mojojojoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

フューリー(2014年製作の映画)

4.0

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理想は平和だが、歴史は残酷だ。と語ったブラッド・ピット演じるドンの言葉は背けたくなる現実を隙なく突いた言葉に感じた。
作中も戦争の悲惨さを余すことなく表現していて、さっきまで生きていた人間が大量に死ん
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

4.5

好き!笑わせてもらった。
ビル・マーレイーー!!!のシーンもあまりの衝撃に笑ってしまったけど、こういう小ネタは最高。
そんな切望するくらい食べたいトゥインキーとはどんなものかと検索したら、日本で言うロ
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

3.5

色々な愛の形に溢れた物語。
順風満帆な人だけじゃなくて、浮き沈みはあれども、最終的にはハッピーエンド。
ビリーマックの少しお下品な感じが結構ツボだった。

最後の追跡(2016年製作の映画)

4.0

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西部の片田舎で繰り広げられる銀行強盗とその追跡話かと思いきやとんでもない。
これは社会派映画。
サブプライムローンによって身の丈に合わない大金を貸付、利益を得た銀行はそれに飽き足らず更に家も奪っていく
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フェンス(2016年製作の映画)

1.0

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ストレスを感じる映画だった。
とにかくトロイが大嫌い。
人種差別の極端な被害者意識が物事の原因を自責ではなく他責にすり替える良きツールのようになってしまっている。
また、弁も立つから周囲も論破されるし
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シャチの見える灯台(2016年製作の映画)

3.5

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滔々とベト、トリスタン、ローラとシャチとの日常を垣間見るような静かな映画だった。
それぞれの心の距離がゆっくりと着実に近づいている感じも、わざとらしくなく丁寧。
派手さはなく、非常に地味ではあるけど、
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トゥルー・グリット(2010年製作の映画)

4.5

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王道の西部劇もの。
荒くれ者同士の男ばかりのドンパチではなくて、物語の緩衝材でもあり、肝でもある14歳の女の子マティとの旅ってのもあってか観やすかった。
登場人物のマティは舌を巻くほどの頭の回転の速さ
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ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)

3.0

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かなり長ーくラブコメ感があって、クリスマスの雰囲気もいいじゃない〜と気楽に観ていたら突然のシフトチェンジに驚いた。
世にも奇妙な物語。
ちょっと悲しいなぁ。
持ち主いい人で良かったと思う、ほんと。
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.5

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子供には子供の頃世界観があって、彼らなりに必死。
大真面目に一目惚れ駆け落ちを子供ながら背伸びをして一生懸命に実行する姿は恐れ入る。
そんな熱意に負けて友人たちも巻き込んで、なんだかわちゃわちゃ楽しい
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.5

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いやはや、マークはなかなかの性格の悪さで、こんなことがきっかけでFacebookが出来たとは思わなかった。
しかも持って生まれた家柄やそのポテンシャルへのコンプレックスが強くて、バカにしているように見
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消えない罪(2021年製作の映画)

4.0

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生まれ育った環境が劣悪。
それでもなんとか妹だけはと、年の離れた姉が親代わりとなって守っていたのに、子供の銃の誤射による殺人で姉が罪を被って20年服役、養子縁組で引き取られた妹の行方は知れずとは、こん
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.5

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アクアマンという名前がムムっと思っていたけど、意外と楽しめた。
ただ、○○の海って場所が色々ありすぎて頭に入らないのと、アトランティスの国々にどんな種類がいるのか、登場人物の整理がイマイチできなかった
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

3.5

音楽のチョイスが最高。
MARVELシリーズの中でもオシャレな仕上がりだった。
グルートも可愛いけど、ロケットが1番常識人なのが面白くて、一生懸命な姿に終始心鷲掴み。

クリスマス・クロニクル(2018年製作の映画)

3.5

かっこいいサンタさん。
くそ真面目でもないし、どんな経歴があってサンタさんになってるのかが気になる。
ストーリーも子供向け過ぎず、みんなで楽しんで観られる内容が良かった。

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.0

笑った。
個性的で難アリの家族達のキャラも然る事ながら、移動に使うポンコツワーゲンもとんでもなく味があって最高だった。

我が家もランクル80のおじいちゃん車に乗っているので、久しぶりにクラクションを
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.5

大切な人やモノを失った喪失感は底知れない。

ノマドとして生きることの理由は人それぞれ様々だけど、戻る場所があるのとないのとでは根本的に生き方や物の見え方は違う。
社会から弾き出されたような疎外感を感
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.5

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恐怖。
これは凄い。
それぞれ抱える課題が分かりやすくて、1番の問題児だと思っていた人間が隠している事柄が誰よりも1番ヘビーだった。
かと思いきや、実はもっとヤバい奴がいるよ、ってことでラストに驚いた
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ANNA/アナ(2019年製作の映画)

3.5

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アナがとんでもなくスタイル抜群でお美しかった。
モデル体型の女スパイは色々とスタイリッシュ。
どうなる事やらと思って見ていたら、終盤の畳み掛けの連続が凄すぎて、正しくマトリョーシカ状態。
米露の男を手
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ザ・ハッスル(2019年製作の映画)

