nenecoさんの映画レビュー・感想・評価

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美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

3.9

ものすごいエネルギーとパワー。

写真家ナン・ゴールディンという人を失礼ながら知らなかったのだけど、こんな映画のような人生を送ってきてることに純粋に驚くし、とてつもなくロックでパンクな人物だった。
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.2

原作ファンとして鑑賞。

成田狂児があまりにも成田狂児だったし、聡実くんも正に聡実くんだった(拍手)
聡実くんの狂児への複雑な感情の表現もめちゃくちゃ上手かった(もちろん歌も)。

有名過ぎるX JA
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

何て言ったらいいのかわからないが、「ゆるふわ日常系」?
平山さんの毎日を淡々と見せられるのだが、これがものすごく面白い。
同じような毎日でも何かが少し違っていて、間違い探しをしている気分。
徐々に平山
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

4.0

特典欲しさに鑑賞。

劇場版ということで物語の内容のスケールもデカく、全体的によく出来てた。
特にヨルさんが可愛い&カッコいい!

通路を挟んだ隣の席の小学生男児が開始時からずっと集中できずにモゾモゾ
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ダンジョン飯 Delicious in Dungeon(2023年製作の映画)

4.5

小冊子目当てに映画館へ。
小冊子、意外と立派な作りで驚いた。

作画がとても良くて、テンポも結構早め。
TVで2クールやるとのことだけど、これならラストまで描き切れるのかもしれないとの期待大。
魔物食
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カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

3.6

ファンタジーをファンタジーとして見るには説得力が必要だと思っているので、今作はそれが欠けるというか、ちょいちょい気になっちゃう事象が多くて少し残念。

ただ、最後に家が落下して落ち着いた先があの場所で
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.4

吹替版で鑑賞。
会員になってる映画館では本日が上映最終日なので慌てて観に行ってきた。

前作もすごかったけど、今作は更に上を行く仕上がり。
セル画風の平面キャラと漫画風の平面キャラと3Dキャラが同じ画
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.9

TVドラマ版を見続けて来ての劇場版。
ドラマ版と同じく脚本がお見事。

泉くんの衣装は今回も素敵で、原作ではルーブルに同行してなかったけど、本作では同行した意味がちゃんとあって脚本の構成力に感服。
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

吹替版にて鑑賞。

結論から述べると、最高に面白かった。
スーパーマリオシリーズは2、3、ワールドまでしかプレイしておらず、マリオカートは嗜む程度、一番ハマったのはドクターマリオ…という、マリオとの距
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東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.6

原作未読。
細かいツッコミどころは多いけど、テンポが良く勢いがあり、最後まで飽きずに観ていられた。
ヤンキー達が着てる白シャツがどれもいつもパリッとアイロンかかってて、この世界で誰がアイロンがけしてる
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ザ・グリード(1998年製作の映画)

3.6

普段は見ないモンスターパニック映画だけどTwitterで話題になっていたので鑑賞してみた。

心休まる暇もなくパニックの波が押し寄せる。(展開が速いのでボンヤリしていられない)
モンスターの知能がとん
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カランコエの花(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

登場人物の誰も悪くないから(※幼稚な男子生徒は特にリアル)この結末に対して残念な気持ちになってしまうけど、どんなに偏見は無いと思っていても自分が「当事者」になった瞬間、何を思い何を話すか。

黒板に書
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.8

ポンポさんがひたすらカッコイイ!
場面転換時の表現が独特で面白かった。
”映画を作ること“の情熱が伝わってくる良作。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

よくこんな脚本を考えたなあ(拍手)。
アイルランド内戦と絡めてるということを鑑賞後に知り、なるほど納得。

100年前の設定とはいえ、田舎町の閉塞感がものすごい。
商店のおばさんも常に新しい島内ニュー
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.4

原作は漫画版だけ読んだことがある。
壮大な山岳ミステリーで、謎を解く以前にあまりにも厳しい登山の描写に息が詰まった。

今作はその漫画版をアニメ化とのこと。
雪を踏む音や質感がリアルで、谷口ジロー氏の
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銀の匙 Silver Spoon(2013年製作の映画)

3.4

ケンティーがキラキラを封印して地味な男子高校生を演じていてすごい。
他にも現在活躍中のアラサー俳優が多数出演していて驚いた。

原作が好きなので見てみたけど、どうしても2時間で纏めるとなるとエピソード
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.6

山本耕史さんの胡散臭さが際立っていて素晴らしい。(←失礼ながら基本的に普段から常に胡散臭いと思っている)

弟が幼少期にウルトラ兄弟と怪獣のフィギュア(人形?)を多数所持していたので、メフィラス星人も
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

IMAXで鑑賞。
原作ファンであると同時に長年のThe Birthdayファンでもあるので、爆音のOPに嬉しい鳥肌。(ちょうど明日はライブへ行く!)
スケッチ絵が動き出す演出に、かつての資生堂のCMを
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.5

