mltさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

3.0

トリップもバッドトリップも映像で表現
救いがない 救いがない映画を見たかった気分にとてもマッチした
誰も救われない みんな何かになりたくて、そのすがる先でドラッグにいきついて、もっと上手くやってる人間
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太陽に灼かれて(1994年製作の映画)

4.5

不穏な冒頭
牧歌的な中間部
そして再び次第に押し寄せる不穏さ
最後まで見て全部それらがしっくりくる感じ
「偽りの太陽」ってフレーズがずっしり。
いいわあ…好きです。
三部作ということで続くのは知ってる
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.2

物語自体は淡々と進むしもう少し起伏してもいいかもしれない。

ただ、色使いと主人公のカルリートス周りを撮る時のフェチズム全開な感じで、瞬間的に沸る瞬間がいくつも散りばめられている。

前述した通り、物
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.5

レズビアン映画であり、シスターフット映画。
現在にも通じる女性であること、性的マイノリティであることによる世間の不条理を描きながら、それに反抗する物語でもある。
絵画のように美しい構図のカットが多い。
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ヒックとドラゴン2(2014年製作の映画)

4.0

共存とどう向き合うか。
共に生きるあり方をいろんな方向から描く。
ピックの選択が、この時代に愛しい。
冒頭からずっといろんな感情が湧いてきて泣き続けた作品だった。

彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

3.9

戦争前の愛国心に駆り立て煽られる様子、比較的長閑な様子と隣り合わせにある死、突撃の悲惨な様子、そして帰ってきてから待ち受けている空虚……映像を交えて、WW1に出兵したイギリス人たちの経験が語られる映像>>続きを読む

処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ(2014年製作の映画)

3.2

全体的な謎のゆるさで常時笑ってました
前作見てなかったので今回が初処刑山だったんですけど、前作のダイジェストが流れてくれたので話のキャッチアップはなんとか。
戦車に乗るゾンビが眼帯してたりして無駄にカ
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

4.2

え??あれ??
ってなる大味なところもなきにしもあらずなんですが、それを補ってあまりあるエモさと優しさでひたすらに涙が出てきました。

世界は完璧じゃないし、変わらなきゃいけない変えなきゃいけないこと
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キャッツ(2019年製作の映画)

2.8

好きなところもある。
中盤の舞踏会のシーンはぴったりした衣装でダンスがとても映えていた。
ビジュアルで言えばマンゴジェリー、ランペルティーザ、マキャビティ、オールドデュトロノミー、ミストフェリーズ、ア
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.1

託された任務は大きい一方で、視点としてはものすごくミクロな、一人の一兵卒の目から見る戦争。テイストとしてはとても好みでした。美しい情景や暖かなやりとりとすぐ隣り合わせに死が存在しているという構成の仕方>>続きを読む

スターリングラード大進撃 ヒトラーの蒼き野望(2015年製作の映画)

4.0

どうしてこんなタイトルがついたんだろうか…

どの辺が大進撃なのかよくわからないし別にヒトラーも出てくるわけじゃない。

タイトル詐欺なんですけど、ただ、しみじみとよい。

処刑が決まった将校のオルガ
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AK-47 最強の銃 誕生の秘密(2020年製作の映画)

3.9

結構好き。
主演のユーリー・ボリソフ氏が各所でかわいい。カッコいいところもあるけどかわいい。
割とさらっと物事がうまく行ってるような物語の進行になってるあたりがもう少し色々エモくてもいいんじゃないかな
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

テンポ感が絶妙。軽妙な作品で、見ていて楽しいし、鑑賞後が爽やかな気持ちになれると思いました。あの時代のことを詳しく知らないのですが、それでも全体の作りの楽しさがあるのでその辺の知識無くても大丈夫だと思>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

(※別所にて書いた感想を一部編集の上再掲してます)私にとっては楽しかったし、もう一回見たいんだけど、人によってはんあー…ってポイントがあるのは否めないのは確かだね、でも私にとって大事なのは私の感覚なの>>続きを読む

マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.9

オンライン試写会にて一足先に鑑賞しました。ちょっとしたものが積み重なっていって、関係性に変化が訪れる感じが、絵作りや繊細な演技、直接的ではない事物を使った演出によって丁寧に描かれていて、全力ハッピーと>>続きを読む

神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

3.9

ユニークな死者の裁判の設定を踏まえつつ、前作ではチラリと覗く程度だった、彼らの前世の話が色濃く出てくる仕立て。裁判の行方、彼らの過去の話が行き着く先を同時に見守るのがとても面白かった。前回よりちょっと>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

4.5

そういえばきちんと通しで見たことがないかもしれない…と思い、劇場上映されてる今を好機とばかりに見にいってまいりました。
映画館のスクリーンで見るのが大正解な凄まじい映像表現たち、そして独創的な多層構造
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神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

3.9

世界観がユニーク。使者たちのビジュアルもめっちゃ好き。アクションも作り込まれてて見応えあるし、現世と冥界での出来事が交錯しながら物語が進んでいくのが面白い。色々謎を残しながらも、一本の映画としてもちゃ>>続きを読む

T-34 レジェンド・オブ・ウォー 最強ディレクターズ・カット版(2018年製作の映画)

