磔刑さんの映画レビュー・感想・評価

磔刑

磔刑

“芸術家になれぬ者が批評家になり、兵士になれぬ者が密告者になる。”

(a)倫理観を極端に逆撫でする作品。
(b)映画的記号のみで構成された中身のない作品。
以下:自戒のワーストテン

映画(165)
ドラマ(0)

ダークタワー(2017年製作の映画)

-

「ハリウッド式学芸会」0.1

連載開始第1話で打ち切りが確定した漫画を連載終了まで付き合わされる。今作を鑑賞しているとそんな徒労を感じさせられる。

やりたい事は山ほどあったのだろう。広
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

3.0

「それはクマった🐻」

ちょっとよくわからん。
事前情報を一切入れない状態で観たこともあって開幕早々チンプンカンプンだったが、徐々に全容が把握してきて、「それで、主題は?」って感じで身構え
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ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

3.1

「イチャイチャが宇宙を救う」

極彩色のスペースオペラの中、美男美女が颯爽と活躍し、時にはイチャつく。そんな姿を魅力的に描けてるだけでも作品としては成功してると思う。実際、2人の活躍やらイチャイ
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

4.5

「沈黙が真実を雄弁に語る」

技術力の高さに目を奪われるが、ミステリー映画としても高品質なので、総合的な満足度は高い。
亡くなったゴッホの手紙の行方を通して描かれる数日間。それををさまざま
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

1.5

「劇場ではお静かに」

設定上、会話を少なくする必要がある為、風景描写や間を重視した情感に重きを置いた心理描写が多い。それに加え、主人公達にこれといった目的が存在しないので、どうも物語が停滞して
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.0

「暇を持て余した神々の遊び」

ため息が出るほど美しい。だが、美しくはあるが中身がさほど無いのが何とも言えない。

ワンカット、ワンシーンの雄麗さ。景観、人物、小道具、構図の美しさは神々し
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ハンナ(2011年製作の映画)

-

「外れてんのは監督の頭のネジ」0.0

「つまんねぇロード・ムービーあるよ」って勧められたら「確かにつまんねぇや!!ガハハハッ!!☆0.0!!な!」って感じである。
しかし、「つまんねぇア
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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

-

「へっ!汚ねえ花火だ」0.0

つまんねぇぇぇえぇぇえええ!!!
何がつまらないって題材が矮小過ぎる。ガキ同士が付き合うとかどーとかって誰が興味あんねん!!女子高生の“面白い話”レベルの脚
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ボス・ベイビー(2017年製作の映画)

4.4

「上司にしたい赤ちゃん堂々のNo. 1」

絶対設定一本勝負のネタ映画だと思っていたが完成度高すぎてビビる。

最初の赤ちゃん製造工場の描写だけで荒唐無稽な設定にすんなり入っていける。ティ
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

1.5

「ピム&ワスプ」

今、見た直後なんだが全く内容が思い出せない。それぐらいインパクトが薄く、「これ、単作でやる必要あるか?」って内容だ。

他のヒーローと比べて地味で凡人的なのがアントマン
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

「ゾンビ、ガラパゴスに現る」

日本人って伏線大好きな民族じゃないですか。漫画や小説、ドラマ、映画ありとあらゆる創作物で伏線の存在に驚嘆し、一喜一憂する。
そして、その伏線渇望症というべき
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吸血鬼(1967年製作の映画)

-

「血ィ吸うたろかぁ?」0.1

つまんなさ過ぎてビビるwww
初期作品とはいえポランスキーとは思えん超☆絶☆低クオリティである。

ポランスキーの作品は基本テンポは遅めだが、無駄な事
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

2.1

「田舎に泊まろう!!」

サスペンスの語り口は上手い。「この後どうなんねん」とグイグイ物語に引き込まれる。だが、それと同時に「コレなんかあるっぽい雰囲気出してるけど、実はオチとか用意してないんじ
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アントマン(2015年製作の映画)

4.5

「虫系ヒーローにハズレなし」

marvelヒーロー映画のオリジンなら一番完成度が高い。
その完成度に大きく貢献しているのはテーマを多角的な視点で描いている点だ。スコット(ポール・ラッド)
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

1.3

「雨降って地固まる」

今作を観て、恋愛主軸のストーリー、歌いっぱなしのミュージカル演出は嫌いだと自分の中でハッキリ認識できた。

ミュージカル映画そのものは嫌いじゃないし、むしろ好きなジ
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それいけ!アンパンマン ゆうれい船をやっつけろ!!(1995年製作の映画)

3.2

「繭」

話の構成はテレビ版の延長線的で子供には見易いと思う。アンパンマンとばいきんまんの対立構造重視かつ、スーパーヴィラン化したロールパンナとの戦闘シーンに重きを置いた内容は完全にアメコミ映画
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サーミの血(2016年製作の映画)

4.3

「差別は人間にのみに与えられし権利」

題材にしては不謹慎な見解かも知れないが、サスペンスもしくはホラー映画として観ると非常に楽しめる。
人種差別による迫害。過度に抑圧された環境が生み出す
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ジオストーム(2017年製作の映画)