3.5

あのアン・ハサウェイが!という驚きもあるし、ストーリーのドタバタ感もいい感じで終始楽しめた。
オチも良かった。

フランクおじさん(2020年製作の映画)

4.5

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死後の父親からの爆弾投下が最悪。
そんなやり方ないよね、と思うほど卑怯で臆病だった。
ただ、それがきっかけでまさかの転機になったことは本当に救いがあって良かった。
まさに不幸中の幸い。

青春時代から
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バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

3.5

バットマンシリーズって本当に悪役が良い感じ。
ビジュアル的にも憎めない。
取り巻きとか道具も可愛いしティム・バートン色全開だった。
キャットウーマンのコスチュームはあんなに縫い目が目立つ仕様だったかと
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クリスマス・キャッスル(2021年製作の映画)

3.0

ストーリーはベタなラブストーリー。
ただ、舞台が素敵。
スコットランドの古城という非現実的な感じがある意味良かった。
タータンチェックのドレスも可愛いし、お土地柄が現れていて楽しめた。
ワンちゃんも可
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アーミー・オブ・シーブズ(2021年製作の映画)

3.0

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アーミーオブザデッドよりこちらの方が好みだった。
脚本が、穴だらけすぎてツッコミどころ満載だった前作よりも、こちらの方が完成度が高かったように思う。
ただ、一応前日譚ということもあってか、所々にゾンビ
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.0

兄弟の個性が爆発していて、それぞれの絡みも兄弟独特の距離感で面白かった。
ストーリー全体としてはあまり個人的にはハマらなかったけど、ウェス・アンダーソンの演出や世界観が楽しめたのが収穫。
列車の内装も
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オズ はじまりの戦い(2013年製作の映画)

3.0

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あのオズの魔法使いの世界観を楽しもうと思って観ると、あれ?っとなるけど、別物と思って観れば楽しめる作品。
敵と思ったおさるは最後まで可愛かった。
妹の魔法使いは何とかしてあげたかったと思うほど、姉のと
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.0

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ジェイク・ギレンホールが凄い。
完全にサイコパス野郎になっていた。
冒頭から変な奴な雰囲気ダダ漏れだったけど、パパラッチは転職なのかどんどんヤバさに拍車がかかる。
常軌を逸していく過程の表情も狂気的。
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正義のレジスタンス(2018年製作の映画)

4.0

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反ナチスのレジスタンス側のストーリーは割と多いけど、彼らを裏で金銭的にサポートしたバンカーの視点で描かれている珍しい作品。
みんな家族がいるけど、それでも個人個人の大義や志が高くて、頭が下がる。
そし
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アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

2.0

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最初がカッコよすぎて冒頭で腹八分目。
斬新な発想で結構面白いけど、その後は設定が多すぎてとっちらかって、伏線回収忘れちゃった雑味の多い作品。
・チェンソーは呆気なく他人に委ねてその他人が使い倒す。
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

4.0

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何がきっかけかは分からないけど、ビビッときたハリウッド女優がしがない街の本屋の店員に突如キスをかます。
そんなことあるわけないじゃないの〜というのはわかった上で、たまにはベタな王道ラブストーリーも味わ
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ロックンローラ(2008年製作の映画)

2.5

ガイ・リッチー作品は好みなはずなのに、この作品は今ひとつハマらなかった。
終盤までに至るまで全体的に散漫な感じで群像劇でもないようだけど、主人公も結局最後までよく分からなかった。
ストーリーも理解はで
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ゴースト・エージェント/R.I.P.D.(2013年製作の映画)

3.0

ゴースト版MIB
どことなく漂うB級臭はあるけど、テンポもよくて気楽に観れる作品だった。
各所の設定も面白かった。
でも、クライマックスあたりは一大事なのに他のRIPDはどこにいるの!?と思うほど、ほ
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ヒッチコック(2012年製作の映画)

4.0

名監督も産みの苦しみをこれほどまでに味わっているとは。
そして、とにかく内助の功が素晴らしかった。
今でこそ当たり前ではあるけど、監督自ら考えた映画の宣伝方法も当時はとても斬新で、先見の明を感じた。
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キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

4.0

キャップは正統派な王道ヒーローだと改めて感じた。
浦島太郎状態は人によってはPTSDになりそうなのに、95歳のキャップは今作でも環境適応能力が底知れなかった。
ナターシャとのコンビも最高で作品を追うご
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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

4.0

家族愛にフォーカスすると、過剰な演出で若干のくどさを感じるものもあるけど、感傷的になりすぎない感じが良い。
そんなあっさりテイストなのに、登場人物の表裏の感情への掘り下げや、それぞれのストーリーへの繋
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マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

共闘展開にテンションアップ。
ソーの安心感が作品を追うごとに増していて、包容力も上がってきているから非の打ち所が見当たらない。
なのに、ロキが気になってしまう。
ロキは愛すべきヒール。