ミリさんの映画レビュー・感想・評価 - 24ページ目

ミリ

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砂丘(1970年製作の映画)

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早くこれになりたいという感情しかありません。私をザブリスキーポイントに連れてって
道路、砂漠、飛行機、スゲー建築、ニューシネマ由来の銃撃戦と爆破。そしてPink Floyd。この映画を構成するあらゆる
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泳ぐひと(1968年製作の映画)

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人んちのプールを勝手に渡り泳ぎながら自分ちに帰ろうという、謎のプロジェクトを遂行するおっさんの話。林の中からパンイチのおっさん飛び出す冒頭からもう面白いしキモいんだけど
段々と彼の傲慢さ、独りよがりな
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欲望(1966年製作の映画)

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うちDVD。アントニオーニは正直今までこれしかちゃんと見ていなかった!
愛の不毛3部作を踏まえて見ると、主人公のモノクロ写真がめちゃレベル高い気がしてきたぞ笑
はにかみジミーペイジとブチギレベックがい
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(1961年製作の映画)

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モニカヴィッティが夜で、彼女自体は存在しなかったかのよう
夜は楽しいけど毎日毎日やってくる夜のどれに綻びがあるかわからなくて怖い
迎えた朝のゴルフ場が清々しすぎて笑える!!

情事(1960年製作の映画)

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基本胸糞なんだけど、シチリアロードムービーの側面では至極丁寧で好物な部類だった..!
アンナ失踪の島は不気味すぎる、アイランドホッピング中わざわざ上陸しないだろ笑

ビバ!マリア(1965年製作の映画)

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これ見たかった!旅芸人の2人のマリアが不純な動機で革命起こしてからがめっちゃおもしろい
メキシコのジャングルとか銀行とか教会を、特にBBが満面の笑みで爆破しまくってる傑作、気持ちいいね〜

5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

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ルグランが新譜持ってきてクレオがそのアレンジ難しすぎますわって言うシーンが真骨頂

メイド・イン・USA(1967年製作の映画)

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うちDVD
コクトー「恐るべき子供たち」のエリザベートのごときアンナカリーナ。この時既にゴダールとは別離していることを踏まえても、容赦ない立ち回りが良い。ゴダールもゴダールで自虐的かつ内輪なネタを放り
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彼女について私が知っている二、三の事柄(1966年製作の映画)

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事柄も久しぶりに見た!
意外とお目にかかれないパリ近郊無機質なニュータウンがかっこいい。団地だからこそみんなのマインドが外に向いてるの、よく分かる。航空会社のオタクじみたポスターがどこの部屋いっても貼
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男性・女性(1966年製作の映画)

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高校生ぶりに見た、マルクスとコカコーラの子供たち。めっちゃ面白い。
この時まだまだドワネルが完結してないからレオーのキャラがぶれてるというか、ドワネルにしか見えない。ゴダールも凄く意識してるし乱暴だけ
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フレンチ・カンカン(1954年製作の映画)

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ルノワールのフレンチカンカン初めて見たんだけど大感動でそのまま二週してしまった
ジャンギャバンのカリスマ性はもちろん超端役まで生き生きしすぎてる、天才!ピアフもちょろっと出てて、我らがミシェルピコリの
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ダイヤモンドの犬たち(1975年製作の映画)

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ピーターフォンダ、砂漠=道路のないとこもいけるのかよ!かっこよかった。OPスコアと雑なラストが良い
四駆で振り回されて見てるだけで酔いました

囚われの美女(1983年製作の映画)

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これでいつかのイメフォでやっていた回顧上映作品は完走。
不滅の女にくらべてこれは随分つまらなかった!ロブグリエのアトリビュートを見せたいだけのような、、
女の子の趣味も少し変わったようにお見受けしまし
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アビエイター(2004年製作の映画)

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大金持ちで、のたうち回っていて、爛々と何かを説いているデカプリオ
この構図はいつも最高である
アメリカの赤と青、TWAとパンアメリカン航空の秘密がよく分かる。今はどちらもは存在しないけどね

コックと泥棒、その妻と愛人(1989年製作の映画)

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カラバッジョとかレンブラントの絵画が動き出したような映画
とりわけ空間の切り取り方が広大なので、混雑したナショナルギャラリーの後方でその恐ろしい絵を傍観している様な感じ
例の計画を話し合うシーンとかめ
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快楽の漸進的横滑り(1974年製作の映画)

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あまりにもバカバカしいのだけどロブグリエの血糊と突き刺さる鐘の単音は、いよいよ癖になってきた笑
ここで言及される変態殺人容疑者の男は、 前々作「嘘をつく男」ボリスで、実はつながっているのだな!

