オランダに駐留しているドイツ国防軍の地下金庫から宝石強奪をするというすごいアイデアのエンタメアクション。
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バトル・オブ・ノルマンディー(2011年製作の映画)

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ノルマンディーを守っているドイツ軍視点が新鮮なB級戦争映画。
低予算映画ではおなじみの要素、
・顔のアップ(で周囲を写さない)
・手持ちカメラ(の手ぶれ映像で臨場感UP)
・癖のある顔立ちの演技力が乏
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七人の特命隊(1968年製作の映画)

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痛快娯楽西部劇。
埋もれているマカロニウエスタンの傑作で西部劇によく見られる「七人の侍」フォロワーと思わせて、「七人の小悪党」というコンセプト。
簡潔にして、アイデアがいっぱいのオープニングシークエン
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U・ボート オペレーション・シーウルフ(2022年製作の映画)

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B級すぎて見終わったあとも真顔がしばらく続くことになる潜水艦映画。
まずは過去回想。
総員待避の命令の中艦と運命をともにする艦長と、艦長から未来を託された後のドルフラングレンというシーン。
わりといい
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ある町の高い煙突(2019年製作の映画)

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富国強兵というお題目のもとないがしろにされていた庶民が、地元の環境破壊など知ったこっちゃない企業を告発する系のドキュメンタリーかと思いきや、日立の企業PRムービーというのがいちばんしっくりきたセミドキ>>続きを読む

72M(2004年製作の映画)

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機雷事故に巻き込まれた潜水艦からの脱出ムービー。
登場人物に肩入れしすぎない展開に好感を持つんだけど、それは西側諸国よりも命が軽いロシア映画だからという理由の方が大きいのかもしれない。
主要人物だと思
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U.S.シールズ(1999年製作の映画)

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なにも考えずに見られるエンタメアクション。
ミリタリー考証なにそれ食べたことないってな感じで、戦争要素は皆無。ドラッグパーティーやってるときに無音で流しておきたいようなB級っぷりでした。
残った息子は
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ルーズヴェルト・ソルジャー 後編(2015年製作の映画)

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25分x6話のテレビシリーズを前後編にわけたもの。
「バンドオブブラザーズ(2001)」のジェネリックみたいな内容だけど、もっとエンタメよりで「特攻大作戦(1967)」や「イングロリアス・バスターズ(
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バトル・オブ・サブマリン(2022年製作の映画)

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ダンケルクの撤退戦にも参加したポーランドの潜水艦オジェウ号が行方不明になる1940年5月23日までをリアルな艦内描写とリッチなディティールで再現したセミドキュメンタリー。
B級戦争映画レーベルから出て
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U-900(2008年製作の映画)

5.0

形勢逆転の秘策――手に入れた聖杯をドイツ本国へと運ぶUボートを巡るハイテンポ・ハイテンションなミリタリーコメディ。
同じくドイツ映画のブラックコメディ「わが教え子、ヒトラー(2007)」よりもこっちは
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スプリング-春へ(1986年製作の映画)

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森にある寂しい一軒家に学童疎開してきた少年と、孤独だった老人のふれあいを描くイラン映画。
・森の番をしているであろうおじいちゃんだけど、はっきりとした役職はわからない。
・説明的なプロットは最低限に抑
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デュカネ 小さな潜水夫(2000年製作の映画)

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沈没したUボートを舞台にした低予算海洋ファンタジー。
手元にあるDVDは「デュカネ U-461の謎」というタイトルになっている。
ナチスゴールド(もしくはエニグマ? ウランなど?)を狙ってるダイバーの
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カラビニエ(1963年製作の映画)

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WW2らしき戦闘に自国(架空の国)も参加している。甘い言葉にだまされて徴兵されて、外国にいって略奪やらレイプやらして戻ってくると、自国が負けてエンド。
主人公たちを愚かに描いているのはどういう意図があ
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カヴァルケード(1933年製作の映画)

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イギリスの1900年~公開当時の現代(1932年まで)を背景に、名家の一族と、その召使の家族の腐れ縁を描いている。
ボーア戦争に始まって、WW1終結で締めくくってる。戦争という切り口があるおかげで、物
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イーグル・スクワッド(2022年製作の映画)

