Moetさんの映画レビュー・感想・評価

Moet

Moet

映画(1339)
ドラマ(9)
アニメ(0)

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.5

ヘンリー・カヴィルはこんなにヘンテコな造形にされても相変わらず上品な色気を纏っていてズルい。角刈りなのに。
マシュー・ヴォーン名物のキャッチーで華やかなアクションシーンはやっぱり楽しくてテンション上が
>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.5

地獄の帰省映画。ボーがただただおかしくなっちゃってるだけだって思えば全部辻褄が合う気がするんだけど、でもそれだけで片付けたくないし、そうではないと思う。
自分が将来(なれるのであれば)母という存在にな
>>続きを読む

ベスト・キッド(1984年製作の映画)

3.5

ワックスオン、ワックスオフ。ミヤギがダニエルを湖に落として転げて笑ってるシーンが好きすぎる。善のオーラが漂う寡黙な男なのにガハガハと悪者のように笑うところがたまらない。
展開早くていろんなことすっ飛ば
>>続きを読む

80 For Brady : エイティ・フォー・ブレイディ(2023年製作の映画)

3.5

また理想のおばあちゃん映画に出会っちゃった!
80代に突入しても、たっぷりのマスカラと華やかな口紅と大きくてキラキラしたアクセサリーを付けて友達とはしゃぎ倒したい。
基本的にふら〜としているかと思いき
>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.0

ゴア描写×クラシック音楽の演出、不謹慎だけどわくわくしてしまうな!時々はこういう倫理観のバグが起きている映画を観ることが、人生において大切なことだと思っている。

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.5

美しいドレスに身を包んだ女と女の争い、繊細な画とは対照的にめちゃくちゃに暴力的な映画だったと思う。

あと男性がすごい透明な存在なのも印象的で、人類の歴史が女性優位だったら、どんな感じだったんだろうか
>>続きを読む

東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.5

タケミっちがどんなに切羽詰まったシーンでも、みんなのことをあだ名+君の敬称付きで呼ぶのがかなり良いと思った。

オットーという男(2022年製作の映画)

3.5

セットや映像の雰囲気がまんま「幸せなひとりぼっち」すぎるため、「オーヴェがロルフ・ラッスゴードではなく、トム・ハンクスだったら…」という妄想がそのまま具現化したような感じ。トム・ハンクスが好きすぎるた>>続きを読む

7つの贈り物(2008年製作の映画)

3.0

中学生くらいの時に初めて観て、臓器提供について考えるきっかけになった作品。
それにしてもウィル・スミスって本当に綺麗に泣く人だな〜

美しい自己犠牲というよりも、究極の自己満足のように感じる。ティムは
>>続きを読む

ジョニー・イングリッシュ(2003年製作の映画)

3.0

全ての任務を華麗にミスるスパイ、ジョニー・イングリッシュ。前も書いたかもしれないけど、ローワン・アトキンソンってなんか、どんなにふざけてても気品がある。ゆるっと肩の力抜いて観れる映画、ありがたい。

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

寒い日に飲むココアみたいにじんわりとあたたかく沁み渡る映画。自分の大切な人たちと、ジョニーたちみたいに素直な言葉で会話ができたらいいなと羨ましかった。自然体でストレートなコミュニケーションを取ることっ>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.5

さかなクンものんちゃんも、見ているだけでなんだかちょっと嬉しい、ふわふわしたファンタジックな存在だから、このキャスティングがバチっとハマっていた。
愛情と遊び心がたくさん詰め込まれていて、自然と口角が
>>続きを読む

エルヴィス(2022年製作の映画)

3.0

バズ・ラーマンのギラギラと華やかな世界観で、エルヴィス・プレスリーのゴージャスさが際立つ。
ピンクのスーツを着たオースティン・バトラーが歌い出した瞬間にビリビリ電流が走ってヤバかった。あの場にいた女の
>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.5

前作に引き続き、気が利いていてとにかくお洒落。コメディ映画のような軽い口当たりだから2時間超えが全然苦ではない。
ブロンドのハンサムショートでノースリーブの服を着こなすジャネール・モネイがとにかくカッ
>>続きを読む

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.5

ピクサーでラブストーリーやろう!となったらここまで精度の高いものが作れるんだなと感心した。移民二世というトピックだけでなく経済格差とかについても落とし込まれてて問題提起力が高すぎる。

ピクサーはもと
>>続きを読む

カールじいさんのデート(2023年製作の映画)

4.0

ダグがカールを「パパ」と呼んでるだけで涙出そう。おじいちゃんがあれこれとデートの支度に奔走する姿、可愛すぎる。泣

ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

3.5

ジェイミー・リー・カーティスのマダム・レオタがあまりにも完璧すぎてひっくり返るかと思った。インチキくさすぎるオーウェン・ウィルソンと、終始落ち着きのないダニー・デヴィートがとにかく可愛い。
伸びる部屋
>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.5

全体的に切れ味が良すぎる。ニヤニヤした後にいや…笑ってられないかと真顔になるのを繰り返した。この映画ほど現実は馬鹿馬鹿しくないと信じてます、みんな一緒に死ぬなら悪くないけど。ディカプリオがまた、カッコ>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.5

