honeyhollowさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

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(1967年製作の映画)

4.0

人妻となった体、足を口に含まれて恥ずかしいけど恍惚の表情をしてまう志麻、セックス以上の官能…!そして接吻のセカンドチャンス。
川辺久造の、してもらうのが当然だけど人に気付かせて畏れさせるやり方とか由緒
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朧夜の女(1936年製作の映画)

4.0

先棒担ぎ好きのチャキチャキ坂本武、親バカ飯田蝶子、妬心とノロけの吉川満子、序盤のキャラ立て充分。中年組の前フリに対して、徳大寺伸は玄人飯塚敏子の手練手管上等の寄りにまごついていたと思えば次のシーンの省>>続きを読む

コレラの城(1964年製作の映画)

3.0

やたらめったら人が落ちて行くし吊し上げられる♡折檻からの唐突なラブ抱擁。虚無僧。なんなの~。大霊界の萌芽アリ。

月は上りぬ(1955年製作の映画)

3.5

小津がーとかなんとかまあ置いといて、安井昌二がお嬢様でおきゃんで独りよがりな北原三枝(ほんとにほぼエマ)に「(これから苦しくなっても)俺がかわいがってやる!」「(それでもとにかく)俺がかわいがってやる>>続きを読む

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.0

一瞬差し込んだ光(女)にひたすら焦がれ、夕闇、朝焼け、曇天、鈍い光と呼応するような主の不在の部屋での自慰。血脈といい、スライドさせた隙間に恨(ハン)、だなあとつくづく思う。有無の食い違いの奇妙さに惹か>>続きを読む

ゾンゲリア(1981年製作の映画)

4.0

なんでこんなことするんだ!と問われ「人間は死んだら病気にかからない」なんというマッド(だけど)ドクターの説得力…!
見終わるとタイトルクレジットの静止画から動きだす、死の香り漂う街の風景がしみる

恋の狩人 欲望(1973年製作の映画)

3.0

田中真理たんをフルに貪っても救われない60´s 闘士の敗北感をまざまざと見せつける呪いの文字たちの強烈。貪られても透過性をみせる田中真理のストリップの語り、据わった眼差し。いまいち苦手な学生運動モノだ>>続きを読む

バッジ373(1973年製作の映画)

3.0

最初から最後まで蔑称使用のド根性刑事デュヴァルの深みのなさに対して憂いを帯びまくる黒幕(私はハーバードに入った三人目のプエルトリコ人だ、の実話感)、ピート・ハミル脚本。徒手空拳よろしく湧いて出るプエル>>続きを読む

緋文字(1972年製作の映画)

3.0

清新さ溢れるコスチュームの迫害されてやってきた人々が異端を迫害する不気味さ、それに負けないイエラ・ロットレンダーが口ずさむ童謡。あくまでも美しいポルトガルの海岸。まったくアメリカに触れないアメリカ古典>>続きを読む

ハイ・ライフ(2018年製作の映画)

4.5

生殖の女神の呪い、タブー、のその先の 知らないところに連れていかれる

浅草の夜(1954年製作の映画)

3.0

ベタな愛憎劇を当事者じゃない鶴田浩二ひとりがキリキリ舞いした末に高堂国典のワッハッハッーで〆る。爽やか。

レイプ25時 暴姦(1976年製作の映画)

4.0

うわー、レイプからエロを度外視してソリッドな暴力として昇華させる凄まじさよ。ゲイボーイ、黒の革パンはいてるのにちゃんと局部から血が滲んでる徹底。清楚な山科ゆりに拘るのに岡本麗にもスイッチ入る歪み

たちあがる女(2018年製作の映画)

3.5

タフなエコテロリストかつ合唱団を束ねる柔らかさを併せもつ彼女は、堅牢で美しく包容力豊かなアイスランドの大地そのもの。お絵かきの花に根っこを描くように、繋がってきたもの伝えゆくものと対峙する真摯な姿に見>>続きを読む

遠い雲(1955年製作の映画)

4.0

日常に非日常が忍びこむ様を端正に描写しながら、その決定的な落差を滝の告白にて持ってくる鮮やかさ。あからさまな劇伴の確信犯。お互いが長い間胸に閉まっていたものを町中に暴露され弄ばれるという残酷さを田浦正>>続きを読む

ジェーン・エア(1944年製作の映画)

3.5

ほぼロチェスター様映画。オーソン・ウェルズにときめくなんて…!このウェルズの圧なら地声でフォンテインの耳に届きそうよ。
ソーンフィールドの館のゴシック感も素晴らしいけど、来た早々放置プレイを受けるロー
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ミストレス・アメリカ(2015年製作の映画)

