磔刑さんの映画レビュー・感想・評価

磔刑

磔刑

「面白い」、「面白くない」の詳細な言語化こそ作品に対する最大限の賛辞と供養であり、作品と鑑賞者を対等にする行為だと思う。

(a)倫理観を極端に逆撫でする作品。
(b)映画的記号のみで構成された中身のない作品。
以下:自戒のワーストテン

映画(186)
ドラマ(0)

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

2.0

「森に出口はない」

夢想家の100エーカーの森の仲間たち&家族での幸せな生活という漠然とした答えを望む家族VS妥協による現実的な幸せを望むクリストファー・ロビン(ユアン・マクレガー)の構造とな
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ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994年製作の映画)

1.1

「夢が見たけりゃ寝た方が早いし楽」

作家って一度は夢の世界を描きたがるもんだが、この作品もその類の奇天烈映画だ。でもね、誰しも経験があると思うけど他人の夢の話って微塵も面白くないんだよ。
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

2.1

「払うべきは細心の注意」

致命的な欠点が2つある。まずリスベット(クレア・フォイ)のハッキング能力が現実的な域を逸脱して、完全にファンタジー的パワーになってる点だ。
暴露されるアメリカ主
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タグ(2018年製作の映画)

1.2

「迷走中」

コンセプトは面白そうなんだけど、案の定コンセプト以上のものが出ないって言うね。そもそもこんな荒唐無稽な下らない内容にすら史実を下地にしてるってどうなのかと思う。これぐらいの内容創作
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.9

「宵の明星」

もっとベタベタなサクセス・ストーリーかと思っていたが意外や意外、監督ブラッドリー・クーパーの作家性が突き抜けた大衆向けとは思えない程クセが強い作品となっていて予想外に楽しめた。
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

2.8

「テニヌの女王様」

クライマックスの試合シーンが面白くないのが致命的。
見せ方がテレビ放送の演出と一緒で全く映画的ではないので、試合の中での精神的な葛藤、駆け引きが描けておらずドラマ性が
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

2.2

「なりたいものではなく、望まれたものになる事は幸せなのか?」

主演のマーゴット・ロビーの熱演は非常に良かったし、2回目のオリンピックでの演技は素晴らしかったと思う(助演に喰われてた感もあるけど
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ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)

2.7

「ロケラン祭りinアフガニスタン」

戦争といえばWWⅡかベトナム戦争だと思ってる懐古世代なので、今作のように主となる攻撃方法が空爆だとなんだか味気なく感じてしまう。でもこの自分と相手の感情や生
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レディ・バード(2017年製作の映画)

2.7

「越鳥は南枝に巣くう」

この手のジャンルは物語が断片的になり過ぎるのであまり好きになれない。かいつまむと大した内容は無い学生の日常だ。まぁそりゃそうでしよ、一般的な学生の日々なんて時間と体力を
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泥棒成金(1954年製作の映画)

-

「時間泥棒」0.2

中身なさ過ぎ。

普通主人公がやり手の元泥棒って設定ならそれを生かしたテクニックや技を披露する魅せ場、培った経験や勘で謎を解き危機を脱する等で話を盛り上げるだろ
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パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

1.7

「暴れてればよかろうなのだ」

一作目に全く思い入れが無いので思ったよりは全然マシだし、フツーに満足できる水準だと思う。

元がロボット対怪獣のプロレス映画って事もあり、余計なドラマやミス
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オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「や、山火事ちゃん!防火テント燃やさないで!」

ままままままさかのバッドエンドですかぁああああ?!!!
序盤から露骨に防火テントのフリがあったので、いつ使うのかと思ってたらクライマックス
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

2.2

「惑星衝突のないアルマゲドン」

邦洋問わず、学園モノといったら意地悪なクラスメイトによる陰湿なイジメ云々が伝統的だ。今作もその伝統に違わぬ作りで、まぁ、目新しさは皆無だなと。
主人公以外
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

1.2

「映像は魔法(CG)でどうにかなっても脚本はどうにもならない」

ダメな部分が多すぎて列挙するには骨が折れるし、したくもないのでその中でも最大の欠点を挙げるのなら、それは主要キャラクターの法外な
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ニンジャバットマン(2018年製作の映画)

-

「fuckin 🖕 jap」0.0

脚本もプロットもあってないようなもの。正直、映画と呼べる代物じゃない。まだ言葉を覚えたての赤子やペッパー君に作らせるか、サイコロ振って作った方がまだマシなレ
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

1.5

「ハン(グレ馬鹿野郎が)ソロ(いに揃ってお祭り騒ぎ)」

継続中の新三部作(Ⅶ、Ⅷ)といい、どうも公式同人作品の印象が払拭できない。個人的にはまだ前三部作(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ)のスター・ウォーズの名を冠
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ダーク・プレイス(2015年製作の映画)

1.7

「暗いよ狭いよ面白くないよ」

真相にかなり近いた段階で「ヤベー、これ大したオチないヤツや」とか思ってたら、何やねん“殺人請負人”って超鋭角な結末。

過去や記憶、家族のいざこざ、悪魔崇拝
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.2

「覆水盆に返らず」

自分が根っからの皮肉屋ってのもあって、作品のシニカルな視点で描くテーマとストーリーには共感させられた。主題に関わる内容は興味深かったし、映画としても満足感は高い。しかし、ワ
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グースバンプス モンスターと秘密の書(2015年製作の映画)

