きえさんの映画レビュー・感想・評価

きえ

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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.7

3/29 Filmarksの試写会で鑑賞。

まずは一言ブレンダン・フレイザー圧巻!

世界十大小説と言われるハーマン・メルヴィル『白鯨』をモチーフに愛の喪失とトラウマから過食に陥り生命危機に至る迄に
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

4.0

すっかりご無沙汰ですみません。
公開初日に行って来たタイミングで投稿します。

内容は1949年冷戦下のポーランドで舞踊団を通して出会った音楽家の男と後にシンガーとなる女との15年に渡る激しくも美しい
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.0

悲劇の連鎖止まないインディアン居留地ウィンドリバーを舞台に描かれる知的サスペンス。雪深き静寂と獣的暴力のコントラストが希望の見えない無法地帯の現実を映し出す。この作品で初監督を務めたテイラー・シェリダ>>続きを読む

ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談(2017年製作の映画)

3.7

オカルト否定派の心理学者グッドマンが挑む恐怖の心霊検証ホラー。グッドマンに依頼された心霊検証は3つ。オムニバスで送る其々の話が観客を怖がらせる壺を心得てて避暑効果は絶大だった。3話目に登場するマーティ>>続きを読む

未来のミライ(2018年製作の映画)

3.2

先日発表されたアカデミー賞長編アニメーションのノミネート、そして2/3に発表されたアニメ界のアカデミー賞と呼ばれるアニー賞で長編インディペンデント作品賞を受賞との知らせ、どちらも内心驚きを隠せない私で>>続きを読む

セラヴィ!(2017年製作の映画)

3.7

結婚式場を舞台にサービス業、接客業などの感情労働の裏で起こる悲喜交々をおフランスらしい少々騒々しい会話劇で綴った"終わり良ければ全て良し"な作品!

マニュアル通りにはマニュアル通りの感動しか起きない
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.6

初めて利用した劇場でULTIRAスクリーンと言う音響システムを初体験しました。映画の中にいる様な感覚と言う触れ込みでしたが恐竜🦕が動くたびに揺れたり、背中から恐竜🦖が襲ってくる様な迫力だったりが凄かっ>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

これはもう今更レビュー書くまでもなく面白かったし笑った。

ただ前半は『評判いいから観に来たけど、何クソつまんないじゃん‼︎』と"その時"を待ちながら観てました。ガマンガマン...

そして後半!
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女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.9

50年代のNYコニーアイランドを舞台に観覧車🎡の如く回り続ける男と女の愛憎劇を描いたウッディ・アレン劇場。

もうこの作品はやさぐれた中年女を演じるケイト・ウィンスレットの役者魂をひたすら堪能する絶品
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.3

この作品はやらかしました!
報告できる事が『よく寝た〜💤』以外何もなくてですね…

リクライニングのエグゼクティブシートの心地良さと連日のW杯⚽️観戦で寝不足が重なって爆睡でした。

開始早々寝落ち…
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.5

これは観る人を選ぶ!

凄まじい肉攻めで観てる側まで血に染め大人の階段を登る少女のめざめと愛をカニバリズムで仕掛けた長編初監督の采配恐るべし。

賛否はあって当然だけどベースにあるのは思春期の激しい欲
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

カンヌ国際映画祭でのパルムドール受賞は2018年の最も嬉しいニュースだった。逆に最も悲しいニュースは樹木希林さんの逝去。浜辺🏖のシーンで『ありがとうございました』と呟いた様に見えたのは役柄として発した>>続きを読む

オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

3.9

山火事をどう消すかなんて知る由もなかった。それ以前に考えた事もなかった。ヘリコプターで上から放水なり消化剤を撒いて消すものだろうぐらいにしか思ってなかった。まさか山に人が入りアナログに延焼を防いでいた>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.0

最初から最後まで泣きのポイント多すぎて化粧がぐしょぐしょになるくらい泣いた作品。

遺伝子疾患によって人と違う顔で生まれたオギー。演じるのは『ルーム』の天才子役ジェイコブ君。彼を取り巻く物語はSON(
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30年後の同窓会(2017年製作の映画)

3.7

観終わった後、胸の奥がじーんとする作品。ベトナム戦争を共に経験した元海兵隊員3人の友情を常時戦争国なアメリカ国家の欺瞞を風刺しながらリンクレイターお得意の会話劇で描いたロードムービー。言ってしまえばオ>>続きを読む

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.5

圧巻の美。圧倒的な美。劇場から出たくなかった。明るい日差しに照らされると消えてしまいそうな美しい残像を壊したくなかった… 観終わって興奮冷めない第一声がこれだった。

引退を宣言したダニエル・デイ=ル
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

4.1

期待以上の作品だった。ポスターの印象からレオン的な作品かと思っていたらとんでもなく深い内容でカンヌで脚本賞&男優賞を受賞し7分間のスタンディングオベーションを受けたのは納得。

ホアキン演じる孤独に生
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.2

最終の進路選択をする青春期は誰もが通る道で私にもあったあの頃が昨日の事のように蘇り重なるストーリー。精神的にも肉体的にも失う事の連続の中で痛みを知り失って初めて大切な物に気付く時代でもある。自由への渇>>続きを読む

