モルBさんの映画レビュー・感想・評価

モルB

モルB

街の上で(2019年製作の映画)

4.7

・この映画で繰り広げられているのは、本来なら誰も目を向ける事のない物事を愛おしく切り取ったもの。
・微妙にズレ続ける登場人物たちの何気ない日常の切り取り方が愛おしい。今泉力哉監督の最高傑作!
・今も彼
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AVA/エヴァ(2020年製作の映画)

3.0

・俳優陣は豪華で演技も堪能できる。
・アクション全開の映画と思いきや、ドラマパートが長く途中若干間延びする印象。
・目新しい演出やアクションの目玉もなく、全体的に薄味。

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.0

・ベタな入れ替わりコメディーでありながら、暴力描写はしっかりめ。
・かなり濃いめのB級感が漂っていたけど、ヴィンス・ヴォーンの演技もあって、満足度は高め。
・でも、ツッコミどころは満載。

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.6

・90分で上手くまとめた、タイムループもののラブコメディー。
・男女の価値観の違いをしっかりと入れ込んでる辺りが今風。
・オールジャンルの要素が入った、正統派のエンタメ作品。

サンドラの小さな家(2020年製作の映画)

4.1

・DVから受けるダメージを生々しく描く事で、被害者の悲劇と同時に、加害者に対して許せない感情をあぶり出す。
・さりげない優しさや、関わりから生まれる絆が押しつけがましくなく、暖かい気持ちにさせてくれる
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21ブリッジ(2019年製作の映画)

3.7

・懐かしの70年代社会派アクション映画のアップデート版。
・B級感を感じさせるギリギリのラインだが、満足度は高め。
・チャドウィック・ボーズマンの姿をしっかりを胸に刻み込むために重要な作品。

ミナリ(2020年製作の映画)

3.6

・アメリカンドリームに翻弄された家族の物語。
・ほぼアメリカ人で作られた、ほぼ韓国語のハリウッド映画というレアな作品。
・日本のとあるドラマを彷彿させる物語で、なんの違和感もなく飲み込める。

ビバリウム(2019年製作の映画)

3.6

・秀逸なアイデアのシチュエーション・ホラー。怖さよりも不愉快を全面的に押し出してきている。
・多様な解釈が可能なので、何にどんな意味を見出すのかは見る側に完全に委ねられている。
・主役はメインキャスト
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.0

・予告編での中間部の重要なネタバレや予告編によるミスリードが逆にノイズに。
・予告編を観ずに行けばかなり楽しめる!
・十分楽しめたけど、欲を言えばリスクを覚悟して思い切った演出で攻めて欲しかった。

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.3

・とにかく凄いものを観た!としか言いようが無い。
・グロかわいい世界観と狂気が入り混じる、他に類を見ない作家性に驚愕!
・エンドロールでこれほど驚いた映画というのも今まで記憶にない。

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.7

・アメリカの高齢ワーキャンパーの実態に迫る。
・お金や老後の心配から解き放たれて自由を手に入れた人々の物語。
・希望と絶望、夢と現実、生と死などの対立した概念が半々に混ざった状態で示される。

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.6

・テンポもよく事前に想像してた何倍も良かった。
・主役の2人は一歩間違えれば「気持ち悪い」役柄になりかねないのに、愛すべき隣人として演じた成田凌と清原伽耶の演技が素晴らしい!
・『普通の社会』とはたく
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トムとジェリー(2021年製作の映画)

3.1

・音楽とキャスティングは最高!
・一方、なまじリアルな背景のために、破壊されてゆく全てのものに苦しさを感じるし、ジェリーによるトムいじめが生々しく映る。
・同様に、前半の何も悪い事をしていない人達が次
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.3

・凄まじいモノを観てしまった!
・長く続いたシリーズを見事な着地でちゃんと終わらせた貴重な作品。
・後半の怒涛の展開でこの間のシリーズが言葉ではなく、イメージで伝わって来たのに震えた。

ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

3.7

・ディズニーが思うアジアへの敬意に溢れている作品。
・プリンセスものの次世代への橋渡しを強く意識した過渡的な試みが随所に見られる。
・次作の完成度でこの作品の意味付けが大きく変わる可能性を感じさせる。
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フィールズ・グッド・マン(2020年製作の映画)

3.4

・この映画の続編が現実で起こってしまったという所に現代の抱える闇を感じてしまう。
・ぺぺという優しい存在を、アメリカそのものとして捉えた時、この作品の伝えたかった事が見えて来る。
・ネットの匿名性をこ
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ライアー×ライアー(2021年製作の映画)

3.0

・そんなワケあるかいっ!と思う危うい設定ながら最後までちゃんと観られるのは、主演の2人の初々しい魅力ゆえ。
・観る前はかなりナメてだけど、いい意味で裏切られた。
・カメラワークのユニークさと森七菜の演
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

4.7

・前半は「自分は一体何を観せられているのだろう?」と極度の混乱が襲いかかってくるシュールな展開がひたすら続く。
・なんの説明も無く、「皆さんご存知のあのバクラウの話ですよ」と言わんばかりの観客を置き去
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

