みちさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

みち

みち

映画(309)
ドラマ(24)
アニメ(0)

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

3.9


この映画はフィクションだと聞いたけど、これは今まさに世界で起こっていること。それくらい「リアル」を感じられる作品だった。

頭の中でわかっていたことではあるけど、この現実を直視するのはあまりにもつら
>>続きを読む

アラジン(1992年製作の映画)

3.7


子どもの頃から何度も観た「アラジン」の実写化が楽しみで、ディズニーデラックスに入会しました。

大人になって改めて観ると、
歌っているだけですぐに結婚したくなるほど相手を好きになるのには違和感があっ
>>続きを読む

ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

4.0


まず生い立ちから。ウクライナの貧しい街で生まれたセルゲイは、バレエのために家族が海外へ出稼ぎに行き、自身はバレエを上達させるため厳しい生活を送ってきたという。

彼にとって喜びであり怒りの対象にもな
>>続きを読む

ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

3.8


男性同士の恋愛映画って観たことなかったから、こういう愛もあるんやなあというのがまず最初の感想だった。

愛しているからもちろん優しいのやけど、「激しさ(殴り合いの喧嘩など)」もあるというのに驚いた。
>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.9


大学1年の頃、一般教養で選択した「英米文学」という授業で、原作(英文)を読みながらこの映画観たなあ…

隠れ家
冒険
死体探し

子どもらしく遊んだりからかったりしながらも、それぞれに複雑な家庭の事
>>続きを読む

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

3.7


スポーツマン
お姫様
ガリ勉くん
不思議ちゃん
チンピラ

カテゴリー分けされがちやけど、みんな悩みを抱えている若者。


まったく馴染む様子がなかったところから、ぽつりぽつりと自分語りをしていくよ
>>続きを読む

ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年製作の映画)

3.9


ふたりの女王の闘いというよりも、女と男の闘いやなあと思った。


結婚し子どもをもつという人としての幸せを追い求めたことで、周囲の人間(臣下の男たち)から裏切られたメアリー

結婚により身に危険が及
>>続きを読む

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.6


静かに男女の立場が変わっていく。奇妙やけど、音楽や衣装がとても美しい映画。

つまりは、
「女は男を変える・誘導する(それも、あまりに自然で気がつかないないような方法で)」っていうことなんかな(?)
>>続きを読む

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.3


ドンパチやって血みどろな映画かと思ってなんとなく観るの控えてた。でも「映画好き」を名乗るには避けて通れない作品やなと思い始め、ようやく鑑賞となった。

決して気分が盛り上がる映画ではないけれど観終わ
>>続きを読む

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.4


これは楽しんだもん勝ち…‼︎

話自体もおもしろいんやけど、教室に飾った習字が「刺身」なとことか、踏み絵が「草加せんべい」なとことか、SATの銃が「ドライヤー」なとことか、小道具にもいちいち笑ってし
>>続きを読む

ファースト・マン(2018年製作の映画)

4.1


気づけば観てからだいぶん経ってた…

「眠くなった」とか「2001年宇宙の旅っぽい」とかいう意見を観る前に聞いたので、少し心配になったけど、

いや、全然眠くなかったし『2001年〜』ぽく(哲学的で
>>続きを読む

ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!(2005年製作の映画)

3.6


キャラクターの動きが滑らかすぎずかわいらしい。人形を少しずつ動かして撮影するという地道な作業があることを知って観るから余計に、すごいなと思う。

このシリーズは初めて観たけど、ウォレスはちょっとへん
>>続きを読む

シャイニング(1980年製作の映画)

3.7


こないだ『レディ・プレイヤー1』を久しぶりに観たのですが、『シャイニング』は未鑑賞で第2の鍵探しのところがよくわからなかったので、観てみました。ホラー苦手やのに…(笑)

ぺちゃくちゃ喋りながら観て
>>続きを読む

ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合(1996年製作の映画)

3.3


おバカで下品やけど、
軽めのコメディが観たいときには👍🏻

太ってるときと痩せてるときで全然性格が違うっていうのがおもしろかった。

バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.2


笑いあり。涙あり。ダンスあり。
インド映画(『きっとうまくいく』『ダンガル』くらいしか見てないけど)ってなんでこんなに良いんやろう。

宗教が違う、国が違う≠敵
相手を思いやる気持ち、人として誠実に
>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます


パターソンの1週間。

朝起きて妻にキスをし
シリアルを食べて
お弁当を持って歩いて出勤する
バスを運転して街中を巡る
家に帰って妻と話す
夕食を食べた後
犬と散歩する
いつものバーでビール1杯
>>続きを読む

セックス・アンド・ザ・シティ2(2010年製作の映画)

3.4


ライザ・ミネリに始まり、
ヘレン・レディで盛り上がり、
シンディ・ローパーで終わる。


1作目よりは話のまとまりがなくなる気がするけど、観て楽しむ分には問題ない。

4人が砂漠を歩くところが、間違
>>続きを読む

セックス・アンド・ザ・シティ(2008年製作の映画)

3.6


2時間20分の長さを感じさせないつくり。私たちに夢を見させてくれるし、現実や悪夢も見させてくれる。終わってみれば、どれも必要な場面だった。

年を取っても美しい女たち💃、ニューヨークの町🗽、おしゃれ
>>続きを読む

私は、マリア・カラス(2017年製作の映画)