スコセッシとディカプリオが、映画を通して、アメリカの歴史の罪を(今できる精一杯の誠実さで)償おうとしている。
最悪でカッコ悪い男を演じているディカプリオはある意味カッコいいのだが、そんなディカプリオを
>>続きを読む

エバーラスティング 時をさまようタック(2002年製作の映画)

4.5

恐れるべきは死ではなく無意味な生。ただただ美しい映画だった。主演の2人がとても綺麗で、彼らが手を繋いで草原を駆けたり、湖で泳いでいるだけで胸がときめく。わたしがウィニーだったとしたら、たぶん泉の水を飲>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

4.0

自分の中の懐かしくて楽しくて甘い思い出がぶわーっと蘇ってきて、すごく自然に涙が出てきた。今までもこれからもずっと大好き。

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.5

人混みの中で恋人を見つけられないって、考えただけで胸が苦しくてたまらない。キム・ウジンが一回だけ、前に付き合ってた人にそっくりになったシーンがあり、ちょっと〜…という気持ちになった。イスもこういう、思>>続きを読む

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

4.0

仕掛けのひとつひとつが凝っていてとにかくおもしろい、おもしろすぎる。敢えて浮かせないところが流石だと思う。

ベネディクト・カンバーバッチに孤独な天才の役をやらせるのはタイプキャストすぎて食傷気味では
>>続きを読む

ブロンド(2022年製作の映画)

3.0

今この時代に改めてマリリン・モンローの映画撮ろう!ってなって、結果がこんなのでいいわけ?と怒りすら覚えるし、虚構ばかり際出せたシーンの数々にショックを受けた。この長尺で、マリリンがとても知的な女性だっ>>続きを読む

ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.5

あのレイフ・ファインズが小柄で小汚いおじさんに見えてくるからすごい、ねずみ歩き練習したのかと思うと可愛い。ルパート・フレンドが急に付け歯を装着したあたりから一気におもしろくなる。

白鳥(2023年製作の映画)

4.0

創造主ウェス・アンダーソンの手にかかれば、コンバースの靴底ですら美術になる。不気味なくらい完成度が高いのは、ロアルド・ダールもウェス・アンダーソンも、お互いに時々ぎょっとするほどにシニカルで残酷なこと>>続きを読む

エルマーのぼうけん(2022年製作の映画)

4.0

エルマーのホクロや不揃いな歯がめちゃくちゃに愛おしくて、こどものキャラクターデザインが完璧すぎると思った。オリジナルからかなりストーリーは改変しているけど、カートゥーン・サルーンの圧倒的な画を前にした>>続きを読む

ジム&アンディ(2017年製作の映画)

3.5

「怒りがないと何も生み出せないから」
「アンディだった頃は最高の気分だった ジム・キャリーを休んで自分自身から解放された」

憑依とかの域を超えて”本人になる“役者の真髄に触れる。

ジム・キャリーの
>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.5

セットがパカ〜て開いた瞬間に大喜びしちゃった。しばらくじっとした後にありえない動きで暴れ、カ〜…と赤くなるカンバーバッチ、おもしろすぎます。

四十二番街(1933年製作の映画)

3.5

モテまくりペギーの可愛らしさにわたしまでキュンキュンしてしまう。幕が開けてからのミュージカルシーンはとにかく素晴らしくて、瞬きするのも惜しい。観客席に座っているだけでは味わうことのできないドラマチック>>続きを読む

ニモーナ(2023年製作の映画)

4.5

めっちゃシビれた…豪快に暴れ回るニモーナの姿から目が離せません。かわいくてかっこよくて極上の映画、最後の一瞬までぶち上げすぎて、涙がビュ!!て出た。
中世と近未来が絶妙にミックスされた世界観もかなりお
>>続きを読む

スキン~あなたに触らせて~(2017年製作の映画)

3.5

めちゃくちゃ極端な演出にもはや悪意すら感じるが、あなたを救ってくれる誰かがいるというのと、あなたは自分で自分を救うことができるというふたつのアンサーが用意されていて、不覚にも最後はちょっといい気持ちに>>続きを読む

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.5

愛する人間への最後のメッセージ、わたしだったらなんて言うかな。

ベルサイユのばら(1979年製作の映画)

3.5

タイトルが“Lady Oscar”なだけありオスカル様の女としての美しさを堪能する映画です。ラストシーンはガッカリする人が多そうな気もするけど、喜ぶ民衆のなかを悲嘆に暮れたオスカルがひとり歩いて行くと>>続きを読む

ショコラ 君がいて、僕がいる(2015年製作の映画)

3.5

フティットを演じたジェームズ・ティエレは、かの喜劇王チャップリンのお孫さん。人を笑わせるためには哀しみを知らなくてはならないってこと、彼はお祖父さまの姿からしっかりと学んだのだと思う。

クロニクル(2012年製作の映画)

3.5

王道の少年漫画的な展開は一切なし、ただただ物事が悪い方向へと進んでいくのを見守るだけの超能力SF。ハンディカムを通して映される世界は息遣いのひとつひとつまでリアルで、妙な怖さがつきまとう映画だった。>>続きを読む

>|