naoshiさんの映画レビュー・感想・評価

naoshi

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わたしたちの家(2017年製作の映画)

4.1

実に刺激的で最後まで楽しめた。へんてこな街にへんてこな家。夜は静かなはずなのに、途端に騒がしくなる。遠くで誰かが踊ってる。『2個の者がsame spaceヲoccupyスル訳には行かぬ。』なんて言葉を>>続きを読む

武曲 MUKOKU(2017年製作の映画)

3.0

ちょっとオチにはがっかりした。道場での立ち回りは素晴らしく、村上虹郎は映えるなぁ、と思った。ちょこんと座っても画になる。

DENKI GROOVE THE MOVIE? 石野卓球とピエール瀧(2015年製作の映画)

4.5

EDGEに立ってしまった人の卓球も瀧も希望の塊かと。編集からして愛だと思う。

8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年製作の映画)

4.8

雑味の全くない静謐な時間が突然訪れる。土屋太鳳視点の佐藤健のアップから右へパンして親夫婦の表情を写すショットに溜息がでる。冒頭から積み重ねられたものがこれを可能にしているわけで、どんな匠の技かと。病院>>続きを読む

こどもつかい(2017年製作の映画)

3.0

西田尚美が冒頭から登場するので期待したが、活躍する場面も特になく少々がっかり。なにかしら全体的にもっさりとした感じだが、動き回る人形がとにかく面白くて印象は悪くない。門脇麦は相変わらずいいなと。

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.6

鑑賞中は主人公と一緒に笑い胸を痛めて泣いて、この作品のタイトルが一段と好きになっていることにふと気づいて作品を順に思い返してみると、才能のある監督と才能のある俳優がタイミングよく組むとこんなものが作れ>>続きを読む

パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.0

今のエル・ファニングは最強だなと思いつつ、設定・効果・演出どれもいいところがあると思いつつも、そのぶっ飛び加減はキンプリに到底かなわないと否応なく思って観てしまう身体になってしまったことを思い知る。

美しい星(2017年製作の映画)

3.1

橋本愛の違和感のなさ。ミスコンのカメラ撮影の舞台上ですっと腕を広げ上げる姿に感動した。
リリー・フランキーはもう大分きつい。

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

4.0

本当に心底面倒くさいと思ってしまう人々のオンパレードでよかった。ラストはなにかしら年の瀬にふさわしく気持ちのよさを感じた。聞こえずとも全力で壁を叩く人もいることを描く誠実さ。

希望のかなた(2017年製作の映画)

4.2

寝そべるしかない主人公(山田孝之似)の人と対峙した時の眼光の強さ。諦念を常に携えているかのようなソリッドなショットに温かくユーモアに溢れた人物描写。そして音楽が素晴らしかった。本当にアキ・カウリスマキ>>続きを読む

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

2.7

デイジー・リドリーはめちゃくちゃ美人だなと思った。あれっと思うことが6回ぐらいあった。ベニチオ・デル・トロの扱いよ。

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.1

「20センチュリー・ウーマン」朝起きた母親がキッチンの窓越しに見るのは、エル・ファニングがパイプをつたって降りていく姿。母親は車で彼女を追いかけ車内で一緒に煙草をふかし「女性」について思考を続けるその>>続きを読む

ビジランテ(2017年製作の映画)

4.5

暴力ほど健全な行為はないとばかりにその痕跡に物語の根拠を見出すが、はっきりと事象を表さないことで巨大化し広がっていく底知れない不気味さ。一切がはじまってしまっているし、常に決定的なことが起るのはここで>>続きを読む

(2017年製作の映画)

3.0

この監督の作品としては比較的好印象。だが、苦手ではある。自然な演技よ。

ヘヴンズ ストーリー(2010年製作の映画)

4.0

雪と緑の。屋上と屋上の。ベランダと原っぱの。道とグランドの。甲板とカモメの。港と地上の。そして、廃墟と団地の。高低差がバランスを表し、距離を縮めると壊れてしまう。道がとても長すぎる。過剰に大雑把に危う>>続きを読む

フリー・ファイヤー(2016年製作の映画)

4.0

好感しか持てない。映画館で観られなかったのが悔やまれる。登場人物たちと同様に位置関係と人間関係を目の前の事象とは別に絶えず頭の中で把握しつづけないといけないのでくたびれた。いい疲労感。

銀魂(2017年製作の映画)

4.0

応接間でエリザベスとともに流れる時間。あの長さを費やす作品なんだなと合点がいって受け入れ体制に入れた。佐藤二朗の才能がいかんなく発揮されていて、好きにならずにいられない。随所にみられるギャグのセンスも>>続きを読む

PARKS パークス(2016年製作の映画)

2.8

永野芽郁の目が離せない感で持っているが、橋本愛にエンジンかかってからが俄然面白くなる。
井の頭公園はもっと広いんだけどなぁ、と思った。

ジーサンズ はじめての強盗(2016年製作の映画)

