ヴレアさんの映画レビュー・感想・評価 - 53ページ目

海炭市叙景(2010年製作の映画)

2.3

ひたすら暗く、起伏に乏しい物語が延々と繰り広げられます。長いです。昼寝をした後だったおかげで最後まで寝ずに観ることができたようなもんです。見所としては函館の風景くらいしかない。雰囲気はとてもいいです。>>続きを読む

HK 変態仮面(2013年製作の映画)

3.8

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よく宣伝文句で、映像化不可能と言われた原作の奇跡の映画化!みたいなのありますが、この映画にこそ相応しい文句だと思いました。リアルタイムでジャンプで読んでいた私は素直に驚きました。よく実写化したなぁと。>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.0

【20.12.4追記】
何回も観てるけど4DX版が公開されたので堪えきれず鑑賞。
いやぁ観て良かった。
久しぶりに4DXで座席からズリ落ちそうになった。
動きが半端ねえ!
初号機が出撃して歩く度に振動
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.9

【2020/12/14追記】4DX感想
なんだろう、普通だった。
もちろん、没入感は高まったのだけど、「序」の座席から落ちそうな程の揺れ方に比べるとそれを超える程じゃ無かったかな。あくまで体感ですが。
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TOKYO TRIBE(2014年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

全編を貫くテンションの高さがヤバい。開始5分でテンションがMAXになり、そのまま折れ線グラフが下がることなく最後までノンストップ。なんというパワー。ただ、ひたすら音と映像の洪水に圧倒されっぱなし。>>続きを読む

LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

1.9

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SFそのもの。

と言ってしまえば身も蓋も無いが、これはSFっぽさを抑えた宣伝にやられました。ベッソンだし、どうせいつものクライムアクションだろうとタカを括っていたら、まさかの展開。どんどん話が大きく
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気球クラブ、その後(2006年製作の映画)

3.5

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テロップの多用や時刻の表示など、いかにも園子温だなと思った。
ただし物語については、人一人死んでるのにあまり暗くならず、むしろ爽やかな余韻を残す終わり方で、そこは園監督作の中でも珍しい作風だと思った。
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ペコロスの母に会いに行く(2013年製作の映画)

3.5

凄く心温まる映画でした。岩松了をはじめとするキャストの演技も素晴らしい。短い出演シーンながら強烈な存在感を放つ加瀬亮もはまり役。竹中直人は存在自体がネタだが、面白いので良い。
ただ、ストーリー的にはよ
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フルートベール駅で(2013年製作の映画)

3.9

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何気ない黒人青年の一日を追ったドラマが淡々と続き、お母さんの誕生日を祝う為に買い物する様子や、刑務所に服役した過去が明らかになるにつれ段々とこの主人公に感情移入していった。彼の家族に対する愛情や気遣い>>続きを読む

まほろ駅前多田便利軒(2011年製作の映画)

3.1

主役2人のキャラクターが良かった。真面目なんだけど常に冷めた態度の多田と、ふてぶてしく常にやる気がないがお節介の行天。そんな2人の掛け合いが絶妙でいつまでも観ていたい気にさせられた。ただ、ドラマとして>>続きを読む

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

1.9

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全体的にトラウマ必至の暗い気持ち悪い描写ばかりでゲンナリ。
世界観の収拾がつかなくなり、作り手が中二病的な自己満足に走ったサイテー映画。
アスカの台詞「気持ち悪い」=この映画の事だと理解。

エンジェル ウォーズ(2011年製作の映画)

2.0

こんなに面白くなりそうな要素がいっぱい詰まってるのに(ツインテ美少女とか日本刀とかドラゴンとか)、全然入り込めず、熱くならないのはどうゆうこと?勿体ない、実に勿体ない。

ストーリーが中二病なのはまだ
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サプライズ(2011年製作の映画)

2.3

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謎が謎を呼ぶ展開!みたいな宣伝だったから期待したが、全くそういった謎解き要素はありませんでした。ただただ、よくあるスリラー的な展開の連続。ヒロインがやたらしぶといのはこの手のジャンルでは定石だが、しぶ>>続きを読む

12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

4.9

セリフを覚える位何回も観ました。
何回観ても飽きないし、きまって同じ所で笑ってしまう。
ピザの場面では何度観ても「ああー」ってなっちゃう。

ディセント(2005年製作の映画)

3.6

地底人も怖いが、人一人やっと通れるような狭い暗い坑道みたいな所に入って動けなくなるのが1番怖い。閉所恐怖症気味の私には凄い恐怖。もし、あんな真っ暗な地底で遭難したならもう最後だなと思った。ほんと、何が>>続きを読む

UN-GO episode:0 因果論(2011年製作の映画)

4.4

最初に知らない人の為に簡単に説明しておくと、ノイタミナ枠で放送された全11話からなるテレビアニメの前日譚的物語で、2週間限定のレイトショー上映された短編アニメ映画である。原作は坂口安吾の『明治開花安吾>>続きを読む

アップサイドダウン 重力の恋人(2012年製作の映画)

2.4

上と下の世界が意外に近くてびっくり!上に人が見えてるやん。え?大気圏とかは?自転してないの?科学的にツッコミ所満載だが、いちいちツッコんでもきりがないので細かいことは気にしないでこの美しき世界観に身を>>続きを読む