5.0

・「幸せのあり方」や「生きづらさ」などの善悪を一方的にジャッジすることなく、極めて上品で優しさに満ちた方法で表現している。
・様々な数の「普通」が提示される。それは気が付かずに引かれた境界線の様に思え
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野球少女(2019年製作の映画)

4.0

・野球って本当に良いなぁとしみじみ思った。
・恋愛要素をあえて入れなかったおかげで純度の高い「ガラスの天井」もの作品に仕上がっていると言う印象。
・夢を叶える事よりも、挑戦することへの尊さを教えてくれ
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.1

・巻き込まれ型アクション映画のお手本のような作品。
・新しいアクションも取り入れていて、きっちりと作り込まれてる。
・バカコメディだと思ってたから、意外にも本格的でビックリした。

藁にもすがる獣たち(2020年製作の映画)

4.0

・一定のテンポで話が進むのがちょっとだけもったいないと感じた。ラストに向けての緩急があれば更に引き込まれたと思う。
・韓国版パルプフィクション!
・エンターテイメント映画としては申し分なし!

DAU. ナターシャ(2020年製作の映画)

2.8

・今まで観た映画の中で最も狂気に満ちていて、恐ろしく、おぞましい。
・映画としてのバランスを考えないシーン配分や、微妙にグラつくカメラワークが生々しいリアル感を生み出している。
・人間の尊厳を破壊して
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ジャスト 6.5 闘いの証(2019年製作の映画)

5.0

・秀逸なオープニングシーンから引き込まれて、アッと言う間にラストまで駆け抜ける。
・庶民の凄まじい貧困、弱者の人権を蔑ろにする理不尽な社会システム、権力を笠に着た警察の横暴などがドキュメンタリーかと思
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ウォーデン 消えた死刑囚(2019年製作の映画)

4.8

・正義側が出世を、悪側が真実を…と、非常に独特な切り口のブラックコメディ。
・検閲が厳しい国だからこそ、不寛容で不公平な社会システムを間接的に語る話法は見事!
・刑務所もの映画の中ではトップクラスの面
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.6

・「好き」と「生きる」を題材にする今泉力哉監督の真骨頂。
・懐かしさと羨ましさが渾然一体となる。
・中間部でかなりエグめの表現があり、そこが受け入れられるかどうかで評価が分かれそう。

ベイビーティース(2019年製作の映画)

3.6

・いわゆる難病モノとは一線を引く作品。死を目前とした主人公の周りの人たちが奇行に走るのは、死をチラつかせて涙を誘う日本の映画とは大違い。
・登場人物が全員どこか拗らせていて、完璧な人間性や優しさを押し
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マーメイド・イン・パリ(2020年製作の映画)

4.4

・ヨーロッパ映画らしい美しい色使い。
・人魚姫の話はこうあってほしいと思った。
・実はトキメキに最初から囲まれていた…といわんばかりのキラキラした小物たちが全て魅力的。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

5.0

・新たな名作の誕生!価値観を激しく揺さぶられた。
・我々の住む社会って一体…という思いで苦しくなる。
・大好物の『簡単に矯正出来ない欠点を抱えた人物映画」の中でも突出した作品!

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

4.6

・世間が強要してくる幸せや家族の絆にまつわる呪いに常識が歪んでゆくホラー。
・歪な女性像を通して、良き母親像、理想の家族像の欺瞞を皮肉たっぷりに表現。
・個人的には大好きだけど、はっきりと好き嫌いが分
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大脱出3(2019年製作の映画)

1.4

・「ショーシャンクの空に」と同じセットで撮影されてるのに…(笑)
・意味不明な前作からかなり持ち直したものの、もはや脱出をする話ではなくなってるという迷走っぷり。
・アクション以外は、登場人物の口論だ
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

・Netflixのオススメに出て来ていて(マッチ度90!)、名作との感想が多かったので鑑賞。個人的にはどうしても最後まで乗れなかった。
・メアリー目線で観賞すると、真実を知らずに騙されて結ばれた結果と
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羊飼いと風船(2019年製作の映画)

4.6

・想像していた以上に濃密な家族映画。
・改めて古い伝統とは男性に有利に働くようにできていて、その優位性に無自覚な事に気付かされる。
・古い価値観と闘う女性の物語として観ると胸が熱くなる。

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

5.0

・登場人物の中に自分の嫌な所を見つけ、成仏させるタイプの映画。
・観た後に誰かと色々と語らずにはいられない作品。
・目標や考え方の基準となっていたものが、ある日突然失われたら、人はどうなってしまうのか
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ジョーカー(2019年製作の映画)

5.0

・IMAXにも興奮したけど、Dolby Cinemaはそれ以上!体感できて本当に良かった!
・ストレスフリーの自然な大音量、何度も観てるはずなのにまるで初めて観たかのような感覚。
・こんなに短い映画だ
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アンチ・ライフ(2020年製作の映画)

2.0

・結局、何が言いたかったのかが最後まで不明。
・気持ちいいくらいのB級感!(割と好き)
・監督の意図しないタイプの爆笑ポイントが多数あり!

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