武智麻呂さんの映画レビュー・感想・評価

武智麻呂

武智麻呂

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.8

皆が皆こうなれる訳ではないけど、こうなれる人が多い社会であってほしい

南極料理人(2009年製作の映画)

4.0

まあ実際は極限状態でしんどいんだろうけど、男子校みたいにたのしそうでワロタ
人と人との会話なんてこんなもんでいいんだろな

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

音を視覚化する演出凄すぎると思ったら、監督がモブサイコの人でスタジオが幼女戦記の所なのか。
若いっていいな、夢中になれるものがあるっていいな、音楽っていいな。

ゴジラ(1954年製作の映画)

3.9

ゴジラ討伐に対する政府の内情、自衛隊(防衛隊)の奮闘、研究者たちの苦悩、そして反戦と平和の強いメッセージ、シンとマイナスワンのそれぞれで観た要素全てが詰まっていて、これぞ原点にして頂点なのだと思った。>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.6

漫画実写化邦画にしては、原作へのリスペクト含めかなり高クオリティだと思う。だと思うけど、どうしても山崎賢人の覇気の無さが気になってしまった。あの杉元は結核で死んじゃうと思う。
アシㇼパさんはビックリす
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.4

期待しすぎた。
原作厨なあまり改変された所全てが改悪に見えてしまったし、何より空港での「名前…」の三点リーダーに狂わされた身としては、あそこが削られただけでもう欠けた映画に見えてしまった。
ひとえに私
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.4

本当に本当に面白かった。
鑑賞中興奮しすぎてずっと腿の後ろが訳分からん痙攣起こしてた。
戦争で死に損ねた男たちの清算の物語というだけでももう胸熱なのに、その死に損ねたことに罪の意識を持っていた人間が、
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.3

終始困惑
こんなに人物の言動と物語に整合性ないことある?

千年女優(2001年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

凄いものを観たという圧で、しばらく現実世界に戻って来れないような、地に足がついていないような感覚になってしまった。天才とはこういうことなんだろうな。
幕末の太夫から明治の華族から大正の女学生まで絵巻物
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

ポップな作風とメッセージの重さのアンバランスさが現代版の童話や御伽噺のようだと思った。
私にとっての初ウェス・アンダーソンだった『アステロイド・シティ』が正直よくわからなかったのでこちらを観てみたのだ
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.4

ディズニーはマジでSW事業から手を引いてくれとまた強く願ってしまったが、製作のドタバタ具合からしたら上手くまとまってる方なのかもしれない。
少なくともEP8,9よりは良かった。

トレジャー・プラネット(2002年製作の映画)

3.7

ラピュタとSWを足して2で割った感は否めないが、ディズニー作品がどうしても肌に合わない私でも結構好きだと思えた。まあラピュタとSWを足して2で割ったような話だからだろうけど。

クルエラ(2021年製作の映画)

3.7

オシャレ映画
60年代70年代ロックとファッションのオンパレードで良き

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

開幕直後の唐突なビートルズに、1940年代のナチスドイツになぜビートルズ?と思ったが、ラストのボウイの″Heroes″で、これは単に大戦時下を忠実に描いた作品ではなく、現在から過去へ送る明確な戦争のア>>続きを読む

アル中女の肖像(1979年製作の映画)

3.9

ブルジョワのマダムと浮浪者の女がアル中であるという共通項で友情を育んだ所に、酒のプラスの可能性を感じられて良かった。

コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.7

聖書に準えた厨二全開の話が面白くない訳がない
ティルダ様の大天使ガブリエルが性別不詳の聖なるものを体現しすぎていて最高

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.6

なんにもわかんなかった
″You can't wake up, if you don't fall asleep.″ がこの作品の主題という解釈でいいんか…?
本当に何もわかんなかったけど宇宙人かわい
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

3.6

私は世界観が苦手だった。90分ずっと鬱陶しい。
ただ、映像と音楽は文句無しに美しいし、こちら側のイライラをここまで掻き立てるほど思春期女子独特の感情や空気を繊細に描き出せているということは、とても良い
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.1

めちゃくちゃ面白かった~~
オタクはこういうの大好き

さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

人間の儘ならなさ、人生の儘ならなさがここまで美しいものに昇華されるのならば、儘ならない人生もそう悪いものではないかもしれないとさえ思える映画だった。
人の一生は運命に身を任せるものだと序盤から何度も繰
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

喪服でBL漫画を買って帰ったり、書道教室のガキが書いてきた文字が″鬱屈″だったり、細かい笑いの温度感が好き。
映像作品としても漫画原作に胡座をかかず、邦画の良い所が詰まっていたと思う。

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.9

ここ最近、全共闘関連の本をいくつか読んでいたので観てみた。
三島由紀夫の作品は読んでいるが肉声が入った映像を見るのはほぼ初めてで、こんなに物腰柔らかく丁寧な話し方をする人だったのかと、自分の勝手な三島
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

3.6

面白かった。尺の都合で端折られた部分が大事なようなので、原作読もうと思う。

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

2時間映画の枠組みや予算などの都合上仕方ないとは思うが、魏の戦車隊が迫力にいまいち欠けていて、原作の勝ち目はおろか誰か生きて帰れるのかという絶望感もいまいち欠けてしまっているのが残念だった。
あと縛虎
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.1

50年前に既にこの映像が存在していたことが凄い。
この公開の翌年に人類初の月面着陸とボウイのSpace Odittyリリースかと思うと、その時代をリアルタイムで体験した訳ではないのになぜか感慨深くなっ
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.2

アディが幼くして身寄りを失った可哀想な少女かと思いきや、肝が据わって頭の回る小生意気なクソガキでよかった。
アディとモーゼの二人ともが、お互いの存在がかけがえのないものになりつつあるのに、愛着を見せず
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.8

幼少期に原作を読んで原作が好きだった故に今まで観れていなかったのだが、原作のなんとも言葉にしがたい幽玄な雰囲気そのままで好きだった。
10代で観たらまた色々と思うことも違っていただろうし、もっと早く観
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恋する惑星(1994年製作の映画)

3.9

映像と物語の両方から漂ってくる、色彩、雑多さ、湿度の高さ、がイメージ通りの香港映画で良かった。
『ブエノスアイレス』にいまいちハマれなかったのでウォン・カーウァイ作品は向いてないのかと思ったが、これは
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落下の王国(2006年製作の映画)

4.2

あまりにも、あまりにも美しい
精神が健康でないときの明け方に見る夢のよう

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ面白かった。
ブルース・ウィリスの金時計の話からのめり込んでしまった。

ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

3.6

どうしようもない男2人のみっともない恋愛模様なのに、トニー・レオンは何故かずっと格好良かった。

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