邦題は「ファイティング・ファミリー」だが原題は「Fighting with My Family」である。ラストシーンを見て邦題で欠落している「with My」が一番大切なんじゃないかと思った。
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雪山ホテルで当時の悪霊どもがオールスターで登場し正面階段に集合しているさまは、まるで新内閣発表時の写真のようであった。その中でも237号室の女が哀れであった。ドレスアップしている他の悪霊どもに対し、2>>続きを読む
「バトル・オブ・ロサンゼルス」をちょっと豪華にした作品。というよりこちらが一応A級で、あっちがB級ということになろうか。といってもこっちだけ観ればB級に見える。でもあっちは登場人物合計20人くらいだっ>>続きを読む
ショービズという業界内で右往左往する俳優どもとそれを取り巻く有象無象の群像劇。昔のヒーロー役のイメージから脱皮しようとする主人公の苦悩と妄想を主軸に、プロ評論家の評価よりも全然芝居と関係ない素人のSN>>続きを読む
コメディでもなく時代劇でもなく山場はなくテンポが悪いので超高速でもなかった。最近の邦画の悪癖を全て詰め込んだような作品であった。
面白かった!ただの脱走劇だと思っていたら、それ以上のものだった。戦略と技術を生かした駆け引きに度胸とスポーツマンシップが加わって、最上級の娯楽作品に仕上がっている。根性論のような精神論が一切ないところ>>続きを読む
驚きも不安もなく、可もなく不可もなく、レシピ通りの着地点。
分かりやすいのであまり映画を観ないひと用。
アーサーが初めてジョーカーになったときに見せる舞踏は圧巻。
怖れと怒り、弱さと狂暴のカオスが純化されてジョーカーへと昇華する。狂気を受け入れるジョーカーは目を瞠るほどの美しさであった。
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5年前は普通の主婦だった女が、復讐のためアフガン帰りのランボーみたいになって戻ってきたぞ!
もうほとんどシューティングゲーム、ギャングの雑魚どもはライリー姐さんの的としてしか機能していない。潔いったら>>続きを読む
底辺の情弱ども相手に商売する頭の弱い占い師の話。町内で女性が行方不明になった。占い師は何の証拠もないのに「夢をみたの!私にはわかるの!」と訴えたり「真犯人は別人よ!」と捜査を元の木阿弥に戻そうとする。>>続きを読む
相対性というものは他者との関係の中でしか生まれない。ひとつの世界があって、その世界とはまた別の世界がある。
それぞれの世界でそれぞれの相対性があって、どちらが正しいとは言えない。間違っているとも言えな>>続きを読む
ラストシーン、修道女の膝で泣くステイサムがピエタを彷彿させてちょっとした見どころ。
ラストでディストピアの始まりを予感させる。
諸星大二郎の「地獄の戦士」みたいだ。
トッド・ヘインズといいレオス・カラックスといい、過剰過ぎる自意識が溢れ出た挙句全部流れて何も残ってない監督はボウイを使うという法則でもあんのか?ひでえ作品だな、こりゃ。
スタローン演じるロス市警のはみだし刑事コブラがカルト教団と戦争する話。抗争ではなく戦争ってところが胆だ。
そんで、敵のカルト教団ってーのがまたイカれてて、隠れ家みたいな地下に集合し、火を焚きながら両手>>続きを読む
狂った男の頭の中身を映像化した感じ。しかもその妄想が薄っぺらいのである。もうこういうやつは見飽きたし読み飽きたし聞き飽きた。
本当に見て損した。
必要最小限の登場人物で刻々と迫るタイムリミットが適度な緊張感を生み出し、その瞬間に至るまでのスピード感に感心した。コールとモイラの回想シーンも含めて上映時間70分という尺が脳味噌にちょうど良い。
タイ>>続きを読む
昔の直木賞は「分かっていて書いた小説」、芥川賞は「分からないから、分かろうとして書いた何か」が受賞の対象であった。この方程式を作品に当てはめると、昔の芥川賞っぽいなあというのが第一の感想。
60年代>>続きを読む
非常に含蓄のある作品であった。
「帰ってきたヒトラー」もそうであったが、自分が独裁者にならないという保証はない。誰だってそうなる可能性はあるのだ。
最近ではDays Japanの広河も独裁者だったと言>>続きを読む
双極性障害の女が同類と接触し、いらん妄想を増幅させてドツボにハマる話。新しさもなく驚きもなく甚だしく詰まらなかった。
印象的な音楽、色彩、少女たちの館、魔女といった点では、まさにオリジナルの神髄を正当に継承している。
しかし物語を紡いでしまったことで、サスペリアを否定してしまったのではなかろうか。これは良し悪しではな>>続きを読む
バンデラスの窒息しそうなほどの濃厚な色気にノックアウト!二丁拳銃のガンアクションがゴージャス!
