honeyhollowさんの映画レビュー・感想・評価

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日記形式主義
旧作にやさしいクズ

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夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

4.5

後悔と欲望が混濁しながらも屹立するひとり居の佇まいと、深淵のさりげなさにビリビリした。うたた寝の極北、生温かい死の近さ。

燃える大陸(1968年製作の映画)

2.0

あからさまな寄り道フィジーだけど、半裸からの水着にオレンジの長袖ハイネックニット(カットソー?色チで白・赤も持参)という哲也の謎コーディネートみられたのでいいか。シネスコでオーストラリア!荒野!砂嵐!>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

2.5

濡れたコロッケの訴求力。ああ、こういうコアな台詞言わせたいたいんだろうなーってのはいいけど、それをガン正面バストアップでみせる誠実さの苦手具合とかかか。比べるなら、いつか終わる予感の着地に魔法の国での>>続きを読む

自由ヶ丘夫人(1960年製作の映画)

3.0

貞淑な妻のようで、箱根行きのロマンスカーまで尾けてくる間男候補・佐竹明夫へ新珠三千代の「あつかましい方」という物言いが絶妙で、ちょっと口説きたくなる。華やかなサマードレスの数々にモダンな和装のバランス>>続きを読む

それから(2017年製作の映画)

5.0

信心をめぐる問答の最中の言葉にしろ、酔っ払っい不倫カップルの陳腐な痴話喧嘩(真っ昼間)の末の決まり文句にしろ、卑怯という単語が同等に残る虚しさ。一方で、愛人に去られてからの侘しいトレーニング後のむせび>>続きを読む

椿なきシニョーラ(1953年製作の映画)

4.0

粗筋もロクに知らなかったので何みてるんだろうと思ったけど、ただただ美しいだけが無自覚に流転することの代償の話、あっちゅう間に終わった。淀みのない場当てり的な選択に化けの皮が剥がれるオトコの顔&顔。空虚>>続きを読む

眠狂四郎 無頼剣(1966年製作の映画)

4.0

流麗なカメラワークに導かれ、こんな重層に描き込まれて79分、素晴らし。序盤の一膳飯屋。雷蔵、工藤堅太郎から盲の客を経て、往来の降りだした雨に移るとこだけでもビリビリきて、ラストの白黒対決のディテールの>>続きを読む

ロサンゼルス(1982年製作の映画)

3.0

捻りも何もないけど安心してみられるザ・続編。自在な影にウキウキ。イっちゃってるチンピラの無双っぷり。

ルイ14世の死(2016年製作の映画)

3.5

死の床の退廃に慣れたちょうどいい頃合いに劇伴連れたジャン=ピエール・レオに余所見してんじゃねーぞとメンチ切られて覚醒。開いた目をつむらすとか関係ない科学に敬礼。

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

4.0

その先は解放か破滅か不透明な共鳴する哀切カウントダウンにしても、洗われるハンマーや鏡にうつる格闘の間接的な暴力にしても、確かなものはないのに、ホアキンの殴打の重量感だけは生々しくて余計切なくてビリビリ>>続きを読む

素晴しき男性(1958年製作の映画)

3.0

北原三枝もいいんだけど、さすが白木マリのパにいちいちキレと余裕があって目が行っちゃううえに、何だか月丘夢路様劇場になっちゃって楽しかった。パイル地男子、裕次郎。

併映 瑞穂春海「リオの情熱」
大木実
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セクシー・サイン 好き好き好き(1960年製作の映画)

-

衣装推しに疲れてきたけど服にとどまらない三色配色は目に楽し。純情船越、途中で消えた(寝ちゃったから。あのままだったのかな…)。最後に再登場の、あんた誰感の凄まじさに脱帽。

投資令嬢(1961年製作の映画)

-

それほど服飾かわいくなかった。分かりやすい銘柄投影は楽しんだけど、せっかく白根上なのにつまらない着地。

昨日と明日の間(1954年製作の映画)

3.0

鶴田浩二の出来上がったものには興味ないという男気はわりとどうでもよくて、やたらめったら二択を迫られる月丘夢路と淡島千景の明確さたるや。アコーディオンプリーツスカートの悩ましい動きのフォーカス、潔い三色>>続きを読む

愛と殺意(1950年製作の映画)

