Lanaさんの映画レビュー・感想・評価

Lana

Lana

映画(409)
ドラマ(0)
アニメ(0)

バビロン(2021年製作の映画)

4.2

永遠を生きるために映画という夢を追い求める人々。
映画史の過渡期、客や製作者のニーズが変わる中で、自身の存在意義を問われる役者たち。栄枯盛衰の様子がテンポよく表現されている。

数十秒を何テイクも撮り
>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

まさに裁判とはこういうものだよな、と思った。限られた情報を繋ぎ合わせて、それらしい判断をする。ただし真実かどうかは分からない。
この映画も見る人の捉え方次第。

この先の彼らの生活がどうなるのか色々考
>>続きを読む

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.1

時間をかけて髪を梳かしたり、姿が見えないことを心配して叱ったり、目線を合わせて話をしたり、そういう生活の些細な行動で大切にされるということを知っていくのだろう。

夜の海に吹く潮風や青々とした草原の香
>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

抑えられない冒険心から、欲望のままに家を出たベラ。自分とは異なる他人の考え方を知り、単純ではない世界を見て、"生きていくこと"を考える。

空想の世界のような色彩と音楽でありながらちゃんと現実として受
>>続きを読む

ライトハウス(2019年製作の映画)

3.4

いわゆる昔の映画のようなモノクロとは違う、常に薄暗い環境にいるんだと思わせる濃淡。
見る人によって色々な捉え方ができるのではないかと思う。

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.8

報道が仕えるべきは国民。
女性が経営権を持ち、単独で決断をするということの環境的な難しさを感じる。

最後の終わり方、歴史の流れを汲んでいてとても良かった。

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.0

リーの境遇を考えると、心が抉られるように苦しい。
不器用ながらもお互いを思い遣るふたりの姿に救われる。

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

-what a beautiful sunrise.

相変わらず、むしろ今まで以上にほとんどがアクションで占められているが、多種多様な戦い方により飽きることはない。それぞれのキャラクターの生き様やふ
>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.7

実際は24時間耐久だけで映画ひとつ作れるくらい、もっと沢山ドラマがあると思うので、2時間の尺に出来事が詰め込まれているのが少しもったいない気もしてしまう。

エンジン音、ピットクルーの動きなど、レース
>>続きを読む

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

自分の些細な言動で大切な人の人生が変わってしまうのは辛い。

たとえ過去に戻って未来を変えられたとしても、影響を及ぼす全てのことが納得のいく結果になるなんて不可能だと分かった。

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.4

理由も分からず、ただひたすら追ってくるという恐怖。

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.0

スマートではないカーチェイスは味。
毎回スリルを味わわせてくれる様々なアクション、今回は渓谷へ真っ逆さまな列車のシーンにザワザワした。
肝心のミッションは規模が大きすぎてあまりピンとこない部分もあった
>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.0

3章に分けられて、登場人物3人の視点を見ることになるが、それぞれ絶妙に感じ方と認識が異なる事が分かる。

命をかけた告発。
平穏に生きるためには口を噤むしかないという時代であることを痛切に感じる。

シャイニング(1980年製作の映画)

3.6

きっと色々な映画、アニメ、ゲームに影響を与えたであろう見たことのあるシーンがたくさん。
ごく普通の会話のはずなのに、気味悪い音楽によってこうも恐ろしく聞こえるとは。

エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

3.9

姉を探してほしい、という少女からの依頼が、シャーロックが携わる大きな事件に繋がっていく。
前作よりも事件が密な感じ。

エノーラとシャーロック、エノーラとテュークスベリー、それぞれの関係性がとてもいい
>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.6

それぞれが独立し、強い意志を持っているホームズ家だけど、ちゃんと家族をしている。

ヘンリーカヴィル演じるシャーロックが、歳の離れた妹に対して干渉しすぎず、でも気にかけている様子がとってもよかった。

ピーターラビット2/バーナバスの誘惑(2020年製作の映画)

3.5

トラブルをすべて自分のせいにされてしまうピーターがちょっと不憫…悪魔の囁きに惹かれてしまうのも分かるよ。

チャーリーズ・エンジェル(2000年製作の映画)

3.6

エンジェルたちの等身大な会話と、キレのある格闘技とのギャップがいい

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.2

前作はインターネットに詳しいわけではない父親が手探りで痕跡を追う感じだったが、今回は検索者が若者なだけあって、使えそうなものは何でも使うしスピード感が違う。
画面に映し出されるものを色々読もうと思うと
>>続きを読む

シャレード(1963年製作の映画)

3.9

サスペンスであり、ロマンスでもある。
いろんなファッションのオードリー、どれも素敵で愛らしい。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.8

表情とセリフの間で魅せる映画。
淡々としたような雰囲気があるので、
ここぞというときの音楽に圧倒される。

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

4.0

パート1よりハラハラする展開が多かった印象。ちゃんと話が繋がっていて脚本がよくできてる…

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.0

この映画ってこんなに面白い話だったのね。なんで今まで見てなかったのか…
公開当時は世界中の人をさぞワクワクさせたことだろう。
過去でのやりとりは痛快で、ドクとの友情にちょっと泣きそうになる。

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.5

徐々にエスカレートするハッキング集団の行動。
爽快というわけでも、人間らしいというわけでもない。なにかがずっと噛み合っていないような不思議な違和感がある。

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.6

戦争にダークファンタジーの掛け合わせで独特な雰囲気。
作り込みすぎてないのも味。
どのような解釈をしても辛い気持ちになる…

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.7

一緒なら人生がちょっとだけ楽しい。
それだけで意味があること。

卒業(1967年製作の映画)

3.4

大人からの期待、将来への不安、自分を見失って浮上できなくなる感じ。
絶妙にコミカルな雰囲気と独特なカメラワークがアンニュイで。

ただ途中から雲行きが怪しく、、もしかしてホラーかな?って思わずにはいら
>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.7

すべてが等身大。
誰しも、経験のある感情や、懐かしい出来事を思い起こさせるはず。

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.8

これはバディものあるあるで、憎まれ口叩きながらも息ぴったりだとニヤニヤしちゃう。

サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

4.2

文句なしの名作ミュージカル
時代に沿った物語で、見応えも充分。

厳かなザルツブルグの町並みと優しい音楽のコントラスト。
初めての家族のハーモニーは涙が出るほど美しい。

スティング(1973年製作の映画)

4.0

現代の様々な作品の原点になってそうな、今見ても全く古さを感じさせない作品。

ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.9

上質な生地の柔らかな質感と、装飾の輝きはスクリーン越しでも伝わる美しさ。

ミセスハリスの周りは夢と幸福に溢れてる。
パリはもちろん、ロンドンの良さも感じられた。

真実の行方(1996年製作の映画)

3.8

罪を犯す人が明らかな悪人であるとは限らない。
エドワードノートンの演技…!

デビル(1997年製作の映画)

3.5

北アイルランド紛争、カトリック系IRA

自分の正義が万人の正義ではないし、当事者にならなければ本当の意味では理解できない。

ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.7

渋い登場人物たちと、彼らの心理的な駆け引き。スタイリッシュでありながら、泥臭さもある。

こちらが「翻弄される」こともエンターテイメントとしてちゃんと成り立ってると思う。

>|