晴海通りさんの映画レビュー・感想・評価

晴海通り

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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

若き主演2人の美しさに見惚れる。しかしそこから始まるナイトメア。都市に潜む罠。今もきっと似たようなことがどこかで起きている。

クライマックスがちょっと駆け足だったかな。上京したての女の子は気をつけま
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シティーハンター(2024年製作の映画)

4.1

いやーー冴羽獠がいましたよ!!原作ファンとかじゃなく子供の頃にTVアニメを見てただけですけど、いやでも“もっこりリョウちゃん”でした(笑)2024年の最適解という気がする。何より鈴木亮平のアクションが>>続きを読む

世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)

3.7

オーディションで選ばれた世にも美しき15歳の少年。ヴィスコンティ翁でなくとも、彼の美しさには目を見張るだろう。ヴィスコンティから守られながら無事に終えた『ヴェニスに死す』の撮影。

しかしその直後彼の
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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.8

トラン監督は何を描きたかったのかなぁ。美食家ドダン氏と、そのパートナーであり彼のレシピを具現化する料理人のユージニー。結婚こそしていないが2人は互いを必要としあう関係。皆に結婚を明かす場面はまるでルノ>>続きを読む

マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

-

途中脱落。マット・ボマーの寂しげに透き通る眼差しはよかった。音楽映画なのにつかみの高揚がない。だから主演と監督を兼ねちゃダメなんですよ。

コンペティション(2021年製作の映画)

3.0

名優病俳優と筋肉脳俳優のエベレストの如き自我を、あれやこれやの手で粉砕していくペネロペ。爆発ヘアでも相変わらず暴力的に美しく、めんどくさいジジイ俳優2人を翻弄する。『コンペティション』とは3人の意地の>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.7

珍しく吹替で鑑賞。仕事しながらだと流し見できて良いことに気付く(すいません)。

すいませんついでに言うと、最近黒人がメインキャストの映画が増えてきたなぁと感じつつも、やはり彼らの辛さや苦しさがメイン
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

3.8

エンディング曲が沁みる。打開点が見つかってよかった。TARの前哨戦ぽい。やっぱビリクラかっけー。

酔いどれ天使(1948年製作の映画)

3.8

セリフが…聞き取れない…(笑)

朝ドラ『ブギウギ』のモデル笠置シヅ子の歌唱シーンがあると知り、前から気になってたので鑑賞。これが戦後3年で撮られたということに驚く。当たり前だがみな戦争経験者なのだな
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泣き虫しょったんの奇跡(2018年製作の映画)

3.7

小林薫が「ちょいと一杯、行きませんか」と言うから深夜食堂に連れて行かれるかと思った(笑)

豪華キャストなのにレビュー数が少ないのは新井氏の影響か?永山氏も出てるので今やもうなんかどうでもいいですねそ
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サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

3.5

ウディ・アレン待ってた民で7割がた埋まった劇場。そりゃそうだ、本作は2020年に公開されてたのだから。4年待ちましたよ。

あらすじも設定もいつもながら既視感たっぷり(笑)でもね、これはあの騒動で全て
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プラド美術館 驚異のコレクション(2019年製作の映画)

3.8

お正月、テレビのバラエティはスカスカだけどやることもないなという時に鑑賞。ぴったりでした(笑)

いやでもジェレミー・アイアンズの顔出しナビゲートも良く、何よりスペインの歴史を具に記録してきた絵画たち
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.7

インディーズっぽい雰囲気。不思議系映画にカテゴライズされそうだが、色々見てきた今では(もっと訳わからん映画はたくさんあったw)そんなことはもはやどうでもよい。でも1987年でこれはなかなか勇気あるよう>>続きを読む

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.5

つらい話である。あのころのワイドショーはずっとこの1件を取り上げてた気がする。なので、マーゴットが銀盤の上で泣き出すシーンは既視感たっぷりで懐かしさすら覚えた。ちょうど日本でも伊藤みどり選手が活躍し、>>続きを読む

ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.6

主演女優が宮本信子さんに似てるもんで、すぐさま脳内で舞台が日本に置き換わり『東京で家政婦してたら思わぬ大金が入り、京都の老舗呉服屋さんに駆け込んだらイケズされて、なんか元貴族に見染められたけどしっかり>>続きを読む

チャーリーズ・エンジェル(2000年製作の映画)

3.4

1週間お疲れ様でした。何も考えたくない年末押し迫る金曜の夜。ピチピチお姉さんだった(古いね)キャメロンとドリューとルーシーで思考停止モード。しかしエセアジアン・ジャパニーズテイストが古すぎて、もはやこ>>続きを読む

ヨコハマメリー(2005年製作の映画)

4.2

住みたい街ランキングの上位に常にランクインする横浜の、本来の顔が見えます。みなとみらいエリアのキラキラしか知らない人には想像もつかないでしょう。明治の開港、戦後の進駐軍…そこには外国の匂いが良くも悪く>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.7

「明日死ぬかのように生きろ(&永遠に生きるかのように学べ)」とはよく言いますが、死が遠くにあると思っている人間にはなかなか難しいものです。

きっとこの映画の登場人物たちのように、私もいたく感銘を受け
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キューブリックに魅せられた男(2017年製作の映画)