3.5

グレタ・ガーウィグの天敵の家に適当に押し掛けたらそこで妊婦の読書会をやっていて、若者が参加したいと口々に言ったら、天敵がうわナードだわと呟くとこ、やたら好き。何者かにならないといけないパラノイアの物語>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

4.0

元来の無遠慮さが愛嬌になってるのか、老人の強み弱みの活かし方もどれだけ意識的なのか判然としない様と、それと逆に役割のシンプルさとゴキゲンなドライブにどんどん引き込まれる。90歳でも流血アリだけど、自分>>続きを読む

彼女のいた日々(2017年製作の映画)

3.5

半端に好意を寄せてきた中年ボスとの気まずい空間、ボスが炭酸水を噴出させちゃうのにも振り向くことのできないエミリー・ブラウニングの横顔のアップ。ヘマが続く音。仄かな反射の映画。

風たちの午後(1980年製作の映画)

3.0

淡い画面、仕草の雄弁さ、細かい繋ぎとかよかったけど、なんだか最終的にヴェルナーシュレーター思い出しちゃった
和便に這いつくばって嘔吐しても、サーファーカットから聖子ちゃんカットの移行期の女性らしい髪形
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殺人鬼(1983年製作の映画)

3.5

俺は殺人野郎にしか興味ないぜ!と言い放ってタイトルクレジットドーン。直後に全裸サイコ野郎の完全犯罪ドドーン。はいはい、ブロンソンがとっちめてくれちゃうんでしょ、と鼻ほじりながらみてたら先手先手打ち過ぎ>>続きを読む

死にゆく者への祈り(1987年製作の映画)

3.5

キリストの股関にすがるロークも♡だけど、リーアム・ニーソンの無駄のない死に様も大好きです!

ロゴパグ(1963年製作の映画)

3.5

やっぱりパゾリーニのが抜群に濃密でたまらん。腹減りおじさんの末路だけでなくその家族がひとりまたひとりと去っていく気味悪さ。演者の感情などガン無視で、欲望と嘲笑だけが優雅な野原に横溢しまくって、宗教だけ>>続きを読む

移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

3.0

既視感満載且つバランスの悪いエピソードの羅列でも、最初にカマした補食の逃げ&追いガジェットに一番興奮しても、ビジュアルだけで突っ走っていく大風呂敷映画そんなに嫌いじゃないです。女の子たち、がんばってる>>続きを読む

激しい季節(1959年製作の映画)

4.0

戦時下とは思えない避暑地の若者グループ(+エレオノラ・ロッシ=ドラゴ)の刹那的だか自由の半端さだかが頂点に達する豊穣な夜、甘美な光と影にうっとりしてたら一挙にそのツケを払わされるようないきり立った爆撃>>続きを読む

黒ばら(1950年製作の映画)

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歴史教育映画かな?と訝しんでみてたけど、イングランドから中国まで行きて帰りし中世的大法螺話って感じで意外に楽しんだ

ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

2.5

香水売り場のシーン、純粋なふたりの初セックスより差別に潜むグロテスクな好奇の方がよっぽど強烈で、こういう気味悪さやシームレスな語り口は悪かないけど、緩急不足で印象的なシーンもやや平板に。薄暮の照明。原>>続きを読む

恐怖への旅(1943年製作の映画)

4.0

アバンタイトルのパンチ力!愛妻への手紙形式のコットンモノローグ、危機報告から言い訳に変わっていくのにくすぐられる。囁きの聞こえ方も変わってくる。

奴隷契約書 鞭とハイヒール(1982年製作の映画)

3.0

纏足を加えた加虐の苛烈さも相俟る父息子の相克から中原俊らしい軽やかさへの変調はいいのに、ここぞの大雑把なモザイク残念。自分で箱に納まる松川ナミ、かわいいな。

酒井昭に籠絡されるとこ、わたしも奴隷のプ
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奴隷契約書(1982年製作の映画)

3.5

佐竹一男の手際のよさが設定に有無を言わせぬ導入部。捨てられたと思ったら…の、劇伴と盛り上がりまくる飴と鞭の絶妙さにも唸るけど、おっさんだらけの脂っぽい乱痴気パーティーからプライドや常識をかなぐり捨てた>>続きを読む

情婦はセーラー服(1981年製作の映画)

4.0

梓ようこと吉沢由起のプロフェッショナルぶり、お尻のデキ物の愛嬌含めブラボー。周りの人間男女構わずヤっちゃう川村真樹の絶倫邪悪っぷりが急展開を無理なくしてまう65分、ずっと笑顔でみていられる。一度ちゃん>>続きを読む