3.0

「カワイイは正義」

いやー最高だったね。ヒロインのハンナ(オデイア・ラッシュ)の可愛さが。

引っ越し先の家の隣に住んでる美少女といい感じになる。って中学生の妄想垂れ流しみたいなネタって
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ヴェノム(2018年製作の映画)

1.5

「腹減った、腹減ったと連呼してた割に、いざ食べ出すと全然食べないヤツっているよね。そういう映画」

鑑賞中終始思ったのは岩明均の『寄生獣』完成度高過ぎん?むしろ何で日本漫画の劣化映画をわざわざ1
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

1.1

「獣」

1人のクズ野郎がいたとする。

それを老人が見て「最近の若い者は」と言う。

若者がそいつを見ると「これだから老害は」と言う。

しかし、私はそうは思わない。
そのクズが自分より
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ダークタワー(2017年製作の映画)

-

「ハリウッド式学芸会」0.1

連載開始第1話で打ち切りが確定した漫画を連載終了まで付き合わされる。今作を鑑賞しているとそんな徒労を感じさせられる。

やりたい事は山ほどあったのだろう。広
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

3.0

「それはクマった🐻」

ちょっとよくわからん。
事前情報を一切入れない状態で観たこともあって開幕早々チンプンカンプンだったが、徐々に全容が把握してきて、「それで、主題は?」って感じで身構え
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ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

3.1

「イチャイチャが宇宙を救う」

極彩色のスペースオペラの中、美男美女が颯爽と活躍し、時にはイチャつく。そんな姿を魅力的に描けてるだけでも作品としては成功してると思う。実際、2人の活躍やらイチャイ
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

4.5

「沈黙が真実を雄弁に語る」

技術力の高さに目を奪われるが、ミステリー映画としても高品質なので、総合的な満足度は高い。
亡くなったゴッホの手紙の行方を通して描かれる数日間。それををさまざま
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

1.5

「劇場ではお静かに」

設定上、会話を少なくする必要がある為、風景描写や間を重視した情感に重きを置いた心理描写が多い。それに加え、主人公達にこれといった目的が存在しないので、どうも物語が停滞して
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.0

「暇を持て余した神々の遊び」

ため息が出るほど美しい。だが、美しくはあるが中身がさほど無いのが何とも言えない。

ワンカット、ワンシーンの雄麗さ。景観、人物、小道具、構図の美しさは神々し
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ハンナ(2011年製作の映画)

-

「外れてんのは監督の頭のネジ」0.0

「つまんねぇロード・ムービーあるよ」って勧められたら「確かにつまんねぇや!!ガハハハッ!!☆0.0!!な!」って感じである。
しかし、「つまんねぇア
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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

-

「へっ!汚ねえ花火だ」0.0

つまんねぇぇぇえぇぇえええ!!!
何がつまらないって題材が矮小過ぎる。ガキ同士が付き合うとかどーとかって誰が興味あんねん!!女子高生の“面白い話”レベルの脚
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ボス・ベイビー(2017年製作の映画)

4.4

「上司にしたい赤ちゃん堂々のNo. 1」

絶対設定一本勝負のネタ映画だと思っていたが完成度高すぎてビビる。

最初の赤ちゃん製造工場の描写だけで荒唐無稽な設定にすんなり入っていける。ティ
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

1.5

「ピム&ワスプ」

今、見た直後なんだが全く内容が思い出せない。それぐらいインパクトが薄く、「これ、単作でやる必要あるか?」って内容だ。

他のヒーローと比べて地味で凡人的なのがアントマン
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

「ゾンビ、ガラパゴスに現る」

日本人って伏線大好きな民族じゃないですか。漫画や小説、ドラマ、映画ありとあらゆる創作物で伏線の存在に驚嘆し、一喜一憂する。
そして、その伏線渇望症というべき
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吸血鬼(1967年製作の映画)

-

「血ィ吸うたろかぁ?」0.1

つまんなさ過ぎてビビるwww
初期作品とはいえポランスキーとは思えん超☆絶☆低クオリティである。

ポランスキーの作品は基本テンポは遅めだが、無駄な事
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

2.1

「田舎に泊まろう!!」

サスペンスの語り口は上手い。「この後どうなんねん」とグイグイ物語に引き込まれる。だが、それと同時に「コレなんかあるっぽい雰囲気出してるけど、実はオチとか用意してないんじ
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アントマン(2015年製作の映画)

4.5

「虫系ヒーローにハズレなし」

marvelヒーロー映画のオリジンなら一番完成度が高い。
その完成度に大きく貢献しているのはテーマを多角的な視点で描いている点だ。スコット(ポール・ラッド)
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

1.3

「雨降って地固まる」

今作を観て、恋愛主軸のストーリー、歌いっぱなしのミュージカル演出は嫌いだと自分の中でハッキリ認識できた。

ミュージカル映画そのものは嫌いじゃないし、むしろ好きなジ
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