みーさんの映画レビュー・感想・評価

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BRAVE HEARTS 海猿(2012年製作の映画)

3.5

1作目のノリが合わなさすぎて続編に手が出なかったのに急に、しかも4作目を観たのは自分でも謎。
1作目よりシリアスな展開が続いたのと、「元気をもらおう」っていうメンタリティで観たので、つっこみどころで躓
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善惡の刃(2016年製作の映画)

3.8

やはり実話を元にした韓国映画は手加減なしでおもしろい。
フィクションとノンフィクションの境目が少し歪な印象、映画の中の元少年はアクションシーンでまあまあ暴力振るっているので、急にフィクション感が強まる
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天気の子(2019年製作の映画)

3.5

映画館で公開中に観ていたのですが、考えがなかなかまとまらず、やっとレビューを書くに至りました。
本作、率直な感想は「嫌い」でした。
理由は、主人公の行動原理が、物語における機能的な意味では理解できるも
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.2

バーチャル世界の奥行きと疾走感はサマーウォーズより更に数段パワーアップしていて、歌と相まってスクリーン映えする作品になっていました。
子供たちは竜をヒーロー視しているところなど、細かい伏線の張り方は見
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.0

ほっこり系だと思って見始めたら、いい意味で裏切られました。
「お客様」から「友人」に、後部座席から助手席に、人間関係の変化をさらっと描ける上質な映画です。また、韓国映画は、敵属性の人にもいい人もいれば
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コンプリシティ/優しい共犯(2018年製作の映画)

3.7

技能実習に来るまでの流れを一気に説明するのではなく、少しずつ挿入していくことで、主人公の苦悩や葛藤がじわじわと浸透してくるのが良かったと思います。
説明的な台詞がほとんどないのも、観る側に余計ストレス
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.5

自分の国を「ドイツ人」に地雷だらけにされた軍曹と、その報復に近い形で「デンマーク人」に非人道的な扱いをされる少年たち。それぞれの立場をバランスよく描いた映画だと感じました。
軍曹は「デンマーク人」とし
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ブラザーフッド(2004年製作の映画)

4.5

観るたびに感想が更新されるので、書き直しました。
この映画が他の戦争映画と一線を画しているのは、戦争に対する態度と、その一貫性でしょう。
これがもしありきたりな戦争映画なら、弟思いの正義のヒーローであ
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.4

史実系韓国映画のレベルの高さよ。
検事や運動家など特定の人物を英雄視するのではなく、群像劇にして視線をばらすことで、民主化を勝ち取るというポジティブな側面だけでなく、その裏にある暴力や隠蔽を余すところ
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

3.5

原作ファンではありますが、ここでは原作は持ち出さずに映画のみの感想を。
ナウシカは、大人になって見ると、「大人の事情」が分かるようになるのに加えて、言葉の意味が分からなくてスルーしていたところが分かる
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スパイの妻(2020年製作の映画)

4.4

怪奇現象の全く起きないホラー映画でした。
陰陽の使い方もそうだけど、音が非常に効果的に使われていると思いました。例えば扉の開閉音、靴音、氷の音、拷問や空襲シーンの画面の外から聞こえる悲鳴など、絶妙に不
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

とにかく情報量が非常に多い。一度観ただけでは消化しきれない。
自覚のない悪意や自己矛盾を抉っていく、とてつもなく腹黒い作品でした。
金持ち一家が分かりやすい悪人ではなく、悪気なく臭いや握手に嫌悪感を示
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累 かさね(2018年製作の映画)

4.4

顔を交換し始めた当初は醜い顔でも堂々と歩いていたニナが自信を失っていき、逆に綺麗な顔になっても俯いていた累が高慢な態度をとるようになる、その変化が絶妙に描かれていたと思います。
土屋太鳳さんを苦手な人
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ドキュメンタリーみたいな自然な演技とアングルが素晴らしかった。
祥太が捕まったとき見捨ててずらかろうとしたり、世間から厳しく避難された若いカップルがまた娘を虐待していたり、そういうある意味人間らしい部
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.5

