もじゃ太郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

もじゃ太郎

もじゃ太郎

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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

5.0

全米の美少女コンテスト(リトル・ミス・サンシャイン)の候補に選抜されたオリーブとその家族は、初のミスコンに向けて一家総出でワゴンで旅に出る。オリーブの家族は破産の父、ヤク中の祖父、自殺願望のあるゲイ学>>続きを読む

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.0

もし音を立てたら、未確認生物に食べられる。つまり、喋ることを許されない世界があったら。

まるで無声映画のようにほとんど音がない映画、そして字幕がついているけれどある意味日本語でも字幕なしにほとんど理
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42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

3.9

第二次世界大戦が終わった1950年代、それまで白人だけのスポーツだったメジャーリーグに、黒人初のメジャーリーガーが誕生した話。

この類の話を見ていつも思うのだが、半世紀前まで黒人が人間でないような扱
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

4.5

20年近く前に観て子どもながらに感動したことをよく覚えている。大人になって、また令和の時代になって改めて見返して観る価値がある気がして鑑賞した。

とても深いメッセージ性の中にクレヨンしんちゃんならで
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第三の男(1949年製作の映画)

4.1

物凄い古い映画なのに全く古さを感じさせない極上のサスペンス映画。

親友のハリーを訪ねてウィーンに来た作家のホリーは、ハリーが自動車に跳ねられて亡くなったと知る。周辺の人々に自己当時の事情を聞くと、3
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ラッカは静かに虐殺されている(2017年製作の映画)

3.5

ISはシリアのラッカを占領し、巧みなメディア戦略でとても豊かでこの世の楽園のような報道をする。

しかし、その実情は公開処刑がなされ内紛の絶えない地獄絵図たった。徹底した情報統制によりその模様はあまり
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アス(2019年製作の映画)

3.4

前作『GET OUT』がかなりブラックユーモア満点でジョーダン・ピール節全開(もともとコメディアンで黒人いじりをネタにしたコントなどがあった)だけに、同じタイプの映画を撮られるとどうしても比較して観て>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.1

スウェーデンで夏至に行われているお祭り(夏至祭)に参加するアメリカ人男女のお話。総じて、ホラー映画にしては明るすぎるし、コメディ映画にしてはブラックユーモアがキツ過ぎる、新感覚の映画だった。

何故だ
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アイデンティティー(2003年製作の映画)

4.0

嵐の中、洪水で缶詰状態になった面識のない11人の男女が同じモーテルに泊まることに。ところが一人一人何者かに殺されていく・・・

お互い知らないもの同士のうえ、場所はネバダ州の外れ(ラスベガスの隣でカジ
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セブン(1995年製作の映画)

4.5

何てこった。最後にこんな結末が待っているとは。最後の30分間、平凡なオチを色々想像を巡らしていた自分がバカだった。

また、サイコ・スリラー映画の割に文学的、芸術的、宗教的なアプローチが多く、とてもア
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ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

3.0

あまり入り込めず途中ウトウトしてしまいました。

電車内に仕掛けられた爆弾と仕掛けた犯人を8分以内に見つけないと8分前に戻ってやり直し、何度もタイムリープして見つける、という話。タイムリープに変に理由
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

3.5

ダレン・アロノフスキー監督はこの後、『レスラー』、『ブラック・スワン』を撮るわけだが、この映画との共通点は肉体を極限まで酷使している点だと思う。この映画は非合法的に、その後の2作は合法的に。そして、極>>続きを読む

マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

3.7

病死を扱う映画をあまり積極的に見ないよつにしている。なぜならそこで長く涙はストーリーというより死そのものにフォーカスしたものになりがちだから、ドーピングのようなもので反則だと思うのだ。

でも、精一杯
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ランボー(1982年製作の映画)

3.5

ベトナム帰還兵ランボーが遠く離れた友人を訪ねるが、ベトナム帰還兵を快く思わない地元州警察に門外漢として無碍に扱われ、街から出ていくように言われる。喧嘩になり最終的には逮捕されてしまう。
拷問を受けた際
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グッドライアー 偽りのゲーム(2019年製作の映画)

3.2

おじいちゃんが出会い系でおばあちゃんに出会う。が実は、おじちゃんには裏があって・・・途中からおばあちゃんもなんだか闇を抱えてそうで・・・と泥沼化していくストーリー。

ストーリーとしてはとても面白かっ
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燃えよドラゴン(1973年製作の映画)

3.0

この映画にストーリーの面白さを求めてはいけない。

悪に立ち向かうブルース・リーの武術を、その肉体美を、鑑賞する映像作品である。

途中から、闘い始めた理由もよく分からないし、描写が不十分で気になった
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フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.9

アイオワに住む男が父親から受け継いだとうもろこし畑の一部を神のお告げにより野球場を造る。すると、1919年に八百長で逮捕されたはずのホワイトソックスの8人が突如現れる。
その後も神のお告げに従いやって
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8 Mile(2002年製作の映画)

