あぷさんの映画レビュー・感想・評価

あぷ

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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

3.6

【2019年劇場鑑賞56本目】

試写会にて。
何故このシリーズが長きに渡り多くの人に愛されたのか。
往年の寅さんファンはもちろんのこと、今まで『男はつらいよ』を観たことがない人にもその理由がよくわか
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

4.2

【2019年劇場鑑賞55本目】

前作ではあまり触れられなかった"shining"の部分に大きくスポットを当てることで続編という予定調和を華麗に裏切ってみせながらも、語り継がれる傑作の名を汚すことのな
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メアリーの総て(2017年製作の映画)

3.4

伝記映画としては些か物足りず、『フランケンシュタインを執筆したのは十代の少女だった』という以上の驚きこそ少なかったものの、19世期のファッションに身を包んだ、白く透き通るようなエル・ファニングの魅力を>>続きを読む

運命は踊る(2017年製作の映画)

3.4

数々の謎を残しつつ多くを語らない、静かに淡々と進んで行く物語ながらも、"何か"を予感させるような意味深かつアーティスティックな映像で惹きつける。
運命の不条理さ、残酷さを哀しいまでに描ききった秀作。
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あの頃、君を追いかけた(2018年製作の映画)

3.2

あまりにも違和感のない台湾版に忠実なリメイク。
しかし、忠実であるが故に平成20年頃の日本の物語には見えず、台湾版を知らなければ完全に昭和の話という惜しい作品だった。
斎藤飛鳥と松本穂香のJK姿が最強
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

4.0

【2019年劇場鑑賞54本目】

字幕版をチョイス。
前作よりもダーク・ファンタジー色が多少濃くなったものの、歌唱シーンの楽しさ、スピーディかつ大迫力のアクションシーンは変わらず。
そして息を飲むよう
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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

3.4

全く知らなかったサリンジャーの波乱に満ちた生涯もさることながら、ケヴィン・スペイシー演じる教授の名言が刺さりまくった。
30年以上前に読んだ『ライ麦畑でつかまえて』。
もう一度読んでみようかな…。

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.4

ハマりすぎの怪演で魅せる大泉洋を通して放つ鹿野靖明の言葉の数々が胸に刺さりまくる。
某局の夏恒例"難病モノの泣かせにくるドラマ"ではなく、今日を、明日を、今を生きる力をくれる愛しき実話。良い。

ジュリアン(2017年製作の映画)

3.6

これはヤバかった。
親権を巡りどちらの言い分が真実なのかを追うミステリーなのかと思いきや、下手なホラーを遥かに凌駕する恐怖と緊張感を味わった。
過去に少なからずDV被害の経験がある方は、絶対に観ない事
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.0

【2019年劇場鑑賞53本目】

午前十時の映画祭 にて。
クルクルとその表情を変える、幼さと妖艶さを併せ持つナタリー・ポートマンのその完成された美しさにただただ見惚れる。
もう何度となく観た"無垢な
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鈴木家の嘘(2018年製作の映画)

3.4

面倒くさい。家族だからこそ絡んだ糸を解くのは実に面倒くさい。
果たしてそれは誰を守るための嘘だったのか。
重々しくも、どこか温かくユーモア溢れる"愚かな嘘"から始まる家族の絆の物語は、決して嫌な後味を
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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

3.4

あれこれ考えさせる隙を与えないスピーディな展開にミステリーとしての重みこそないものの、緊迫感が過ぎるのが苦手な方と、永遠の少女アナ・ケンドリックのファンならその魅力に打ちのめされるであろうライトな一本>>続きを読む

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.0

高評価の韓国オリジナル版同様、こちらも全くハマらなかった。
使用楽曲が20年前のものというのは驚くばかりだが、そこに対して懐かしい!って感情が湧かなかったのも大きい。
何より感情を揺さぶられるには世代
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億男(2018年製作の映画)

3.4

原作未読。
とは言え…な自己啓発的"キレイゴト"部分は否めないし、ストーリー的な目新しさもないが、こういう『クリスマス・キャロル』な話はキライじゃない。むしろ好き。
北村一輝と藤原竜也の胡散臭さ満点の
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.4

【2019年劇場鑑賞52本目】

前置き不要の有名作だけに、開幕から存分に楽しめた。
しかし、正統な続編と銘打ってやり直す必要があったのかは疑問。
リンダ・ハミルトンの再登板以外にも、初期作ファンをニ
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.8

移りゆく四季折々の風景。
味わい深き茶器や掛け軸。
季節を模した和菓子。
所作、佇まい。
美しき映像と茶の道を通して語られる人生哲学は、日々を忙しく生きる人の心に、優しく、じんわりと滲みる。

久しぶ
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きみへの距離、1万キロ(2017年製作の映画)

3.0

もっとハートウォーミングなものを想像していたのだがだいぶ違った。
色々と面白い設定でありながら、全てに於いて描き方が浅く感じられ、どこへも、誰にも感情移入できず、ただただうーん…なガッカリ感だけが残っ
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.2

久しぶりに全身総毛立つ面白い作品と出会った。

目的達成の為ならば手段を問わず、冷徹に、そして自信満々に自らの職務を全うするジェシカ・チャステイン演じる主人公の格好良さに痺れまくり、その"究極の一手"
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.8

