モルBさんの映画レビュー・感想・評価

モルB

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とびだせ!ならせ! PUI PUI モルカー(2021年製作の映画)

4.0

・何度でも見たくなるような中毒性のあるアニメーション。
・大画面で見ると羊毛フェルトの起毛の素材の1本1本まで確認できるので、モルカーの息遣いを感じられる。
・従来のストップ・モーションアニメでは見た
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復讐者たち(2020年製作の映画)

4.3

・ホロコーストを生き延びたユダヤ人が立てた復讐計画を軸にした戦後ドラマ。
・憎しみの連鎖を生み出す戦争反対というメッセージを悲壮感を込めて表現している。
・シリアスな部分をパワーアップさせたイングロリ
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横道世之介(2013年製作の映画)

5.0

・普通のこと、ありふれた事が特別な事に変わっていく。
・しばらく忘れていた存在がある日、特別な存在に変わる感覚がまさに映画「横道世之介」と主人公「横道世之介」とリンクする。
・可愛らしさに悶え、相互理
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遊びの時間は終らない(1991年製作の映画)

4.3

・ただ真面目に訓練を全うしようとする生真面目な警官が、犯人役に徹するあまりに暴走していくコメディー。
・荒唐無稽な設定ながら民衆やマスコミの醜悪さを皮肉たっぷりに突き付けてくる。
・実直で真面目という
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時をかける少女(2006年製作の映画)

4.0

・『竜とそばかすの姫』観賞後に観たくなったのは、『サマーウォーズ』ではなく、こっち。
・『時をかける少女』に関しては、大林宣彦の焼き直しばかりのリメイクの中で、完全に振り切った本作は新たなスタンダード
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.5

・ハードルを目一杯高くして望んだけど、その予想を軽く超えて行った。IMAX鑑賞で正解!
・鑑賞直後は考察する事がもったいなく感じて、しばらく歌の余韻に浸っていたいと思った。
・クレジット見るまで声優が
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ファイナル・プラン(2020年製作の映画)

3.0

・安定のリーアム・ニーソンお馴染みの反撃アクションもの。
・爆弾の専門家としての話の割に、何故か爆破シーンは控えめ。
・難しいことは考えず、安心して観られるB級エンタメ。これからもリーアム・ニーソンに
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.0

・ジェームズ・ガンのリブート版を観る前に復習。ハーレイ・クイン以外に見所がないという印象は変わらず。
・曲の使い方が選曲も含めて雑過ぎて冷めてしまうし、アクションも同じことの繰り返しで飽きてしまう。D
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唐人街探偵 東京 MISSION(2020年製作の映画)

3.2

・ここまで振り切ってくれると悪ふざけも清々しく好感度がもてる。
・日本が舞台でもここまで出来るんだという感心と、日本人が居ながらの謎の日本文化に、苦笑いのマッチアップ。
・これでもかと言うくらいに考え
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.4

・ハリウッドが作った本格的な怪獣映画。ビック2が香港に見えない香港を思い存分破壊し尽くす!
・コングは娘に弱い巨大なオヤジ、ゴジラは災害と見立てると怪獣映画の形を借りた、ディザスター映画!
・小栗旬は
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

5.0

・今、観ることの出来る最新で最高の正統派スリラー。
・細かい配慮が隅々まで行き届いた傑作。最低限の表現で最大限の情報を伝えてくる手腕は前作以上!
・キーラ・アレンの今後の活躍が本当に楽しみ!

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.1

・公開当時はあまり感じなかったけど、連続して観てみるとシャイニングを意識したX-MENという印象。
・前作のオマージュが連続する辺りは、むしろキューブリックの画力の凄さを再確認する事ができた気がする。
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.3

・午前十時の映画祭で鑑賞。名作をありがとう!
・もはや古典の仲間入りを果たしているホラー映画の定番作品。何回見ても思わず唸ってしまう。
・観る視点によって様々な考察が可能なのがこの作品の最大の魅力。(
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.6

・オープニングのマーベルのロゴを久々にスクリーンで見られただけでも満足!おかえりなさい、マーベル!
・この後に何が起こるか分かってるからナターシャのセリフにはフラグが立ちまくって切なくなるけど、エレー
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ライトハウス(2019年製作の映画)

4.8

・比較的荒めの階調のモノクロ映画。終始なっている音が不安を描き立て続ける。
・光と狂気と男性の有毒な部分を映像に焼きつけたという鮮烈な作品。
・ほとんど説明が無いまま話が進むけど、全く目が離せないのは
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オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.9

・シャーリーズ・セロンがとにかくカッコいい。
・ストーリーが飲み込みやすく、不老不死の扱い方も絶妙でこの手の話にありがちな荒唐無稽な作品になっていない。
・仲間の構成もバランスが良く、続編を見てみたい
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愚行録(2017年製作の映画)

5.0

・石川慶監督の衝撃のデビュー作。日本人離れした作画に惚れ惚れする。
・見終わった後も嫌な感じが続く、いわゆる「イヤミス」の代表的な作品。タイトル通りの全員嫌なヤツのオンパレード。
・悪意ではなく、まさ
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1秒先の彼女(2020年製作の映画)

3.3

・七夕バレンタインという風習を初めて知った。可愛くまとまったノスタルジックなほっこりラブコメディ。
・前半は不器用にしか生きられない女性目線の話運びに好感が持てた。
・後半は完全に男性目線の演出が続く
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アジアの天使(2021年製作の映画)