3.9


幼い頃、祖母が運転する車の中ではよくオペラのアリアが流れていた。何の歌なのかわからなかったしCDのジャケットも見たことないけど、今思えばあれはマリア・カラスやったんやなあと思う。

これは、オペラ歌
>>続きを読む

赤毛のアン(2015年製作の映画)

3.7


感受性が豊かなアンの成長、周りの人たちの変化に心が温まった。
プリンスエドワード島の自然もとても美しく、堪能できた。こんな天国みたいなところ一度は行ってみたい。

アン役のエラ・バレンタインは一見普
>>続きを読む

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.4


去年映画館で観たかったけど、忙しくて行けなかった記憶…アマゾンプライムでみれました。

巨大怪獣に大興奮!!
特にコングの登場シーン🐵!
もう遅いけど、やっぱり映画館で観たかったなあ〜

正直中国人
>>続きを読む

シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

3.9


今回はラルフとヴァネロペがインターネットの世界に出て、なんでもあり(?)の状態に。色んなサイトの建物があって大都会のようになっているところとか、ネットでお金を稼ぐ方法とか、現実に添いながらもいちいち
>>続きを読む

シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)

3.9


昔からテレビゲームはあんまりしたことがなく(友だちの家でマリオするくらい)、ゲームセンターにもほぼ行ったことがない私でも楽しめた!

まず、ゲームによって、キャラクターの顔のつくりとか動き方が違うの
>>続きを読む

オズの魔法使(1939年製作の映画)

3.8


Somewhere over the rainbow 🌈 の歌が有名すぎるこの作品。子どもの頃に観た気がするけど、ちゃんと覚えていなかったので観てみた。

1939年に作られたというのが信じられない
>>続きを読む

女の園(1954年製作の映画)

3.9


「女の園」といっても、女子校が舞台の青春物語などではなかった…

時は戦後、規律に厳しい全寮制の女子大学が舞台。
その内容は、
・22時就寝以降は勉学のためであっても起きておくことは許されない
・男
>>続きを読む

不死鳥(1947年製作の映画)

3.9


なんという純愛……

父の急死、姉思いで心優しい弟の病死、そして最愛の夫の戦死。それらを経た今でも「とても幸せ」と感じられるのは、
愛する人の子どもを育て、愛する人の実家で家族と共に暮らし、いつでも
>>続きを読む

ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

3.4


観ると思ってなかった。

他の方のレビュー通り、下ネタがえげつない。

けど、それだけじゃないと思った。


スーパーの商品たちが神を信仰し「スーパーの外に出ると幸せになる」と闇雲に信じている様子は
>>続きを読む

マチルダ 禁断の恋(2017年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます


先日マリインスキーバレエの来日公演を観に行ったとき、この映画のフライヤーをもらいました。ちょっと怪しげな感じはしましたがバレエに関することなんかなあ、と観に来ました。

ロシアの歴史のことをほとんど
>>続きを読む

くるみ割り人形と秘密の王国(2018年製作の映画)

3.8


『くるみ割り人形』といえば、クリスマスの時期の定番の演目。この映画は、チャイコフスキーの美しい音楽を生かしつつ、バレエとはひと味もふた味も違った物語でした。ストーリはみてのお楽しみですが、戦いの場面
>>続きを読む

アンナ・カレーニナ ヴロンスキーの物語(2017年製作の映画)

3.4


トルストイの『アンナ・カレーニナ』をもとに作られた映画で、アンナの死後30年経ってヴロンスキーとアンナの息子セルゲイが出会ったところから始まる。

まず単純に、ロシア文学をロシア語で演じているのが良
>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます


感想。
疑問がいっぱい!とにかく続きが気になる!
・リタとベラトリックスやナルシッサとの関係は?
・ナギニってあのナギニ?
・クリーデンスのまさかの出生。アバーフォースとアリアナ以外に兄弟いたんや…
>>続きを読む

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

4.2


涙無くして観られない最終章。
本読んだときもボロ泣きしたけど、やっぱり守護霊を出すところ、何回観ても涙腺ゆるむ。本当にすごい人だ。

最後の砦ホグワーツでの決戦、不死鳥の騎士団・ダンブルドア軍団が中
>>続きを読む

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

3.9


今回は、長く危険な分霊箱探しの旅がメインやけど、ヴォルデモートや死の秘宝、分霊箱についての謎解きがおもしろいのに、色々すっ飛ばされてる気がする…
原作が読みたくてたまらなくなってきた。

ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

3.9


世の中は物騒になってきたけど、ホグワーツには新しい先生スラグホーンがきたり、ジニーとの恋が発展したり、何気ない学校生活の楽しい場面に救われる。

そして、ハリーにちょっかい出すばっかりだったドラコの
>>続きを読む

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

3.6


ハリーとヴォルデモートの関係により迫る作品。

ヴォルデモートとの不思議な絆(ヴォルデモートの怒りや喜びを感じたり夢に見たりする)、そもそもの始まりの予言(ヴォルデモートがハリーを狙い続ける理由)に
>>続きを読む

ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年製作の映画)

4.1


ハリー・ポッターのシリーズの中で一番華やかな作品? クィディッチワールドカップに始まり、ホグワーツでは三大魔法学校対抗試合が開催される。イベントが多く一見楽しそうだが、裏では恐ろしい計画が着々と進ん
>>続きを読む