sobayuさんの映画レビュー・感想・評価 - 31ページ目

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ふきげんな過去(2016年製作の映画)

3.0

みんなに舞台っぽい喋り方させてて、なんか森田芳光の映画を思い出す感じ。しかし何よりもキョンキョンがちょうよかった。そこに居るだけで薄く光っているようだった。

インデペンデンス・デイ:リサージェンス(2016年製作の映画)

2.5

20年前の宇宙人襲来を経て人類はひとつになり飛躍的に進歩したって言ってるのに、また演説で「非常事態に人種の壁を越え~」とか説くの前作の"映画史に残る感動的な演説"をなぞってるだけだし、そもそもあれそん>>続きを読む

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

5.0

ストーリーはAIものの古典と言ってもいいような話なんだけど、映像の新しさがとにかく素晴らしくて圧倒された。荒唐無稽じゃなくて、こちらの想像の一歩だけ先のSFを見せられた感じ。そう感じさせるって一番難し>>続きを読む

変態小説家(2012年製作の映画)

4.0

ホラー映画はブロンド美女が恐怖に慄く様を楽しむのが定石なわけで、今作では乳首の浮き出た肌着とブリーフ生足ペッグをフェチい視線で楽しめるかどうかがまず分かれ目か。わたしはちょう堪能した。製作総指揮まで務>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

3.5

ヒーローものならアベンジャーズとジャスティスリーグ、スパイものなら007シリーズとこれ、ってな感じなんだな。ボンドが一匹狼ならイーサンはチーム戦、女を不幸にする男と、女から遠ざかる男。

イーサンハン
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ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

4.0

ニックとペッグのキャラが反対という意味ではシリーズの変奏曲だし、ストーリーはいつもの感じの王道だし、それを両立し尚飽きさせずに面白いって神業だな。見終わった後なんだか切なくなっちゃうのもショーン~と同>>続きを読む

グッドモーニング、ベトナム(1987年製作の映画)

4.0

あんなに生き生きと人が暮らすサイゴンがあの後どうなるか考えながら見るとたまらない。前線へ向かう米兵はあどけないくらい若い青年たち、ベトコンは子どもたち。ハイテンションでDJしながら検閲の掛かった原稿を>>続きを読む

冬の小鳥(2009年製作の映画)

4.0

静かな語り口に圧倒された。足の悪いお姉さんが皆の前で謝罪させられる時に、子ども達はクスクス笑ってて大人達は咎めるでもないあの感じ。それを見てあの孤児院がどんな場所か一発で伝わってくるんだけど、監督はあ>>続きを読む

シュリ(1999年製作の映画)

4.0

久しぶりに見たらやっぱり凄い。こういう話なのに愁嘆場が全然ない。冷徹な視線で撮られてる。なのに見終わった後の余韻は切ない。今思うと一番すごいのって銃撃戦描写より何よりそこな気がする。

レジェンド 狂気の美学(2015年製作の映画)

4.5

双子はどっちもトムハで同じ顔してるのにロンはレジーを惚れ惚れと眺めて「ハンサムだ」って何回も言う。自分はゴリラみたいなのにって。ふたりのママは何をするでも言うでもないんだけど、ニコニコしながら夜中にケ>>続きを読む

64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

3.0

前編にあったリアル路線みたいなのは弱まり、多分これが監督の作家性ってやつなのかな?前編のトーンを期待していくとちょっとアレ?となった。

瑛太の役は前編でもやや浮いてるように感じたのだけど、後編はもう
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アウトバーン(2016年製作の映画)

2.5

B級!ストーリーなんざ関係ねえ!とにかく車ぶっ飛ばすぞ映画!だと思ってたら、ヤングアダルト小説っぽい恋愛5割、超うかつな警察とアレな悪党とやたらポエムを唱え続けるアンソニーホプキンス3割、カーアクショ>>続きを読む

神様メール(2015年製作の映画)

4.0

もう人類は次のフェーズへ行こうぜ!という壮大なテーマを可愛らしく若干の毒をもって描いた寓話。
きっといろいろ意味が込められてるんだろうなーと思いつつ、失われた手のダンスのシーンになぜか涙が出た。
タイ
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ラッシュ/プライドと友情(2013年製作の映画)

4.0

フィクションだったらこんな試合展開には絶対出来ないと思った。手に汗握ったなー!ニキが語るハントのその後「自転車に裸足~」に驚いてwikiを読んだら、すごい変わり者だったんですね彼。映画以上に破天荒。し>>続きを読む

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

2.5

延々なまぐさい恋愛を見せられる(言い方悪いですが)この感じ、ブエノスアイレスにちょっと似てる。男女カップルの話だったら見てらんないだろうなと思うところも一緒。でもそれは面白くないわけじゃなくて、ジャン>>続きを読む

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.5

映画館で予告を見ただけで画面酔いしたので、見たいけど見れないなーと思っていたやつ。TVサイズで見ても面白さが分からないって散々言われてた理由もよくわかったけど、三半規管激弱なのでこれを大画面では到底見>>続きを読む

バレット・オブ・ラヴ(2013年製作の映画)

3.5

北欧の至宝は、あーこりゃマッツじゃなきゃ成立しないなって感じの役ですごいよかった。ミステリアスで寂しそうで暴力的で狂っている静かな男。

ラスト、警官に向かってあのポーズをしなかったらナイジェルの運命
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トリプル9 裏切りのコード(2015年製作の映画)

