jajaさんの映画レビュー・感想・評価

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もういない(2012年製作の映画)

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娘を殺され、犯人も見つからない──、そのやり場のない悲しみや怒りを周りにぶちまける。どうにもならない法律や制度に楯突いたり、怒りで家族や隣人にまで不愉快な思いをさせたり。▼そんなことをしたところで良い>>続きを読む

グランド・セントラル(2013年製作の映画)

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フランスはたしか発電量の大半を原子力に頼る原発大国のはずだ。▼エンディング・ロールで流れる、いつ振り落とされるともしれぬロデオの男。鞍上で必死にしがみつく彼はこの国の姿を象徴しているのだろうか。いや、>>続きを読む

ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007年製作の映画)

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正義の定義は人ぞれぞれに異なる。だとしても、何が正義かを改めて考えさせられる内容だ。▼警察権のないパトリックが小児性愛の変質者を撃ち殺した時に、まずそれを考えさせられた。だがそれで終わることなくラスト>>続きを読む

毛皮のエロス ダイアン・アーバス 幻想のポートレート(2006年製作の映画)

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全くわからなかった。冒頭と最後のヌーディストクラブの意味もわからなければ、隣人ライオネルとその仲間たちの存在も何を意味していたのか…。▼発端となった配管に詰まっていた抜け毛は、アランとの生活の中でダイ>>続きを読む

囚われ人 パラワン島観光客21人誘拐事件(2012年製作の映画)

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いつ果てるともしれないジャングルでの虜囚生活。その閉塞感と切迫感は確実に伝わったが、ストーリーのない展開に映画としてはいささか退屈でもあった。ラストのメッセージに対する答えを私は知らない。問題が複雑す>>続きを読む

狼の死刑宣告(2007年製作の映画)

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勧善懲悪モノと言ってしまえば、それまでなのだろうけど…。果たしてこれでよかったのか。一命をとりとめた次男はこの結果を喜ぶのだろうか。▼喜ぶはずがない。そう思いたいが、わからない。さすが俺のダディ、家族>>続きを読む

トゥー・リブ・アゲイン(1998年製作の映画)

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娘を思う気持ちはカレンの母親もアイリスも同じだ。愛する子供を守りたいという気持ちが結果的に支配するという行動に出てしまうということは、我々自身を振り返ってみてもよくある。▼しかもそれを良かれと信じてい>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

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アマゾンプライムの宣伝文句がクライム・サスペンスになっているが、これをどう観たらそうなるのか。人間ドラマではないか!しかもかなり上質の。▼たまにこういうのに当たるから映画はやめられない。衝撃的な内容で>>続きを読む

水曜日のエミリア(2009年製作の映画)

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愛とは人生そのものであり、家族はその具現化されたものーこういう映画を観ると、そうしたアメリカ人の普遍的な考え方を再認識する。▼言葉にすると、我々日本人だって同じだと思うかもしれないが、我々はもう少し醒>>続きを読む

毛皮のヴィーナス(2013年製作の映画)

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これも新聞の映画評でロマン・ポランスキーの前作として紹介されていたので観てみた。▼昨日観たウディ・アレンといい、このポランスキーといい、80歳を大きく過ぎているにもかかわらずなんと精力的なことか。しか>>続きを読む

誘惑のアフロディーテ(1995年製作の映画)

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昨日の夕刊にウディアレンの最新作「女と男の観覧車」の映画評が載っていたので、ネット検索していたらこれが引っかかったってわけさ。▼ねえ君、信じられるかい?まだ観ていなかったアレン作品があったなんて。彼の>>続きを読む

キングダム/見えざる敵(2007年製作の映画)

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なんとかならんのか、この復讐の連鎖。この手の映画を観ると必ずそう思って暗澹たる気持ちになる。なんともならないことがわかっているからだ。▼人は皆、基本的には良い人だ。それはきっと世界中どこに行っても同じ>>続きを読む

とうもろこしの島(2014年製作の映画)

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なになに、「大自然のめぐりと人間の営みを対比させ、戦争の意味を問う寓話的な傑作」とある。寓話って、教訓的な例え話のはずだよな。▼はて?これにどんな教訓が例えられているというのだろう。大自然の営みの前で>>続きを読む

小さいおうち(2013年製作の映画)

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死と隣り合わせの時代だったからこそ、生への希求が如実に映される──そんな話だ。ここでの生は性でもある。いや、性そのものだったのだろうと思う。▼それが人間の営みである以上、当然のことなのだ。多分、それは>>続きを読む

いつまでも一緒に(2015年製作の映画)

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正直言って、ほとんど理解できなかった。だからと言って途中でやめようとも思わなかった。面白くなかったわけではないのだ。▼描かれているのが家族の有り様で、心の通じないもどかしさという普遍的なテーマだからだ>>続きを読む

チリ33人 希望の軌跡(2015年製作の映画)

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こうした極限状態にあって33人をまとめるのはやはり大変だっだろう。こういう時に求められるのは、無私な心である。▼そして自分自身が強くなければならない。死の恐怖に打ち勝つ心の強さが必要だ。心の弱い人間は>>続きを読む

ランド・オブ・ウーマン/優しい雨の降る街で(2007年製作の映画)

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人はなかなか素直になれないし、思いはすれ違ってしまう。身近な大事な人であればあるほど、頑なになったりしちゃうんだ。▼それは一つの甘えなのかもしれない。いや、甘えに違いない。その甘えが許される仲というの>>続きを読む

暴風雨警報(2016年製作の映画)