4.0

初めて見たときは15年以上前の高校生の時。当時は「8マイル」の意味はもちろん、文化的背景知識が乏しくこの映画を深く理解できなかったように思う。

デトロイトは自動車工場の街でホワイトカラーの住む富裕層
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リマスター: ロバート・ジョンソン(2019年製作の映画)

3.0

こんなマニアックなテーマまでやってもらえるとはNetflixさん、サイコーです。

Eric Claptonを入り口にブルースにのめり込んだ私にとって最も影響を受けたブルースマンの1人。彼の自伝的ドラ
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

3.9

外国人が日本をモチーフに物語を紡ぐ。それもかなり日本的な考え方を深く理解した作品だった。

エンディングでストップモーションの過程を見せていたが、アニメですごい滑らかに見えたキャラクターたちが全く無機
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ムカデ人間(2009年製作の映画)

2.9

怖さのは表現には事欠かない。常人には理解不能なことを淡々と語る異常さ、変態と認識のあることの手のつけられなさ、めちゃくちゃ怖い。そこらへんのホラー映画より怖い。ただただ設定が意味不明さが怖い。ただ、こ>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.0

泣けた。
個人的に推している法則として「良い映画には良い音楽がある」というのがあるが、ばっちりハマる良い映画だった。これは狭い飛行機ではなく、映画館で鑑賞したかった。

近年話題になっているマイノリテ
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.3

妻を失いながらも1人娘と幸せな家庭を築いたディビッド・キムは、ある日娘が行方不明に。
彼女のSNSから彼女の消息、何が起こったのか、そのほとんどがまるでディビッドのPCを覗いているように展開する、超現
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エグザム(2009年製作の映画)

2.9

最終面接に残ったバックグラウンドの異なる8人。試験は80分、いくつかのルールを告げたのち、試験官は試験会場を去る。
試験開始して受検者が問題用紙をめくると、白紙。受検者は試験官が話していたルールを回想
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サイコ(1960年製作の映画)

4.0

この夏にホラー映画の名作でホラー映画の理解を一気に深めようと思って鑑賞した。

モノクロで車内シーンなどに古臭さを感じるけど、物語の展開はかなり上質で古さを全く感じさせなかった。特に車を購入するシーン
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13日の金曜日(1980年製作の映画)

3.8

キャンプ場の運営再開を手伝おうと若い男女が集合する、そこは呪われたキャンプ場だった。

殺戮の連続。今やホラーのセオリーとなっている数々の原型を観た。チェーンソー持ってお面かぶっているイメージあったけ
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ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(2011年製作の映画)

3.6

前作から場所以外のフォーマットはほぼ同じ。何も考えずに楽しめるのがこの作品の良いところ。

ただの馬鹿話は映画としてあまり好きな方ではないが、話のぶっ飛び具合が想像力を掻き立てられコメディ映画としては
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.8

バチェラーパーティをする4人の男。向かうはラスベガス。

シーザーパレスホテルの屋上で酒を交わし、起きたら結婚する予定の男が行方不明に。何が起こったのかを辿りながら行方不明になった主役を探しに行く話。
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アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

4.0

こまめに冷や冷やする場面を入れたりして緊迫感を切らさない展開がよかった。
また、脱獄にドラマがあってよかった。先に見た「PRISON BREAK」はこの映画のイメージに近い気がした。

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.9

禁酒法が定められていたシカゴで、アル・カポネは闇市場取引により至福を肥していた。財務省捜査官チームがアル・カポネを逮捕しようと闘った話。

エンリオ・モリコーネさんが音楽を担当されたということで気にな
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.2

人生の全てが生放送されている、という設定が面白かった。
ただ、その設定に頼りすぎていて展開が単調だったので少しだれた。

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.5

音楽を担当された方が亡くなったというニュースがあって、沸々と大好きなあの映画の感動をまた味わいたい、と思って観返した(こんなに繰り返しで見た映画は他にない)。

が、エレナとの再会シーンがない!?
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エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)

3.2

リアル脱出ゲームみたいなゲームに招待された6人。
案内された小さな密室は、失敗すると死ぬ、ホンモノのリアル脱出ゲームだったのだ!

盛り上がりの作り方や過去のそれぞれのエピソードも上手く活かされていて
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.8

『ジョーカー』は本作品のオマージュと聞いて見てみた。見事になぞっていたのでまるで同じ映画を見直しているようだった。

妄想癖のある自称コメディアンが、有名司会者を誘拐して無理やりコメディ番組に出演する
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.9

シンプルでかつ分かりやすいルールが非常に怖い。

ルール1:それはある行為によって人に移すことが可能
ルール2:それは必ず歩いてくる
ルール3:それに捕まったら必ず殺される。

これまでのホラー映画の
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キャビン(2011年製作の映画)

3.7

ホラー映画の要素を逆手に取ったアクション映画。ホラー映画に飽きてきた人にオススメの新感覚な映画だと思う。

夏休みに男女のイケてるグループが人里離れた森にキャンプに。
イチャイチャしてる奴らが先に殺さ
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