もくもくさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

もくもく

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さざなみ(2015年製作の映画)

4.1

恋愛に対して男は名前を付けて保存、女は上書き保存、という言葉を思い出したりしました。
夫!悪気なく余計なこと言いすぎ!天井裏に行くタイミング最悪!とハラハラ。
こういう事あるよねー…なんてげんなり思い
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ヴィジット(2015年製作の映画)

3.9

ババアの元気な映画に外れ無し。
という訳でヴィジット楽しかったです。
普段絶対口にしない言葉ですが、ここは愛を込めてババアと言わせていただきたい。
「スペル」や「レギオン」と並ぶ、愛すべきババア。笑え
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ズートピア(2016年製作の映画)

5.0

初の兎警察官ジュディが狐の詐欺師ニックと協力して、失踪事件を捜査するお話。

脚本、美術、現代的倫理観の描写に手抜きがなく、その上で誰が見てもエンターテイメントとして楽しい。説教臭くなりそうになるとち
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

4.0

原作未読。
文句無しにゾンビ映画として面白くて嬉しくなってしまった。
日常から非日常へじわじわ移り変わっていく描写が丁寧で良い。職場での土足の一歩はとても印象的でした。

そして、ためてためて…からの
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フィフス・ウェイブ(2016年製作の映画)

2.5

宇宙からの侵略者アザーズから逃げたり恋愛したりするお話。

とりあえず撒いておけって感じの伏線、唐突なサービスシーン、唐突なラブシーン、主人公を巡る三角関係、雑な演出等々…この感じ…YA小説の映画化か
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テラフォーマーズ(2016年製作の映画)

1.5

火星であの虫達と戦うお話。
もしかしたらこの作品は、三池監督からのSOSなのでは…?と思いたいほど酷かった。
設定の雑さ、台詞の不自然さ、変な間、雑なCG、苦笑いも出来ないギャグ等…細かい突っ込みする
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.2

大自然の中、レオ様が復讐の為にめっちゃがんばるお話。

終始、画面に凄味があった。
アクションシーン(特に冒頭の襲撃)、厳しく美しい自然、色んな液体を出しているレオ様の顔アップ、楽しい食事シーンなどな
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モンスター 変身する美女(2014年製作の映画)

3.8

現実逃避旅行中の主人公が訳ありげな女性と出会うお話。

タイトルやタコ足うねうねなジャケットの印象とは異なり、結構きっちりラブストーリー。主人公の順応性高すぎて面白かった。
生と死、有限と無限、お伽話
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.8

ひっそりと生きる主人公が、あれよあれよと色んな目に合うお話。

嘘、ハンドルネーム、伊達眼鏡、形ばかりの結納、偽の夫婦、偽の参列者、偽の結婚式、偽のsex、偽の友達、偽の海…たくさんの偽物がこれでもか
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アントマン(2015年製作の映画)

4.0

実生活は全然ダメ、泥棒スキルにステータス全振りな主人公が大きくなったり小さくなったりしながら、娘の為にヒーローを頑張るお話。

楽しかった!力の抜け具合や小規模ヒーロー感、あとアベンジャーズ部外者の視
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ロブスター(2015年製作の映画)

4.0

パートナー不在の人は一定期間施設に入れられ、相手を見つけなければ動物にされる世界でのお話。
なんて恐ろしい世界だ。

この映画を楽しめるどうかは、この世界独特のルールを楽しめるかどうかが最大のキモだと
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.2

伝え聞く評判からしていた、「普通に良いだろうな」というぼんやりした予想をずっと超えて良かった。
覗き部屋で女性の仕草を真似て、窓ガラスを鏡のように見立てるシーンが切なくて仕方なかった。自分らしくありた
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.0

メキシコ麻薬カルテル捜査に加わることになったFBIの主人公のお話。
とにかく緊張感が続き、音楽も相まってとにかく息が詰まる。フィクションとはいえリアルに近いんだろうなという描き方で、こんな現状なのかと
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カリフォルニア・ダウン(2015年製作の映画)

3.2

ロック様が色んな乗り物に乗りながら娘を探し回るお話。

大地震で大惨事ですが、あのロック様が助けに来るんだなと思うとハラハラはしません。
娘を助けられ…ないのか…?!のシーンで勝ち確定な音楽が流れたの
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特捜部Q 檻の中の女(2013年製作の映画)

3.8

特捜部Qに左遷になった主人公が、いい感じの相棒と未解決事件に(勝手に)取り組むお話。

なんだかB級感のあるタイトルに半信半疑でしたが、なかなかどうして北欧の暗さ溢れる良質ミステリーサスペンスでした。
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バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

3.0

観てる間全く楽しくなかったかと言われるとそうでもなく、なんかごたごたした感じは嫌いじゃない。DC詳しくなくてわからないこともたくさんあったけど、そこはそんなに気にならなかった。
とにかく主要2人の言動
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パーマネント野ばら(2010年製作の映画)

4.1

漁港の町の、男運の悪い女達のお話。原作未読。

日常を描きつつもこじんまりとしない、そして映画的な喜びがある一本。映像もみずみずしく、笑いの散りばめ方もいい。
吉田大八監督作は、映画の中にどんとカタル
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ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ(2015年製作の映画)

4.1

若い頃の母が出演した80年代B級ホラー映画に入り込んでしまう娘主人公のお話。
ホラー映画の登場人物や展開あるあるをメタに捉えたネタや演出が満載でとにかく楽しい!
ファンタジーな設定だし基本コメディなの
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拳銃と目玉焼(2013年製作の映画)

