jajaさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

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リメンバー・ミー(2010年製作の映画)

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ラストに何があったのか分からず、ネットで調べてやっと理解した次第だ。みんなすごいなぁ、どうして分かるの?伏線って、あったっけ?▼これが、日本が舞台で2011年3月11日の出来事だってんなら、分かるけど>>続きを読む

エレナの惑い(2011年製作の映画)

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二週連続でこの監督の映画。先週観た「ヴェラの祈り」と「裁かれるのは善人のみ」では最低最悪の気分にさせられたので(映画の出来が悪いという意味ではない)、これも最初から心して観たのだが、これはそれほどでは>>続きを読む

アンフォゲッタブル(2017年製作の映画)

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アメリカ人というのは、いくら相手に非があったとしても、自分が人を殺めたことに苛まれないのだろうか。ましてや、それは愛する人の娘の実母なのだ。▼そんなことはつゆほども考えず、災いを取り払って自分たちはも>>続きを読む

ヒドゥン・フェイス(2011年製作の映画)

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いやいや、これはなかなかの掘り出し物と言って良いだろう。ストーリーといい、設定といい、オリジナリティがある。▼モテ男に関わる二人の美女。最初はファビアナ、可愛いなぁ。マジ、タイプだわなんて思って観てい>>続きを読む

残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

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正月早々にホラーを観る。我ながらなんと悪趣味!しかしながら、期待した恐怖は得られなかった。映像も音響も今ひとつパンチ不足というのが、一緒に観た娘との共通見解だ。▼一つにはストーリーの失敗がある。途中で>>続きを読む

秘密の花園(1993年製作の映画)

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スポイルという言葉がある。彼はスポイルされている──というように使う。最近までこの言葉を私は単に損なわれるというように認識していた。だが本当は、「甘やかされてダメにする」という意味らしい。まさにこのコ>>続きを読む

ホテルコパン(2014年製作の映画)

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色んな人間の人生模様が交錯するホテル。もちろん、全員ワケありで当然だ。▼人間、生きてりゃ一つくらいは良いことある──。確かにね。一つどころじゃない。私の人生も数えきれないほどの良いことがあったように思>>続きを読む

アルマゲドン(1998年製作の映画)

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多分これが、最も多く観ている映画だと思う。DVDも持っているし、そのうえTVでやるたびに必ず観てしまうから、間違いない。要するに好きなのだ。そうなんです。白状します。▼このコテコテのハリウッド仕様、単>>続きを読む

ヴィオレッタ(2011年製作の映画)

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社会と猥褻、母親と娘、愛情と憎悪──。それらはいつの時代でも対立しながらも渾然一体となる。あるいは微妙なバランスを保っている。「超えてはならない一線」を超えない限りにおいて。▼母親アンナの倒錯した芸術>>続きを読む

プロヴァンスの贈りもの(2006年製作の映画)

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マックスは名うてのデイトレーダー。ルール無視で敵も多い。この男がやがては叔父の思い出とともに人間らしい心を取り戻してこの地に住み着く。ついでに最愛の女性にも出会っちゃう。▼そんなストーリーであろうこと>>続きを読む

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

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実話に基づいたよくある感動話か──。そうタカをくくって観始めたのだが、実際の映像(それらの多くはあの時ニュースなどで観た覚えがある)をそこかしこに入れることで、リアリティーが半端ない。▼たしかに「悪に>>続きを読む

遥か群衆を離れて(2015年製作の映画)

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女性が男の見た目や、その男に対する他人の評価や、資産の多寡などのスペックに惑わされるのは仕方がない。それは男だって多かれ少なかれ同じだから。▼でも誰が貴方を本当に幸せにしてくれるのかを見極める目は持っ>>続きを読む

君だってかわいくないよ(2015年製作の映画)

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原題は「あんたはあまりにブサイク」。どちらかといえば、ウィルよりステーシーの方がそう思えた。▼主人公の少女は可愛くなくてはならない──。宮崎駿はそう言ったらしい。うちのバカ娘から聞いた話だから本当かど>>続きを読む

TAXI NY(2004年製作の映画)

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リュック・ベッソンは、「レオン」にせよ「ニキータ」、「ジャンヌ・ダルク」にせよ、か弱い女子を輝かせるのがうまい。▼その意味では主人公に女子を起用したところは、オリジナルよりこのハリウッド・リメイク版の>>続きを読む

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

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安定した面白さはあるものの、こうして感想を書こうとすると困ってしまう。多分、いつもの焼き直しの域を出ず、新しさを感じられなかったからだろう。▼まずは良かった点から、観ていて自分が食べられそうな場面では>>続きを読む

イーグル・アイ(2008年製作の映画)

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記録によると7年前に観たことがあるらしいが、全く思い出せなかった。当時のコメントをみると、「荒唐無稽すぎ」とある。今回の感想は「近い将来、十分あり得る」だ。▼全てのものがネットに繋がるIoTの世界は、>>続きを読む

オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

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村上春樹は「他人のことを十全に理解することは本当に難しいことだ」とある小説に書いた。佐藤優はそれを「文化の拘束性」という言葉で説明した。▼つまり、生まれた場所も育った環境も違う人間同士が理解し合えるな>>続きを読む

午後8時の訪問者(2016年製作の映画)

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ったく、この邦題とジャケットは何なのだ。何で、これをサスペンスと思わせる必要があるのだろう?これは実にフランス映画らしい、人間の欲望と尊厳を問う上質なドラマではないか。▼サスペンスを期待して観る人にも>>続きを読む

わたしを離さないで(2010年製作の映画)