美しさと汚さの対比が素晴らしい。暗くなりすぎず綺麗事になりすぎず、バランスの良い作品でした。そして演技が上手い。絶賛されるのがよく分かりました。

アンダードッグ 二人の男(2016年製作の映画)

3.4

面白いんだけど、ちょっと清潔感がありすぎるかな……。貧困層の話なのに。あと、ラストが韓国映画あるあるすぎて。
でも、主演がアイドルなのかな?なのにこれだけ華のない映画撮れるのは逆にいい意味で韓国映画ら
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海猿 ウミザル(2004年製作の映画)

2.7

思ったよりノリがチャラい。私には合わないノリだった。
登場人物がもう少し大人になったら、深みが出てくるのかなーとか思ったり。

それでもボクはやってない(2007年製作の映画)

4.6

退屈な人には退屈な映画かもしれないが、非常に深い映画だと思った。
裁判もかなり詳細まで本物に近く再現されているし、演技が自然で、ドキュメンタリーのようだった。
「みんなに見て欲しい」と思う映画でした。

マイウェイ 12,000キロの真実(2011年製作の映画)

4.0

戦争映画×チャンドンゴンは強い。
韓国の戦争映画は戦闘シーンはさることながら、戦場での人間の変化を描くのが上手いと思います。
オダギリとか、アントンだっけ?役の人とか、うざさを上手く演じられる人は戦争
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硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

4.6

主人公が正義感に溢れているわけでもなく、勇敢なわけでもない、等身大の兵士。素晴らしい。
登場人物に入り込みすぎない人物描写と、日本兵が米兵を馬鹿にする発言を平然とぶっ込んでくるニュートラルさ。監督の冷
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.2

戦争とは人殺しであることを実感させられた。
戦場で武器を持たないって、一見臆病なようだが、実際はとても怖いと思う。ついつい、自分ならそんなことできるか?って考えてしまう。
やはり戦場でひたすら人が死ん
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俺は、君のためにこそ死ににいく(2007年製作の映画)

2.3

初めて日本の映画を字幕付きで観た。それくらい、台詞が聞き取れない。
評価が低いの知ってて観たから、思ったより丁寧に描いてるじゃんって思ったけど、最後のファンタジックな演出で幻滅。まるで最初から最後まで
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.5

これは何度でも観たい。
これだけ少ない台詞でこれだけ多くのことを伝えられるんだ。
顔と名前がなかなか一致しなかったけれど……。

高地戦(2011年製作の映画)

4.4

戦争を描くには、これくらい残酷でないとなと思った。そして演技が本当にお見事。特に表情の変化が凄い。
スナイパーはちょっとフィクション感強かったかな……。

羊の木(2018年製作の映画)

2.5

6人の過去全部台詞で説明しちゃうのは薄いと思った。あと、最後車見つけた時の警察官の動きとか、「脚本どおりに動いてる」ことを感じさせる行動が度々あって残念だった。
最後の方の含みを持たせた終わり方はよか
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.0

二階堂ふみが見たくて見た。
森川葵もよかった。
濡れ場の多い映画がどうしても好きになれないという個人的な理由で低い評価にしてしまったが、映画としてはクオリティ高いと思う。

南極料理人(2009年製作の映画)

3.3

友人に勧められて見た。飯テロ映画。肩肘はらずに見られる映画。

アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

3.0

原作に引っ張られてしまって、物足りない感じが残ってしまった。

宇宙戦争(2005年製作の映画)

3.5

追い詰められた人間をよく描いてる。オチは賛否ありそうだけど原作に忠実でよいのでは。

シュリ(1999年製作の映画)

3.3

期待しすぎたかな。ベタな展開で泣けるほどではなかったけどアクションシーンはレベル高い。

ズートピア(2016年製作の映画)

3.4

考えさせられる作品。可愛らしく描いているからこそ、メッセージが突き刺さってくる。

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.0

戦闘シーンの迫力が凄まじい。長く感じるが、無駄なシーンはなかったと思う。登場人物が個性豊かで、理想的な人間や戦争向きの人間ばかりでないところも現実味があってよかった。

プラトーン(1986年製作の映画)

3.8

戦争によって浮き彫りになる人間の汚い部分がリアル。派手なシーンがないからこそ説得力がある。

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