mhさんの映画レビュー・感想・評価

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栄光のランナー 1936ベルリン(2016年製作の映画)

5.0

原題「RACE」には人種という意味もあってダブルミーミング。
1936年ベルリンオリンピックで四つの金メダルをアメリカに持ち帰った空前絶後のスプリンター、ジェシーオーエンスについてのヒューマンドラマ。
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君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956(2006年製作の映画)

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ハンガリー動乱と、メルボルン五輪で行われた水球準決勝ーーメルボルンの流血戦(ハンガリーVSソ連)。そしてAVO(ハンガリーの秘密警察)の解体までが題材のエンタメ歴史もの。
史実だけでも十分面白いところ
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インディアン・ランナー(1991年製作の映画)

5.0

問題ばかり起こす弟をめぐる兄弟もの。
弟はベトナム帰りという設定なので「ジャックナイフ」とかそういう系統かと思って借りてみたけど、どっちかというと「リバーランズスルーイット」の(この映画の公開当時の)
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ロンメル ~第3帝国最後の英雄~(2012年製作の映画)

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ロンメル視点の7月20日事件についてのテレビ映画。
伝記か半生記みたいな印象を受ける邦題だけど、短期間(最期の七か月)に絞った話でなのでそれなりに見ごたえがある。
ダイジェストになってしまった「砂漠の
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僕の大事なコレクション(2005年製作の映画)

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ウクライナが舞台のおしゃれなロードムービーの皮をかぶったホロコーストもの。
ユダヤ系アメリカ人がウクライナを訪れる。観光ガイドをやってる親子の車で地図にない誰も知らない村をたずねてまわる。
序盤はロシ
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最後のランナー(2016年製作の映画)

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「炎のランナー」のその後を描くハリウッド映画withチャイナマネー。
陸上競技は引退して、中国で布教活動してると、関東軍から嫌なことされるけど、国民党軍からは嫌なことされない。国民党軍は見たことのない
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黒猫・白猫(1998年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

超ハイテンションなフォークロアファンタジー。
動物いっぱい出てくるし、音楽は鳴り止まない。人が移動すれば物はひっくりかえるし、割ろうとするビンは割れない。とにかくやかましい。
「アンダーグラウンド」に
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

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WW2が舞台のスパイもの。
凄腕の女スパイと出会い、共闘、恋に落ちるまでが前半。
そんな経緯があって結ばれた奥さんにドイツのスパイ疑惑がかかるのが後半。
あらすじだけでも面白いのに、実際はもっと面白い
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英国総督 最後の家(2017年製作の映画)

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インド独立(正確に言えば、インドとパキスタンの分離独立)を、最後の英国総督マウントバッテン伯爵を通して描く。
早送りのダイジェストなので、日本旧軍も関わっているインド国民軍のくだりは完全スルー。
現首
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ダーク・ブルー(2001年製作の映画)

5.0

WW2当時イギリス空軍に参加したチェコスロバキア義勇兵(亡国のチェコ空軍)が題材の戦闘機もの。
この手のものには珍しく、実機(スピットファイヤ!)を使った大迫力の空戦と、ベタな恋愛ドラマというバランス
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歩兵の前進(1956年製作の映画)

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新兵訓練をメインとしたコメディ映画。
リマスターされたのか映像がすごいきれい。
モンティパイソンと同系統のブリティッシュコメディなんだけど、古いタイプのせいか全く笑えない。あまりに面白くなくて逆にすご
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るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

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マンガ原作のシリーズもののラスト。
冒頭「たいへんだー!」がそんなにたいへんじゃなかったのでずっこける。
やっぱ2作目がよかったね。

金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

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関東大震災における朝鮮人虐殺を隠蔽するためのスケープゴートになった朴烈事件についての話。
・有楽町にあった社会主義者たちが集まる「岩崎おでん屋」
・看板メニューは社会主義おでん
・アナキストだった朴烈
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ドイツ・青ざめた母(1980年製作の映画)

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戦争に試される家族のドラマ。
タイトルはアメリカに亡命したブレヒトの詩から。
1939年に結婚したドイツ人カップルを通して戦争、出産、敗戦を経て戦後までを描く。
ナチ党に入会すると最前線に送られない(
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ラッカは静かに虐殺されている(2017年製作の映画)

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SNSやインターネットを駆使して活動するRBSS(Raqqa is Being Slaughtered Silently、「ラッカは静かに虐殺されている」という意味)のドキュメンタリー。
ノートパソコ
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静かなる叫び(2009年製作の映画)

5.0

モントリオール理工科大学虐殺事件(1989年)が題材の群像劇。
惨劇の始まりからその結末まで。
最初から最後まで緊迫した画面がずっと続く。
戦争映画ばかり見てて、(映像表現の)虐殺に慣れてるおれでも怖
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レジスタンス(2006年製作の映画)

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いわゆるレジスタンスは関係ないスパイもので原題は「Joy Division」。
言葉自体の意味は「ナチス・ドイツ将校が、利用する強制収容所内の慰安所」とのことなんだけど、だったらそれも関係ないので、案
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地獄の花園(2021年製作の映画)

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OLの派閥争いをヤンキーマンガに置き換えたコメディ映画。
強敵の登場→対戦→仲間に加わるなどヤンキーマンガの醍醐味をテンポ良く味わえる。
ここで負けたら脇役とか、主人公なら勝つはずなど思考もマンガチッ
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民族の祭典(1938年製作の映画)

