monobeerさんの映画レビュー・感想・評価

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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.1

潔く完結。真田広之、ドニー・イェンと夢の掛け合い。シリーズを追う毎にアクションの幅の見所がレベルアップしていくが、本作も長尺なのに全く飽きないのはさすが。大阪のシーンも楽しいし、集大成。ここまでして助>>続きを読む

ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

3.8

さすがのハート・ロッカーを監督したキャスリン・ビグロー作品。証言を基にしただけあって渾身のリアリティと手に汗握る展開のうまさ。もちろん100%正確ではないが、ニュースの裏側で行われていたことを知る衝撃>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

4.1

トム・ハンクスのハマりよう。脇を固めるキャストもまたうまい。あたたかさを貰える作品。

REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

3.6

ザック・スナイダー版SF7人の侍。ヴィジュアルやアクションシーケンスはまさにザック・スナイダー100%。ザックのファンなら必見だろう。スター・ウォーズを製作したくて本作を撮ったと聞くが、全く違うのは良>>続きを読む

生きる(1952年製作の映画)

4.3

志村喬の演技にとことん引き込まれる。死ぬと知った人全てがこう出来るわけではないかもしれないが、時折り思い出したい映画。陰影や沈黙と沁みる演出もたまらない。通夜でのセリフの応酬で浮かび上がる渡辺の他者か>>続きを読む

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.1

前作を堅実にアップデート!日常パートは2人をより深く、そしてアクションの見応えよ。対となる兄弟バイト殺し屋のキャラも丁寧に描き、全く蛇足ではなく、むしろちさと・まひろと綺麗に対になる構造。最後の会話も>>続きを読む

ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

4.5

モノクロと相性抜群。ただモノクロにしただけでなく、丁寧にカラーリングしているので見辛いこともない。まるで当時のドキュメンタリー映像のようで、VFXもさらに馴染み、役者陣の表情が映えて、ストレートに伝わ>>続きを読む

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

4.1

前作の、既視感のない映像とアクション、DCらしからぬ突き抜けた明るさとジェイソン・モモアのお茶目さ、これらの衝撃を超えることはなかったが、育児と王の仕事の大変さをベースに家族と兄弟のドラマが展開。スト>>続きを読む

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

3.8

やっと鑑賞!タイムリープの古典的名作。毎日の繰り返しで自己成長し他者のために力を注ぐうちに恋も実りハッピーエンド。ビル・マーレイの演技もピッタリ、元気を貰える一作。

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.7

カニバリズムだし、連続殺人だし、とっつきにくいと思いきや、気付けば夫婦2人の行く末に釘付け。中年の危機をベースにお洒落そうなアートの様でグロくポップに可笑しく描くのは上手い。オチも秀逸。

バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.8

ホーム・アローンxダイ・ハードxジョン・ウィックの絶妙なアクション・コメディ・ファンタジー。要素を散りばめてうまく纏めた痛快作!グロさもしっかりお得な映画。

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.8

ラッセル・クロウの佇まいが魅力的。死霊館やインシディアスよりもリアル志向で現代感がありつつも、ホラーのツボを抑えた演出が効く。アドベンチャー感や謎解き要素も面白い。

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.8

チャイルドプレイxターミネーターをベースに、怖さと笑いとドラマをうまく纏めた作品。あー面白かったで終わらせず、自分の身の回りのアプリや端末やらAIやらテクノロジーに任せっぱなしの現実を顧みることに。ミ>>続きを読む

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.4

真新しさはない。量子世界の設定だがこの既視感は完全にスター・ウォーズ。これまでのアントマン作品のようにサイズを変えることを活かしたアクションもなく、ひたすらCGを見せ続けられるのは正直しんどい。カーン>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

3.9

骨太航空パニックの傑作。全方位で全力で進むドラマに韓国映画の底力を感じる。コロナ禍を彷彿とさせる展開もあり、苦笑の場面も。ソン・ガンホとイ・ビョンホンの泣ける演技もまたよい。

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

すべての働く人へのエール。丁寧な丁寧なタイムループの繰り返しと、ギャグに振るときの面白さ。働くことに忙殺された人々の大切なことを思い出させてくれる快作。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

観る人を選ぶのは間違いない。マルチバースアクションだが、核にあるのは中年夫婦の家族ドラマ。流行りのマルチバース大作とは程遠い(たしかに製作費は低いらしいが)、情報量の多い展開と斬新な映像イメージと、ウ>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

