ナツミさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

KITE LIBERATOR(2008年製作の映画)

3.5

前作同様の切なさだけど、なんかスケールがでかい。やっぱり演出とか画面構成の感じがすごく好き。終わり方も、色々想像しちゃう。長編アニメでもっとこの世界をみてみたいよう。ムカイさん、砂羽説信じたい。横顔と>>続きを読む

スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

あれ、これこんな胸がぎゅってなる話だっけか。子供の頃観た記憶では、ドンパチなイメージがふわっと残ってただけなんですけど、今ちゃんと観たらすごく苦しいな...。色々がないから、手に入れたくて無茶苦茶やっ>>続きを読む

ターミネーター(1984年製作の映画)

4.6

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面白すぎる〜。シュワちゃんの表情いちいち怖すぎてキャッキャしてた。あんなに説得力持って殺人機演じられる人他にいない。人間の域を超えた肉体だよ〜。母に言われて気づいたんだけど、カイルってヒックス伍長の人>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

4.2

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盛りだくさんだった。盛りだくさんすぎてわたしの容量がオーバーした瞬間が何度もあった。もっと宇宙に詳しければ色々をスッと受け入れられたのかもしれないと思うと悔しい。ワームホールにブラックホール、5次元の>>続きを読む

戦場でワルツを(2008年製作の映画)

3.3

見せ方がとても上手くて、アニメでやる意義がちゃんとあるなあと。あと天気や時間を色で表現するのがすごくきれい。ただわたしが無知すぎてわかりにくいところもあったので、世界を知らなきゃなあと思いました。劇中>>続きを読む

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

4.1

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「女をダンスに誘ったり...子供もほしい。人生は一度きりだけど、他人のも生きてみたい。...死なないのに必死で生きてる心地がしない。意味ないよな。」「あるわよ。」このやりとりに涙が止まらなかった。病気>>続きを読む

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

4.6

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すごい良かった、スクリーンで観たかった。孤独に心がヒリヒリして、塩を擦りこまれ続けてるみたいだった。特に後半...。はじめの方はすこしだれてる所もあった気がするけど、ダニエルの心境がみえてくると、つら>>続きを読む

キック・アス ジャスティス・フォーエバー(2013年製作の映画)

4.3

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泣けた〜。前回作って結局ビッグダディを犠牲にしてヒットガールに助けられたんじゃん!って思ってしまう部分があったんだけど、なんか主人公成長したなぁ。やっぱり親離れが大切ってことなのか?親心を察したからこ>>続きを読む

トランス(2013年製作の映画)

3.1

評価低いけどわたしは好き。現実と幻想の境界がわからなくなっていくところの演出がイケテルし、あの女は何者?!ってハラハラできるし、なにより視聴者のことをおいてけぼりにしてあのふざけた爽やかラストまでやっ>>続きを読む

マニアック(2012年製作の映画)

1.3

うーんうーん。なんだろなあ、盛り上がりに欠けててイマイチ。それ以外の言葉が見つからない...空虚な気持ちになってしまう映画。ぼかし方もなんか味気ないし。殺人鬼の過去を描くのって、殺人鬼の存在自体がもっ>>続きを読む

死霊館(2013年製作の映画)

3.6

怖かった...特に、暗がりで手拍子が浮かび上がるのがめちゃくちゃ怖かった...悪魔祓いものは、ただの怖さだけではなくて人間の愛の強さを思いだせよ的展開になっていくから好き。これほんとに実話なんかな、エ>>続きを読む

キック・アス(2010年製作の映画)

4.6

めちゃくちゃ面白かった!劇場でみればよかったー!とりあえずビッグダディとヒットガールかっこよすぎ。アメコミ詳しくないし話の筋としてはありがちな流れなのかもしれないけど、ずっと演出のテンポが良くて飽きな>>続きを読む

シリアル・ママ(1994年製作の映画)

4.4

愉快!殺しを決意する時のあの顔が最高。理由がささやかすぎて身近にいたら恐怖だけど、映画の中ではイッタレイッタレー!ってなる。被害者の感じもなんか無性にムカついてきて、殺した後ママと同じ表情になった。ラ>>続きを読む

サプライズ(2011年製作の映画)

4.6

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良きスプラッタコメディ。ミキサーで殺すシーンには爆笑した。後半もう羊が間抜け面にしか見えなかったし。リピートするCDやカメラのフラッシュなど演出が洒落てて面白い。お母さんはかわいそうだったのだけど、お>>続きを読む

トータル・リコール(1990年製作の映画)

4.0

ついに観かえした幼少期トラウマ映画。トラウマシーンはもちろん火星の地表に放り出されて目玉ボヨボヨで苦しいシーンなんだけど、その後意味不明な速度で空気満たして全員でいい話感だしてくるのがとても笑えた。リ>>続きを読む

サイコ(1960年製作の映画)

5.0

BGMと長い包丁が怖い!カメラワークも最高、上から撮ったりアップにしたり...予想できてても母親の正体わかるときビクッてなる。恐怖は映像の鮮明さとかグロテスクさではなく、優れた演出によってつくられるの>>続きを読む

ある戦慄(1967年製作の映画)

3.2

ご立派に何かに意見したり腹立てたりしてたって、いざ暴力を前にした時に本気で戦える人は少ない。それは物理的な力のあるなしではないんだな〜とラストをみて思った。BGMがよい!「わたしにできることは?」「た>>続きを読む

エレベーター(2011年製作の映画)

2.3

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低予算で画面に無理があり、展開が不自然でザツ、そしてちょうムカつくブスのガキがでてくる。でもこういうのも嫌いじゃない。後半、男がエレベーター動かしてそれにより大怪我したあと、あかりがついてみんながパニ>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.4

