マジでお話の出来は酷いんだけど、何故だかゲラゲラ笑ってしまった。
ジム内でのアクションはワンカット風を頑張っていたり鏡への映り込みに結構気を遣ったりと中々面白い事をしていると思う。
イーストウッドの様な渋み、深みが出てきたと評されたりもする最近のシュワルツェネッガー。彼が当初の予定通りこれをやれていたら、一体どうなっていただろうか…。観たかったなぁ。
ライアン・クーグラーがチャドウィック・ボーズマンに捧げた作品として観ると、「フルートベール駅で」にも感じられたような、「去ってしまった人」へのクーグラーの寄り添い方に、心動かされる。涙してしまう。んだ>>続きを読む
「バーフバリ」と比べるとかなりケレン味を抑えた感じ。それでも10分に1回?盛り上がる見せ場があるという話に偽りはなく、ある種のおバカ感もきっちりとある。
俺は本作の方が好き。無茶苦茶に好き。貴種流離譚>>続きを読む
あまりにもシンプルで安直過ぎるお話ではあるけど、だからこそニコラス・ケイジの演技が映えるというか。それが無かったら誰にも見向きされなかったかもしれない。
佇まいや演技で人物の余白を表現できるニコケイは>>続きを読む
褒めそやす事ような事はとても出来ないが、嫌いにもなれない。その理由は監督のキャラクター性に由来するのでぶっちゃけ、あまり意味は無いんだけど。
舞台挨拶の場である方から聞いたこの映画の見方と、自分がこの>>続きを読む
ユダヤ人の少年による、ホロコーストという地獄から逃げるために、また別の地獄を巡る話。
十字架の下で過ごした話の次の章で彼が出会う人、両手に抱え、投げつけたもの。物凄く皮肉かつ印象的。
対立構造としてプレデター、コマンチ、入植者という三者三様の「ハンター」が描かれるのは面白いと思った。生きる為に狩る者と狩る為に生きる者の違い、そして狩人としての誇りや信条に欠けている者から負けていく、>>続きを読む
ジャンプスケアが苦手な身としては本作には中々苦戦させられた。この映画が想いを馳せている年代のそういうジャンル映画がそうなのだから、まぁ仕方無いのだけど。
懐古してるだけじゃないのは好感が持てるし、普通>>続きを読む
気合いの入ったゴアと、そのウィルスに感染すると意識と罪悪感を保ちながらも暴虐の限りを尽くす様になる、という珍しい設定に惹かれて観た。
ゴア描写は本当によく頑張っている。
00年代位の、低予算ホラーに見>>続きを読む
試写で観てから誰にも思いを言えず、辛かった。
この作品によってナ・ホンジンには少なからず失望している。プロデュースとは言っても定義は曖昧で本作にどの程度関わっているかは分からないが、仮に名前貸しだとし>>続きを読む
お話の原作からの抽出とまとめ方が、前作よりも良くなっている。貝沼のくだりはかなり乱暴だとは思うが。
アクションが「邦画の中では」という括りももはや必要無いほどレベルが高い。これも前作より更にブラッシュ>>続きを読む
ストーリーとアクションを並行して描く、というのがルッソ兄弟の十八番なのだが、今作は上手くいってないという印象。お話はかなり雑だしアクションも目新しさも派手さも思った程は無かった。どうしてみんな007を>>続きを読む
ちょっと詰め込み過ぎでこの上映時間でも大分カットしたんだろうなというのが伝わってくる。
山羊で爆笑はしたものの…これといって胸には響かず。チャンベーのゴアもその時々の表情は確かに良いんだけど、キャラ自>>続きを読む
カメラやカメラマンの存在をどこまで違和感無く言い訳できるかが、必須では無いにしろ、この手のジャンルでは重要だと個人的には思っている。
POVホラー、モキュメンタリーにおいてPOVとしての厳密性はもはや>>続きを読む
今まで一度も「ノーマル」なポール・ダノを見た事が無かった。自分が知り得る限りのポール・ダノはいつもなんというか…アレなご様子で。
本作開始数分の、これのダノは割と爽やかそうで、「こっこれは、いよいよ普>>続きを読む
傑作。
飲食の現場を少しでも経験した事がある人には共感ポイントが多いことだろう。序盤から凄まじい緊張感とそのストレスフルな環境に対して個人的な共感…を越え同調。息が詰まりそうだった。
限定された空間で>>続きを読む
予算不足が否めない。
それが逆に良い、という話もあるようだが、ウルトラマンには特段の思い入れもないので、そういう考え方の境地には至れなかった。
これの予習に必要なのはMCU過去作ではなくサム・ライミの過去作なのでは(勿論そんなものは実際には必須ではない。)と思うほどに、撮り方から音や演出の何もかもが、サム・ライミ節全開、あるいは死霊のはらわた>>続きを読む
仕方ないんだけどもホームドラマというよりはsitcomでしょう…。とはなる。
オゾンの中でも無茶苦茶好き。
アニメ版でドップリハマってしまって、よせばいいのに手を出した実写版。案の定ただの学芸会でこれを観た事は記憶から消してしまいたい。(と言いつつこうして書き残す自己矛盾)
思っていたのと違ったのだけど、でもまぁこれくらいある種突き放したような感じもそれはそれで、というような。絵面は綺麗だけども退屈ではあった。この映画を通してベルイマンの聖地に赴く事は出来るけど、何だろう>>続きを読む
色々と思う事はあるが、一言で片付けるなら、困惑。
クローネンバーグからの強い影響はモロにあって、何なら実の息子よりもよっぽどクローネンバーグっぽいんだけど、ただのフォロワーというわけでも無い。
分かるわ〜と切ねぇ〜の連続。
恋愛ものではありながらこれの根幹にあるものは松井監督・脚本の前作、「くれなずめ」と同様だと見ていて思った。共通項が多々あるのもそうだが特に象徴するものの1つが、永瀬正敏演>>続きを読む
結局、そっちのシリーズに引き寄せられるのね。
SWと同じような失望感。