3.5

主演三人ともカッコいい。立ち姿ひとつで飽きさせないマイケル・ケインの佇まいを鑑賞できます。邦題がちょっとひどいなぁ、と思った。

最低。(2017年製作の映画)

4.2

3つの家族の話が互いに補完しあいながら物語が進む。渡辺真起子の別れ際の一言(言葉になっていない)に胸が熱くなる。高岡早紀の背負った最高のアバズレ感。佐々木心音は美しく川瀬陽太とのプールサイドのショット>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.4

殴る。握る。痛む。掴む。全編ケイシー・アフレックの拳で物語が進んでいく。面構えはキラー・インサイド・ミーが再び降臨した感がある。ストーリーの途方もなさと、あの立ち止まるシークエンスに震えてしまった。ミ>>続きを読む

夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

4.7

ブランコが揺れて天地がひっくり返った原風景を観るにつけ、本当に溜息がでた。見事なり!今年観た中で一番泣いたかも。

仁義(1970年製作の映画)

4.9

初見。呆気にとられっぱなしでほぼ大半忘我状態。光と影と音と運動。一切が際立っている。鍵穴に銃弾打ち込んでの立ち去り際の目配せの流れはもう惚れるしかない。惚れる。強奪シーンの異常な円の氾濫、画が全て円で>>続きを読む

マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

4.4

面白かった。こんな笑うと思ってなかった。ソーとハルクのバディ感たっぷりの演出に常時ニンマリしていた。ソーの背景にハルクがいるだけで笑えた。特に肉体を痛めつけるギャグが冴えていて、この監督のコメディスキ>>続きを読む

予兆 散歩する侵略者 劇場版(2017年製作の映画)

4.8

人は動いてなんぼのもんじゃい、とばかりに動く。四角いものに満ちているから凹の字に動くし、何かと縦のものばかりなので線を描き動く。物がないときにどう動く? クライマックスの東出君の点と点を軽やかに結ぶそ>>続きを読む

HiGH&LOW THE MOVIE3 / FINAL MISSION(2017年製作の映画)

3.8

冒頭の岸谷五朗が良すぎて良すぎてシビレた。源治が登場するだけでテンション上がる。スモーキーの唇パサパサでテンション下がる。岩城滉一が出ると空気が落ち着く。アクションシーンのベストは狭いビル内のシームレ>>続きを読む

We Love Television?(2017年製作の映画)

3.9

自然に煙草を吸う。テレビは数字が全てと言っててらいもなく数字にこだわる。命を賭けてのテレビ・お茶の間の人なんだ。無邪気なのか、邪気の塊なのかわからないぐらいに撃ちまくる言葉もその場で生成されたアドリブ>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

4.2

137分。時間が経つにつれピエロに対する感情が変わってくる。なんか不気味、恐いわ、サービス精神か、キュートな一面もあるな、いや可愛いかも、好きかも、いつの間にか笑顔になっていた、大好きだ。ピエロが笑え>>続きを読む

人生タクシー(2015年製作の映画)

3.8

この監督の境遇を知っているとなんとまぁ軽やかに描かれる映画の印象が変わることか。ド直球の切実なメッセージが詰め込まれている。あのかわいらしい女の子の、ヒーローになりなさい、が切実すぎる。しかもしっかり>>続きを読む

Ryuichi Sakamoto: CODA(2017年製作の映画)

4.0

asyncの創作過程と坂本龍一の音楽史(の一部)が観られる。9/11を目撃し、福島を訪れ、自らはガンを患ってからもひょうひょうとニコニコしながら現在を見つめ音楽を作る姿がなんとも愛らしい。
悩む姿がで
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立ち去った女(2016年製作の映画)

4.5

FIXされた画を前に呼吸を繰り返し遠景に目をこらしていると暗がりに慣れた目が様々な事物を浮かび上がらせる。人と物が等価に扱われ、さもすれば投げ捨てられた物の方が生き生きとした存在感を表す。
といった調
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あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

3.6

怒りが後編に引き継がれていない印象。あしたのジョーも最後の方は乾いた憤りが萎んでいった感じがあるので、怒りという動機は一瞬の衝動なのかもしれないなんて思った。そんな感傷(鑑賞?)とはうらはらに菅田将暉>>続きを読む

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.8

オープニングで度肝を抜かれて、呆けた状態で悪夢のような展開に悪夢のショット。本当に夢のよう。サスペンス演出など廃して徹頭徹尾状況が写される。西部劇のようだし、ある種ゴーンガール的な趣もある。
なにより
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スレイブメン(2016年製作の映画)

3.0

面白いか面白くないかと聞かれたら面白いと答える。タイムリープものが苦手なのだが、この作品が提示するアイデアは面白い。特にラストのくだり(ヒロインが右へ歩行するシーン)は絶妙なテンポで笑えた。