のび太が夏休みに火遊びをした結果、
重大な十字架を背負ってしまった。
中島哲也作品と共に成長してきた身として、今作も更にアップデートした中島節が気持ち良く突き刺さり大満足。
『怖いもんみせてやるよ?』感ではなく、その先の思考力を試されている気がした。
鮮やかに残虐を>>続きを読む
過去に呪われたままだと
楽園には辿り着けない。
肯定の儀式を終えた者だけが
味わえる至福のパラダイス。
ゆ〜っとね。
だんだん愛おしくなる。
中野監督の優しい笑い、
優しい涙が溢るる作品でした。
観終わった後に良い余韻が残る。
悲鳴か?共鳴か?
序盤のダンスシーンは圧巻。
オープニングの演出が最高にcool‼︎
愛する事は命懸け
愛情って優しさだけじゃなくて、
厳しい愛情も描かれてて
嗚呼、相思相愛ってこうだよね、忘れがちだけど大切なことって単純で誰にでもできることなんだよね…って反省。
この作品を劇>>続きを読む
明日は我が身。
其れを正義とし全うし衝突すると拗れが生まれる。ならば、正義と平和とは?
『断捨離』
不要な物を「断ち」「捨て」、物への執着から「離れる」ことにより、「もったいない」という固定観念に凝り固まってしまった心を開放し、身軽で快適な生活と人生を手に入れようとする思想。
物質>>続きを読む
90年後半〜00年代のファンタジーライトノベル的な情緒のある作品という印象。
会話のやり取りが哲学的で非日常的。
(この世界観、突き刺さる人には突き刺さる…!と、思う。ある種のフェティズム感がある…>>続きを読む
細かい…兎に角細部にまで物語性が詰まっている。
気を緩めると逃すメッセージが多い。
独自領域、独占権を手放す覚悟と勇気。
侵入を受け入れる精神的余裕。
この世は赦す事を前提に成り立っている事を再教育>>続きを読む
生地獄の様な境遇下に居ながらも、
自分自身と向き合い強い信念を持ち戦う姿が素晴らしかった。
誰にも信じてもらえないって、
こんなに辛くて悲しくて酷い…。
でも、諦めなければ誰かが手を伸ばしてくれるノ>>続きを読む
自己否定、自己非肯定、自己嫌悪。
視界がだんだん狭くなっていくと、
他人に対してのジェラシーが増す。
そして風船がいつか破裂する。
自分が変われば周りも変わる。
分かっちゃいる、
至極簡単だけど、>>続きを読む
台詞の少なさを感じさせない出立ちに不思議と引き込まれる。
落下していく登場人物達が、
各々の正義を全うしている。
後半戦、凄い速度で迫り来る良いものの数々を浴びせ、見せつけられた。
全ての役者の熱量が兎に角爽快、気持ちいい。私生活の中にあるモヤモヤした感情の『何か』を委ねたくなる不思議な演技の魔力があった。>>続きを読む
蝉がチートなのは序盤で把握した。
全部完璧な筈なのに、
コラージュがミスマッチしていた様に感じトートロジーだった印象。
何度も救済されるが、
自ら堕落を選び過ちを繰り返す。
そして最終的に救われる。
自らの高みと極みを理解し、
決して抗おうとしない姿が
見ていて不安になった。
若葉さん目当てで鑑賞。
喜劇コメディ。
どちらかと言うと舞台映えしそうな内容だった。
シンギュラリティな世界に生きていく我々に生き甲斐が無くならない世の中であってほしい。
母性と父性の違いとは?
日本ってすぐガチガチにカテゴライズ、整理整頓したがるよねって現状を柔らかく描いている。
人生観を一新する悪魔と出会い心惹かれ
そして人生が狂い始める。
愛した人間を憎めない真っ当な道徳心を持つ己自身を憎む他ない。
脚本◎
普段映画を観ない人でもフラットに
のめり込めるストーリー展開。
序盤シリアス→茶番→喜劇→泣き笑い
寂しさの中に笑いがあり、
孤独の余韻を引きづらせない
爽やかさがお見事。
個人的に>>続きを読む
台詞が台詞らしくなく、リアルな対話。
観客にそっと寄り添ってくる
言葉の数々に時折心が痛くなる。
夫婦の視点、少女の視点、子供の視点、観客の視点の切り替わりが自然と心理に溶け込む。
『朝』がキー>>続きを読む
女性視点の昼の世界と夜の世界
昼と夜で時間の迫り方、
圧迫感の視点が異なる。
朝日に不安を感じ、
真夜中のテレビの光が落ち着く。
それに加え、『女性』というオプションが付くことによって世界が加速>>続きを読む
恐ろしい愛の執着
浦島太郎に送った玉手箱の様な
未知の期待に縋りたい女性像だった。
蒸しっとするような…湿気臭いへばりつく様な余韻が残る。
映画の構造の模範意識を全て崩壊する様『新感覚』という言葉に相応しい作品だった。