4.0

警察サーの姫と盗賊団サーの姫としか思えない男がふたりも登場して、屈強な男に守られる危うい男の色気みたいなのてんこ盛りだった。欲望のバージニアの末弟もそんな感じだったし、監督の萌えなのだろうか。ベッドシ>>続きを読む

南極料理人(2009年製作の映画)

4.0

「可愛い動物は~居ないんですか~」「エビフライだね」などなど見終わった後でも思い出し笑いしちゃう場面が幾つもある。何事も起きない一年間にも見えるけど、南極の僻地に閉じ込められて環境は厳しく、それぞれに>>続きを読む

マジック・クリスチャン(1969年製作の映画)

2.0

ギョロっとした瞳の可愛らしい未知の生き物(リンゴ・スター)を拾って養子にする金持ちのジジイって設定からしてすげえ。金に物言わせた様々なイタズラはブラックジョーク、シュールなカルトムービーって扱いだけど>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(1984年製作の映画)

4.0

何かにつけてアーマーポーラー♪ってテーマソング流すの今の映画でやったらギャグになるだろうな。いろいろ解釈あるし、現にわたし自身も前見た時と違う感想を持った。

ラスト道の先に見える建物にゾッとしたな
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8 1/2(1963年製作の映画)

3.0

でもそれも頭の中の出来事なわけでしょ?あの主人公を外側から見たらどんなだったのかな~。

グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

2.5

勢いとテンションで粗に気付かせないで逃げ切る!という映画の作りなんだと思うので映画館で観てたらもう少し乗れたかもなあ。ディスポーザにスーツを巻き込ませて動きを封じるのとか、実は工夫はたくさんあって楽し>>続きを読む

ナショナル・シアター・ライヴ 2014「コリオレイナス」(2014年製作の映画)

4.0

トムヒを血まみれにして裸にひん剥いて、痛みに喘ぎながらの公開シャワーシーンなんて最早なんの比喩だよってレベルで性的でしかなかったし、ものすごいサービス精神で作られた舞台であった。

ライバルの男が「お
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ジャーヘッド(2005年製作の映画)

4.5

海兵隊なんてよく入るな、みんなフルメタルジャケット見てないのかよと思いながらモロにフルメタルジャケットオマージュの序盤を見ていたら、兵士たちが地獄の黙示録の上映会で大興奮し始める。

戦争の現実を描い
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デッドプール(2016年製作の映画)

4.0

俺ちゃんの最初の、お絵かきしながら足ぶらぶらさせてるとこ、あそこから強烈に溢れる「もう壊れちゃった人」感がかわいそ萌的に最強だった。ハッピーボイスキラーだなあ。2時間無いくらいの上映時間だけど、こんな>>続きを読む

グリーン・ホーネット(2010年製作の映画)

2.5

カトーは父親の愛人だったんだろうな、というのが最初見た時の感想。午後ローでやってたので吹き替え版を初めて見たのですが、よい意味でアニメっぽくてハマっていた。

最初からB級アメコミ路線の映画なんだと思
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サウスポー(2015年製作の映画)

4.0

どストレートなボクサーもの。「シェイクスピアを演じさせると俳優の実力が判る」みたいな感じで、敢えてボクシング映画の古典そのままをやったんじゃないかと思った。

冒頭の試合でボコボコに殴られた顔もだんだ
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.0

とても切ない場面なんだけどジョーンがアランをひっぱたいた時の彼女の啖呵が格好良かったなあ。そしてマシューグッドはこういう役本当に似合う。戦時中のドキドキ暗号解読シーンもすごい面白いんだけど、ラストのア>>続きを読む

アントマン(2015年製作の映画)

3.0

見た目が仮面ライダーに似てるからか、どことなく懐かしヒーローぽい。ちょっと虫が苦手なもので半分くらい薄目で見てしまったけど、伸縮自在に闘うのは思ったよりずっと楽しかった。トーマスの不気味さがよく活かさ>>続きを読む

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(2013年製作の映画)

3.5

主人公が最後まで事態の全てを自分の采配で何とかしようとしている姿は腹が立つやら滑稽やら。そんな権利はとっくに失ってることに気付かないあたりもうコントの域だと思った。

ラストはどう受け取ったらいいんだ
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皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇(2013年製作の映画)

2.0

イメージフォーラム割引の日がないんだもんなーとか思って見逃してたのをやっとレンタルしてきて見たんですけど、勝手に期待してたのとは違ったなあ。メキシコの大変な惨状のドキュメンタリーなので、面白いも面白く>>続きを読む

26世紀青年(2006年製作の映画)

2.5

未来のバカな人たちは嫉妬や憎しみなんかも知能と一緒に失ってるふうで、ある意味羨ましくもあるような。戦争とかしてなさそうだったし。

タイムマシンにはびっくりしたなー。そりゃそうなんだけども。

J・エドガー(2011年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

最後の手紙、エドガーがクライドに宛てて書き残したものだと思ってたんですよ。あれはルーズベルト極秘資料の中からエドガーがラブレターの部分だけ抜き取って自室に置いてたんですねー。公開時に見た時は全然わかっ>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

4.0

え、この人も死ぬの?!って驚きこそが面白い映画だと思ってたけど、内容分かってても物語自体に驚かされるので、見せ方がすごい上手いんだろうな。

ノワールって大体「もう知らなかった頃には戻れない」のが鉄板
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ヘイル、シーザー!(2016年製作の映画)

4.0

三谷幸喜の映画っぽい、というと怒られそうだけどニュアンスでお願いします..。オマージュ元が分かったらもっと面白いんだろうなーと思いつつ、分からなくても楽しかった。

問答無用のテイタム力を浴びた。存在
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