3.5

シーケンスの前後の余韻と同調するように、蝕まれていく関係の意図が成就しない空虚さはまばゆい衣装で高級住宅の壁に張り付くしかないルチア・ボゼーのゴージャスな儚さと通じる。どこかのビルの螺旋階段をさまよい>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

2.5

共感を100だか1000だか重ねても、それが軽やかなスタイルでもって押し付けがましくなくても、重心に変化を与えるでもなくスケッチがうねるでもなく映画を突き抜けるかはまた違う。負を受け入れる予感は悪くな>>続きを読む

座頭市血煙り街道(1967年製作の映画)

3.5

小癪なガキを黙らせて後退りさせる鬼気迫る石噛み最高。いてもいなくてもよさそな坪内ミキ子だけど、伊藤孝雄へのひとり相撲を悟る表情がよかった

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.0

お互いにお互いにを閉じ込めて蓋をした背徳なる甘美。ちゃんと芯地に縫い込まれたPTAの優美でヒリヒリする距離感。身支度している時は秘めたる優雅さを湛えていたピンクの靴下、他人に靴を脱がされて横たわると無>>続きを読む

フェイ・グリム(2006年製作の映画)

3.0

各国諜報員が雁首揃えている前を鮮やかにパスするようなパーカー・ポージーのクサりのない一途さに風呂敷なんざ適当にまとまる。斜めってても狭く狭く同情や移入とかの余地がないのはハートリー。

海を駆ける(2018年製作の映画)

2.5

善悪を超越するプリミティブな存在というのは悪くなかったけど(略)全裸で現れたら全裸で帰るのかと思った

ふたりの女(1960年製作の映画)

3.5

ローレン御大の色香はいうまでもないけど、偶然だかなんだかの高原のパンチラの唐突さもナチュラルに嫌味がない素晴らしさ。様々色気が横溢し、決定的な事象がありながら、ラストの窓の雨戸閉める母娘の、その世界の>>続きを読む

ネッド・ライフル(2014年製作の映画)

4.0

トリロジーで丸っと描いて延長線があった後の、青臭くてらしいとどまり。あ~~ハートリー!エイケンくんの悩ましい成長はさながら、パーカー・ポージーのいやらしくないたくましさが心強い。

一瞬だから分からな
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ジャッキー ファーストレディ 最後の使命(2016年製作の映画)

4.0

真実より物語を愛した女の話。何かに憑依されたようにドレスやアクセサリーを取っ替え引っ替えしながらキャメロットを徘徊するナタリー・ポートマンの、優雅さと物哀しさが同居した狂気よ。そんな彷徨と対比するよう>>続きを読む

大公の財政(1924年製作の映画)

3.5

財政破綻寸前のくせに海中のガキどもにコイン投げ遊びしながら大公登場ってだけでワクワクした。

死神の谷/死滅の谷(1921年製作の映画)

4.5

愛は死と同じくらい強い、かもしれないけど、理不尽且つ大いなる力の前には愛は死と同じくらいしんどいという宿命。バラエティに富んだセットに負けないくいに造作と佇まいだけで完成形の死神の、磨り減りながらも淡>>続きを読む

ナイルの娘(1987年製作の映画)

4.0

同じ食卓の微妙なフレーミングのズレの雄弁さ。反転の剣呑。ざわめく木々の仰角ショットからのいつもの粗末な玄関扉の登場には懐かしさでいっぱいになるし、おばさんがちゃんと登場するご馳走の記憶と閉められた浴室>>続きを読む

ハムレット(1964年製作の映画)

4.5

ショットの強度に、はじめはかなり薹の立ったハムレットにがっかりしたのもいつしか忘れた。亡霊のマントのエモーショナルな翻りっぷりはマイ映画史上No.1。オフィーリアの謎ダンスさえも格調高い。「炎の城」と>>続きを読む

宝石泥棒(1962年製作の映画)

3.0

通り名カミソリジレットの健とゆー商品名に耳をそばだてた

春の夢(1960年製作の映画)

4.0

OPのお屋敷セットに無機質なピンクの照明だけでも胡散臭さビンビン。出オチ感ある川津祐介のやり過ぎキャラも東山栄子の手の平返しもオールスターシチュエーションコメディのおおらかさが許しちゃう。工場のデモ隊>>続きを読む

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