見終わって、一緒に見てた人を集めて語り合いたい気分になるような、色々と謎だらけの孤島の密室劇。
見る前はR15指定のホラー?怖いの??と不安になっていたが(←ホラー耐性無しなので)、アメリカの映画評論
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

3.5

出演者舞台挨拶付き上映。
身内が当選してくれたので行くことができた。

足元に黒ウサギがいるチラシの写真を見た時からなんとなく内容に予想はついていたため、途中で展開が読めてしまって残念。
ただ、あのお
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花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

4.0

王家衛の作風として画面ブレブレというのが特徴の一つなので、それ4Kとしてどうなの…?と思っていたけど、この作品こそ4Kで大正解。
今作では画面ブレは無く、しっかり隅々まで美しい。
もちろん元の状態でも
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ブエノスアイレス 4Kレストア版(1997年製作の映画)

3.9

長年観たいと思いつつ、そのチャンスは何度もあったのに観ることなく今日まで来てしまった。
同性愛を描いた名作の数々は、主人公達が不当に弾圧されたり差別されたりツライ描写が多くてとても悲しくなってしまうた
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

3.9

何度見ても色々と解せない部分が多いのに、最後の『夢中人』で全部チャラになる。
28年の時を経ても今なおスタイリッシュで、全く色褪せていなかった。(4K上映ありがとう)

満席でとても嬉しかった。
若い
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天使の涙 4Kレストア版(1995年製作の映画)

4.7

映画館で観るのは上映当時以来。
王家衛の中では一番好きな作品。

せっかくの4Kでも映像は当然ブレブレだし、次から次へと喧しい奇人ばっかり出てくるし、よくわからないシーンも豊富なんだけど、音楽含めて最
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ゆるキャン△(2022年製作の映画)

5.0

山の日に鑑賞。
自然の中へお出かけできた気分になった。

かつて高校生だった女の子達5人が、数年経って社会人に。
少し寂しい気もするけど、5人が集まればいつだって青春なのである。
(なでしこちゃん、高
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.3

原作ファンなので公開を楽しみにしていました。
これは…とても素晴らしかった!!

原作を損ねることなく、むしろこうだったらもっといいのに〜と思える部分(雪さんのことを原作では苗字で読んでるとことか他に
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今日もどこかで馬は生まれる(2019年製作の映画)

3.8

「競馬が生み出す夢と現実」
最後の方で競馬ファン達が話していたようにJRAが助成すべきだと思うけども。

ウマ娘のゲームが始まった2021年、初めて引退馬協会の存在を知り、微額ながら寄付をした。
この
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HOMESTAY(2022年製作の映画)

3.6

原作未読。展開は途中から読めていたけど、爽やかにまとまっていた。
若さ故の残酷さがあちこちにあり、こっちはもう大人なもんで観ながら何だかしみじみとしてしまった。
ネタバレは避けるけど、今、日々に悩んで
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.7

ところどころ笑えて面白かったが疲れた。
(フィンチャー作品はだいたい疲れる)
ブラピのカッコ良さは永久に不滅。

SKIN 短編(2018年製作の映画)

3.9

斬新な復讐の仕方に驚き。
他人を肌の色で差別して暴力を振るうことがそもそも間違いなのだと強く訴えかけてくる。(少年たちそれぞれの行く末が心配…)
たった20分とは思えない濃さだった。すごいな。

461個のおべんとう(2020年製作の映画)

3.5

道枝くんの演技を観たくて鑑賞。
お弁当が常に人と人を繋ぐ重要アイテムだった。
親も子もそれぞれの人生で色んな悩みがあるよね…という感想。
ソウルセット全盛期を知る者としては原作者をつい「俊美くん」呼び
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.6

ラスト周辺は、あーそうだったのか〜の連続。母は偉大なり。
オスカーの作った『調査報告書』でパパ(?)がビルの上へ「up」していて救われた気持ち。
主演の少年の演技がとても良かった。
あと“間借り人”の
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.4

観てる間ずっと胃がキリキリ痛かった。猛烈な共感性羞恥…。

「死人に口なし」とはよく言ったもので、故人を利用してうまくやれば利益を得ることも可能だという恐ろしさ、インターネットやSNSの恐ろしさを堪能
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.7

BESTIAで鑑賞。
前作からの続きで、ヴェノムは可愛い。
なんだかんだでエディとヴェノムの仲良しコンビを観るのが楽しい。
まあ、今作のMVPはアンの婚約者・ダンではないかと思う。一般人の割には勇気あ
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.5

原作漫画を読んだので鑑賞。
ところどころに笑える演出があり、極道ものながらエンタメ作品として面白かった。

でも原作ほど主人公の問答無用な強さ・凄さが伝わって来なくて残念に感じた。
「普通」を装ってゆ
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ザ・アウトロー(2018年製作の映画)

3.4

@ テレ東 午後のロードショー

犯人サイドの潜入シーンはオーシャンズシリーズみたいでまあまあ面白かった。
主人公も犯人も全員が邦題の「アウトロー」なんだろうけど、だからと言って主人公のラストの犯行グ
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