自殺サークル(2002年製作の映画)

2.5

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さすが園子温映画だけあって、ジャンルを超えている。
最初はホラーで、病院のシーンとか観客を脅かそうとしてくるので結構怖い。笑顔で集まって何の躊躇いもなく電車に飛び込む女子高生達も怖いが、学生達が昼休み
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.0

いやぁインド映画ってわかりやすいからいいですねぇ。
クドい演出、大袈裟な演技、突然始まる全員集合のダンスタイム。
もうね、踊りのシーンになると急にボルテージがマックスになるわけですよ。
絢爛豪華。これ
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魔女の宅急便(2014年製作の映画)

1.8

出だしは良かったんだけどね。開始15分で魔女の家系に生まれたことの説明→旅立ち→いい人に出会う→部屋を貸してくれて宅配屋開業

とんとん拍子に事が進み、テンポが良すぎて飽きない。映像も飛ぶシーンの合成
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.0

様々な音が心に響いてくる映画だった。
奴隷を拘束する鎖の音。奴隷達が乗せられた船のモーター音。暖炉の音。馬車の音。斧で木を切る音。

そして、奴隷を打つ鞭の音・・・

奴隷を木に縛り付けて散々鞭で痛め
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ヒュー・ジャックマン演じる父親が遂に一線を越えてしまう。その行為は果たして正義か悪か。人によって色んな受け止め方が出来ると思う。もし、自分なら・・・あんな恐ろしい行動をとれるだろうか。それは実際にその>>続きを読む

17歳(2013年製作の映画)

3.6

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17歳の少女はゲーム感覚でいとも簡単に売春を繰り返す。
一見真面目そうなごく普通の女の子なのに…。
現代社会が生んだ闇に少女は溺れていき…やがて取り返しのつかない過ちを犯してしまう。

何故突然少女は
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

4.0

この映画をB級たらしめているのは基本的に主人公がおバカだからである。
サングラスをgetしてこの世界の秘密に気が付いた主人公だが、もっとじっくり攻めて行けばいいものをやたらと焦りすぎている為、すぐ敵に
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運命じゃない人(2004年製作の映画)

2.7

普通に恋愛ドラマが展開されるが、この監督の映画なので、絶対、"もう始まっているぞ"と目を凝らして観てしまう。この時点で、何の知識も無く観た人とは観るスタンスが違う。なので、ネタばらしが始まってもああそ>>続きを読む

紀子の食卓(2005年製作の映画)

2.1

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 2時間半かけて壮大な家族ごっこを見せられる映画。
園子温が得意とするひとつの家族の崩壊を描いた映画であるが、後の「愛のむきだし」なんかと比べると粗が多く、何が言いたいのかよくわからない為イマイチ入り
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ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)

3.6

切ないゾンビ映画。
そう、ゾンビ映画なのに切ないんです!

ゾンビだって思考してるし、ゾンビ同士ちゃんとコミュニケーションもとっているという新解釈。傍から見ればただウウ~とか呻いているだけに見えるが、
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イップ・マン 葉問(2010年製作の映画)

3.4

1作目に比べると大味な展開が多くイマイチ乗れなかったのが正直な所。
ストーリー的にも完全に蛇足な感が否めない。「序章」ではイップ・マンの半生を追うことで彼の辿った軌跡を目の当たりにし、興味深く観る事が
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イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

王家衛の「グランド・マスター」を観てイップ・マンという人物に興味が沸いたので鑑賞。
「グランド・マスター」ではイップ・マンが主人公でありながら他の武術家の話がメインとなっていたりして、イップ・マンのフ
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男たちの挽歌 II(1987年製作の映画)

3.9

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ある評論家が“とうもろこしが熱せられてポップコーンになっている最中のような映画“と言っていたが正にそんな感じ。

銃撃戦の派手さだけ見ると完全に前作を上回ってますが、 ストーリー的にはイマイチな感じ。
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男たちの挽歌(1986年製作の映画)

4.0

ジョン・ウーの描く銃撃戦はバレエのようだなんて誰かが言ってましたが、踊りながら植木鉢に銃を隠しながら殴り込みに行くユンファや、スローモーションでくるくると周りながら銃を撃つレスリーなど、確かにバレエみ>>続きを読む

死霊の盆踊り(1965年製作の映画)

1.0


最初は半信半疑。実はちょっと位は面白いんでしょ?的な私の甘い考えは一瞬で吹き飛ぶこととなる。
一人目の踊り子が出て来た瞬間、あ…これはマジのやつや…。そう思った。
もはや死霊でも何でもないただのBB
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

結局、イーストウッド扮するこの男は主人公然としながらも、結局主人公にはなれなかった男なのだろう。

尊厳死を肯定するわけじゃあないけど、これが彼の強い意思で一点の曇りもなく成された行為だったなら、私は
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少女は自転車にのって(2012年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

女性に厳しい社会。外へ出るときはスカーフを着用しなければならないし、男が見ている所で遊んではならない、歌も歌ってはならないし、自転車に乗るなんてもっての外。
そんな背景の中にあって、この映画の主人公ワ
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