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「女は愛嬌、男は度胸」ではなくて、「女は愛嬌、男も愛嬌」という映画である。「笑う門には福来たる」でも良いかもしれない。▼女にしろ、男にしろ、笑顔でいる事が大事なのだ。そんな不機嫌そうに仏頂面をしていて>>続きを読む

こわれゆく世界の中で(2006年製作の映画)

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あたかもハッピーエンドに見えるが、おそらくこの夫婦は上手くいかない。調停の後、リヴが怒り狂ったが、あれはリアリティがあった。パブリックの場で好い人を演じることはできても、プライベートではその必要がない>>続きを読む

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

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映画の面白さは開始15分で決まると言われるが、その点は十分満たされるし、最後まで観ても十分面白かった。▼だが、劇中のふたつの物語──現在進行形の現実の物語と小説内の物語に何の関係性というか、どういう意>>続きを読む

3人のアンヌ(2012年製作の映画)

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先週観た「エル ELLE」のイザベル・ユペールが好かったので、彼女の他の出演作を観たいと思って…。彼女に限らず、フランス女優はアンヌ・コンシニしろ、ジュリエット・ビノシュにしろ、一つ観ると続けて他のも>>続きを読む

ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

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原題は「THE PIANO」──。単に「ピアノ」といわれると無機質な印象を受け、そこに人間臭さは感じられない。たしかに「ピアノ・レッスン」とすれば、人と人の交わりを予感させられ、物語性が生まれる。▼だ>>続きを読む

エル ELLE(2016年製作の映画)

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27年前?の忌まわしい事件──。父親は本当にモンスターだったのか?▼次第に明らかになるのは、主人公の屈折した性格と性癖である。彼女こそがあの事件の真相を握っているモンスターではないのか?ラストでおそら>>続きを読む

ザ・サークル(2017年製作の映画)

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公開前に話題になっていたほどには、ネット上で支持されていないのは何故だろうと思っていた。そのわけは観てみてわかった。気色悪いのだ。そして居心地も悪い。▼「透明性」だとか「公開性」だとか、あるいは「繋が>>続きを読む

Man from Reno(2014年製作の映画)

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私はどうも北村一輝が好きになれない。それは昔、彼に似た男に彼女を取られた苦い経験があるからだ。▼「顔なんてどうでもいいじゃないの」と彼女は言っていた。それはブザイクな私を少なからず安心させてくれていた>>続きを読む

それぞれの空に(2008年製作の映画)

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いわゆるロードムービーだが、行く先々でこれといった事件が起こるわけではない。もともと成り行きで知り合っただけの三人で、三人に共通するのはイラクで戦った軍人ということしかない。▼当然、気は合わない。それ>>続きを読む

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

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原作を先に読もうと思っていたのに、ついこちらを先に観てしまった。想像していたより随分と少女漫画チックなのだな。原作もこんな感じなのかな。▼そう思いながら、斜に構えて観ていたのだが、最後の方は不覚にも泣>>続きを読む

王様のためのホログラム(2016年製作の映画)

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何をやってもうまくいかないことは誰にでもある。それを何かのせいにしたり、誰かのせいにしたいことも。▼考えすぎだってこともわかっている。でも考えてしまうのだ。何かのせいにしてしまいたいのだ。▼そんな時は>>続きを読む

さらば、愛の言葉よ(2014年製作の映画)

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まったくもって意味不明。途中で睡魔に襲われて、そのまま見直す気にもなれずに断念。ネットでは絶賛している人も多いけど、これの一体どこが良いの???

ロリータ(1961年製作の映画)

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リメイク版のラストが解せなくて、原作を読んで確認しようと思ったのだが、こちらのオリジナル版でも同じだったから、原作も多分そうなのだろう。 ▼だとしたら、主人公にとっては二重にショックだったに違いない。>>続きを読む

ロリータ(1997年製作の映画)

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昨日読んだ丸谷才一の小説に原作を書いたナボコフのことが出ていて、彼についてネットで調べてみたところ、この映画に行き着いた。これも何かの縁だろうってんで、早速観てみたのである。▼読書家・松岡正剛によれば>>続きを読む

キリング・ミー・ソフトリー(2002年製作の映画)

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相手の過去なんて、そんなに知りたいかね。大事なのは今と、これから共にする未来でしょ!往々にして過去をほじくり返したところで、ロクなことにならないのだ。時計の針は戻せないのだから。▼相手の充実して楽しそ>>続きを読む

ドン・ジョン(2013年製作の映画)

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男の求めるものと女の求めるそれは微妙に違っていて、どちらが正解ってこともない。だが、違っているように見えても、自分に従順であることを求めているという意味においては同じなのだ。▼恋愛の初期は、相手に譲歩>>続きを読む

パーソナル・ショッパー(2016年製作の映画)

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だよね、気のせいだったんだ──ってならないでしょ、フツー。だったら、答えたお前は何なのだ?だから、それも気のせいってことになって…。ああ、そういうこと?▼生きていると気になり出したら、そのことが頭から>>続きを読む

愛のめぐりあい(1995年製作の映画)

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はて?4部構成のオムニバスとあるが、もっと沢山あったような気がしたけど…、まあ良いか。何れにしても、気に入ったのは冒頭の話だ。▼この短い話の中に全ての男女の愛が凝縮されているようで好かった。かくも想い>>続きを読む

ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)

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ラストは善行が幸運を呼ぶということかな。好い人たちばかりで、本当に良かった。だが本当にこれで良かったのだろうか、とあまのじゃくな私は考えてしまう。▼物語の最初の方でニュースキャスターが伝えていた通り、>>続きを読む

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