不二子さんの映画レビュー・感想・評価

不二子

不二子

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ベイブ(1995年製作の映画)

3.7

可愛いだけじゃない。“豚だから”という考えに囚われないで。


小さい時にはよく観てたっけ。その時とはまた少し違った感覚。こんなに感情に訴えてくる映画だったとは。ぼろぼろ泣いてしまった。

小さい子に
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ファニー・ガール(1968年製作の映画)

3.3

仕事とプライベートの両立の難しさ。


猪突猛進、という言葉がぴったりで、いつも誰の前でも明るい愛嬌のある女の子。夢見てめげずに頑張る姿は同性の目から見ても可愛いもの。 正直、見た目が可愛らしい子より
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

3.8

郷愁に惑わされるな。


映画好きは観るべきって言われてたから、映画が主題になるものと思っていたが、あくまで映画は2人間を支えるもの。

人生は決して映画のように、全てが丸く収まらない哀しい真実。
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.7

どこで切り取っても美しい写真の様。


メキシコの情熱的な色を抑えた白黒の映像が鮮烈。

音は日常の生活音のみ。色もない。だからこそ輪郭がはっきりとした辛さと垣根を超越した愛が浮かび上がる。

映画館
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.4

鮮やかな殺り方、乱れる髪。キアヌ・リーブスがかっこよすぎる1作。


正直なところ、あらすじを聞いてどうなのか?と思っていたのだが何のその。動機が動機なだけあって、殺し屋に戻るのは必然。

愛するもの
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ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

3.7

ストレートなスポ根映画、だけで終わらない。


2019年最初の作品。アーミルカーンの役作りの本気度をみた気がする。

シンプルなストーリー展開かつ長時間の作品ではあるが、テンポよく進むので飽きずに観
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ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

1950年代らしからぬラストが特徴的な1作。


クリスマスイブに観賞。時期を間違えたかもしれない。

1950年代と言うと女性の社会進出は難しかった頃かと思うが、その流れに逆らうように戦った一人の女
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.3

破壊と創造。人間の営み。唯それのみ。


AKIRAイヤーの前年、ギリギリに鑑賞出来て良かった。何も前情報無い状態で観て今年と来年の話でびっくり。なんでわかったのか。凄すぎる。

鉄雄はヒト。急に手に
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セックス・アンド・ザ・シティ(2008年製作の映画)

3.5

仕事も私生活も全力で輝いていたいキャリーは憧れ。


SACTのドラマ版はちょこちょこ観てたのだが、急に映画版が観たい!ってなって観始めた。

いつ観てもあの4人組は憧れだし、あんな愉快で最高な友達に
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マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)

3.2

感情の起伏が激しい映画。


作者が述べているよう、ある意味では自分が生きるために他人の日常を崩し、別の意味ではマイレージに固執し、あるいはまたほかの意味では自分と非常に似た女と出会う男についての映画
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テラ 〜母なる地球〜(2015年製作の映画)

3.9

ラテン語で地球の意味を持つTerra。美しい自然と残忍な営みの対比が人間の未来の残酷さを示す。

集約農業、経済化に伴う人間と自然の抱える個の生命の関わりの変化について視覚的に訴えかけ、“私”が語りか
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くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ(2012年製作の映画)

3.7

ベルギー生まれフランス育ちの物語
。子供向けのようで、大人の癒し作品。


オススメしてもらって鑑賞。すごく癒された。音も絵柄もとても可愛い。

水彩画のようなタッチで描かれる動物の世界。相容れない2
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ローマの休日(1953年製作の映画)

3.6

白黒なのに観ていると鮮やかに観えてくる。


家のスクリーンでお酒を飲み飲み鑑賞。

Audrey Hepburnの可憐さと本物の女王様っぽさ。知的で上品。まさに薔薇の花のような女性。

有名なシーン
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

有名な“彼ら”のあまり知られていないバックボーン。


Queenは有名な曲しか知らなかったのに、ポスターをみた瞬間から惹かれていた1作。

力強く咲き、華やかに散りゆき、後世に種を残す彼らは本物のロ
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

4.0

感情も家も思い出も何もかも、全て破壊することで漸く気づける気持ち。夜想曲が沁みる。


最初は何故こんなにも無感情なのかと主人公に対して多少の違和感と腹立ちを覚えた。この話には入り込めないと思ってしま
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オーシャンズ12(2004年製作の映画)

3.0

アクションよりスタイリッシュさをとったアクションムービー。


今作は前作から相変わらずスタイリッシュさはそのまま、ブラピのイケメンさとマット・デイモンのかわいさとジョージ・クルーニーのお茶目さが爆発
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先生と迷い猫(2015年製作の映画)

3.5

邦画特有のまったりとした時の流れを好きになれるかどうかが好き嫌いの分かれ目?