探究心と好奇心から始まるひと夏のジュブナイルは、多くの謎を残しながらもそこに消化不良な気持ち悪さを感じさせることのない、爽やかで清々しく、そしてちょっぴりほろ苦い、ファンタジー映画の傑作であった。
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スペシャルアクターズ(2019年製作の映画)

3.6

【2019年劇場鑑賞51本目】

特大ホームランの後だけに、否が応でも期待してしまう上田監督の新作だったが、前作同様観る者を楽しませようというサービス精神たっぷりの、スピード感溢れる快作であった。
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ヒックとドラゴン(2010年製作の映画)

3.8

子供にもわかりやすい王道展開ながら、笑いを散りばめたスピード感溢れる迫力満点の映像に圧倒される。
ラストに待つ衝撃の展開に息を飲んだ。
何となく今まで観ていなかったが、観ていなかった事を激しく悔やむ大
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50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

3.6

日本リメイク版。
オリジナル版のファンだけに観るのを躊躇していたが、オリジナルの良さと福田雄一監督らしいおふざけのバランスが絶妙にマッチした素晴らしい出来だった。
やっぱり長澤まさみの無邪気な色気は堪
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閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)

3.0

【2019年劇場鑑賞51本目】

試写会にて。原作未読。
色調を変えただけの回想や、説明的なシーンの多用など全体的に演出手法の古さが目立ち、最後まで引き込まれる事はなかった。
綾野剛、小松菜奈の良さが
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

4.0

【2019年劇場鑑賞50本目】

"世界は音楽に溢れている"

時に跳ねるように。時に轟くように。
音楽に愛された者への羨望。
天才ゆえの迷いと重圧。
全てを超えたその先に待つ光と喝采に、思わず全身が
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男はつらいよ(1969年製作の映画)

3.4

HDリマスター版。実は初見。
愛すべきろくでなしを生き生きと演じる渥美清の名優と呼ばれる所以。
倍賞千恵子の可愛らしさ。
安心の予定調和。
この年齢になって初めてわかる"古き良き昭和の味わい"がそこに
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.6

【2019年劇場鑑賞49本目】

夢を抱いて生きる人ならば、誰もが夢想するであろう"if"の先は、幸福感に満ち満ちた優しい世界。

"The movement you need is on your
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スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

3.4

中田秀夫監督作品の割にはかなりソフト。
今や"スマホを落とす"ということにどのくらいリスクがあるのかを幅広い層に啓蒙するには、このくらいの過激過ぎない適度なスリリングさが良いのかもしれない。

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.6

【2019年劇場鑑賞48本目】

相変わらず情け容赦なしのゼロ距離からのヘッドショット連発と、見るものの痛覚を刺激する滅多刺しナイフアクションにひとり劇場で身を捩りまくるも、娯楽に振り切った怒涛の連続
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.4

【2019年劇場鑑賞46本目】

狂っているのは僕か?世間か?

初めて語られた"JOKER"以前。
そのあまりに悲しい物語に震えた。
120分後に高らかに響く笑い声は、伝説の"騒乱と混沌のカリスマ"
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メランコリック(2018年製作の映画)

3.8

【2019年劇場鑑賞45本目】

ようやく観られた。
奇抜かつ秀逸な設定。
演者への先入観の無さが先を読ませない効果を生み、114分を変幻自在に駆け抜ける。
サスペンス、恋愛、コメディ、そして青春映画
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エンド・オブ・キングダム(2016年製作の映画)

3.4

今度の標的は"世界"と規模は大きくなったものの尺は99分と短くなり、さらに観やすくなったジェラルド・バトラー無双。
今回も大統領共々巻き込まれまくって、やられたらやり返すの倍返し祭りです。無茶苦茶です
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エンド・オブ・ホワイトハウス(2013年製作の映画)

3.4

陥落したホワイトハウスに、元特殊部隊の男がたったひとりで大統領救出に向かうという、もはやありがちすぎる内容ではあるが、そんなのはどうでも良いのである。
ただただ頭空っぽで、ジェラルド・バトラー無双を楽
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.2

メインのふたりは言うに及ばず、サブキャラ、脇の脇まで演者に申し分なし。
冒頭から真相が気になるストーリーも面白い。
が、なんだかグッとこなかったというか、心のどこにも引っかからなかったというか…。なん
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

3.4

ストップモーションアニメ独特の味わいが生み出す、ダークで幻想的、そしてどこか懐かしさすら感じさせる世界観。
日本を舞台としていながら全く不自然さを感じさせることのない、美しき冒険活劇の傑作であった。

いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

3.4

イタリア映画のコメディは初。
独特な色合いが際立つコミカルな『ブレイキング・バッド』といった趣きで、テンポも良く楽しい。
突然の"ソウスリャナンデモ キープイットグリージー"にツボった笑
続編にも期待
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カランコエの花(2016年製作の映画)

4.0

超絶傑作であった。
大声で詮索する者、空気を読み合う者、秘密を知ってしまった者、そして静かに広がって行く疑念。
たった39分の中に凝縮された現代社会の縮図。
それは決して説教くさくなく、今を生きる人々
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