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途中で彼らと私達のどこが違うのか、実は一緒ではないかと思い始めた。私達 も生きているうちは、他人に何かを提供することで社会に貢献しているのだ。▼彼らのように生きている時間が短ければ、提供される側になる>>続きを読む

淵に立つ(2016年製作の映画)

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八坂は本当に懺悔の日々を送っているのか、そう思いながら前半を観ていた。ここまで無私になって人に優しくなれるのなら、彼が犯した罪もあながち意味のないことではなかったのでは。▼この奥さんと同じように、そこ>>続きを読む

エンド・オブ・ホワイトハウス(2013年製作の映画)

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これがTV放映されたのが、安保関連法案が成立した翌日であることは偶然だろうか。観ていて二つのことを考えさせられた。▼一つは、劇中で下院議長が同盟国へ連絡を指示した時に、日本の名がなかったこと。日本海か>>続きを読む

キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)

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ネットでの評判の悪さにびっくりしている。たしかに、派手な銃撃戦やアクションは無い。だが、トム・ハンクスの好演もあって、緊迫感が半端ない。▼船長としての資質を問う声も目立つが、むしろあそこまでやったら最>>続きを読む

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

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意欲的で挑戦的な作品であることは認める。だが、こうして感想を書こうとすると、はたと困ってしまう。▼劇中ずっと流れるドラム音も好いし、カメラワークもいけてる。若い頃に名声を得た者のその後の人生というテー>>続きを読む

ディバイナー 戦禍に光を求めて(2014年製作の映画)

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観始めてから気づいたが、前に観たことがあった。当時の感想はこうだ。▼戦争にまつわる映画を観るたびに、何で人間はこんな愚かな行為を太古の昔から繰り返しているのだろうと思う。問題解決を暴力に訴えるなどとい>>続きを読む

マージン・コール(2011年製作の映画)

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リーマンショック前夜を生々しく描いた作品。ウォール街のバーチャルな世界なので、我々の生活と無関係のように見えるが、実は我々は既にこの世界に絡めとられている。▼気付かぬうちにバーチャルが肥大化して、コン>>続きを読む

オール・アバウト・マイ・マザー(1999年製作の映画)

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臓器移植と芝居とオカマが渾然一体となってしまって、人間関係がよく分からなかった(苦笑)。▼要するに、17歳の息子を交通事故で亡くした母マヌエラが、別れた旦那に息子の父親への想いを伝えにいく話しで、オカ>>続きを読む

そんな彼なら捨てちゃえば?(2009年製作の映画)

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この手の映画を楽しむには、いささか歳を取り過ぎたようだ。▼所詮恋愛など、一時的な感情に過ぎないことを骨身に沁みて分かっているからだろうか。近い将来、子供達が巣立っていけば、寂しさから女性を好きになるこ>>続きを読む

Mr.&Mrs. スミス(2005年製作の映画)

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普通分かるでしょう、有り得ないでしょうというツッコミを入れたくなるが、冒頭とエンディングに夫婦してカウンセリングを受けるというシーンを入れることで、そもそもがコメディなんだからとさりげなく釘を刺す。▼>>続きを読む

イングリッシュ・ペイシェント(1996年製作の映画)

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破滅的な恋愛は破滅的な結果を齎す。当然といえば当然だが、なぜか人はこれにハマってしまう。多分、非日常で味わう刺激や不徳に対するスリルがそれを加速させるのだ。▼だが、現実の世界は破滅するところまでは滅多>>続きを読む

花とアリス(2004年製作の映画)

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およそ10年ぶりに再鑑賞することになったわけだが、観る前は最後のパンチラしか憶えていなかった。観終わった今、率直に感想を言えば、改めて岩井俊二の才能を見直した次第だ。▼断っておくが、私は10代の女の子>>続きを読む

メランコリア(2011年製作の映画)

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久しぶりに超意味不明の映画を観た。これはいつ以来かと調べてみたら、「アンチクライスト」以来だった。そして、何となんと同じ監督(ラース・フォン・トリアー)だったことも分かった。▼あの「イディオッツ」もか>>続きを読む

マジカル・ガール(2014年製作の映画)

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なんと評したら良いのだろう。シュール?確かにシュールといえばシュールなのだが、シュールが一回りして、かえってリアリティが増しているようにも感じる不思議な映画だ。ジャケットやキャッチコピーに惑わされては>>続きを読む

フランス、幸せのメソッド(2011年製作の映画)

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水と油ほども違う人生観を持つ二人が次第に心を通わせるようになる──が、所詮は価値観の異なる二人。理解し合うことは無い。▼私はと言えば、ステファン派に属する人間だと思う。愛とか心とかという当てにならない>>続きを読む

バンテージ・ポイント(2008年製作の映画)

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国際サミットが開かれているスペインでの爆弾テロと米国大統領の暗殺を巡るサスペンス・アクション。▼こう書くとありきたりな映画に聞こえるだろうが、一連の事象を様々な登場人物のそれぞれの視点で、行きつ戻りつ>>続きを読む

ボーン・レガシー(2012年製作の映画)

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所詮はスピンアウト作品だと馬鹿にするなかれ。シリーズのシナリオの面白さやテンポの好さをそのまま引き継いだ良作だ。▼ジェレミー・レナー扮するアーロン・クロスもジェイソン・ボーンに負けず劣らずの無敵ぶり。>>続きを読む

ペコロスの母に会いに行く(2013年製作の映画)

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私はリタイア後の生活にまったく展望が見えない。仕事人間というわけではないから、仕事を続けたいとは思わない。だがだからといって、仕事をしない自分が、毎日何で時間を潰せば良いのか、皆目見当つかないのである>>続きを読む