ローマ法王フランシスコ(2018年製作の映画)

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移動するパワースポットをヴィムが追った純朴なドキュメント
今聞きたい言葉ここにあり

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド/エクステンデッド・カット(2019年製作の映画)

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見過ぎてエクステンデットカットじゃ全然物足りない
マンソンが20/20に言及してベラベラ愚痴る→ブラピに絡む シーン他未公開カットを本編にぶち込んだ完全版が公開されるまでは生き抜こう

666号室(1982年製作の映画)

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地味なおっちゃんたちを見て、こんなにもニヤニヤしてしまう記録は他にない。
ファスビンダーの時だけユルゲンクニーパーのドゥーム音入ってるのほんとに笑う。カンヌにきてイキイキしている最後のファスビンダーの
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ハリウッド 1969 シャロン・テートの亡霊(2019年製作の映画)

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ファミリーを美化してないし、事件の惨さは十二分に分かるが”その過程”の史実ガン無視演出がビミョい。
加えてヒラリーダフ as シャロンテートが酷すぎる。リジーマグワイア大好きだったけど、顎ないし顔でか
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惑星ソラリス(1972年製作の映画)

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主人公は自己宇宙内を彷徨い、行って帰ってくるのみのある意味mad max的映画と解釈する笑
よくできたクローンでよかった

ファントム・オブ・パラダイス(1974年製作の映画)

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ロッキーホラーもTommyも好きだけどこちらは曲が全然良くないので惜しい
ガストンルルーやゲーテへの敬意もない笑

パフォーマンス(1970年製作の映画)

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うちDVD
撮影時アニタは1番ブライアン→キースでごちゃついてる時だから板挟みのミックかわいそうだけど、かっこよすぎて永遠に見ていたい
ギャングとポップスターが交互に何れも虚無に見えてくる面白さ。でも
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ベルリンのリュミエール(1995年製作の映画)

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ビオスコープの話なのにリュミエールを冠していてみんなブチギレなんですが
ほんとに素敵で、更に壁崩壊直後のベルリンと「映画を撮っているヴィム」も観察できる俺得作品
ベルリン行きてー

左利きの女(1977年製作の映画)

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安定に最高です。ロビーミュラーの地味な画をじっと眺めてそして眠ったり起きたりする幸せ
ヴィム作品にもこの時期ほぼ必ず登場するサラサラ眼鏡小僧が映画の希望
今ここに居るのに、ふさわしい場所がないなどと嘆
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ジャック・ドゥミの少年期(1991年製作の映画)

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ナントのジャコ。むしろ本家映像の引用は要らないぐらいストーリーが面白い。
特に港町トリロジー+入江+都会の一部屋のエッセンスを探す楽しさで溢れてる
ジャコ少年は「悪魔が夜来る」に取り憑かれていたんだね
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ワン・プラス・ワン(1968年製作の映画)

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うちDVD
この時、若者はみんなストーンズを聞いていたし
ゴダールのブラックパンサー党、ベトナムへの視点がストーンズを介して語られることには非常に意味があったと思う。アンヌヴィアゼムスキーの一問一答シ
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カサノバ(1976年製作の映画)

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どの国にも光源氏的奴はいて、イタリアはヴェネツィアのジャコモカサノバをフェリーニがフリークスかき集めて作った意欲作
超すごくてカサノバ超キモくてお腹いっぱい
知性と教養のカサノバが、肉体バカにセックス
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Tommy/トミー(1975年製作の映画)

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同年のリストマニアが見たいのだけど、買わなきゃならないので
うちにあるTommyを見た。誰がなんと言おうとWho史でもTommyは名作だと思ってる!

プラーグの大学生(1913年製作の映画)

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ウーファ以前の映画で表現主義もこの後。
世にも奇妙でルイマル×ドロンがやってたウィリアムウィルソンと同じアランポー原作だったのは知らなかった。怖いから断然こちら!

ニューヨーク1997(1981年製作の映画)

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こんなに誰得にもならないタイムリミットもの初めてで笑った
なぜわざわざ4Kリマスターしたのだろう

地獄の黙示録・特別完全版(2001年製作の映画)

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昨今の状況が現代の我々に与えられたベトナムな気がしてこの完全版というのも完走

チャイニーズ・ブッキーを殺した男(1976年製作の映画)

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大金すっても人殺しても射撃されてもクレイジーホースウエストに戻り、女の子たちのお尻を叩いて励ますコズモに泣く。かっこいい。カサヴェとショービズの関係なのかな。
タクシードライバー、トラビスよろしくなコ
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天使の入江(1963年製作の映画)

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完璧にしてとてもうざい映画
てんいりにボニークライドの完全犯罪性、ブレッソンのスリのような手のカットがあればもっと愛せると思うんだよ

トラフィック/ぼくの伯父さんの交通大戦争(1971年製作の映画)

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タチの中では評価も低いし本人もまあ駄作としているらしいが、メランコリーで愛おしい喜劇
車はどれもこれもかわいいし、ユロ氏×まっすぐ伸びる道路 は相性がいいと思う!