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コロンビア内戦を背景に、若者三人を追っかける形のミリタリーサスペンス。
現代だろうのに強制徴募(かつてのイギリス海軍で行われていた成人男性狩り。捕まったらその場で兵士にされて家に帰れなくなる。合法)や
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

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みずからの幼少期ー青年時代を題材にしたスピルバーグの最新作。
アメリカの1950年代ー1960年代という魅惑の時代背景にも関わらず、時代考証に力を割かない(=力を入れてるようには見せない)のがスピルバ
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小さな巨人(1970年製作の映画)

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121歳のペテン師が語るインディアン戦争。
ベストセラー小説の映画化であり、映画としては「ソルジャーブルー」に並ぶアンチ西部劇のひとつに数えられているが、「ソルジャーブルー」ほど衝撃的な展開ではない。
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ハナ子さん(1943年製作の映画)

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国民的婦人誌のひとつ「主婦の友」に連載されていた人気漫画をミュージカル映画にしたもの。
快活なハナ子さんのまわりはいいひとばっかりで、戦争中であっても毎日が充実している。
「ぜいたくは敵だ」の銃後を楽
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ナチスの原爆 サイクロトロンを追え!(2016年製作の映画)

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カナダのテレビ映画。
だいたんにもシュレーディンガーの猫をストーリーに盛り込んだミリタリースパイアクション。
腕時計サイズの小型原爆は失笑ものだけど、列車の行き先(原爆が炸裂するの)がパリかベルリンか
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愛機南へ飛ぶ(1943年製作の映画)

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陸軍航空士官学校(兵庫県・豊岡)に通う生徒の半生記を題材にしたプロパガンダ映画。
ちょっと前に見た、できの悪いプロパガンダ映画「少年航空兵(1936)」と同じ監督だが、こちらはよくできてる。(初期の小
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少年航空兵(1936年製作の映画)

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少年航空兵を題材にしたプロパガンダ映画。
特筆すべきは、
・トーキーがまだ珍しかった時代のトーキー。
・少年航空兵を扱ったいちばん最初の映画。
って、あたりなんだけど、そのせいなのかどうなのか、ドキュ
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最後の戦斗機(1956年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

軍神になり損ねた特攻兵をメインテーマにした映画は「出撃」がいちばん最初かと思ったら、同じ日活のこれのほうがさらに早かった。(特攻隊が題材なだけなら東映の「神風特攻隊(1954)」がいちばん早い?)
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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

特攻をモチーフにしたライトノベルの映画化。
周囲にきれ散らかしてる主人公が、過去にタイムスリップして特攻隊のイケメンと触れ合ったら考えが改まっていい子になったよという話。
アンチテーマからはいってテー
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出撃(1964年製作の映画)

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日活の特攻隊もの。
舞台は知覧飛行場なので陸軍のほう。
飛ぶ鳥を落とす勢いの日活だからか、タレントパワーに頼ったストーリーになっている。実際、浜田光夫と芦川いずみの初々しさったらない。
同じく知覧飛行
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Uボート:235 潜水艦強奪作戦(2019年製作の映画)

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ウランをアメリカに届けんがため、鹵獲したUボート(Uー235・架空)に乗り込んだベルギーのレジスタンスが活躍するというすごい設定のエンタメ映画。
・どんどん人が死ぬ。
・ナチは絶対殺すマンと化した主人
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シーヴァイパー 潜航作戦!U235を追え!!(2012年製作の映画)

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B級潜水艦もの。
邦題にある「U235」はUボートではなくウランのこと。(U-235というUボートも実在したけど無関係)そのウランを実際に運んでいたUボートが「Uー234」とまさかの連番。まぎらわしい
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ウルフ・オブ・ウォー ネイビー・シールズ傭兵部隊vsPLA特殊部隊(2015年製作の映画)

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「戦狼 ウルフ・オブ・ウォー(2017)」の続編かと思ったら、こっちのほうが最初だった。
PLA特殊部隊というのが味方側で人民解放軍特殊部隊という意味。「ネイビー・シールズ傭兵部隊」が先にきてるのは、
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