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なんか今までので一番よかった!シンジが結局なぜいつまでもダメで苦しいのかがわかりやすく凝縮されてた。綾波もより悪いかんじに戻っちゃうし。あとは画面が美しかった。なんでだろ、うまく言えないけど、ラストの>>続きを読む

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

5.0

リメイク版にも★5つつけた記憶があるんだけど、こちらも満点!サッとでてきてブンッて連れてゆくの怖すぎ。釣り針みたいなのにひっかけられるのが一番想像して痛かった。あとレザーフェイスの造形とか色々なシーン>>続きを読む

TOKYO TRIBE(2014年製作の映画)

3.3

ラップとかヒップホップとかけ離れた世界に生きてるからうーんって思ってたけど、すごいエンターテイメントでアトラクションみたいだった。ずーっと爆音ラップとアクションシーンで、画面の切り替え方と暴力の中のギ>>続きを読む

ヴィオレッタ(2011年製作の映画)

4.0

期待してたよりよかった。アナマリアの可愛さ目当てに観にいったのは否めないけれど、母娘の関係をふんわり描いてたのが苦しくて。わたしも母から愛されたくてがんばったつもりだけど何も得られなかったなあとか、で>>続きを読む

サウンド・オブ・ノイズ(2010年製作の映画)

3.8

音楽が良すぎて、ノリノリで観ちゃった。物語的にはツッコミどころ満載でクスクスしながら観られるんだけど、ラストでものすごい心揺さぶられる不思議。ただ前衛音楽家たちの戦いみたいに描くこともできたのに、静寂>>続きを読む

渇き。(2013年製作の映画)

2.8

役者は揃ってサイコー!音響もよかった。アリス朗読するところなんか特に、本当に加奈子が側にいるみたいに感じた。狂気のおかしみやヤケッパチな暴力を楽しむことも充分にできた。でも何かもの足りない...。原作>>続きを読む

もののけ姫(1997年製作の映画)

5.0

いつ観ても最高だよ...今観かえしてみて特に思ったのは、シシ神さまの描写の凄さ。一見シカかな?って感じなのに、あの何とも言えない表情と、足下に生死が混在する素晴らしいシーンで、ああ、神さまだ、って違和>>続きを読む

キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ドキドキしすぎて手に汗握りすぎて、ラストで船長と一緒にボロボロ泣く。海賊は武装してるとはいえ4人だけ、アメリカ側は武器を持たないけれど一枚上手で、それが危ういバランスを保っててすごくハラハラしながら観>>続きを読む

道化死てるぜ!(2012年製作の映画)

3.8

なかなかいい感じのB級映画。しょーもないことでげらげらできる、土曜夜に最適な作品。筋としては先が読めまくるんだけど、描写の発想がいちいち面白くて良い。モザイク入ってるのも笑えたし、絵面の切り替えとか例>>続きを読む

スノーピアサー(2013年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

不条理なSFっぽさが面白かった。脈絡なくでてくる寿司屋とか総理が入れ歯取るシーンには爆笑。だけどなんだろう、何かが微妙で入り込めなかった...ソン・ガンホの良さと、白人たちの諸々が相容れなくて中途半端>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.2

ぽかぽかしてほしい発言が愛しすぎて綾波派だったけど、今観てみるとアスカのハキハキした感じもとてもかわいいし、ミサトさんの優しさや切なさもくるものがあるし、マリの謎めいた態度も気になるな。序よりも説明不>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.2

会社の先輩が好きってきいて、もっかい観たくなって久々に観てみた。今でも心に刺さるフレーズすごく多い。「自分には他に何もないって、そんなこと言うなよ。別れ際にさよならなんて、悲しいこと言うなよ」にいつも>>続きを読む

フッテージ(2012年製作の映画)

3.1

主人公がクズなので怖い目にあってむしろスカッとする系ホラー。全然怖くないけど、結末の「そうだったのかー!」感はよかった。娘の絵がかわいい。あとあの悪魔はかわいすぎるとおもう。

デビル(2010年製作の映画)

3.1

いいですねぇ。見せ方がうまい。映像的にはそんなに怖くないんだけど、暗闇の使い方がうまくてビクッとする。エレベーターの狭さがすごく感じられて、始終息苦しかった。

黒薔薇の館(1969年製作の映画)

2.9

愛や浪漫のために死ぬことに憧れるきもちって持ってるひと多いと思う。理性があるから大抵かしこく生きようとするけど、だからこそ物語のなかでも美を信じて散ってくひとは美しい。破滅の美。ラストは浪漫のひな形と>>続きを読む

ちいさな哲学者たち(2010年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

幼稚園児も色々考えてるなあ。わたしもこういう高度な環境にいたかった...。砂場で死と愛について語り合うとか最高。あとさすがアムールの国というか恋人がいる子たちがキスするとか言っててすごい。喧嘩してるカ>>続きを読む

黒蜥蜴(1968年製作の映画)

4.7

やっぱり乱歩はいいですねぇ〜。去年舞台版の黒蜥蜴を観たので、今度は映画を観てみようと。舞台も豪華だったけど、映画はより色彩豊かなB級感があってとても好みだった。そして台詞のひとつひとつが美しい!これは>>続きを読む

ブレードランナー(1982年製作の映画)

3.0

照明の当て方や画面の切り取り方、役者の顔アップでの絶妙な目の表情がすごく好き。原作読んでなかったら星4はいってた。でもわたし原作のクモの足のくだりがめちゃくちゃ好きなのと、やっぱり人間とそれ以外がにこ>>続きを読む