猫とゆったりとした時の流れが好きな人にはおすすめ。苦手な人はつまらなく感じてしまうのかも。

堅物で孤立した元校長先生
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エリザベス(1998年製作の映画)

3.6

『愛を脱いで王冠を身につけた女王』
華やかな世界とは裏腹。彼女が人生で背負わざるを得なかった大きすぎる荷物。


歴史には疎いが、ブーリン家の姉妹を鑑賞していたので何となく話の流れが掴めた。もっと詳し
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オーシャンズ11(2001年製作の映画)

3.5

豪華すぎるキャストに負けない面白さ。スタイリッシュ。


人気シリーズを観てみようと思い立ち鑑賞。

豪華なキャスト陣で何処か画面も華やかにみえる。大概、豪華キャストを中心に作られた作品はキャストのP
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デンジャラス・ビューティー(2001年製作の映画)

3.6

王道シンデレラ・ギャグストーリー?
気楽に楽しめる作品。


ガサツな女性がレディーに生まれ変わる作品は大好物。ご馳走様でした。

クスッと笑えるシーンもあり、好きなポイントも多かったが、中でも1番の
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アメリ(2001年製作の映画)

3.6

言わずと知れたお洒落映画。


原題を、〝アメリ・プーランの素晴らしい運命〟ということを初めて知った。

好きな作品で何回目かの鑑賞。観る都度好きな言葉や仕草、生き方やファッションまで多岐にわたる範囲
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ファッションが教えてくれること(2009年製作の映画)

3.7

ファッションは自分の構成要素で1つの生き方。


久しぶりのドキュメンタリー。

華やかなイメージの雑誌とは裏腹に雑多なファッション業界の裏側をちらりと覗き見ることが出来る作品。

アナほど強くないと
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あん(2015年製作の映画)

4.5

病気は何も知らずして怖がるべきでない。正しく怖がるべきだ。


普段は有名な俳優さんが亡くなったからといって特段に出てる作品を贔屓することはないが、この作品はどういう訳か観なくてはならないと思った。そ
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ブラインド・デート(2014年製作の映画)

3.4

Theフランス映画かつTheラブコメ。


壁を隔てての恋愛だなんて本当にはないのかもしれないけれど、夢を見させてもらった感じ。

最初は啀み合う関係なのに途中から惹かれ合うっていう展開は好物。

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赤毛のアン 初恋(2016年製作の映画)

3.5

初恋の甘酸っぱさの影に潜む死の香り。懐かしい気持ちに浸る1作。


街の小さな映画館にて鑑賞。

正直赤毛のアンの原作とはかけ離れているが、これはこれでいいと思う。プリンスエドワード島の魅力に関しては
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セッション(2014年製作の映画)

4.5

遂に出会ってしまった。溺れてしまいそうな程の狂気から生まれる演奏。


観ようと思ってもヴァイオレンスでなかなか手が出なかったこの作品。何故今まで観なかったのか。勿体ない。小さな画面で観たにも関わらず
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イヴ・サンローラン(2014年製作の映画)

3.5

身を削り美を生み出す人の苦悩の人生を描いた作品。隅から隅まで汚くて美しい。


今や名前を知らない人の方が少ないであろうYves Saint Laurentの人生をきっと素直に表しているんだろうなぁと
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.8

音楽の持つ楽しさや力をナチュラルに、かつ力強く表してる作品。


勧めてもらって鑑賞したが、好みだった。

元から音楽は好きだし、嫌いな人は少ないのかもしれないけれど、より一層音楽の良さを知れた。
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.8

最後の最後で惹き付けられた。男女逆転シンデレラ・ストーリー。


正直、前半は全然ハマらなかった。主人公が出会った瞬間の感情が薄すぎるし、同居人は意味わからないし。

だが、最後の最後でひっくり返して
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40歳の童貞男(2005年製作の映画)

3.4

下ネタのオンパレード。なのに案外奥が深い。男の友情って素敵。


なんにも考えたくない時に観たが、思ってたよりもしっかりしてた。もちろん下ネタでいっぱいだが。

くだらなくておもしろい。ああいうピュア
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ミーン・ガールズ(2004年製作の映画)

3.5

女の子のダークなリアルがポップな色調で描かれる、アメリカ色が全面に出ている作品。


あの年頃はみんな、恋愛や男に対するカーストみたいな、上辺の軽いことだけど、当時はとても大事だと思ってたことでマウン
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素敵なウソの恋まじない(2014年製作の映画)

4.0

チャーミングでほっこり。いつまでもときめいていたいと思える1作。


ここ最近で一番ほっこりした映画だった。絵本みたいな感じ。

とにかく可愛いし映像が綺麗。お花と亀さんに溢れてる。ベランダガーデンに
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.2

上品なホラー映画。怖いのに美人なジェーンドゥから目を離せない。


ホラーが苦手な私が珍しく気分が乗ったので観てみた。短いのに続けて観るのが精神的にキツかった。今日はもうトイレに行けない。ジェーンドゥ
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キル・ユア・ダーリン(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

観方に失敗。思いもよらない展開に戸惑いを隠せずうまく良さを感じ取れなかった。


かっこいいダニエル・ラドクリフが出てること以外、何も知らないままで鑑賞。少し勢いに取り残された感じがする。

最初の頃
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パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

映像では伝わらない〝香り〟を表現するというアイロニー。最高に変態的で狂気で馨しい。


香水が大好きという簡単な理由で観てみたが、お気に入りになった。

何もにおわないはずなのに映像からつたわってくる
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ルパン三世 トワイライト☆ジェミニの秘密(1996年製作の映画)

3.0

ルパンにしてはいろいろ珍しい作品?アラビアンな感じが好きな人におすすめな1作。


ルパンの白いジャケットにしろ、不二子ちゃんの金髪にしろ、科学的でないところにしろ珍しい感じ。リアルな感じで好きだけど
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