Bar Fightの後半からバンデラスが返り血を浴びるまで、Tito & Tarantulaの「Stra>>続きを読む
デスペラードの続編という位置付けだが、前作のようにアドレナリンがドライブしなかった。なぜか。
・プロットが中途半端に壮大
・上記理由により説明的シーンが多い
・よってガンアクションシーンが少ない
・>>続きを読む
DV男と白痴女の底辺ロードムービー!
むちゃくちゃ腹が立った覚えしかない。「甘い生活」もダメだったのでフェリーニと相性が悪いらしい。
https://ameblo.jp/kin-za-za/entr>>続きを読む
肝心のカーアクションが全然ない。最初から最後まで中身のないコントの応酬。主役がほとんどジベール署長。マリオン・コティヤールが不在。ダニエル以外バカばっか。こんなに薄っぺらいシリーズだったっけ?
大男と少女の組み合わせがレオンっぽいが、肝心の少女があんまり可愛くない暗い少女なのが残念。ナタリーほどではないにしろ、もっとマシなのがいるだろうに。アクションはあるけど全体的に地味。
ニューエイジなバックグラウンドに宇宙的スピリチュアルをぶっこみ、ヒッピーとブラックメタルをスパイスにすると、あ~ら不思議!中二臭い作品が一丁上がり!ジェレマイアはチャールズ・マンソン、へんてこな教会は>>続きを読む
美しい妖魔の白夫人(山口淑子)は雨のある日、傘を差しかけてきてくれた許仙(池部良)に一目惚れする。翌日から白夫人は許仙をストーキングし押し掛け女房として居座る。ところが許仙は顔が良くて優しいだけのダメ>>続きを読む
やっと「怒りのデスロード」の元ネタを観賞。いろんなエッセンスが詰まりまくっていて大変よろしかった。
泥棒市が立つわ豚の糞で発電してるわサンダードームでゆや~んゆよ~んするわカーゴカルトで機長に間違えら>>続きを読む
男を陥れる女は嫌いではないが、アルマのような浅墓で下品な女は嫌いだ。かといってレイノルズにも同情できない。
レイノルズはもっとストイックで頭の切れる男なのかと思っていたが、アルマに引っかかった時点で頭>>続きを読む
まさかのインド産ゾンビ。上映当時、ヒューマントラスト渋谷の最前列で観賞。作品はもちろんのこと、公式ツイッターもババの魔法のクサでもキメてんじゃねーかってくらい素晴らしく面白く、特に好きだったのが「あっ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ミアが海へ還るシーンに感動した。ミアは自分の気持ちをはっきり自覚し、そして大好きなジアンナに見守られながら人魚として生きることの一歩を踏み出した。人魚はメタファーだ。
人魚=同性愛者
人魚化=ミアの>>続きを読む
映像だけで糊口を凌ごうとしている作品。ノワールなゴダールって感じ。
フランス語の良い勉強にはなった。
恋をはるかに凌駕したリビドーに振り回される少年の瑞々しさと危なっかしさが切ないったらありゃしない。
https://ameblo.jp/kin-za-za/entry-12353637666.htm>>続きを読む
ヴァンパイアと狼男が人間界で武器を使ってお家騒動。迷惑極まりない。
ヴァンパイアVS狼男だったら「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」のほうが100万倍面白いわ!