淡々と、静かに、まるで生活しているかのように観た。ので、尺の長さはあまり気にならなかった。このように他人の生活をぼうっと眺めたい事はある。
生活というにはドラマチックで、しかし、ドラマよりは生活だった>>続きを読む
記憶が薄れかけている。
海馬五郎(恐らく作者の分身)の登場する「もう『はい』としかいえない」を読んでいた事もあり、変に親しみ深かった。
品の漂うなかでずっと下品なのが素敵。
最後まで人も作品も放浪、>>続きを読む
メッセージがシンプルなぶん、何もあらすじを読まずに観るべきだった。
優しく静かなアニメ短編。
二回目。
当時映画館で観に行ってクオリティの高さに大興奮した記憶がある。
深夜の心斎橋で百鬼夜行(星人)といかつい兄ちゃん達が血みどろで闘う。
ギミックもいちいち格好いい。
ドレスコーズ『人間ビデオ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
毒ガスから逃れてビルの屋上を飛び回るという、稀有なシチュエーションが面白かった。白眉は割と序盤のライオンの頭のシーン。
タンタンタタタンタンタタタンが頭から抜けない。SOSなのにちょっと愉しい。
このレビューはネタバレを含みます
ダニエルボンドシリーズのなかではまあまあ、だけども、最終作。ストーリーに起伏があまり感じられない割に長い…。
一方で、冒頭の別れまでの流れは美しくよかったです。
最後の最期、ヘラクレスに触れたボンド>>続きを読む
いやもう、ジェームズ・ワンファンへのサービス過剰。
ソウ、デッドサイレンス、インシディアス、死霊館、ワイルドスピード、アクアマン、、、これまでの経歴を彷彿とさせるシーンや手腕がドカ盛り、ごった煮万歳の>>続きを読む
刑事と容疑者、二人の掛け合いがみもの。
犯人のふてぶてしさにだんだん嬉しくなってさえ来てしまう。実話ベースらしいです。
韓国の刑事ものには珍しく、警察官らの描写がみな(比較的)良識的。
なにも知らずに観るべきという感想をみると行きたくなる。し、行ってよかったです。なにも知らずに観るべき。
内容とも巧く連動したストーリーの仕掛けは勿論、それを抜きにしても細かいところまで楽しめる作品>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
スカイフォールをリアルタイムでみて以来の鑑賞なので9年ぶりのシリーズ鑑賞。さすがに記憶が朧気。これでNO TIME TO DIEをみることができる。
相変わらずopの映像のクオリティが高くて序盤から>>続きを読む
前作未見。
前作を見ておいた方がよい作りではあったけど、それでも凄く愉しい作品。
続編となる三部作の真ん中という、少しややこしい立ち位置。
災害レベルでたくさん死ぬ。住民たちも徒党を組んで対抗するが>>続きを読む
以前から気になっていた、しっとりした良質のJホラー。人間ドラマが中心で沁みる。
派手なシーンは少ないが、こちらの構え方次第でいくらでも怖くなる。
特にカーテンのレース越しに体育座りする母、怖すぎる。>>続きを読む
身近に何度も何度も観に行っていた人がいて、つまりそれだけの何かがあるんだろうと観てみたら、それだけの何かがあった。
オープニングからワクワクする。
俳優陣の癖のある声も印象的。
外連味たっぷりのガ>>続きを読む
イカと緑は風味がある。
元コントもみたけど、考えなくても良さそうな謎が深まった。
面白。
後で知ったのだけどアレクサンドル・アジャとサム・ライミのタッグならそりゃ面白い。面白いです。
ドラマも見せ方も、モンスター映画として屈指のクオリティ。
こんなにワニって怖い生き物だったっけ。>>続きを読む
3ヶ月以上かけて、晩酌のようにチビチビと観た。
下戸だけど、映画なら酔える。
オリジナル版とは別物、というか研究本にも書いてあったように、ルカ・グァダニーノがオリジナル版のストーリーをベースに、大枠>>続きを読む
これは、ドキュメンタリー映画としてかなり危険な部類に入るのでは。
10年をかけて元料理人が北朝鮮を欺き、文字通り世界を股にかけてフェイクの取引を進める。通常のメディアでは絶対に映らないし見えてこない>>続きを読む
昔大いに怖がらせられたシリーズ。
大昔に冒頭だけ観たのを忘れていた。
どの話もそれぞれにちゃんと怖い。
バスケットや名前を呼ばれる話など有名作も堪能しましたが白眉は一番最後、夕焼けに染まる室内での、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ロープ1本を巡る、戦地での物語。
期待通り、戦地での活動家たちの日常的な風景が描かれる。
フィクションなのだけど、割と『プロフェッショナル 仕事の流儀』のハードボイルド版に近いです。
ラストも妙味が効>>続きを読む
初っ端から軽快にテンポよく行われるマンハント。話の軸足もあちらこちらに駆け回り愉快。そこまでの深みはなく、あっという間に終わります。
富裕層リベラルと貧困層保守の対立という政治的要素を持ち込んでるの>>続きを読む
知らずしてナタリ監督のCUBEに続く二作目の鑑賞となった。
ホラー映画には珍しく、鑑賞者よりも理解度が早い主人公で、何度か
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そういうことだったのね!
