磔刑さんの映画レビュー・感想・評価

磔刑

磔刑

“芸術家になれぬ者が批評家になり、兵士になれぬ者が密告者になる。”

映画(146)
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.2

「社会を変えるのは信念ではなく金」

ロビー活動自体は興味のある題材なんだけど、何か自分の期待してたのと違った。

法案を通すために飴と鞭を使って自分達にとって有利な方向に支持させるとか、
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ストップ・メイキング・センス(1984年製作の映画)

4.5

「全てがナンセンスにしてグルーヴィー」

ボーカルのデヴィッド・バーンの奇行とも言えるパフォーマンスが名高く、“痙攣ダンス”や“オーバーサイズのスーツ姿”が特に有名だ。突然その場でランニングした
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男と女(1966年製作の映画)

-

「恋愛感情のマイナス面を客観的に感じ取れる点では優秀」0.6

私が映画を真面目に観だした時に唯一設けたルールは、どんなクソ映画であっても最後まで観る事だ。観てもいないのに批評するのは論外だが、
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オペラ座の怪人(2004年製作の映画)

2.0

「凄いらしい」

「ウチのオペラ座では恋愛禁止!だけど恋愛したい!!」、「裏で工作してプリマにしてやった推しメンに裏切られた!!許さんっっ!!」ってこれ、AKB48の内輪揉めの話でしたっけ?って
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9時から5時まで(1980年製作の映画)

3.2

「対価」

セクハラ、パワハラ、挙げ句の果てには部下の手柄を横取りする、悪辣上司に裁きの鉄槌を下す痛快コメディ映画だ。社会人、特に女性なら日々のストレスの溜飲を下げれる事受け合いの一作である。
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

-

「金をいくら積んでも糞が糞である事は変えられない」0.0

まごう事なき糞映画。
映画をろくに見ない人間に限ってハリウッド映画はCGしか見所がなく、中身スカスカだと揶揄する。しかし今作に限
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パージ(2013年製作の映画)

-

「吉田沙保里1人置いてた方がマシなレベルのセキュリティ」0.5

いやーガバい。何もかもがガバガバで真面目に見てるのが馬鹿らしくなる。これ程ガバいのは『佐賀のがばいばあちゃん』以来ではないだろう
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否定と肯定(2016年製作の映画)

4.2

「イギリス式裁判狂想曲」

映画の題材にされがちなホロコーストが実際にあったか否かを争う超荒唐無稽な法廷劇だ。
確かに散々映画の題材になっている話ではあるが立証してみろと言われれば素人には
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

2.4

「抜くにしても感動するにも中途半端」

リアル路線のスパイ活劇なのだが、いかんせんリアルを追求し過ぎた為に非常に地味である。まずアクションが全く無い。加えて荒唐無稽なガジェットや尖ったキャラクタ
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

2.8

「親の因果が子に報う」

キャラデザや景観、小道具等の至る所で見られる造形美。それに伴う世界観構築は凄い作り込まれていて素晴らしいと思う。作品全体に漂う日本感は観ていて洋画である事を忘れる程の説
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

2.1

「食べたくなるほど愛おしい」

「何ぃ?獣医学部?!さぞ堅苦しい所だろうなぁ!!」って思ってたら向こうの大学ノリがヤバ過ぎた😵。ストーリーはその過剰なウェーイノリに毒され、「アタシもイケイケ女子
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.3

「バーフバリ!バーフバリ!!(サイリウム片手に)」

面白くて草の草ァッッ!!!
なんてったって先代バーフバリのパートが面白すぎる。前回のボリウッド感には置いていかれていた印象があるが、今
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

4.4

「子は鎹」

科学と文明が発展する前は病気や事故、事件などの人知を超えた出来事は悪魔や魔女が原因とされて来た。しかし、文明が発達した現代においては多くの事象の因果関係は科学的理由で説明する事がで
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

2.5

「そのAIM力チート級」

アクションシーンは視覚的レパートリーが多彩なのもあって、かなり楽しめる。特に『燃えよドラゴン』を彷彿とさせる鏡張りの部屋でのアクション、ローマでの黒人との肉弾戦、ニュ
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.6

「社長出勤」

ベースが一作目の『ジュラシック・パーク』と言うのもあって、基本的には目新しさは無い。リブートないしはリメイク的テイストだ。パーク設立から崩壊までの流れはもはや様式美と言っても過言
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

2.2

「資本主義はエイリアンからの贈り物」

経済格差や資本主義の歪みによる貧困層の喘ぎを描いた現実的な作品は昔から少なくない。しかしそれらのテーマに付随し、切っても切れない堅苦しさや重苦しさ、あざと
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戦争のはらわた(1977年製作の映画)

4.2

「滅びゆくは男の世界」

今作が溢れ返る戦争映画、特に擦り倒された第二次世界大戦を題材にしながら他作と一線を画すのはドイツ軍の視点で描いている事に起因するだろう。そして連合軍側のドラマでは決して
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スーパー!(2010年製作の映画)

1.2

「貧乏人ヒーローになるべからず」

ヒーロー映画は総じて高額な製作費がかかるものだ。本作はそのヒーロー映画の命とも言える製作費を大幅に省いた中でオーソドックスなヒーロー誕とヒーロー映画に対するシ
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ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