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スポーツのドキュメンタリーで最も有名かつ、レニの代表作「オリンピア」の前半部分。「民族の祭典」はあくまで邦題。
圧巻の冒頭映像が二〇分ほど続いたあとは、ベルリンオリンピックの中から陸上競技の様子が描か
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わが教え子、ヒトラー(2007年製作の映画)

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いかにもシリアスな内容のジャケなのに、中身は「英国王のスピーチ(2011)」のヒトラー版でシニカルコメディ。
ベルリンは瓦礫と化し、ヒトラー本人には事故の後遺症(と薬物中毒の兆候)が見られる中、国家の
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

人気マンガが原作のエンタメ戦争もの。
数学の天才が帝国海軍で無双するというのがおおまかなストーリーで、今回はそのなかから大和の造船計画編。
入札価格の不正を暴く過程で、海軍と財閥の癒着や、戦争に向かっ
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この国の空(2015年製作の映画)

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終戦が近い東京・杉並区(の西のはずれにある善福寺がモデルの)碌安寺町が舞台のホームドラマ。
何度も挿入される食事のシーンや、疎開して子どもがいなくなった東京郊外の様子や、農家への買い出し、灯火管制下の
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マイウェイ 12,000キロの真実(2011年製作の映画)

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韓国産のアジアンエンタメ。
帝国陸軍は頭狂ってるレベルで極悪。中盤以降に出てくるソ連軍も悪いんだけど、比較の問題でナチスドイツがいちばんマシ。
ソ連軍としてWW2ヨーロッパ東部戦線を戦ったのは、戦時捕
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ジャスティス(2002年製作の映画)

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「第十七捕虜収容所」のシリアス版かと思ったら、中盤は軍事裁判もので、終盤は「マッケンジー脱出作戦」という、全部のせみたいな捕虜収容所もの。
・運ばれていくユダヤ人とすれ違う列車移動。
・士官用と兵士用
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ミラル(2010年製作の映画)

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パレスチナ問題とオスロ合意をパレスチナ人の少女を中心に描いてる。
イスラエルとパレスチナの関係がよくわかるためたいへん勉強になった。
パレスチナ人はイスラエルの警察および、ユダヤ人に対して不信感を持っ
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ガルシアの首(1974年製作の映画)

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メキシコ×ロードムービー×ハードボイルドなバイオレンス映画。
場面場面のかっこよさをつなげた結果、ストーリーはちょいちょい破綻してるんだけど、高度な撮影とか、スローモーションのかっこよさとか、小道具の
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グラス マリファナvsアメリカの60年(2000年製作の映画)

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マリファナを「取り締まる」歴史についてのドキュメンタリーだった。
この手のもののなかではいまいちだと思った。

赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

5.0

世界恐慌の中、ソ連だけが好景気。ジャーナリストはその秘密をスターリンに直接インタビューしようとするも、ソ連はウクライナの現状を全力で隠しているという話。
ホロドモール(1932-1933年 スターリン
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国際市場で逢いましょう(2014年製作の映画)

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みなさんいうように、韓国版「ALWAYS 三丁目の夕日(2005)」とも、韓国版「フォレストガンプ」とも取れる映画。
国家的、民族的に重大だったできごとをノスタルジックにコメディタッチで綴ったアジアン
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カルテル・ランド(2015年製作の映画)

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メキシコの麻薬禍と自警団についてのドキュメンタリー。
自警団も警察もダメすぎて嘘くさいんだけどそれが現実。一周回って映画みたいになっちゃってる。現代メキシコがいかにやばいかよくわかる。
自警団に紛れ込
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ルック・オブ・サイレンス(2014年製作の映画)

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いち時期、話題になった「アクトオブキリング」の姉妹編。
1965年インドネシアで起こった共産党員の大虐殺についてのドキュメンタリー。
「アクトオブキリング」のように尖った企画ではなく、こちらはオーソド
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黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

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ナチに奪われた名画を、現代になって取り戻す法廷もの。
WW2当時のオーストリアは親ナチ国家。ナチ党員がごろごろいるという知識がないと、誤解したまま最後までいってしまいそうな内容。
(「セブンイヤーズイ
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ある戦争(2015年製作の映画)

5.0

前半はアフガニスタンに派兵されてるデンマーク軍人の話。戦闘のリアリティ、緊迫感がすごい。なにをするにも無線で司令部の判断を仰ぐという手続きも見せてくれる。
後半は戦争犯罪(戦闘に巻き込まれた民間人を殺
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渚にて(1959年製作の映画)

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ベストセラーの映画化。核戦争後の人類を描いたディストピアSF。
東西冷戦などの要素は出てこないけど、誰が核兵器を作ったのか、誰が核兵器を使ったのかというエクスキューズが観客と人類に向けられる。
核戦争
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暁の7人(1975年製作の映画)

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エンスラポイド作戦を扱った有名なタイトル。
まったくのエンタメ作品「死刑執行人もまた死す」と違って、基本、史実通りに展開する。
史実トレース系はほかに「ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(201
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ナチス、偽りの楽園 ハリウッドに行かなかった天才(2002年製作の映画)

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テーマはふたつで、ユダヤ人コメディアンであり監督のクルト・ゲロンの半生記と、プロパガンダにも使われた通過収容所テレージエンシュタットについてのドキュメンタリー。
ハリウッドへの移動を試みたときにフリッ
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