4.1

ハリウッドのサイレント映画の終焉とトーキー黎明期のカオスっぷりとその下品さを少し冷めた目で描く。圧巻の乱痴気パーティーの冒頭から好き嫌いが激しく分かれるが、ここまで当時の雰囲気が漂うのは見事。映画好き>>続きを読む

きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.4

映像の質に思うところはあれど、異世界のアイデアとオチ、ゲームをプレイしているかのような感覚は非常に楽しめる。

呪詛(2022年製作の映画)

3.7

初めての台湾ホラー映画を鑑賞。欧米の「悪魔」ではなく、日本の「幽霊」とも一味違う「呪い信仰」というまたいい意味で嫌なジャンルである。虫や仏像、村人の信仰の様子などのディテールの作りこみが物凄い。主人公>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.1

もはや説明不要のトム・クルーズによるトム・クルーズのための映画。クリストファー・マッカリーxトム・クルーズの黄金コンビによるスタントの限界をまたもや更新。フォールアウトのスタントを超え、ゴーストプロト>>続きを読む

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.2

ギャグ要素が少ない割にシリアスでもなく、ローガン/3時10分、決断のときのようなマンゴールドらしさ(むしろナイト&デイか)の少なさはあれど、冒険のワクワク感と、インディがちゃんとインディしている様を再>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.5

エンドゲーム以来のMCUのクライマックスを飾る傑作。ロケットを軸にガーディアンズ面々のキャラを深掘り、仲間・家族をテーマに、MCU疲れの中にあってガーディアンズがやっぱり好きだと痛感させられる有終の美>>続きを読む

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.3

DC映画の1つの終着点!エズラ・ミラーの2役の使い分けの繊細な演技と、これまでDCが好きでよかったと思えるDC愛に溢れる映画。ストーリーの根幹は親子というシンプルながらもタイムスリップ・マルチバース要>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.2

まず圧巻のビジュアルとその情報量の多さに脳の処理が追いつかず嬉しい悲鳴が。スパイダーマンはかくあるべきというパターンを打破しようとするチャレンジがどう帰結するのか次回作も楽しみ。スパイダーパンクのかっ>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.9

スピルバーグ監督の映画好きハートウォーミング自伝かと臨んで鑑賞したが、良い意味で裏切られた。フィクションとしているは非常にパーソナルな作品で、タイトル通りフェイブルマン家、家族のお話。スピルバーグの辛>>続きを読む

眠りの地(2023年製作の映画)

3.8

裁判実話ベースの映画化。弱小企業が大企業を倒す痛快ものだが、老人と癖のある弁護士の心の交流がまた心地よい。

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.9

映画で学ぼう仕事実話シリーズに新たな名作誕生。ビジネスの話だが、根幹はスポコン熱いお話。一発逆転ものとしても痛快だが、ベン・アフレック、マット・デイモンの共演も楽しい。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.4

ドラマ展開が早すぎるのは原作漫画を映画化したので致し方ないが、それをもってしてもアツいドラマと演奏シーンの迫力は必見。観客としては、凡人ドラマー(もちろん努力は凄いが)に感情移入し、天才たちの軌跡を追>>続きを読む

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.0

ウェルメイドな冒険ファンタジー。アクションがVFXが、ではなく(もちろん凄いのだが)、キャラクターそれぞれが活き活きと描かれており、鑑賞後の満足感が非常に高い。お得な映画をみたよう。

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.1

最強の殺し屋ジョン・ウィックではなく、普段街ですれ違っていそうな「リアル」なキャラの日常(空気感がものすごい)の延長線上にある殺し屋アクションに痺れる。

ハート・オブ・ストーン(2023年製作の映画)

3.4

鑑賞中は面白いと感じるが、鑑賞後には記憶に残るのが難しい映画。ちょうどいい映画です。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.5

ひたすらゴジラが怖い。こんなに怖いと感じたのはGMK以来。ジョーズオマージュ、人を口に入れる、放射熱線のリアルさ、当時の雰囲気・船と見応えしかない。ゴジラなくとも成立する骨太なドラマと役者陣もフィット>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.1

ディカプリオの善悪観念の曖昧で愛憎にまみれたハマり役と、久しぶりの「恐ろしいデ・ニーロ」の贅沢な共演。スコセッシ監督の新たな名作です。見始めれば引き込まれ3時間あっという間だが、精神力は必要。豪華なロ>>続きを読む

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.0

前作より面白くなるのか不安だったが、最新のアプリ・サービスを駆使するという工夫により、見応えと納得感が凄い。アイデアもだが、細かい伏線や謎解きとしても非常に面白い。

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