jajaさんの映画レビュー・感想・評価

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復讐のセクレタリー(2015年製作の映画)

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彼女はレオを死んだ実子のセバスチャンの生まれ変わりだと考えたのだろうか? レオとの二人だけの暮らしを夢見て、周りの邪魔な人間を殺したのだろうか、それとも最初からセバスチャン殺しの復讐のために彼ら一家に>>続きを読む

ベロニカとの記憶(2015年製作の映画)

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なるほど、そういうことか──、そう理解できたのはネットでの解説を読んだからだ。つまり、映画を観ただけでは「???」という状態だったのだ。▼えーと、ベロニカはエイドリアンのお姉さんで、死んだのは母親のセ>>続きを読む

小さな嘘(2009年製作の映画)

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子供は正直で嘘をつかない、なんていうのは大人のそうあってほしいという願望に過ぎない。昔、「太陽に吠えろ」という刑事ドラマで山村刑事(山さん!)は「子供は大人の縮小版だ。嘘だって平気でつく」と喝破したも>>続きを読む

あるスキャンダルの覚え書き(2006年製作の映画)

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シーバも病んでいたが、バーバラはもっと病んでました、って映画だ。二人とも「電車とホームの間の隙間」みたいなものを心に抱えて生きている。▼その点では多くの現代人も同じだろう。だから、誰だってシーバになり>>続きを読む

なんだかおかしな物語/ボクの人生を変えた5日間(2010年製作の映画)

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映画の力って、今更ながら凄いなあと思った次第。昔、スティーヴ・マックウィーンの「パピヨン」という映画を観て暫く間、人生が悲観的に思えてならなかった時を思い出した。▼精神的に不安定な十代の少年を描くこの>>続きを読む

ジャック・サマースビー(1993年製作の映画)

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彼はなぜ殺人の濡れ衣を負わされてもなお、ジャック・サマースビーのままでいたかったのか? ジャックの名を通せば、絞首刑は免れないというのに。▼確かに、彼が帰還してからジャックの名で約束したり契約したりし>>続きを読む

ライフ・オブ・クライム(2013年製作の映画)

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男は「詳細は決めていない。フレキシブルにやろうぜ」と言った。それはある意味、賢い考えだ。なぜなら、綿密に計画を練っても実際は物事がその通りに進むことはありえないからだ。いつだって不測の事態は発生する。>>続きを読む

甘き人生(2016年製作の映画)

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なぜ、少年の母親は自殺することを選んだのか? 重病を苦にと新聞記事にはあったが、あれほど少年を愛していたのだから、病が苦しいからと自ら死を選ぶとは思えない。▼そうか、癌に侵され死にゆく自分を少年に見せ>>続きを読む

天使が消えた街(2014年製作の映画)

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イタリアでこんな事件が実際にあったことは、我々日本人はほとんど知らない。どうやら、事件の真相は今もって分からないようだ。▼劇中に主人公トーマスが言ったように「誰が犯人であるかは重要ではない」のだろう。>>続きを読む

ある過去の行方(2013年製作の映画)

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「別離」の時もそう思ったのだが、何本もの糸が複雑に絡まったような映画を撮る監督だ。そしてそれは今回もおそらく誰のせいでもないし、誰も悪くもない。悪人はいないのだ。▼離婚と再婚、妊娠、嫉妬、未練、病気、>>続きを読む

眠れる美女(2012年製作の映画)

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観ている途中で悪い予感がしてきた。これって、最後までオチを付けずに、お前が考えろって映画かなと。▼そして、その予感は見事に当たる。考えろって言われたからには、考えてみましょうとも。▼尊厳死について言え>>続きを読む

ザ・ウォール(2017年製作の映画)

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登場人物はほぼアイザック一人と言って良いだろう。最初はもう一人、相棒のマシューズもいたが、彼はすぐにイラクの伝説の狙撃手ジューバに撃たれてしまう。▼その後は見えないジューバから狙われ続けて、石を積んだ>>続きを読む

リトル・チルドレン(2006年製作の映画)

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完璧すぎる妻に負い目を感じるブラッド、心の通わない夫や娘を持つサラ、未成年への性犯罪で服役していたロニーはもちろん、少年を誤射により死なせてしまったラリー。▼いったい何を言いたいのだと食ってかかりたく>>続きを読む

アフターマス(2016年製作の映画)

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昔、アメリカに行くときに知人から「向こうで交通事故を起こしても決して謝ってはいけない」と言われた。謝ると非を認めたことになっていくら請求されるか分からないからと。奇妙な国だと思った。非があるかどうかで>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

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やっとこういう映画が出てきたかという思いである。▼というのは、女性だったり、老人だったりが(本人たちは老人のつもりはないかもしれないが)、若くて屈強な男たちを敵に回して派手なアクションや格闘シーンを繰>>続きを読む

ロング,ロングバケーション(2017年製作の映画)

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世の中の年老いた夫婦はこれをどう観るのだろうか?多くの夫婦はありえないことだと笑うのだろう。妻が今も生きていたら私もそう思うのかもしれない。50年も連れ添ったのなら、今更愛もへったくれもなかろうと。▼>>続きを読む

聖杯たちの騎士(2015年製作の映画)

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水と緑と太陽と──。まるで20世紀の住宅地開発のキャッチフレーズを思い出させるような、あいかわらず類い稀な映像美でみせるテレンス・マリックの作品だ。▼そこに都会的でハイセンスな建築物とケイト・ブランシ>>続きを読む

アサイラム/閉鎖病棟(2005年製作の映画)

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エドガーは確かに病んでいる。だが、シュークスピアのオセロよろしく彼の猜疑心や嫉妬心を誰が異常だと決め付けられるだろうか。▼ステラだって病んでいる。だが満ち足りた生活の中で彼女の満たされない気持ちは現代>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