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(僕「え、え?どういうことだ?」)>>続きを読む
エンフィールド事件ですっかり嵌まった『死霊館』ユニバース。
スピンオフにはやや微妙なものもあったものの、メインの本編三作目となるこちらは流石の怖さ、面白さ。(ややジャンプスケアが多いのは多分『ラ・ヨ>>続きを読む
今敏監督ファン層にアピールするかのようなビジュアルとストーリーにつられ観たものの、アニメ技術は特に鬼気迫るものはなかったのが残念。
音速でドアが開いたり、コンビニ店員がほぼ360度にスッ転んでてギャグ>>続きを読む
冒頭事故が起こることは、もはやあらすじで知っている。だから事故が起きるんだろうなぁと思って見ていたら、まさかあんな形とは思わず、それだけでいっきに掴まれてしまった。
やっぱり吉田監督の作品好き。
一>>続きを読む
エンタメ色は薄いがシミュレーションとして(今現在では予言的なものとして)迫ってくる作品。
架空の新型ウイルスでの世界の死亡者は2500万人、新型コロナウイルスの死亡者は現在約470万人。ちなみにスペ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
Jホラーの鉄板要素をベースにしつつ、グロやしっとりとした土着、法則ものなどホラー映画の要素全般のそこここに目を配っていて、乙一さんホラー映画好きなんだなぁと。
結構ロジカルで法則に忠実、故に怖い、と>>続きを読む
当時同時期に公開された『ブラック・クランズマン』の強烈さと比して、差別描写や問題提起が幾らかぬるく、エンターテイメントにふりすぎているという批判があったのを覚えていて、やや警戒しつつ観た。(そしてそれ>>続きを読む
前作『レガシー』が割と面白かっただけに、シリーズファンとして観てしまうと少し残念な作品。
役者や監督が良くても、脚本の良し悪しが割とシビアに響いてくるシリーズだと思う…もう一展開を期待してしまいました>>続きを読む
予告編にあまり惹かれなかったものの、評判のよさから。
100Miles and Runningが流れるシーン、滅茶苦茶アガる。『実は仮想現実』ものはあまたあれどゲーム特化でこの視点は珍しい気も。普段>>続きを読む
『老婆』の怖さと哀れさを体感できる作品。デボラの女優さんなしには成立しえない。
愉しくどんどん観れますが、白眉は臨場感溢れるラストのほうのシーン。
というか、たまたまこのシーンの映像を観てしまったの>>続きを読む
今までみた中で一番モキュメンタリーかドキュメンタリーかわからなかった。
もはや内容でなくそこの不安定さを楽しむのだとも思うけど、それってもう文脈ありきの、セルフ楽しみな気も。ふと冷静になると、タイト>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
気になっていた作品。
特に観るものに強く訴える邪悪なジャケットが。
最初安部公房の『友達』みたいな話かと思ってたら、相当難解に。
宗教を意識した物語であることは後半薄々わかるものの、感想や批評を読ん>>続きを読む