5.0

テンポ感・全体としてのまとまり感等は既存の通常版・完全版が断然優秀なんですけど、その二本を通ってきた人間の目線で見ると、追加された要素もまたこの作品に違った方面での面白さを加えてくれており、これはこれ>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.2

ループ物ホラー…サスペンス?なんだけど、めちゃくちゃ楽しい。主人公が割とアクティブに生き残るための方法を色々試行錯誤する様にニコニコしてしまうし、その繰り返しの中で気づきがあって成長する姿にグッときま>>続きを読む

アングスト/不安(1983年製作の映画)

2.8

犬以外なにも大丈夫じゃない映画。

無秩序型っぽいシリアルキラーのとんでもない思考状態をなぞりながら、彼の犯行と思想を少し俯瞰した状態から描き続けるので、なかなかにヘビーです。途中冗長に感じる描写もあ
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

4.0

不安の描き方、不安感のかき立て方がうまい。とてもうまい。
光の陰影の使い方、無音とBGMの挿入の使い分け、画面における人物の配置の仕方の妙……そう言ったものが効果的に使われて、ストーリーラインの不気味
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アトラクション -制圧-(2017年製作の映画)

3.2

めちゃくちゃ突っ込みながら観た上で、最後に振り返るとやりたいことは見えてくるけど、それにしたってもうちょっと色々書き方あったかな…まあでも緩く見る分にはよかったかな…みたいな気持ち。
分かり合えない立
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アトラクション -侵略-(2020年製作の映画)

2.1

演技できる人たちが集まってるはずなんだけどいかんせんストーリーや細かい演出がなんか雑さが目立って脳内ツッコミが追いつかない感じで最後まで見てしまった。長回しで撮った割に無駄になったり、いやその仕掛けか>>続きを読む

残酷で異常(2014年製作の映画)

4.5

友人に勧められて鑑賞。
すごい世界観の設定と物語の運びが面白くてグイグイ一気に全部見てしまった…
なんらかの「殺し」の罪を犯した死者たちが自分の犯した罪の追体験とグループセラピーを繰り返すんだけど、そ
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ザ・スパイ ゴースト・エージェント(2019年製作の映画)

3.8

もう少し盛り上がりマックスな部分があってもいいのでは、とか、組織の凄さやその人の能力の高さや人間関係のつながりに関して口頭の説明だけで済まされてしまう部分が多めでもう少しその辺は語りじゃなくて俳優の力>>続きを読む

ランボー(1982年製作の映画)

2.8

映画館で最新作のトレーラーみて、そういえば見た事なかったなって思ったので鑑賞。
映画的な演出だと思いつつ、警察による暴力描写は今の時期に見ると色々グルグル考えてしまいますね…。あと、帰還兵の虚しさみた
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かちこみ! ドラゴン・タイガー・ゲート(2006年製作の映画)

3.0

超展開の嵐みたいな感じで割と常にぶっ飛んでるんだけどなんか気負わずにさくっと見れて楽しかったです。習得した謎の必殺技より普通に肉弾戦で戦ってる所の方が断然カッコいい。ドニーさんすごい。

心と体と(2017年製作の映画)

2.8

映像はひたすら美しいんだけど主題であるところのもう枯れたと自分で思ってた中年のおじさんとおそらくASD持ちである設定によって無垢性を付加された若い女性との恋、ってところでどうにも合わずにイマイチ乗り切>>続きを読む

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.8

マーゴットロビーの演技力すごい…!狂気的な表情も、少し真剣な面持ち…etcetc、どれもグッとくるので本当見ていて飽きません。
気負わずに観れる女性主体のアクション映画って感じで楽しかったです。ホモソ
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チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)

5.0

楽しいし元気出るし最高にご機嫌になった映画だったーーー!!!
エンジェルたちみんな最高😇😇😇😇
三人がそれぞれに違う方向性の魅力備えてて、出てくる他のキャラとの交流の仕方も型通りの感じは全然なくてめっ
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ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火(2012年製作の映画)

3.5

他の方から聞いたあらすじに惹かれて視聴。
骨太で写実的な戦車戦の取り方をしているのに対し、物語の内容としては謎解き的なものはほとんどなく、現実的な描写を伴いながらもどこか幻想な雰囲気を持った仕立てにな
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.3

ダニクレがサスペンダーが似合っててクリエヴァが口が悪い、くらいしか何も知らない状態で観に行ってきました。
キャラクターたちみんな癖のつけられ方が面白くて、しかも突飛な設定がいろんな箇所でここぞとばかり
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

5.0

軽やかでポップなタッチで描かれているのは、狂った価値観が当たり前になった世界で生きていかなければならなかった少年と、彼を取り巻く様々な立場や価値観の人間との交流、そしてそれによる彼の中の変化。
憎悪を
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空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

3.0

猫ちゃんかわいい!
セットや衣装の作り込みの凄さが目に華やか。
原作1、2冊だけ読んだことあるのですがそれだけでも全然別物の話なんだなってのはすぐ分かったのでその辺で違和感を覚えることはなかったけど、
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プロデューサーズ(2005年製作の映画)

4.5

不謹慎ネタてんこ盛りで、笑っていいの?みたいな際どさを感じる瞬間もありつつそんな自制どっか行ってしまってドッカンドッカン笑ってすっきり!っていう一癖二癖あるサクセスストーリーミュージカル。
フランツく
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