29歳問題(2017年製作の映画)

3.9

思いがけず凄くいい作品だった。今やアジア映画を牽引するのは韓国になってしまったけど、この作品は香港映画が輝いてた90年代の作品群を彷彿とさせる輝きに満ちた作品。

香港では30歳目前を29+1と表現す
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.6

ウェス・アンダーソン監督が描く20年後の日本は不思議な世界観でした。犬だらけの映画ゆえペットブームに警鐘を鳴らす的お話かと思いきやこれは腐りきった大人社会への痛烈な風刺。そこに立ち上がるのはやっぱり7>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.3

私の中の今年の邦画ナンバー1です。『クセが凄い〜』刑事、大上章吾を演じた役所広司さんの圧倒的存在感と上手さに100万いいね👍を押しました。その大上と松坂桃李さん演じる新人刑事日岡との水と油なバディ物と>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.6

この作品が私にとって致命的だったのは若き母親に全く共感出来なかった点。。。それを前提としたレビューです。

安モーテルを舞台に貧困層母娘の日常を好奇心に満ちた子供の目線で映し出したカラフルな作品。お転
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

3.7

当たり前に続く筈の幸せな日常が突如暴力で奪われる不条理。最愛の家族を失った女を更に傷付けていく社会の不条理。女は二度心を殺される。主人公に共感する程に苦しく痛い時間が続いた。そして…女が辿り着いた決断>>続きを読む

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

4.5

この作品は迷わず今年の上半期1位に挙げた作品です。昨年のカンヌ国際映画祭でPalme d'Orを受賞した作品ですが、その前のダニエルブレイクと言い、今年の万引き家族と言い最近のカンヌの視点は一貫してま>>続きを読む

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.7

2度の冬季五輪に出場した米の女子フィギュア選手トーニャ・ハーディング。リレハンメルオリンピック直前に米国のライバル選手を襲撃したとして一躍世界中の注目を集めたトーニャのフリー演技はリアルにTVで見た。>>続きを読む

蝶の眠り(2017年製作の映画)

3.2

昨年公開の韓国映画『ラストプリンセス』で主人公の夫役として出演してた異常に日本語の上手い韓国俳優キム・ジェイクの存在を知り、ミポリンの相手役として出演していると言うので流暢な日本語をまた聞きたいと言う>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.9

この作品のレビューは
『Later!』後でと言いたいところですが笑、とにかく🍑の使い方⁈に新たな発見を頂いた作品です(爆)

美しいリゾート地での非日常的な舞台で起きた美しい男達の甘酸っぱい恋の軌跡は
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.2

韓国映画は歴史的事件をベースにしながら緩急あるエンターテイメントに仕上げるのが本当に上手い!見終わって暫し放心した作品です。

暢気な冒頭からは想像も付かないスケールに展開していく奥行きと情感を揺らす
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きみへの距離、1万キロ(2017年製作の映画)

3.2

この作品は配給会社さんよりTwitterのアカウントに突然DMを頂いてカナダ大使館で行われた試写会に招待頂き鑑賞しました。驚いたのですがカナダ大使館内部には立派なスクリーンがあって心地良く鑑賞する事が>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

鑑賞後に迎えたアカデミー賞に触れさせて下さい。この作品が作品賞、監督賞、美術賞、作曲賞の4冠に輝いた事はとても嬉しい結果でした。ただ一つ残念だったのは主演女優賞をサリー・ホーキンスにあげて欲しかった。>>続きを読む

クローバーフィールド・パラドックス(2018年製作の映画)

3.7

シリーズ3弾は宇宙St.。エネルギー枯渇に喘ぐ近未来で無限エネルギーを地球に齎す粒子加速器の実験が行われるもそこには時空の膜を引き裂き複数の次元を衝突させ現実を粉砕するリスクが… って何やら小難しい実>>続きを読む

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.8

今年はTwitterに比重が行ってしまいこちらをサボりまくりの1年でした。皆さまのレビューにいいねもあまり付けられずごめんなさいの1年でもあります。

この後今年観た作品を記録として空UPしていくので
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.7

クリント・イーストウッド監督作品にハズレなし!を公言してきたけど今回は実話物である事以外何も知らずに鑑賞し驚愕の事実に驚いた。

それを知ったのは鑑賞終えて作品の情報やレビューに触れてから。笑。何せラ
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

見終わった直後の感想。この作品のタイトルは『スリー・ピープル』だなと。絵面としてはスリー・ビルボードにスリー・ピープルの顔写真が貼り付いたポスターが浮かぶ。

と言う程にこの作品は主要人物3人の人生と
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.9

「最も崇高な芸術とは人を幸せにする事である」by バーナム。

主人公の言葉を借りれば本作は間違いなく崇高な芸術と言える。分かりやすい起承転結に計算し尽くした動きと構図、魂を揺さぶる音楽。人を幸せにす
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

3.7

ゲイリー・オールドマンがチャーチルなら、エマ・ストーンは70年代女子テニスの世界チャンピオン、ビリー・ジーン・キングに成り切った!

意地悪な言い方をすると特殊メイクを味方にしたゲイリーと自力で挑んだ
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