3.1

冴えない中年男が惚れた女のために、お手製下町ご近所ヒーローとして戦うお話。
自主制作と聞いて身構えたけど、そこはあまり気にならなかった。お話は浪花節、ベタだけど筋が通ってて見やすかった。ただヒロインが
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パージ(2013年製作の映画)

2.5

1年に一度12時間だけ犯罪が合法になる日の、ある家族のお話。一年に一度ガス抜きすれば犯罪率が下がるよって設定は面白そうなのに、作中常に、その理屈納得できるか!ってなるのは作り方の問題なのかしら。
パー
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

5.0

20年ぶりの鑑賞。
当時はあまりのかっこよさ、新しすぎる世界観、生命観に衝撃をうけた作品。今見たら流石に古いのかな…と思いきややっぱり最高にかっこよかった。
人物や街並み等のビジュアルの美しさ、電脳や
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モンスターズ/新種襲来(2014年製作の映画)

3.5

「モンスターズ 地球外生命体」の続編。
モンスターをきっかけに人間同士が醜く争うお話。
モンスターパニック映画を期待して観たら「なんだこれは…」 となってしまいそうな一本。

NASAが宇宙で発
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エージェント・ウルトラ(2015年製作の映画)

3.3

冴えない主人公が実はヤバい奴だった系ラブストーリー。
俳優や設定等面白い要素は沢山なのに、なんだかぼんやりした印象。もっともっとコメディ寄りにした方が恋愛要素も引き立った気がする。
エンディングのアニ
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.7

子供達が行方不明になり、頼りになるんだかならないんだかな警察や暴走気味のお父さんが犯人を探しまくるお話。犯人は誰?が二転三転する展開に気が抜けない見ごたえある一本でした。 ヒューパパの暴走っぷりが怖い>>続きを読む

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ある恋の物語。10代の頃に見ていたら恒夫最低!という感想になっていたかもしれません(笑)でも誰も悪くないんですよね。二人共傷ついて成長して次へと進んでいく。恒夫にもジョゼにも、また次の未来があるのだと>>続きを読む

恋人たち(2015年製作の映画)

4.5

喪失や空虚さ、痛みを持つ3人の主人公達の群像劇。暗い重いだけでなく笑えるシーンも結構多い(美女水!)からか、120分と長めの映画ですがそう感じませんでした。とにかく登場人物がみんな実在しそうな生々しさ>>続きを読む

ハーモニー(2015年製作の映画)

2.9

全ての人が強制的に健康な世界のお話。原作は大変興奮して読んだのでアニメも期待していたのですが、どうしたって尺が足りないなーというのが感想です。あと個人的にはキャラデザがかわいすぎるように感じました。ア>>続きを読む

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(2013年製作の映画)

3.5

やらかしちゃったトム・ハーディが車中で色々な人に電話するお話。過去一度の過ちで全てが駄目になっていくやるせなさ。ストレスMAXな会話が続く上、主人公がずーっと鼻をぐずぐずさせてるのもこちらのフラストレ>>続きを読む

アンチヴァイラル(2012年製作の映画)

4.0

憧れのセレブのお肉(培養)を食べたい、あの芸能人と同じ病気にかかりたいからウイルスください、という映画。
キモかっこよくて変態(褒め言葉)な世界観、
悪夢の描写もラストのアレも、なんともこう…
キモス
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宇宙人ポール(2011年製作の映画)

5.0

イギリスから来たオタクな主人公2人組が、車でアメリカを旅する途中に宇宙人のポールに出会うお話。
この映画の優しいメッセージに救われたので思い入れがあります。
色々なSF映画への愛とオマージュにあふれた
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かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

なんて重たくて悲しいお話なんだろう、というのが感想です。
途中まで、これは女性であることの悲しさと諦めを描いているのかなと思って見ていました。無邪気に過ごす子供時代と違って、
”女であること”や”美し
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シグナル(2014年製作の映画)

3.9

とても好みのSFでした。謎解きも、基本的には主人公の知る情報しか私達にもわからない、説明しすぎない作りなのも好物。カメラワークや色みの美しさも印象的でした。謎体液の汚い感じもよかった。冒頭のゲーセンの>>続きを読む

サード・パーソン(2013年製作の映画)

4.0

3組の男女の物語が交錯していきます。
最後に進むにつれて「えっ?えっ!?」となって、思わずもう一度始めから見たくなる。丁寧な仕掛けに煙にまかれ、クラクラしそうでした。私の解釈はあってるんだろうか?
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リスボンに誘われて(2012年製作の映画)

3.9

一冊の本の作者の足跡を辿っていく主人公のお話。
画面の色彩や構図がとにかく美しく、絵画のような印象を受けました。リスボンに着いた瞬間から画面の彩度が一気に上がったり、眼鏡の新調=新しい視点という暗喩、
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リミットレス(2011年製作の映画)

3.3

すごい薬ですごい頭が良くなって、すごいのし上がっていくお話。誰もが夢見る設定と、始めの30分くらいまでめっちゃ面白いです。それでいいのか!?と思わず突っ込んでしまうところもいくつかありますが、さくっと>>続きを読む

クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

4.8

「ロッキーシリーズだし、まあ普通に感動するだろうな」という事前の心構えを遥かに越えてきました。セリフのひとつひとつが印象的。何故戦う?いう問いへの答えに私の涙腺は決壊しました。
結局、自分が自分として
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