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これはなかなか他にみられない。オリジナリティがある。▼オープニングのグロテスクとも思える心臓が鼓動する映像はともかく、しばらく経っても穏やかな会話をよそにどこか不安な心持ち、不穏な空気が漂う。少し引い>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

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お安い恋愛ドラマかと思っていたが違った。なるほど、これはまさしく愛である。▼愛とはすべての悲しみを受け入れる優しさであり、すべての苦しみに立ち向かう勇気である。宮沢りえ演じる主人公の双葉はまさしくそれ>>続きを読む

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

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人は自分を守る時に、愛する人を守る時に嘘をつく。嘘は真実の影、嘘は人の心そのものだから──なんてセリフに知らぬ間に涙が頬を流れていたわ。どうしたら、こんな物語が思いつけるのだろう。毎度のことながら、原>>続きを読む

プラネタリウム(2016年製作の映画)

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ナタリー・ポートマン好きなので、彼女を観ているだけで飽きはしなかったけれど…。うーん、よくわからなかった、というのが素直な感想だ。▼なぜ、コルベンは降霊術にこだわったのか?恐らくそれは彼の国籍問題──>>続きを読む

ハッピーエンド(2017年製作の映画)

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ここでは老いも若きも、男も女も皆それぞれに苦悩を抱えている。彼らは裕福だ。成功者の一族なのだろう。それでもだ。とりわけ年老いた家長ジョルジュのそれと、孫娘エヴのそれは根深い。▼彼女は13歳にして人間の>>続きを読む

エンド・オブ・トンネル(2016年製作の映画)

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ウォッチリストに入れたまま半年以上過ぎていたが、これが観てみると意外にも面白かったのである。まず筋書きとしてよくできている。▼最近のこの手の映画は複雑すぎてセリフ一つ聞き漏らしただけでわからなくなって>>続きを読む

ファインド・アウト(2012年製作の映画)

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ジャケットからどうせ安直な女スパイものだろうと思っていたのだが、そうではないと見始めてすぐにわかった。とはいえ、いずれよくある話ではないか、真実を訴えているのに、ビョーキだと思われて相手にされないなん>>続きを読む

ことの終わり(1999年製作の映画)

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それまで信仰がなかったにもかかわらず、神に祈ったことで死んだはずの愛する男が生き返った。そう信じる女は以来、神の存在を確信し、愛する対象を男から神へと移す。そうした女の態度に、そしてそのまま死んでいっ>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

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クリント・イーストウッド監督にしては、物語が動き出すまでが遅い。だが実話の再現ともなれば、サイドストーリーに癪を取るのもやむを得ないところだろう。▼誰もがヒーローになりうる。彼らは何処にでいる仲良し三>>続きを読む

チェンジング・レーン(2002年製作の映画)

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現代に生きる一体誰が、キャビンやドイルを責められるだろうか。巨悪を働くスティーヴンやウォルターほどではないにしろ、皆が自分ファーストであらんとする。▼現代社会では少しでもずる賢く生きることが要求される>>続きを読む

アフター・ウェディング(2006年製作の映画)

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いろんな登場人物のいろんな人生が絡み合って──、この映画は誰に自分を重ねて観れば良いのか。▼最初は当然、主人公ヤコブの立場になって観ていた。それが途中で20年前にヤコブと別れたヘレナの人生に、あるいは>>続きを読む

セリーナ 炎の女(2014年製作の映画)

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大好きな監督スサンネ・ビアの最新作は時代モノ。今回も堪能した。▼さて、現れては消えるクーガーは、セリーナが追い求めてやまなかった幸せのメタファーだろうか。いや違う。幸せを手に入れるためには手段を選ばな>>続きを読む

ファルコーネ マフィア大捜査線(2000年製作の映画)

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仕事を全うすれば、その先にあるのは死であることを彼らは最初からわかっていた。わかっていて着任したのだ。そしてラストではあたかも既定の事実であったかのようにごく当たり前に殺される。▼ファルコーネを称賛す>>続きを読む

もういない(2012年製作の映画)

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娘を殺され、犯人も見つからない──、そのやり場のない悲しみや怒りを周りにぶちまける。どうにもならない法律や制度に楯突いたり、怒りで家族や隣人にまで不愉快な思いをさせたり。▼そんなことをしたところで良い>>続きを読む

グランド・セントラル(2013年製作の映画)

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フランスはたしか発電量の大半を原子力に頼る原発大国のはずだ。▼エンディング・ロールで流れる、いつ振り落とされるともしれぬロデオの男。鞍上で必死にしがみつく彼はこの国の姿を象徴しているのだろうか。いや、>>続きを読む

ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007年製作の映画)

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正義の定義は人ぞれぞれに異なる。だとしても、何が正義かを改めて考えさせられる内容だ。▼警察権のないパトリックが小児性愛の変質者を撃ち殺した時に、まずそれを考えさせられた。だがそれで終わることなくラスト>>続きを読む

毛皮のエロス ダイアン・アーバス 幻想のポートレート(2006年製作の映画)

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全くわからなかった。冒頭と最後のヌーディストクラブの意味もわからなければ、隣人ライオネルとその仲間たちの存在も何を意味していたのか…。▼発端となった配管に詰まっていた抜け毛は、アランとの生活の中でダイ>>続きを読む

囚われ人 パラワン島観光客21人誘拐事件(2012年製作の映画)

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いつ果てるともしれないジャングルでの虜囚生活。その閉塞感と切迫感は確実に伝わったが、ストーリーのない展開に映画としてはいささか退屈でもあった。ラストのメッセージに対する答えを私は知らない。問題が複雑す>>続きを読む

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