-

「たまにハリウッドの滅亡を切に願ってしまう自分がいる」0.0

ひっさしぶりにこんな酷い映画観たわ。ツッコミどころ満載タイプの作品にしても笑顔でツッコまれへんのがかなりキツイ。

ディザス
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ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

4.3

「ファンタスティックな英國諜報員がマーベルなフォースを覚醒させたりしない犯罪劇」

作戦決行までは中々モッタリしたテンポで進むが、いざ強盗パートになれば前半の伏線を綺麗に回収していくので観ていて
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.2

「社会を変えるのは信念ではなく金」

ロビー活動自体は興味のある題材なんだけど、何か自分の期待してたのと違った。

法案を通すために飴と鞭を使って自分達にとって有利な方向に支持させるとか、
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ストップ・メイキング・センス(1984年製作の映画)

4.5

「全てがナンセンスにしてグルーヴィー」

ボーカルのデヴィッド・バーンの奇行とも言えるパフォーマンスが名高く、“痙攣ダンス”や“オーバーサイズのスーツ姿”が特に有名だ。突然その場でランニングした
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男と女(1966年製作の映画)

-

「恋愛感情のマイナス面を客観的に感じ取れる点では優秀」0.6

私が映画を真面目に観だした時に唯一設けたルールは、どんなクソ映画であっても最後まで観る事だ。観てもいないのに批評するのは論外だが、
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オペラ座の怪人(2004年製作の映画)

2.0

「凄いらしい」

「ウチのオペラ座では恋愛禁止!だけど恋愛したい!!」、「裏で工作してプリマにしてやった推しメンに裏切られた!!許さんっっ!!」ってこれ、AKB48の内輪揉めの話でしたっけ?って
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9時から5時まで(1980年製作の映画)

3.2

「対価」

セクハラ、パワハラ、挙げ句の果てには部下の手柄を横取りする、悪辣上司に裁きの鉄槌を下す痛快コメディ映画だ。社会人、特に女性なら日々のストレスの溜飲を下げれる事受け合いの一作である。
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

-

「金をいくら積んでも糞が糞である事は変えられない」0.0

まごう事なき糞映画。
映画をろくに見ない人間に限ってハリウッド映画はCGしか見所がなく、中身スカスカだと揶揄する。しかし今作に限
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パージ(2013年製作の映画)

-

「吉田沙保里1人置いてた方がマシなレベルのセキュリティ」0.5

いやーガバい。何もかもがガバガバで真面目に見てるのが馬鹿らしくなる。これ程ガバいのは『佐賀のがばいばあちゃん』以来ではないだろう
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否定と肯定(2016年製作の映画)

4.2

「イギリス式裁判狂想曲」

映画の題材にされがちなホロコーストが実際にあったか否かを争う超荒唐無稽な法廷劇だ。
確かに散々映画の題材になっている話ではあるが立証してみろと言われれば素人には
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

2.4

「抜くにしても感動するにも中途半端」

リアル路線のスパイ活劇なのだが、いかんせんリアルを追求し過ぎた為に非常に地味である。まずアクションが全く無い。加えて荒唐無稽なガジェットや尖ったキャラクタ
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

2.8

「親の因果が子に報う」

キャラデザや景観、小道具等の至る所で見られる造形美。それに伴う世界観構築は凄い作り込まれていて素晴らしいと思う。作品全体に漂う日本感は観ていて洋画である事を忘れる程の説
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

2.1

「食べたくなるほど愛おしい」

「何ぃ?獣医学部?!さぞ堅苦しい所だろうなぁ!!」って思ってたら向こうの大学ノリがヤバ過ぎた😵。ストーリーはその過剰なウェーイノリに毒され、「アタシもイケイケ女子
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.3

「バーフバリ!バーフバリ!!(サイリウム片手に)」

面白くて草の草ァッッ!!!
なんてったって先代バーフバリのパートが面白すぎる。前回のボリウッド感には置いていかれていた印象があるが、今
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

4.4

「子は鎹」

科学と文明が発展する前は病気や事故、事件などの人知を超えた出来事は悪魔や魔女が原因とされて来た。しかし、文明が発達した現代においては多くの事象の因果関係は科学的理由で説明する事がで
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

2.5

「そのAIM力チート級」

アクションシーンは視覚的レパートリーが多彩なのもあって、かなり楽しめる。特に『燃えよドラゴン』を彷彿とさせる鏡張りの部屋でのアクション、ローマでの黒人との肉弾戦、ニュ
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.6

「社長出勤」

ベースが一作目の『ジュラシック・パーク』と言うのもあって、基本的には目新しさは無い。リブートないしはリメイク的テイストだ。パーク設立から崩壊までの流れはもはや様式美と言っても過言
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

2.2

「資本主義はエイリアンからの贈り物」

経済格差や資本主義の歪みによる貧困層の喘ぎを描いた現実的な作品は昔から少なくない。しかしそれらのテーマに付随し、切っても切れない堅苦しさや重苦しさ、あざと
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戦争のはらわた(1977年製作の映画)

4.2

「滅びゆくは男の世界」

今作が溢れ返る戦争映画、特に擦り倒された第二次世界大戦を題材にしながら他作と一線を画すのはドイツ軍の視点で描いている事に起因するだろう。そして連合軍側のドラマでは決して
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