4.7

・国籍も性格も価値観も違う人々の交流を描いたロードムービー。日本側も韓国側も家族が一枚岩ではなく、互いの国に対しても偏見があるという辺りが設定として面白い。
・食事シーンを用いて心を通わせた事を示す表
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はるヲうるひと(2020年製作の映画)

3.0

・佐藤二郎史上最高の負のオーラを放ちまくる狂気のキャラクターの圧倒的な存在感を堪能する作品。
・いつ崩れてもおかしくない、ギリギリのバランスで見ている側を不安定な世界に引き込んでゆく。
・様々な方言(
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6アンダーグラウンド(2019年製作の映画)

4.0

・考えうる全てのアクションが詰め込まれていると言っても過言では無いほどの充実ぶり。
・配信限定なのがもったいない!
・各メンバーの行動原理みたいなものを盛り込めばストーリー的にももっと盛り上がった気が
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夏への扉 ―キミのいる未来へ―(2021年製作の映画)

3.0

・タイムトラベルものの総集編という感じ。王道の伏線回収はこれからこのジャンルを見てみたい人にとっての入門編としては最適。
・残念なのが女性差別観も昔の王道映画の時代を踏襲してしまっているところ。
・自
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Arc アーク(2021年製作の映画)

3.4

・SF的なテーマを扱っているのに未来的なテクノロジーがほとんどないアナログ的表現をメインしたり、ドキュメンタリー風な演出が挟まれていたりと、日本版SFの可能性を開いた意欲作。
・日本映画というよりヨー
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いとみち(2020年製作の映画)

4.4

・楽器の鳴りの変化がリアル。当初思ってた以上の音楽映画でびっくりした。
・津軽弁の響きが力強く美しい。津軽三味線とのマッチングで説得力が格段にアップしている。
・言葉と音色に加えて風景からも空気が伝わ
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

4.3

・今見ている映画の原点を劇場で初体験。
・ストーリーと言うより、時代背景を感じてほしい作品。
・当時の社会情勢誰を感じるのが難しかったら、登場人物の中で誰が一番自由だったのか?という視点で見ると理解が
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トゥルーノース(2020年製作の映画)

4.4

・この作品が英語のアニメで良かった。実写で観たら完全にトラウマになって立ち直れなかったかも知れないほどのヘビーさ。
・ドキュメンタリーに寄せすぎず、ちゃんと物語になってるのが見事。
・国家体制そのもの
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モータルコンバット(2021年製作の映画)

3.3

・キャラクターの掘り下げや駆け引きよりも、バトル優先の展開。ゲームが原作だからだと言えばそれまでだけど。
・タイトルにもなってる『モータルコンバット』とやらがカケラも行われないのはかなり斬新。
・『エ
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グリード ファストファッション帝国の真実(2019年製作の映画)

4.3

・ファッション版、ファーストフード・ネイション。
・風刺の効いたブラック・コメディー。そこ拾う?って言うくらいのリアルな視点や深読みできる部分も多い大好物なタイプの作品。
・貧困や格差についての描写に
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カムバック・トゥ・ハリウッド!!(2020年製作の映画)

3.7

・大物役者による、ハリウッド内幕もの殺人大喜利コメディー。
・作りかけの『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』という感じが妙な可笑しさを生み出してる。
・一言で言うと不謹慎。ダメな人はとこと
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.4

・前作のダメだったところがいくつか改善されていて、良質なエンタメ作品になった。
・アクションに関しては国内の全作品で間違い無くトップの出来。スタントを使わないので、明るい所でのアクションが多く、アング
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.8

・大喜利要素の高かった前作から大幅なスケールアップが施された超大作となった分、普通の大作映画に。
・客席の物音にいちいちビクッとした前作が懐かしい。
・このシリーズは劇場で観ないと良さが分かりにくい。

スパイダーマン(2002年製作の映画)

3.6

・何度も制作されたシリーズの第一作目と言う事もあってトビー・マグワイア版がオリジナルな感じが未だにしてしまう。
・スパイダーマンに期待している部分はほとんど網羅しているけど、難を言えばヴィランのデザイ
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

4.3

・シェイクスピアの有名な物語をセリフはそのまま、舞台だけを現代に置き換えた。
・若き日のディカプリオとクレア・デインズが眩しすぎる。それを堪能するだけでも十分価値のある作品。
・50年後の人が見返した
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あの夏のルカ(2021年製作の映画)

4.0

・主人公が人間じゃ無いのはピクサーの真骨頂だけど、今作は背景がいわゆるCGっぽくなく、色鉛筆で描いた様な温かい色調が印象的。
・コレがピクサーと思えるほどのどストレートな物語。かつてのディズニーがやっ
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AWAKE アウェイク(2021年製作の映画)

2.3

・眠れないというワンシチュエーションにかけたサスペンス。敵が居ないのにどんどん弱っていく描写はなかなか怖い。
・日常の崩壊と家族の再生を睡眠をキーにした新しいロードムービー。
・睡眠を失うメカニズムは
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COLA WARS / コカ・コーラ vs.ペプシ(2019年製作の映画)

4.0

・絶対的王者のコカコーラに対して挑戦者ペプシの熱い戦いの歴史。
・懐かしいCMやニュースが次々と流れ、当時のことを鮮明に思い出す。
・たかが炭酸飲料で世界中が振り回されてた日々を思い出す。
・ちなみに
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