ヤマダさんの映画レビュー・感想・評価

ヤマダ

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人間の心を持ったパワフルな男

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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.3

なんと美しい映画だろうか。
物語の良さもさる事ながら素晴らしいのは、キュアロンらしいこだわり抜かれた映像と音響演出。凄まじい完成度である。始めと終わりを除いたほとんどがパンで撮られているが、計算し尽く
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ウルトラ・ヴィクセン(1979年製作の映画)

3.0

巨乳狂いの癖にその巨乳を全くエロス的に撮らない(撮れない?)ラス・メイヤー。本作に映るお乳もほとんどがゴム球の様に見える。ラス・メイヤーはそういう乳が好きなのか…。
ファックに狂う村の設定から「クソが
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レザーフェイス―悪魔のいけにえ(2017年製作の映画)

2.0

「悪魔のいけにえ」の新作が出る事は喜ばしい事だが、格好良かったり綺麗だったりするレザーフェイスはレザーフェイスでは無い。
マイケル・ベイ製や、飛び出す〜のレザーフェイスはまだ良かった。

ブラック・ミラー: バンダースナッチ(2018年製作の映画)

3.8

PCでは馴染みある、最近では家庭用ゲーム業界で盛り上がりを見せるインタラクティブ ストーリーを映像作品でやろうというもので、それ自体本作が初めてという訳ではないが、システム面以外でのインタラクティブ >>続きを読む

アメリカの影(1959年製作の映画)

3.5

初カサヴェテス。
突き放す様な雑な編集だが、即興演出によって作り出された映画全体の良くも悪くも、な緊迫感や生々しさとの調和がとれている、様な気もする。
まさにアメリカの影、といえる当時の社会不安が受け
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ウォークラフト(2016年製作の映画)

1.0

ダンカン・ジョーンズは本当にこれを撮ったのか。未だに信じられない。
ブリザードは本件について、あの悪名高きウーヴェ・ボルのラブコールに対し辛辣な言葉を載せて断固としての拒否を示したそうだが、出来上がっ
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バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.0

設定の何から何まで「あの」映画に似通っているが、こちらは良かった。妊娠という出来事を事が起きる前に設定しただけでも好感が持てる。サンドラ・ブロックの力強い演技が素晴らしい。分かりにくい、説明不足と捉え>>続きを読む

タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

3.5

監督ジェイソン・ライトマン、脚本ディアブロ・コディ、主演シャーリーズ・セロン、のチームは「ヤング アダルト」以来だが、この3人が揃うと相変わらず手堅く、強い。

レイクビュー・テラス 危険な隣人(2008年製作の映画)

2.5

言葉遣いに厳しいサミュエル・L・ジャクソン、という「お前に言われたく無い」案件。

ドッグ・イート・ドッグ(2016年製作の映画)

3.0

基本的にはタランティーノにかなり寄せた造りだが、要所要所で明らかにレフン的な見せ方にしている所がある。暴力を「クール」に観せる監督達のテイストをあえて取り入れながらも、本作がそれを以って観せる内容はそ>>続きを読む

キリング・ガンサー(2017年製作の映画)

2.5

超雑なCG合成、絵的な整合性など取るつもりも微塵も無い程の緩い作りで酷い有様なのだが、ある種意図的にやっているようで、タラン・キラムお得意の勢いもあってか低い出来ながらそれなりに楽しんで観れる。
が、
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モーグリ: ジャングルの伝説(2018年製作の映画)

2.8

ディズニー、ジョン・ファヴロー版「ジャングル・ブック」が動物達を可能な限り、極めて現実的に作り上げたのに対し、このアンディ・サーキス版は動物達の表情が非常に人間的であることが特徴的だ。特に目の辺りが完>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.6

現代西部劇の作り手、テイラー・シェリダンによるフロンティア三部作の締めの大傑作。
1作目の「ボーダーライン」と重なる部分が多いが、「その地のルール」の受け入れ方が本作は対称的であることが面白い。
シン
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アイム・ノット・シリアルキラー(2016年製作の映画)

2.5

観終わるとタイトルである「I Am Not a Serial Killer」が意味するものが味わい深く感じ、物語のその部分にのみ焦点を当てると、悪くないと思える。
社会病質者が複雑な家庭環境下にいなが
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バスターのバラード(2018年製作の映画)

4.8

コーエン兄弟による6つの章立てからなるオムニバス。
西部が舞台であるという共通項はありながら、1つ1つの話の様相は異なる。が、各章が軒並みコーエン兄弟らしいアイロニカルな仕上がりの傑作であり、これには
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来る(2018年製作の映画)

3.0

原作から映画用に改変された箇所は、正直な所全てが上手くいっていない。映画そのもののテーマも含めて。尺を割いた割にはその辺の諸々は原作よりも浅い印象を受けた。
が、細かい事に目を瞑れば充分に面白い。エン
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.5

優れた映画である事に間違いは無いが、前評判程怖いか?と聞かれると…。
激しい音や勢いに頼らない静的な恐怖演出は良く出来ていて、息を呑む所も何度かはあったし、トニ・コレットの顔芸に人間離れした怖さを見た
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ヴェノム(2018年製作の映画)

4.0

前半までの質からは考えられない程の後半の物語進行の杜撰さには正直、困惑した。
明確にエディがヴェノムと同化する辺りからヴェノムを中心にそれまで丁寧に積み上げられていた話の構成が崩壊していくのが分かる。
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ルート225(2005年製作の映画)

3.0

多部未華子といえば、で真っ先に頭に浮かぶ作品。初めて多部未華子を見たのがこの映画だということもあるが…。
当時のまだ幼さが見えるが、内から滲み出る素朴さ、純粋さといった、彼女最大の魅力と確かな演技力は
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アポストル 復讐の掟(2018年製作の映画)

2.0

開始10分程は、まるでラヴクラフト作品の導入部のような雰囲気があってかなり高揚したが、そこから先はひたすらに退屈だった。
ダン・スティーブンスは常に表情に力を入れ過ぎで明らかに浮いている。気合を入れて
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ホールド・ザ・ダーク そこにある闇(2018年製作の映画)

3.8

待望のジェレミー・ソルニエ監督作。
その土地、そこに住まう人々、あるいは特定の人が持つ闇の物語。
難解さ極まるというか、解釈の余地はあれど明確な答えは一切描かれない作りなので、駄目な人には全く受け付け
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トレマーズ(1989年製作の映画)

3.5

ケヴィン・ベーコンとフレッド・ウォードの掛け合いがとても可愛らしい。グラボイズもどことなく可愛らしさがあり(続編ではそれが更に増すのでトレマーズはとてもファンシーでキュートなシリーズなのだ)それ故にこ>>続きを読む

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

1.0

この手の作品が近年増えてきた印象がある。
現実的なテーマを持たせておきながら最低限のリアリティも無視し、説得性を欠いた造りであると、目の前でいかに物語の展開が起きようがまるで共感も理解もできない。寓話
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バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート(2015年製作の映画)

2.0

知らずに見たものも含めて、マックス・ランディス作品は本作でほぼ全て見ているわけで、それでこう言うのも今更過ぎるが、この人の脚本は好きじゃない…。

失恋してヤケになるというよりは明らかに気が狂っている
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