3.9

なんという人生。しかしエンディングの彼の表情の眩しさよ。自分の人生に満足で幸せだったと言い切れる人が、果たしてどれだけいるだろうか。

巨匠キューブリックの文字通り手足となり、身を粉にして(こんな月並
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クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

2.9

大河の主演2人をメインに擁して、坂本氏が脚本で、、、なんだこのもったいない感じ!(笑)殺人事件と2人の恋愛要素が全然関係なくて(『スイッチ』はそのへんうまかった)、やや唖然とする展開。さすがに中盤から>>続きを読む

アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

3.5

愛の反対は無関心だという。それもあるかもしれないが、私は孤独でもあると思う。“千年の孤独”という焼酎がありますが(笑)、永遠を生きなくてはいけないジン(ジーニー)と有限の命を抱えた私たちの孤独の重さは>>続きを読む

私がやりました(2023年製作の映画)

4.2

お涙頂戴作品では全くないのに、幕切れの鮮やかさに涙が出ました。映画愛・舞台愛など諸々がたっぷり溢れながら、それをしっかりエンタメに昇華して素晴らしかった。すごかったです。このスピード、この熟練。是非体>>続きを読む

スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

3.8

歴史上の亡妃としか分かち合えない、死にたいほどの孤独から身をかわすように踊る。

彼女が離婚を決めたクリスマス。神経質なまでに美しいクリステン・ダイアナ。その研ぎ澄まされた横顔がスクリーンに大写しにな
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.5

何もしたくない連休最終日の夜、日本の半分が日本シリーズ最終戦を見ているだろう日に鑑賞。

そりゃ得るものはないかもしれません。頑張ったらこれくらいのストーリーは私でも書けるんじゃないか?(笑)くらいの
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女は二度生まれる(1961年製作の映画)

3.5

うわー上高地行きのバス!!当時からめっちゃ混んでる!!(笑)

遊び人の“パパさん”、真面目で1番いい男そうだったリリー・フランキーじゃなくてフランキー堺、神様みたいだったけどケチだった“父さん”、イ
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ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

3.5

岡田将生のインスタにやられ()、シリーズ全く見てないのに鑑賞しましたが、何か?(笑)。ということで面白かったです。マジで色んな言語が飛び交ってインターナショナルでした。安藤さくらのシャドーボクシングが>>続きを読む

マーメイド・イン・パリ(2020年製作の映画)

3.6

惹かれ合う男女、しかしそもそも人間と人魚で結ばれるはずはなく、かたや恋心を失った男と男を故意に恋させ命を奪う女。結ばれてはいけない。でも美男美女、数日一緒にいれば情が通う。迫るタイムリミット。彼女に恋>>続きを読む

ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

4.0

こっいーのーなやーみー知る〜キィみぃはぁ〜♪ということで下の句から2年?、カーディガンでも隠せないくらいマッケンのガタイが良くなってましたが(笑)創部メンバーはあゞ高校3年生=卒業目前ということで新キ>>続きを読む

ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

3.7

2日連続で前作から鑑賞…ってことは面白かったんですね。ちょいちょい泣かされましたし。仲間との絆!青春!恋愛要素があんまりない(あくまでさわやかな範囲)のが個人的にはよい。しかし野村くん、すずちゃん可愛>>続きを読む

ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

3.4

2016年の真剣佑が天使すぎた。いやすずちゃんもだけど(笑)さわやかスポ根青春ドラマですね。下の句は松岡茉優が出るようなのでそちらも期待。

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.6

オシャレ系映画、かな。新しいとか古いとかなく、ちょうどいい感じ。エロもグロもないのでカフェとかで流れてるといいかも。ロベルト・ベニーニが若くてうるさかった(笑)

355(2022年製作の映画)

3.8

戦う女は美しい。戦いながらも愛する存在をケアする。そこが弱みになってしまったりもするが、お互いをケアしながらまた闘いに向かう。まぁ戦ってるのはまたよく分からないデバイスについてなんだけど…(笑)まぁ仕>>続きを読む

恋は邪魔者(2003年製作の映画)

3.4

なんかあったなーこれ、もう20年前ですか。いま見ると短いのにテンポ遅め。もっとBGMあげてスピーディに展開しても。ギラギラ・スーパーモテ男のユアン・マクレガーが見られます。前半でやたら脱ぐユアン。20>>続きを読む

25年目のキス(1999年製作の映画)

3.5

友人に勧められてたのにずっと果たせず、25年越しで鑑賞。ミレニアムなファッションが一周回って逆に新鮮な1999年の映画。しかしやっぱりわからないアメリカのプロム文化(笑)ハロウィンにしか見えないのだが>>続きを読む

雪之丞変化(1963年製作の映画)

3.4

キャストが豪華。と言いながらリアルタイムで知っている世代ではないので、雪之丞が闇太郎と二役だったことに最後まで気づかなかった(^^;;

若尾文子の美しさってほんと奇跡的ですね。神様が精緻に作り上げた
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Wの悲劇(1984年製作の映画)

3.7

大女優役の三田佳子、初々しさを残しながらも演技の幅を広げつつあるのを感じる薬師丸ひろ子。『Wの悲劇』に込められた意味。

三田佳子が良すぎました。スクリーンを支配する存在感。周りを巻き込む陶酔。高飛車
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