算数学さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ミッドサマー(2019年製作の映画)

2.5

誰かにとっての天国って誰かにとっての地獄だよね。

HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.0

のび太が夏休みに火遊びをした結果、
重大な十字架を背負ってしまった。

来る(2018年製作の映画)

4.0

中島哲也作品と共に成長してきた身として、今作も更にアップデートした中島節が気持ち良く突き刺さり大満足。

『怖いもんみせてやるよ?』感ではなく、その先の思考力を試されている気がした。

鮮やかに残虐を
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楽園(2019年製作の映画)

3.0

過去に呪われたままだと
楽園には辿り着けない。
肯定の儀式を終えた者だけが
味わえる至福のパラダイス。

長いお別れ(2019年製作の映画)

3.3

ゆ〜っとね。

だんだん愛おしくなる。

中野監督の優しい笑い、
優しい涙が溢るる作品でした。

観終わった後に良い余韻が残る。

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.0

悲鳴か?共鳴か?

序盤のダンスシーンは圧巻。
オープニングの演出が最高にcool‼︎

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.5



愛する事は命懸け

愛情って優しさだけじゃなくて、
厳しい愛情も描かれてて
嗚呼、相思相愛ってこうだよね、忘れがちだけど大切なことって単純で誰にでもできることなんだよね…って反省。

この作品を劇
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.0

明日は我が身。

其れを正義とし全うし衝突すると拗れが生まれる。ならば、正義と平和とは?

ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

3.5

『断捨離』

不要な物を「断ち」「捨て」、物への執着から「離れる」ことにより、「もったいない」という固定観念に凝り固まってしまった心を開放し、身軽で快適な生活と人生を手に入れようとする思想。


物質
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グッドナイト・マミー(2014年製作の映画)

3.0

悪童日記を彷彿させる純朴ゆえの狂気。

思い出補正強いと前に進めない。

いなくなれ、群青(2019年製作の映画)

2.0

90年後半〜00年代のファンタジーライトノベル的な情緒のある作品という印象。

会話のやり取りが哲学的で非日常的。
(この世界観、突き刺さる人には突き刺さる…!と、思う。ある種のフェティズム感がある…
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マザー!(2017年製作の映画)

3.5

細かい…兎に角細部にまで物語性が詰まっている。
気を緩めると逃すメッセージが多い。

独自領域、独占権を手放す覚悟と勇気。
侵入を受け入れる精神的余裕。
この世は赦す事を前提に成り立っている事を再教育
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火口のふたり(2019年製作の映画)

3.0

いかに日常に寄り添えるか、
が重要なんだと悟った。

私を信じて -リサ・マクヴェイの誘拐-(2018年製作の映画)

3.5

生地獄の様な境遇下に居ながらも、
自分自身と向き合い強い信念を持ち戦う姿が素晴らしかった。

誰にも信じてもらえないって、
こんなに辛くて悲しくて酷い…。
でも、諦めなければ誰かが手を伸ばしてくれるノ
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スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

3.0

自己否定、自己非肯定、自己嫌悪。

視界がだんだん狭くなっていくと、
他人に対してのジェラシーが増す。
そして風船がいつか破裂する。

自分が変われば周りも変わる。
分かっちゃいる、
至極簡単だけど、
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.0

台詞の少なさを感じさせない出立ちに不思議と引き込まれる。

落下していく登場人物達が、
各々の正義を全うしている。

宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.5

後半戦、凄い速度で迫り来る良いものの数々を浴びせ、見せつけられた。

全ての役者の熱量が兎に角爽快、気持ちいい。私生活の中にあるモヤモヤした感情の『何か』を委ねたくなる不思議な演技の魔力があった。
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グラスホッパー(2015年製作の映画)

2.5

蝉がチートなのは序盤で把握した。

全部完璧な筈なのに、
コラージュがミスマッチしていた様に感じトートロジーだった印象。

ワンダーウォール 劇場版(2019年製作の映画)

2.0

経済至上主義が幸福なのか、
思い出補正が幸福なのか。。。

南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.0

肯定度合いがある一定値を超えると、
それは、愛情とは言えない。

凪待ち(2019年製作の映画)

3.0

何度も救済されるが、
自ら堕落を選び過ちを繰り返す。 
そして最終的に救われる。

自らの高みと極みを理解し、
決して抗おうとしない姿が
見ていて不安になった。

明烏 あけがらす(2015年製作の映画)

3.0

若葉さん目当てで鑑賞。

喜劇コメディ。
どちらかと言うと舞台映えしそうな内容だった。

AWAKE(2019年製作の映画)

3.0

シンギュラリティな世界に生きていく我々に生き甲斐が無くならない世の中であってほしい。

おいしい家族(2019年製作の映画)

2.5

母性と父性の違いとは?

日本ってすぐガチガチにカテゴライズ、整理整頓したがるよねって現状を柔らかく描いている。

影裏(2020年製作の映画)

3.8

人生観を一新する悪魔と出会い心惹かれ
そして人生が狂い始める。

愛した人間を憎めない真っ当な道徳心を持つ己自身を憎む他ない。

台風家族(2019年製作の映画)

3.5

脚本◎

普段映画を観ない人でもフラットに
のめり込めるストーリー展開。 

序盤シリアス→茶番→喜劇→泣き笑い

寂しさの中に笑いがあり、
孤独の余韻を引きづらせない
爽やかさがお見事。

個人的に
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.5

台詞が台詞らしくなく、リアルな対話。
観客にそっと寄り添ってくる 
言葉の数々に時折心が痛くなる。

夫婦の視点、少女の視点、子供の視点、観客の視点の切り替わりが自然と心理に溶け込む。

『朝』がキー
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

3.5

女性視点の昼の世界と夜の世界

昼と夜で時間の迫り方、
圧迫感の視点が異なる。

朝日に不安を感じ、
真夜中のテレビの光が落ち着く。

それに加え、『女性』というオプションが付くことによって世界が加速
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.0

恐ろしい愛の執着

浦島太郎に送った玉手箱の様な
未知の期待に縋りたい女性像だった。

(2016年製作の映画)

2.0

蒸しっとするような…湿気臭いへばりつく様な余韻が残る。

映画の構造の模範意識を全て崩壊する様『新感覚』という言葉に相応しい作品だった。