4.2

「何もないがある世界」

ストップモーションの世界観構築、ケレン味溢れる演出は流石の一言に尽きる。特にMr.フォックスとラットの電撃の中での対決が最高にカッコいい。如何に動いている様に見せるかで
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.1

「この世界は生きるに値するのか?」

冷血なシステムに支配された社会と人間性や人同士の繋がりを対比させ、現代社会における中流階級より下の人々の暮らしの実態を描いた作品だ。その試みは評価出来るし、
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.7

「絵の具とキャンバスと金の額縁」

滑稽に踊り狂う醜悪な裸婦を崇高で高尚な芸術品として扱うオープニングシーン。スーザンが過去に買った絵画の存在を忘れ、描いてある言葉の意味すら理解していない場面等
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

2.7

「共感出来ればあなたも立派なサイコパス!」

大事な人を失ってもその実感が湧かず、負の感情すら失う事がある。その喪失を受け入れ、人生の新たな一歩を踏み出すまでの心温まる物語。の様に表面的には見え
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

2.7

「バーフバリ!バーフバリ!(強迫観念)」

前半は絵に描いたようなボリウッド・ミュージカル。一転、アマレンドラ・バーフバリの半生を描いた後半はミュージカル要素少なめのバトルエンターテイメントに仕
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それいけ!アンパンマン だだんだんとふたごの星(2009年製作の映画)

4.1

「成長と普遍のアンサンブル」

まだアンパンマンビギナーなので劇場版鑑賞は2作目なのだが前回観た『勇気の花が開くとき』よりも遥かに演出能力が向上しており、アニメ映画を観ていると言うよりは映画を観
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

-

「蛇に生えるは極彩色の足」0.7

昔、深夜に放送していた『四畳半神話体系』を毎週リアルタイムで観ていた事を思い出した。明石さんの可愛さに一喜一憂してたのが懐かしい。そう言えば白いモチグマンのス
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デッドプール2(2018年製作の映画)

2.9

「風刺に成長は無い」

続編の悪い部分がモロに出た作品になってしまった。その悪しき要素は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』や『キングスマン:ゴールデン・サークル』と酷似している。
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.7

「もう一つの日本」

洋画でありがちな間違ったエキセントリックな日本感をひたすら詰め込んだ不思議な作品だ。
ただ今作で描かれる間違った(現実とは大きな齟齬がある)日本感は決して“日本の事は
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デッドプール(2016年製作の映画)

4.3

「ヒーロー映画を観る時ヒーローもまたこちらを見ているのだ」

今作が公開された当時ヒーロー映画ブームが過熱す一方、marvel一強故の既視感。今ひとつ独自性を開拓出来ないFOX。DC?それは何処
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グーニーズ(1985年製作の映画)

1.2

「雑音」

ホントうるせぇ!!!登場人物全員が終始おがり散らしてるので兎に角うるさい!!難聴なるわ!!
いや、わかるよ?少年少女達が喜びそうな記号で溢れ、冒険心をくすぐられる内容なのは。で
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ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.4

「ゴリラは人類の友、チンパンは人類の敵」

「怪獣がアメリカの大都市をぶっ潰しながら戦う映画だと!?スゲー面白そうやん!!」って動機で観に行ったのだがその期待通りの内容で満足な一方、決して期待値
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ガーゴイル(2001年製作の映画)

-

「ヤマなし・オチなし・イミなし。これでホモなら完璧だった」0.0

あらすじだけ見たら面白そうだが、本編にあらすじ以上の事は起きない。何ならあらすじ以下の内容が延々続く。

いくらなんでも
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それいけ!アンパンマン 勇気の花がひらくとき(1999年製作の映画)

3.5

「勇気の花はみんなの心の中にある」

ばいきんマンの鬼畜っぷりで有名な作品だがその噂に違わぬバイキンマンの殺意凄まじい。ばいきんマン推しなら必ず抑えておきたい一作だ。特にパン工場を木っ端微塵にし
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ポッピンQ(2016年製作の映画)

-

「ゴミを集めてゴミを作る」0.0

まずこんな作品の為にレビューを書き時間を費やす事が不快、不愉快に感じる。この世の不毛、虚無、無益を詰め合わせた現代のナイトメア。アニメ界の癌細胞。そんな作品だ
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マザー!(2017年製作の映画)

3.5

「生みの苦しみ」

ここで描かれる新たな命を生むまでの苦難は作家(監督)が映画一作を創り出すまでの苦しみだ。

母親(ジェニファー・ローレンス)と彼(ハビエル・バルデム)は時には一人の作家
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トランスフォーマー/最後の騎士王(2017年製作の映画)

4.0

「最後の騎士王(最後とは言ってない)」

何が凄いって金のかけ方が尋常じゃない。近年のブロックバスタームビーの代表格はヒーロー映画と言える。しかしそれが可愛く思えるぐらい大規模なスケールで全編一
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.5

「薔薇の本質は棘にあり」

冷戦当時の重苦しい空気感、東ドイツの無秩序な雰囲気を上手く描写しており、多くのスパイムービーの中でも独特の世界観を確立できているだけでも観るに値する。『裏切りのサーカ
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